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第3章 王立フェブリア学院 ~ 2年生編 ~
第67話 季節は巡り
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この学院に来て1年が経過した。初等部の2年生となった俺はクラスも昇格してEクラスとなった。
日々の訓練は気が向いた時にしかしていなかったが、学院に通うようになって実技訓練があるため必然とステータスが向上していった。
現在のステータスがこんな感じになっている。
ケビン・カロトバウン
男性 7歳(今年8歳) 種族:人間
職業:初等部2年生
状態:感傷
Lv.1
HP:225
MP:420
筋力:120
耐久:105
魔力:220
精神:200
敏捷:470
スキル
【言語理解】【創造】【センス】【隠蔽】【偽装】
【千里眼】【完全鑑定】【剣術適性】【魔法適性】
【体力増大】【魔力増大】【無限収納】【無詠唱】
【胆力 Lv.2】【剣術 Lv.6】
【身体強化 Lv.5】【属性強化 Lv.6】
【完全探知 Lv.8】【生命隠蔽 Lv.8】
【状態異常無効】【魔力操作 Lv.EX】
魔法系統
【火魔法 Lv.5】【水魔法 Lv.6】【雷魔法 Lv.5】
【土魔法 Lv.5】【風魔法 Lv.7】【光魔法 Lv.1】
【闇魔法 Lv.1】
加護
女神の寵愛
原初神の加護
称号
アキバの魔法使い
女神の伴侶
ゴロゴロの同志
舐めプの達人
逃走者
【胆力】
物事を恐れたり気おくれしたりしない気力。
これは中二くさい魔法詠唱を頑張っていたらいつの間にかついていた。魔法系統も座学を真面目に受けていたらいつの間にか増えていた。これで基本属性は全て覚えられたこととなる。
【舐めプの達人】
舐めプを周囲を気にせず平然とやってのける者。舐めプ中にステータスに補正がかかる。
これは代表戦の時のが原因でついたのだろう。
【逃走者】
逃走を繰り返している者。敏捷に補正がかかる。
姉さんから逃げていたらいつの間にか得ていた。敏捷の上がり方が高かったのはきっとこのせいだろうと思う。
相変わらず筋力と耐久の伸びが悪い。まぁ、あまり動きたくなくてゴロゴロしているのが原因だろうが、それでも上がっているのは一重に実技訓練の賜物だろうか。
このままいけば魔法専門職のステータスに偏りそうだから何とかしたいのだが、如何せん体力を使うことはだるくて敬遠になりがちである。
バランス良くステータスが落ち着くのはいつのことになるのやら……
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
今年から2年に進級したこともあり、新入生が一年生として入学してくる。月日が経つのは早いものである。前世の記憶がある分しみじみと思ってしまう。
新入生も色々と変な奴がくるのだろう。なるべく関わらずにいたいものだが。
「ケビン君、おはよう」
「カトレアか。おはよう」
「とうとうEクラスになっちゃったね」
「今年1年頑張れよ。クラス落ちしたら笑ってやる」
「もぉ、せっかく考えないようにしてたのに。折角だから今年も闘技大会でワンランクアップ目指さない?」
「お前だけでやってろ。俺は別に下位クラスでも構わない」
「ケビン君が真面目にやったら結構いい線いけると思うのに」
「お前はただ単に筆記試験を免れたいだけだろ。今年は精々気合を入れるんだな」
隣でむくれている阿呆を他所に俺は外に視線を向けてみた。ぞろぞろとやって来ているのは新1年生だろう。キョロキョロしているやつが多い。
誘導係に見覚えのあるやつがいた。クリスだ。こういう仕事でまた小遣い稼ぎでもしているのだろう。他にもチラホラと学院生が誘導係を担っているのが見えた。
誘導をしているクリスに至っては目が危ないヤツになっているが、ショタコンがぶり返しているんじゃないのか?
『マスターがあまり構ってあげないから、フラストレーションが溜まっているんじゃないですか?』
『構ってたら俺のフラストレーションが溜まるだろ』
『今日はお昼にでも誘ったらどうです? 犯罪者に堕ちる前に』
『物騒なこと言うなぁ。そこまで堕ちてはいかないだろ』
『結構ヤバいと思いますよ。見てくださいよ、ヨダレ垂らして目は血走っていますから』
そのクリスは遠くから見ていても1年生とは違う意味で挙動不審になっている。仕方がないからサナの言う通りにするか。姉さんから逃げられるならそれはそれでいいや。
ケビンは風魔法に声を乗せてクリスの所まで届けることにした。
「クリス、変質者になりかけているお前に朗報だ……」
「ケ、ケビン君!? どこ?」
キョロキョロと辺りを見渡しているが、クリスはケビンの姿を見つけることができない。
「真面目にクエストを終わらせたら昼飯を一緒に食べてやる」
その言葉を聞いたクリスは1人でガッツポーズをするのだった。その姿を見た周りの1年生は変な人でも見るかのような視線になっていたが、当のクリスは浮かれていて気づく様子はない。
「だからいつも通りのお前に戻れ。傍から見たらヤバいぞ、今のお前の状態は」
「わかった。真面目にクエスト頑張るからご褒美を期待してるね」
それからのクリスは変質者になることなく、真面目に誘導をこなしていたのだった。
「ねぇ、さっきから外眺めてブツブツ言っているけど、1年生に知り合いでもいるの?」
「いねぇよ。誘導係にいるだけだ」
「誘導係? あれ、学院部の人たちよね? 何やってるの?」
「クエストだよ。小遣い稼ぎに丁度良いんだとよ。前に話した時にはそんなことを言っていたな」
「大人のお姉さんたちばかりだね。年上が好きなの?」
「何故そうなる? 何でも恋愛事に結びつけてしまうお前はスイーツ脳か!」
「言葉の意味はわからないけど、何となく貶されてるのはわかるよ」
(ガラッ)
「みんな席についてー」
ジュディさんが教室へ入って来たらいつも通りの日常が始まる。その日は教室に残ったままだと姉さんに捕捉されてしまうので、早々とサボりに出かけたのだった。
昼になると真面目にクエストを頑張ったクリスと一緒に学院部の方のカフェテリアへと赴いたが、結構な喜びようだったから少しはフラストレーションも治まっただろう。
今年1年もダラダラ過ごせるように努力を重ねていこう……
ケビンはクリスと昼食を摂りながら、そのようなことを心に刻みつけるのであった。
日々の訓練は気が向いた時にしかしていなかったが、学院に通うようになって実技訓練があるため必然とステータスが向上していった。
現在のステータスがこんな感じになっている。
ケビン・カロトバウン
男性 7歳(今年8歳) 種族:人間
職業:初等部2年生
状態:感傷
Lv.1
HP:225
MP:420
筋力:120
耐久:105
魔力:220
精神:200
敏捷:470
スキル
【言語理解】【創造】【センス】【隠蔽】【偽装】
【千里眼】【完全鑑定】【剣術適性】【魔法適性】
【体力増大】【魔力増大】【無限収納】【無詠唱】
【胆力 Lv.2】【剣術 Lv.6】
【身体強化 Lv.5】【属性強化 Lv.6】
【完全探知 Lv.8】【生命隠蔽 Lv.8】
【状態異常無効】【魔力操作 Lv.EX】
魔法系統
【火魔法 Lv.5】【水魔法 Lv.6】【雷魔法 Lv.5】
【土魔法 Lv.5】【風魔法 Lv.7】【光魔法 Lv.1】
【闇魔法 Lv.1】
加護
女神の寵愛
原初神の加護
称号
アキバの魔法使い
女神の伴侶
ゴロゴロの同志
舐めプの達人
逃走者
【胆力】
物事を恐れたり気おくれしたりしない気力。
これは中二くさい魔法詠唱を頑張っていたらいつの間にかついていた。魔法系統も座学を真面目に受けていたらいつの間にか増えていた。これで基本属性は全て覚えられたこととなる。
【舐めプの達人】
舐めプを周囲を気にせず平然とやってのける者。舐めプ中にステータスに補正がかかる。
これは代表戦の時のが原因でついたのだろう。
【逃走者】
逃走を繰り返している者。敏捷に補正がかかる。
姉さんから逃げていたらいつの間にか得ていた。敏捷の上がり方が高かったのはきっとこのせいだろうと思う。
相変わらず筋力と耐久の伸びが悪い。まぁ、あまり動きたくなくてゴロゴロしているのが原因だろうが、それでも上がっているのは一重に実技訓練の賜物だろうか。
このままいけば魔法専門職のステータスに偏りそうだから何とかしたいのだが、如何せん体力を使うことはだるくて敬遠になりがちである。
バランス良くステータスが落ち着くのはいつのことになるのやら……
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
今年から2年に進級したこともあり、新入生が一年生として入学してくる。月日が経つのは早いものである。前世の記憶がある分しみじみと思ってしまう。
新入生も色々と変な奴がくるのだろう。なるべく関わらずにいたいものだが。
「ケビン君、おはよう」
「カトレアか。おはよう」
「とうとうEクラスになっちゃったね」
「今年1年頑張れよ。クラス落ちしたら笑ってやる」
「もぉ、せっかく考えないようにしてたのに。折角だから今年も闘技大会でワンランクアップ目指さない?」
「お前だけでやってろ。俺は別に下位クラスでも構わない」
「ケビン君が真面目にやったら結構いい線いけると思うのに」
「お前はただ単に筆記試験を免れたいだけだろ。今年は精々気合を入れるんだな」
隣でむくれている阿呆を他所に俺は外に視線を向けてみた。ぞろぞろとやって来ているのは新1年生だろう。キョロキョロしているやつが多い。
誘導係に見覚えのあるやつがいた。クリスだ。こういう仕事でまた小遣い稼ぎでもしているのだろう。他にもチラホラと学院生が誘導係を担っているのが見えた。
誘導をしているクリスに至っては目が危ないヤツになっているが、ショタコンがぶり返しているんじゃないのか?
『マスターがあまり構ってあげないから、フラストレーションが溜まっているんじゃないですか?』
『構ってたら俺のフラストレーションが溜まるだろ』
『今日はお昼にでも誘ったらどうです? 犯罪者に堕ちる前に』
『物騒なこと言うなぁ。そこまで堕ちてはいかないだろ』
『結構ヤバいと思いますよ。見てくださいよ、ヨダレ垂らして目は血走っていますから』
そのクリスは遠くから見ていても1年生とは違う意味で挙動不審になっている。仕方がないからサナの言う通りにするか。姉さんから逃げられるならそれはそれでいいや。
ケビンは風魔法に声を乗せてクリスの所まで届けることにした。
「クリス、変質者になりかけているお前に朗報だ……」
「ケ、ケビン君!? どこ?」
キョロキョロと辺りを見渡しているが、クリスはケビンの姿を見つけることができない。
「真面目にクエストを終わらせたら昼飯を一緒に食べてやる」
その言葉を聞いたクリスは1人でガッツポーズをするのだった。その姿を見た周りの1年生は変な人でも見るかのような視線になっていたが、当のクリスは浮かれていて気づく様子はない。
「だからいつも通りのお前に戻れ。傍から見たらヤバいぞ、今のお前の状態は」
「わかった。真面目にクエスト頑張るからご褒美を期待してるね」
それからのクリスは変質者になることなく、真面目に誘導をこなしていたのだった。
「ねぇ、さっきから外眺めてブツブツ言っているけど、1年生に知り合いでもいるの?」
「いねぇよ。誘導係にいるだけだ」
「誘導係? あれ、学院部の人たちよね? 何やってるの?」
「クエストだよ。小遣い稼ぎに丁度良いんだとよ。前に話した時にはそんなことを言っていたな」
「大人のお姉さんたちばかりだね。年上が好きなの?」
「何故そうなる? 何でも恋愛事に結びつけてしまうお前はスイーツ脳か!」
「言葉の意味はわからないけど、何となく貶されてるのはわかるよ」
(ガラッ)
「みんな席についてー」
ジュディさんが教室へ入って来たらいつも通りの日常が始まる。その日は教室に残ったままだと姉さんに捕捉されてしまうので、早々とサボりに出かけたのだった。
昼になると真面目にクエストを頑張ったクリスと一緒に学院部の方のカフェテリアへと赴いたが、結構な喜びようだったから少しはフラストレーションも治まっただろう。
今年1年もダラダラ過ごせるように努力を重ねていこう……
ケビンはクリスと昼食を摂りながら、そのようなことを心に刻みつけるのであった。
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