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第三章 消えた死体と笑う森
第一話 はじまり
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よく晴れたある日の午後、ヘデラと私は念願のノッペルンカフェに訪れていた。
店内に溢れるノッペルングッズと、凝った飲食メニューに二人でひとしきりはしゃいだ後、ふと、話が途切れる。
「どしたの。浮かない顔して」
「あのね、私……。ヘデラにきいてみたいことがあって」
ルードのことだ。
先日のこと。少年が消えてみっともなく泣き崩れた私は、いつの間にかルードに抱きしめられる格好になっており、彼の胸を涙でぐしょぐしょにしてしまった。しばらくして我に返って平謝りしたけど、ルードは相変わらず優しいままで。
――さすがにこれは、ただ優しいだけの人の距離感ではないのでは?という可能性に行き当たっているところである。そして、もうひとつの気付きも得た。
「……私、ルードのこと、何も知らないなぁって……」
「は?」
私の呟きに、ヘデラは思いっきり嫌な顔をしてみせる。
「なんだそりゃ。アタシも知らないよあんなやつのこと」
「……ヘデラって、結構ルードに厳しいよね……」
「アイツがそういう態度なんだから仕方ない。嫌って欲しいと思ってる人間のことはお望みどおり嫌ってやらなきゃ。逆に失礼だろ」
ヘデラはそう言って飲み物のストローに口をつける。嫌ってほしい、とはつまり、人を遠ざけたいということだろうか。
これまで、死を遂げた人達に向けられた優しげな、でもどこか悲しげな視線を思い出す。自身の無力を嘆いた背中も。
……そんな人が、どうして孤独にならないといけないんだろう。
ヘデラは少し考えて、私の話に真剣に取り合うことにしてくれたらしい。
「アタシがデルセンベルクに来てすぐくらいだから……三年前に『薄明』ができたんだ。元々この街の人間じゃないらしいけど、出身は誰も知らない。幽霊専門なんて変なギルドだから、冒険者組合はざわついてた。でも上級貴族の連中とコネがあるみたいで、立ち上げ初期から仕事は途切れてなかったな」
三年前といったら、ルードはまだ十七歳だ。まだ学生くらいの歳からこんな仕事をしていたのか。
「だから当然、アイツもどっかの貴族家出身なんだろうって話。本人が一度も姓を名乗ってないから本当のところはわからんけどさ。……それであの顔だから、街中の女に騒がれちゃって。一時はギルドハウスに押しかけるファンなんかも大勢いたみたいよ」
「そ、そうなんだ」
確かに、ルードの見た目なら憧れる女の子は多いだろうな、と思う。……だから女嫌いなんて言われるようになったのかな。
ヘデラは飲み物の氷をストローでかき混ぜながら続けた。
「……それで滅多に人前に出なくなって、仕事も冒険者に振り分けて。押しかけてくる女には超塩対応して。それでも寄ってく女がいるんだから同情するし、いっそ嫌ってくれって言う心境もわかるけどさ……。ああ、でも」
ヘデラはしばし無言で私を見つめる。なんだなんだ。
「アンタに嫌われたら、死んじゃいそうだけどね。アイツ」
「え!?」
「自覚ないの?その指輪」
そう言ってヘデラはびしり、と私の左手を指す。
薬指には、ルードからもらった銀の指輪がきらめいていた。お守りということなので、肌身放さずつけ続けている。ルードが依頼して、ヘデラの彫金のお師匠様が作ってくれたもの、と聞いていた。
「アンタは国外出身だから知らないのかもしれないけど……。こっちでは左手の薬指には、恋人からの指輪しかはめないから」
「へ?」
……そうなの?
私が指輪の位置を変えたとき、真っ赤になったルードを思い出す。あの時のルードと同じ色に私の頬が染まっていく。
「こ、これは!はじめは小指にはめてもらったんだけど、サイズ合わなかったからずらしただけで……!」
「あー、それね。師匠も怒ってたよ『女に指輪を贈るのに、サイズもわからんとか何事か』ってさ。やっぱ合わなかったんだ」
「い、今から右手に変え」
「その場所でいいって言われてんでしょ?いきなり変えたらアイツへこむんじゃない?」
……そうなのかな?そうなのかも。
でもどうしよう。もう知らなかった頃には戻れない。今から帰るのに、ルードの顔をどう見ればいいの!?
「……お願い!ヘデラ!ギルドに一緒に帰って!私いま、ルードの顔をまともに見れない!!」
「はあ!?嫌だよ。このあと仕事あるし」
「お願い!!この前お客様からもらったとびきりおいしいお菓子出すから!」
渋るヘデラは、最終的に『バルドルさんが淹れた紅茶』で買収されてくれた。絶品だそうだ。……なにそれ、私も飲みたい。
*****
「た、ただいま戻りました」
「おかえ、り……?」
私は、ヘデラの背中にこそこそと隠れながら帰宅した。ギルドの広間には何やら書類を読んでいるルードがいて、私の様子に目を瞬かせている。
奥の部屋にはうんうん唸りながらバルドルさんに勉強を見てもらっているナハトの姿もあった。
ルードはヘデラの姿を見ると、怪訝そうに眉をひそめる。
「……なんでお前が?」
「失礼だな。お友達に招待されて来たんですぅ」
ヘデラは後ろの私を親指で示す。やめてやめて、私は今空気になりたいの。
「おや、お客様ですか。ではお茶の準備が必要ですね。ナハト君、手伝ってくれるかな」
「……あ、はい!すいません。いらっしゃ……」
勉強に集中していたナハトが、バルドルさんに声をかけられて慌てて立ち上がる。
そしてこちらをみた途端、びくりと震えて硬直した。
「……アリー姉ちゃん、離れて!」
「え?」
突然、ナハトが大きな声を出す。びっくりして何も言えずにいると、駆け寄ってきて、私とヘデラの間に割って入った。
「なんで……何しに来たんだ。なんでお前がここに居るんだ!」
ナハトは手を広げ、私を庇うように立つ。
そうして憎々しげに、絞り出すように、呼んだ。
「……レイディ……!」
その視線は真っ直ぐに、ヘデラの顔を捉えていた。
店内に溢れるノッペルングッズと、凝った飲食メニューに二人でひとしきりはしゃいだ後、ふと、話が途切れる。
「どしたの。浮かない顔して」
「あのね、私……。ヘデラにきいてみたいことがあって」
ルードのことだ。
先日のこと。少年が消えてみっともなく泣き崩れた私は、いつの間にかルードに抱きしめられる格好になっており、彼の胸を涙でぐしょぐしょにしてしまった。しばらくして我に返って平謝りしたけど、ルードは相変わらず優しいままで。
――さすがにこれは、ただ優しいだけの人の距離感ではないのでは?という可能性に行き当たっているところである。そして、もうひとつの気付きも得た。
「……私、ルードのこと、何も知らないなぁって……」
「は?」
私の呟きに、ヘデラは思いっきり嫌な顔をしてみせる。
「なんだそりゃ。アタシも知らないよあんなやつのこと」
「……ヘデラって、結構ルードに厳しいよね……」
「アイツがそういう態度なんだから仕方ない。嫌って欲しいと思ってる人間のことはお望みどおり嫌ってやらなきゃ。逆に失礼だろ」
ヘデラはそう言って飲み物のストローに口をつける。嫌ってほしい、とはつまり、人を遠ざけたいということだろうか。
これまで、死を遂げた人達に向けられた優しげな、でもどこか悲しげな視線を思い出す。自身の無力を嘆いた背中も。
……そんな人が、どうして孤独にならないといけないんだろう。
ヘデラは少し考えて、私の話に真剣に取り合うことにしてくれたらしい。
「アタシがデルセンベルクに来てすぐくらいだから……三年前に『薄明』ができたんだ。元々この街の人間じゃないらしいけど、出身は誰も知らない。幽霊専門なんて変なギルドだから、冒険者組合はざわついてた。でも上級貴族の連中とコネがあるみたいで、立ち上げ初期から仕事は途切れてなかったな」
三年前といったら、ルードはまだ十七歳だ。まだ学生くらいの歳からこんな仕事をしていたのか。
「だから当然、アイツもどっかの貴族家出身なんだろうって話。本人が一度も姓を名乗ってないから本当のところはわからんけどさ。……それであの顔だから、街中の女に騒がれちゃって。一時はギルドハウスに押しかけるファンなんかも大勢いたみたいよ」
「そ、そうなんだ」
確かに、ルードの見た目なら憧れる女の子は多いだろうな、と思う。……だから女嫌いなんて言われるようになったのかな。
ヘデラは飲み物の氷をストローでかき混ぜながら続けた。
「……それで滅多に人前に出なくなって、仕事も冒険者に振り分けて。押しかけてくる女には超塩対応して。それでも寄ってく女がいるんだから同情するし、いっそ嫌ってくれって言う心境もわかるけどさ……。ああ、でも」
ヘデラはしばし無言で私を見つめる。なんだなんだ。
「アンタに嫌われたら、死んじゃいそうだけどね。アイツ」
「え!?」
「自覚ないの?その指輪」
そう言ってヘデラはびしり、と私の左手を指す。
薬指には、ルードからもらった銀の指輪がきらめいていた。お守りということなので、肌身放さずつけ続けている。ルードが依頼して、ヘデラの彫金のお師匠様が作ってくれたもの、と聞いていた。
「アンタは国外出身だから知らないのかもしれないけど……。こっちでは左手の薬指には、恋人からの指輪しかはめないから」
「へ?」
……そうなの?
私が指輪の位置を変えたとき、真っ赤になったルードを思い出す。あの時のルードと同じ色に私の頬が染まっていく。
「こ、これは!はじめは小指にはめてもらったんだけど、サイズ合わなかったからずらしただけで……!」
「あー、それね。師匠も怒ってたよ『女に指輪を贈るのに、サイズもわからんとか何事か』ってさ。やっぱ合わなかったんだ」
「い、今から右手に変え」
「その場所でいいって言われてんでしょ?いきなり変えたらアイツへこむんじゃない?」
……そうなのかな?そうなのかも。
でもどうしよう。もう知らなかった頃には戻れない。今から帰るのに、ルードの顔をどう見ればいいの!?
「……お願い!ヘデラ!ギルドに一緒に帰って!私いま、ルードの顔をまともに見れない!!」
「はあ!?嫌だよ。このあと仕事あるし」
「お願い!!この前お客様からもらったとびきりおいしいお菓子出すから!」
渋るヘデラは、最終的に『バルドルさんが淹れた紅茶』で買収されてくれた。絶品だそうだ。……なにそれ、私も飲みたい。
*****
「た、ただいま戻りました」
「おかえ、り……?」
私は、ヘデラの背中にこそこそと隠れながら帰宅した。ギルドの広間には何やら書類を読んでいるルードがいて、私の様子に目を瞬かせている。
奥の部屋にはうんうん唸りながらバルドルさんに勉強を見てもらっているナハトの姿もあった。
ルードはヘデラの姿を見ると、怪訝そうに眉をひそめる。
「……なんでお前が?」
「失礼だな。お友達に招待されて来たんですぅ」
ヘデラは後ろの私を親指で示す。やめてやめて、私は今空気になりたいの。
「おや、お客様ですか。ではお茶の準備が必要ですね。ナハト君、手伝ってくれるかな」
「……あ、はい!すいません。いらっしゃ……」
勉強に集中していたナハトが、バルドルさんに声をかけられて慌てて立ち上がる。
そしてこちらをみた途端、びくりと震えて硬直した。
「……アリー姉ちゃん、離れて!」
「え?」
突然、ナハトが大きな声を出す。びっくりして何も言えずにいると、駆け寄ってきて、私とヘデラの間に割って入った。
「なんで……何しに来たんだ。なんでお前がここに居るんだ!」
ナハトは手を広げ、私を庇うように立つ。
そうして憎々しげに、絞り出すように、呼んだ。
「……レイディ……!」
その視線は真っ直ぐに、ヘデラの顔を捉えていた。
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