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君のすべてを

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「滞在は基本二週間以内で......ってアラン様聞いてます?」

セーブルの声掛けに、アランは執務室のソファーで身を揺らした。 

「......ごめん。寝かけてた」

黒髪に手をやりくしゃくしゃと乱して笑う。
対面に座していたセーブルはまったくもうと腕を組むが、その瞳に責める色は少しもなかった。

「悪いが少し外の空気を吸ってくる」

「お供します」

「いやいい。王宮からは出ないから。セブも適当に休憩しててくれ」

そう言い残して部屋を出ていく後ろ姿を心配気な顔でセーブルは見つめる。懐から小さな笛を取り出し、窓を開けて三度吹けば、どこからともなく鷹が飛んできて窓枠に止まった。

「アラン様を追跡してくれ。なるべくばれないように」

イーゴは一声鳴いて飛び立ち木々の合間へと消えていった。
セーブルはソファーに戻り、ハシバミ色に変わった瞳を伏せてふうと息をつく。


庭園と稽古場のどちらに行こうか。
アランは行く先をぼんやり考えつつ廊下を歩いていた。
途中立ち止まって窓の外を見る。視線の先には東の離宮があり、暫く眺めたのちに憂う目を逸らした。


今朝もまた、あの日の夢を見て眠れなかった。

**********

「一撃、って......」

アランは白みかける思考をぎりぎり保ちながら、ライラの背に流れる銀の髪を手で払い除けて恐る恐る背中側を覗き込んだ。幸い腹の傷は背には貫通しておらず、機械人形が持っていた剣で刺し貫かれたものではなさそうだった。

「凶器はわかるか」 

問えばライラは緩慢に辺りを見回す。

「黒のナイフか虫の一部かと。どこかにあると思います」

「黒か......」

黒い得物となると同じく黒い地面が保護色になってすぐ見つけだすのは困難だろう。一瞬そう思ったものの、ライラの傍らに黒く鋭利な物体が落ちておりもしやと思ってアランはそれを手に取った。

それは毒蜂の毒針だった。
握る手を開けば黒い体液ではなく真っ赤な血液がべったりとつき、これが凶器だと確信する。

何故剣ではなくあえて毒針これで刺したのか、思いつく理由はひとつ。

苦しめて殺すため。

動揺で言葉が出なくなる中、ライラの身をあまり揺らさないよう慎重に抱き上げて地面があまり汚れていない場所へと移動させた。
優しく横たえ、傷を改めて見て愕然とする。
刺した後雑に抜かれたらしく、傷は深く腹を抉り大きく横に腹を裂いていた。機械人形の外套を見れば大量の返り血があり、ライラのドレスの裾から覗く脚も流れる血で真っ赤に染まっていた。

夢だと逃避したいが剣士として見てきた経験は否応なしに現実を突き付ける。

毒を含む得物による裂傷。
恐らく複数箇所に及ぶ内臓損傷。
多量の出血。



生きて会話ができることが不思議なくらいだった。

アランは無言で自身の服の裾を裂き、出血点に当てて強く圧迫する。ライラは痛みに顔を歪め、声こそ出さなかったが爪を立ててアランの手を掴んだ。

「アラン様!!」

広場にミカエル率いる若い戦士部隊が走ってきた。ミカエルは目を赤く光らせるロッソを左手に抱え、右手では黒く染まった剣を持っていた。

「アラン様、王太子妃様は?!」

「大事はない。彼女が守ってくれた。リリアナを頼む。あとこちらに毒消しと診療所から人の手配も」

言葉はひどく淡々と響き渡った。
ミカエルはリリアナの姿を認め、ライラとその華奢な腹を引き裂く傷を見、アランを見て。

「...リナ様を呼んで参ります」

そう言って他の戦士達に手早く指示をしたのち、自身は脱兎のごとく王宮へと駆けだした。残る戦士達はリリアナを厳重警護の上王宮へと搬送して行った。

ライラは咳き込み身をよじる。
上半身をそっと抱き起こしてやれば、赤黒く染まってもなお輝く銀の髪が流れる。

「大丈夫か」

大丈夫でないのは一目瞭然だった。しかしそれは悟らせないように声を掛けるとライラは息を整えてアランを見上げた。

「リリー様のお怪我は」

「かすり傷程度だ」

「そうですか、よかった」 

ほう、と安堵の息を吐く。
それからライラは、瀕死の重傷であることを伺わせないほどにはっきりと流暢な口調で話し始めた。

「短期間で傷を増やしてナインハルト様からまた何か言われてしまいそうですが。リリー様をお助けできたのであれば一片の後悔もありません」

まるで姫を守る騎士の台詞。
スラスラとした喋りにアランは驚き、ライラはまた数回咳き込んでから続ける。

「あの男には、墓を壊したのはお前かなどと言われました」

「......あれは最初から君を狙っていたのか」

アランは目をみはる。
機械人形の狙いはリリアナで、ライラは庇ってこの怪我を負ったと思い込んでいたが違うのだろうか。
ライラはゆるゆると首を左右に振り、

「さあ。どうでしょうね。実際墓を壊したのはギルなんですけれど。運悪く刺されましたが、私も同じ場所に一撃お見舞いしてやりました。召喚石も壊しましたし虫も退治しました」

ライラは腕を上げて、破壊された白いゴブレットを指差す。アランは小さく微笑み、ライラが喜んでくれそうな言葉を探した。

「よく頑張ったな。リリアナも救われた。この功績は君の武勲として誇っていいものだ」

「武勲」

いい響きだわとライラは笑う。
アランははっとして目を逸らす。


君はこんな風に笑うのか。


拳をぐっと握りしめて、押し寄せる悲痛と後悔の波に耐えた。

その時、王宮の方から大きな爆発音が聞こえてきた。見れば青い火柱が天高く上がっており、瞬時にアランの目が厳しいものになるが、

「お父様かしら」

ぽつりとした呟きを聞いてアランは呆け顔でライラを見た。

「侯爵が来ているのか」

「ええ。お忍びで稽古場に」

「...裏門から?」

「ええ。父がいますし王宮は大丈夫でしょう」

ちょっと燃えているみたいだけれどと火柱を見る。その様は子供が花火を眺めるかのようだったが、少しするとけだるげな顔になり、腕を上げて目を擦り始めた。
瞳を眠たげに揺らすのを見てアランは咄嗟に、

「寝るなよ絶対」

眠ってしまえばもう二度と起きないと思った。

「前は寝てていいって仰ったのに」

いつの話だと思ったが、建国記念の祭典で一緒に馬車に乗った時のことだと思い当たる。

「今日はだめだ。話したいこともある」

「起きたら聞きます」

「だめだ今聞け」

「......なんでですか」

ライラは非常に面倒臭げな顔でアランを見つめる。王族に対してする顔ではないだろうと思いつつ、そんな顔ができるくらい打ち解けてくれたことを嬉しく思う。
はあ、とライラはため息をついた。

「わかりました聞きます。なんでしょうか」

「婚約しよう」

「...........はあ?」

ライラは目を大きく見開く。悩むように瞳を動かしたかと思えば一度閉じ、それからアランをジロリと睨んだ。

「誰がどう考えても、今言うべきことではないと思いますけれど」

「まあ、ほら。善は急げと言うだろう?」

ムードのかけらもない状況だということはさすがのアランもわかっていた。
それでも伝えずにはいられなかった。

「他の男にちょっかいをかけられたりなびいたりしても困る」

「マリアンナと婚約すると噂で散々聞きました。それに毎日朝から夜までずーーーっと一緒だということも彼女から聞いています」

ライラはツンとした口調で言い、アランは首を横に振る。

「その婚約についてはただの噂だ。俺は一言もそんなこと言ってない。一緒にいたのは執務室に押しかけられていただけで」

「あんなに彼女の香水のにおいを纏わりつかせておいて?」

「一方的にくっつかれてただけだ。神に誓ってなにも手出ししていないし求婚してから今日まで俺は君しか見ていない。君の頑固で卑屈で怒りっぽいところも含めて全部魅力的だと思っている」

「全部?刺青はお気に召しませんでしたよね?」

「それは、その......戦士の刺青は遺体の身元がわからない時に確認で使っているものだ。それを君が入れたというので変な連想が働いてしまってそれが嫌だったというだけで」

アランはライラの首筋に手を添えて刺青をなぞる。ギルバードの神力を感じ、黒いぽちっとした目の蛇を思い出して小さく笑った。

「誤解させてしまってごめん。君によく似合っている。刺青があってもなくても俺の気持ちは変わらない」

そう優しく言ってライラの首筋から顎へと手を移し、顔を軽く上向かせて口づけをした。少しして唇を離せばライラはむっとした表情を向けていた。

「人が見ています」

「別にいい」

毒蜂が鎮静化されたことで周囲にはざわざわと人の影があった。
ライラはプイと横を向く。

「良くありません。結婚もしていないのに人前でこういうことをされるのは困ります」

「俺としては婚約を飛ばしてすぐにでも結婚したいんだが」

「それってこれまでの責任を早々にとらなければと思って仰ってます?」

「違う」

「では、どうせ責任とるのだからいいやと思ってこういう無遠慮な振る舞いをしてらっしゃいます?であれば非常に不愉」

「いやだから義務感とか仕方なくとかそういうのではないって何度言ったら」

アランは大きなため息をついた。

「なあ。その卑屈っぷりは誰に似たんだ」

「卑屈じゃありません。もしそう思われるならアラン様がそうさせているというだけですから」

「どこがだよ。じゃあ聞くが俺が一度でも『責任とるために結婚する!』なんて言ったことがあったか?ないだろそんなこと」

「オボエテマセーン」

「投げるな議論を。君ほどのひねくれ者は見たことがない」

「そう思うくせに結婚したいと?おかしな話ですこと」

「だから、そういうところも含めて魅力だって.........あーもういいわかった」

「わかったってなにが、んむっ」

言えば言うだけ返してくるライラに言葉で伝えることがもどかしくなり、アランは再びキスをした。
ライラは顔を背けて逃れ、アランを睨みつける。

「だから!困りま」

批判はまたも塞がれ、ライラはびくりと身を跳ねさせた。アランは強引にライラの唇を割り舌を滑り込ませていた。しかし濃い血の味を感じてしまい、金の瞳は動揺に揺れる。
ライラは睨みつけはしたものの、最早諦めたのか抵抗はしなかった。それどころか慣れない仕草でちょこちょこと舌を触れさせてきて、それは直前までの態度からすればひどく天邪鬼なものに感じられてしまい口づけながらアランはつい笑ってしまった。

「はっ............かわいい」

「っ!」

拗ねる雰囲気が伝わってきたが、目を閉じて気づかないふりをする。

「だいぶ慣れたんじゃないか」

唇を微かに触れ合わせたまま尋ねればライラは何も言わずに唇を薄く開く。それはキスをねだるようで、アランはまた笑って口づけた。
そうして暫くの間人目も気にせずにキスを交わしていたのだが、ふと目を開けた時に潤む赤紫の瞳と目が合ってしまい、アランは自制心を働かせて唇を離した。
荒い息をついてライラの唇を指でなぞる。

「このまま全部手に入れたくなる。だから早く結婚したい。でも君にも準備ややりたい仕事もあるだろうから婚約期間を挟む。その間はキスより先のことはしないと誓う。ただ、時が来たら―――」

体温のなさすぎる手を握り、真剣な眼差しでライラを見つめる。

「君の全部を貰い受ける。俺の妃になれ。返事は要らない」
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