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第1章 異世界転生
第4話 スキル選択②
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モニターをしばらく眺めてスキルを確認していたら、割とセーフな感じのやつを見つけることが出来た。さっそく質問タイムだな。
「ソフィ、この中の隠しスキルって俺が選んでも大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。そのための【限定解除】だし。気になるスキルがあったら画面をタップすると、説明が見られるよ」
そうなのか……質問する手間が省けたな。色々とタップして精査したあとに選んでみるとするかな。
おや? これはさっきソフィが特典で付けてくれるって言ってたやつだな。
【センス】
ありとあらゆる技能習得や使用において、感覚が増し手助けになる。また、成長補正がかかる。
へぇー、やっぱり隠しスキルなだけあって効果が絶大だな。あれ? 【天地創造】があるのに、似たようなのがあるな。
【創造】
ありとあらゆるものが作れるようになる。既存のものはすぐに作れるが、ないものに関しては想像力次第。代償が必要。
「この【創造】ってスキルが欲しいかな。色々と作れそうだし、物作りとか割と好きだし」
「それはね物だけじゃなくて、ものも含まれているんだよ。隠語ってやつだね。それと代償は素材だったり、魔力だったりするわよ」
「【天地創造】とはどう違うの?」
「【天地創造】は最初の神様が新しい世界を作るのに一々創造していくのが面倒になったから、【創造】を使って【天地創造】を作り上げると手抜きが出来るようにしたんだよ。色々詰合せたセット商品みたいなものだね。そのおかげでずっと長いことかかって創っていってた世界を、なんとたったの1週間もかからず創れるようになったのは流石に喜んでいたね。最後の7日目はお休みにして、ゴロゴロしてるんだよ」
おい、神様よ……世界を作るのに手抜きをしたらいかんだろ。確かに、しんどいかもしれないけれど、そこは頑張って欲しかった。
しかも、休みの日を作ってゴロゴロしているとは……
神様なのに人間味に溢れているな。まるで休日のサラリーマンみたいだ。
ん……待て待て……【創造】を使って【天地創造】を作った……? 【創造】の方が下位互換かと思いきや、まさかの上位互換なのか……ヤバイな。
「1つ目は【創造】を選ぶとして、残り4つはどれにするの?」
「えっ、【創造】を選んでもいいの? 聞いた限りじゃかなりヤバそうなスキルなんですけど。【天地創造】が作れるくらいだし」
「大丈夫だよ。【天地創造】を作るためには神様だけが持つ《神力》っていう力が必要になるし、【天地創造】を作るにしても使うにしても膨大な神力が必要だから。人間には《魔力》しかないから、そこまで難しく考えなくても平気だよ」
そうか……《神力》が必要になるのか。それなら難しく考えなくてもいいかな。所詮、人間には神様の真似事なんて無理なんだし。
「つまり【創造】を持っていても《神力》がない以上、神々のスキルは作れないし、使えないってことでいいかな?」
「うん。その解釈で間違いないよ。だから【創造】を選んでも問題ないよ」
よし、とりあえずは【創造】を取ることにして、あと4つも選べるのか。そもそも俺の考えが正しければ、他のスキルは【創造】さえあれば作ることが可能なはずだ。神々のスキルに該当しなければ。
「隠しスキルって神々のスキルに該当するの?」
「スキルによりけりだよ。身近な所で言えば【神託】というスキルは隠しスキルに該当するけど、【聖女】という特殊職業の人が現れたときはその人に与えたりもするから。神々のスキルでもあるし、人間の使えるスキルでもあるのよ。そういう意味では隠しスキルなのに、ものによっては結構メジャーだったりもするのよね」
「ということは、隠しスキルの中にも【創造】でなんとか作りだせるものも存在すると?」
「そうだよ。ぶっちゃけ【創造】があれば、他のスキルは作れちゃう感じかな」
「じゃあ【創造】スキルだけで、あとは選ぶ必要がないかな」
(他の必要なスキルに関しては、第2の人生がスタートしてから作ることにするか)
「わかったわ。それじゃあ、選ぶスキルは【創造】のみということで。あとは、愛情特典で色々と付けることにするわね」
「お願いするよ」
ん……今、愛情特典って言ってなかったか? ただの特典からランクアップした感じか? まぁ、ソフィに任せてれば問題ないよな。……多分。
そうなるとあとは、転生するだけだな。できれば普通の家庭で産まれたいものだ。産まれた先が犯罪の巣窟だったらいきなり詰みになるしな。
だいたい今は何時くらいなんだろうか? ここに居ると時間感覚がわからなくなるな。どれだけ時間が経っているんだ?
そんなことを考えてしまったもんだから、自然とお腹も空いてきたな。死んでるのにお腹が空くっておかしな感覚だが。
「ソフィ、この中の隠しスキルって俺が選んでも大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。そのための【限定解除】だし。気になるスキルがあったら画面をタップすると、説明が見られるよ」
そうなのか……質問する手間が省けたな。色々とタップして精査したあとに選んでみるとするかな。
おや? これはさっきソフィが特典で付けてくれるって言ってたやつだな。
【センス】
ありとあらゆる技能習得や使用において、感覚が増し手助けになる。また、成長補正がかかる。
へぇー、やっぱり隠しスキルなだけあって効果が絶大だな。あれ? 【天地創造】があるのに、似たようなのがあるな。
【創造】
ありとあらゆるものが作れるようになる。既存のものはすぐに作れるが、ないものに関しては想像力次第。代償が必要。
「この【創造】ってスキルが欲しいかな。色々と作れそうだし、物作りとか割と好きだし」
「それはね物だけじゃなくて、ものも含まれているんだよ。隠語ってやつだね。それと代償は素材だったり、魔力だったりするわよ」
「【天地創造】とはどう違うの?」
「【天地創造】は最初の神様が新しい世界を作るのに一々創造していくのが面倒になったから、【創造】を使って【天地創造】を作り上げると手抜きが出来るようにしたんだよ。色々詰合せたセット商品みたいなものだね。そのおかげでずっと長いことかかって創っていってた世界を、なんとたったの1週間もかからず創れるようになったのは流石に喜んでいたね。最後の7日目はお休みにして、ゴロゴロしてるんだよ」
おい、神様よ……世界を作るのに手抜きをしたらいかんだろ。確かに、しんどいかもしれないけれど、そこは頑張って欲しかった。
しかも、休みの日を作ってゴロゴロしているとは……
神様なのに人間味に溢れているな。まるで休日のサラリーマンみたいだ。
ん……待て待て……【創造】を使って【天地創造】を作った……? 【創造】の方が下位互換かと思いきや、まさかの上位互換なのか……ヤバイな。
「1つ目は【創造】を選ぶとして、残り4つはどれにするの?」
「えっ、【創造】を選んでもいいの? 聞いた限りじゃかなりヤバそうなスキルなんですけど。【天地創造】が作れるくらいだし」
「大丈夫だよ。【天地創造】を作るためには神様だけが持つ《神力》っていう力が必要になるし、【天地創造】を作るにしても使うにしても膨大な神力が必要だから。人間には《魔力》しかないから、そこまで難しく考えなくても平気だよ」
そうか……《神力》が必要になるのか。それなら難しく考えなくてもいいかな。所詮、人間には神様の真似事なんて無理なんだし。
「つまり【創造】を持っていても《神力》がない以上、神々のスキルは作れないし、使えないってことでいいかな?」
「うん。その解釈で間違いないよ。だから【創造】を選んでも問題ないよ」
よし、とりあえずは【創造】を取ることにして、あと4つも選べるのか。そもそも俺の考えが正しければ、他のスキルは【創造】さえあれば作ることが可能なはずだ。神々のスキルに該当しなければ。
「隠しスキルって神々のスキルに該当するの?」
「スキルによりけりだよ。身近な所で言えば【神託】というスキルは隠しスキルに該当するけど、【聖女】という特殊職業の人が現れたときはその人に与えたりもするから。神々のスキルでもあるし、人間の使えるスキルでもあるのよ。そういう意味では隠しスキルなのに、ものによっては結構メジャーだったりもするのよね」
「ということは、隠しスキルの中にも【創造】でなんとか作りだせるものも存在すると?」
「そうだよ。ぶっちゃけ【創造】があれば、他のスキルは作れちゃう感じかな」
「じゃあ【創造】スキルだけで、あとは選ぶ必要がないかな」
(他の必要なスキルに関しては、第2の人生がスタートしてから作ることにするか)
「わかったわ。それじゃあ、選ぶスキルは【創造】のみということで。あとは、愛情特典で色々と付けることにするわね」
「お願いするよ」
ん……今、愛情特典って言ってなかったか? ただの特典からランクアップした感じか? まぁ、ソフィに任せてれば問題ないよな。……多分。
そうなるとあとは、転生するだけだな。できれば普通の家庭で産まれたいものだ。産まれた先が犯罪の巣窟だったらいきなり詰みになるしな。
だいたい今は何時くらいなんだろうか? ここに居ると時間感覚がわからなくなるな。どれだけ時間が経っているんだ?
そんなことを考えてしまったもんだから、自然とお腹も空いてきたな。死んでるのにお腹が空くっておかしな感覚だが。
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