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血染めの花時計(2) 脆い盾
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髪を震わせる羽音に振り向いた時、ライラのすぐ目の前には黒光りする虫の胴体があった。
「ひっ...!!」
驚いて飛び退き弓を構えた時、眼前は地獄絵図と化していた。
耳をつんざく悲鳴。
逃げ惑う人。
逃げる人を羽交い締めにしてかじりつく、人間サイズの虫の群れ。
視界の隅でゴロゴロと白い物体が転がっていく。それはゴブレットのようで、そこから湯水のように次々と巨大な虫が噴き出していた。
召喚石だ、と瞬時に思った。
テロ?
シュレーターがこの場にいるの?
考える余裕もなく目の前にきた虫が毒針らしきものを突き出してきて、咄嗟に胴体を矢で射つが装甲が硬く弾かれてしまった。
違う、急所。
虫の急所って?
混乱する思考で目を狙えば矢が突き通り、虫は絶叫して地を転がる。バタつく虫はさておき急いで神力の矢―――ギルバードの大弓を手の内に形成しゴブレットを狙って射ち抜いた。
ガシャン、と壊れる音がして虫の流出が止まりほっとしたものの、既にかなりの軍勢が出ていってしまったように思われた。
王宮はお父様がいる。
だからきっと大丈夫。
でも広場にはたくさんの人とあの方が。
「リリー様!!」
虫と人とが千々に入り乱れる中必死に呼ぶが返答はなかった。嫌な予感に震えながら見渡すと、護衛の身に護られながら石畳に倒れているリリアナを見つけて息を飲んだ。
護衛全員やられたの?
あんなにいたのに?
糸を見ていた時、後ろで一体なにが起きていたの?
リリアナに駆け寄ろうとすると数匹の虫に阻まれた。虫達は不思議とライラには近づこうとしないものの、リリアナの方には口吻をカチカチと鳴らしながら群がっていく。
「やめなさい!」
怒りを込めて叫び、阻む虫に矢を放って落とすが次々と飛んでくる。食われ始めた護衛の体から骨が剥き出しになるのを見て戦慄して、
「いや!やめて!!」
刹那、誰かの言葉が頭に響いた。
―――戦場で最も必要な感情はなんだと思う?
―――愛?そんな腑抜けたものじゃない。
―――怒り?そんな生易しいものでもない。
―――敵を憎め。紅紫眼の誇りに賭けて矛より強い盾となれ。
天啓とでもいうのだろうか。
地に降りた虫がガサガサと歩きリリアナのドレスの裾に脚をかける。その光景を見るライラの手の中では無意識に神力の弓矢が形成されていく。
それはいつもの青色ではなく、紫色に妖しく輝く。
「ギル」
今だけは。
あなたの力のすべてを貸して。
後退してなるべく多くを巻き込める位置に立ち、渾身の一矢を放った。バチバチバチッ!とこれまでにない激しい音と紫色の閃光を纏う矢が放たれたかと思えば、光は虫から虫へと伝染して広がり続けて爆発する威力をもって広場一帯の虫を殲滅した。
やった、と喜びを覚えたのも束の間、胸の痛みを覚えて押さえたが、痛みは一瞬で消え去ったためにそれ以上気にすることはなかった。
遠くで人々の悲鳴が聞こえる中、広場で立っているのはライラだけだった。足元には倒れてぴくりとも動かない人々が横たわり、虫の体液と残骸の海に沈んで死んでいた。
「リリー様」
最悪の結果が脳裡をよぎりうち震える。疲れを感じながら走り寄り、膝をつき震える手で護衛の体の下からリリアナの手を引き出して脈を確認する。
規則的な拍動が手にふれて、ライラは大きく安堵の息を吐いた。
「ああ......よかった...リリー様」
そう言葉が口をついて出た時だった。
ザリ、と微かに地面を踏む足音がして振り向けば、フードつきの外套を着た人物が少し離れたところに立ってライラを見ていた。
一瞬アランかと思ったが纏う雰囲気が明らかに違う。
リリアナを背後で守って立ち上がり弓を構えた瞬間、
ドスッ
重苦しい衝撃が腹に走った。
「......えっ」
驚いて息がとまる。
フードの人物が恐るべき速さで接近し、人の骨ほどの太さがある黒く鋭利な得物をライラの右腹に突き立てていた。
その人物は身を屈めて囁く。
「お前か、墓を壊したのは」
低い男の声。
墓?
回らない頭で考えて思いついたのは、祭典の日にギルバードが破壊した墓石型の召喚石のこと。
男は突き刺した武器を乱暴に引き抜いて外套を大量の返り血で染めた。ライラはよろめき片膝をつくが、不思議と痛みは感じなかった。足元に落ちていた虫の脚と見られる棒きれをわし掴みにして男に向かって投げつける。
苦し紛れの抵抗だと男は笑い、難なくそれを手で払いのけるが、
「――――――ぐっ」
ライラが間髪入れずに放った神力の矢が直撃して呻き、右腹を押さえた。男の腹からは血ではなくネジと歯車がボロボロと落ちる。空いた穴からは剥き出しの部品が覗く。
男は感心した声で嗤った。
「まだ動けるのか」
「......どうってことないわ」
全くもってどうってことなくはないが、強がりを言って睨みつける。
「負けるものですか」
よろめきつつも立ち上がる。
ドレスの下で腹から脚に血が流れる感覚も、口の中に広がる血の味さえも無視をして。
「チャリティをめちゃくちゃにして。たくさんの人々を傷つけて。リリー様のことも......。絶対ゆるさない」
赤紫色の瞳は憎悪に燃える。
男は呆れて小さく呟く。
「脆い盾だな」
そうして今度こそ息の根を止めてやろうと剣を抜いて膝を屈めた。
その直後。
黒い影が二人の間に割って入り、金色の光が閃いた。
彼はライラを腕と背で守って立ち、金色の剣で男の体を一撃で破壊せしめる。
ライラは目を見開く。
アラン様。
言葉は出さず唇だけ動かす。
握りしめていた光の弓が朧に溶けて消えていく。
貴方はいつも来てくれる。
でも、こんなにも嬉しいのに。
心がひどく苦しくなる。
震える双眸を閉じ、顔を背ける。
「ひっ...!!」
驚いて飛び退き弓を構えた時、眼前は地獄絵図と化していた。
耳をつんざく悲鳴。
逃げ惑う人。
逃げる人を羽交い締めにしてかじりつく、人間サイズの虫の群れ。
視界の隅でゴロゴロと白い物体が転がっていく。それはゴブレットのようで、そこから湯水のように次々と巨大な虫が噴き出していた。
召喚石だ、と瞬時に思った。
テロ?
シュレーターがこの場にいるの?
考える余裕もなく目の前にきた虫が毒針らしきものを突き出してきて、咄嗟に胴体を矢で射つが装甲が硬く弾かれてしまった。
違う、急所。
虫の急所って?
混乱する思考で目を狙えば矢が突き通り、虫は絶叫して地を転がる。バタつく虫はさておき急いで神力の矢―――ギルバードの大弓を手の内に形成しゴブレットを狙って射ち抜いた。
ガシャン、と壊れる音がして虫の流出が止まりほっとしたものの、既にかなりの軍勢が出ていってしまったように思われた。
王宮はお父様がいる。
だからきっと大丈夫。
でも広場にはたくさんの人とあの方が。
「リリー様!!」
虫と人とが千々に入り乱れる中必死に呼ぶが返答はなかった。嫌な予感に震えながら見渡すと、護衛の身に護られながら石畳に倒れているリリアナを見つけて息を飲んだ。
護衛全員やられたの?
あんなにいたのに?
糸を見ていた時、後ろで一体なにが起きていたの?
リリアナに駆け寄ろうとすると数匹の虫に阻まれた。虫達は不思議とライラには近づこうとしないものの、リリアナの方には口吻をカチカチと鳴らしながら群がっていく。
「やめなさい!」
怒りを込めて叫び、阻む虫に矢を放って落とすが次々と飛んでくる。食われ始めた護衛の体から骨が剥き出しになるのを見て戦慄して、
「いや!やめて!!」
刹那、誰かの言葉が頭に響いた。
―――戦場で最も必要な感情はなんだと思う?
―――愛?そんな腑抜けたものじゃない。
―――怒り?そんな生易しいものでもない。
―――敵を憎め。紅紫眼の誇りに賭けて矛より強い盾となれ。
天啓とでもいうのだろうか。
地に降りた虫がガサガサと歩きリリアナのドレスの裾に脚をかける。その光景を見るライラの手の中では無意識に神力の弓矢が形成されていく。
それはいつもの青色ではなく、紫色に妖しく輝く。
「ギル」
今だけは。
あなたの力のすべてを貸して。
後退してなるべく多くを巻き込める位置に立ち、渾身の一矢を放った。バチバチバチッ!とこれまでにない激しい音と紫色の閃光を纏う矢が放たれたかと思えば、光は虫から虫へと伝染して広がり続けて爆発する威力をもって広場一帯の虫を殲滅した。
やった、と喜びを覚えたのも束の間、胸の痛みを覚えて押さえたが、痛みは一瞬で消え去ったためにそれ以上気にすることはなかった。
遠くで人々の悲鳴が聞こえる中、広場で立っているのはライラだけだった。足元には倒れてぴくりとも動かない人々が横たわり、虫の体液と残骸の海に沈んで死んでいた。
「リリー様」
最悪の結果が脳裡をよぎりうち震える。疲れを感じながら走り寄り、膝をつき震える手で護衛の体の下からリリアナの手を引き出して脈を確認する。
規則的な拍動が手にふれて、ライラは大きく安堵の息を吐いた。
「ああ......よかった...リリー様」
そう言葉が口をついて出た時だった。
ザリ、と微かに地面を踏む足音がして振り向けば、フードつきの外套を着た人物が少し離れたところに立ってライラを見ていた。
一瞬アランかと思ったが纏う雰囲気が明らかに違う。
リリアナを背後で守って立ち上がり弓を構えた瞬間、
ドスッ
重苦しい衝撃が腹に走った。
「......えっ」
驚いて息がとまる。
フードの人物が恐るべき速さで接近し、人の骨ほどの太さがある黒く鋭利な得物をライラの右腹に突き立てていた。
その人物は身を屈めて囁く。
「お前か、墓を壊したのは」
低い男の声。
墓?
回らない頭で考えて思いついたのは、祭典の日にギルバードが破壊した墓石型の召喚石のこと。
男は突き刺した武器を乱暴に引き抜いて外套を大量の返り血で染めた。ライラはよろめき片膝をつくが、不思議と痛みは感じなかった。足元に落ちていた虫の脚と見られる棒きれをわし掴みにして男に向かって投げつける。
苦し紛れの抵抗だと男は笑い、難なくそれを手で払いのけるが、
「――――――ぐっ」
ライラが間髪入れずに放った神力の矢が直撃して呻き、右腹を押さえた。男の腹からは血ではなくネジと歯車がボロボロと落ちる。空いた穴からは剥き出しの部品が覗く。
男は感心した声で嗤った。
「まだ動けるのか」
「......どうってことないわ」
全くもってどうってことなくはないが、強がりを言って睨みつける。
「負けるものですか」
よろめきつつも立ち上がる。
ドレスの下で腹から脚に血が流れる感覚も、口の中に広がる血の味さえも無視をして。
「チャリティをめちゃくちゃにして。たくさんの人々を傷つけて。リリー様のことも......。絶対ゆるさない」
赤紫色の瞳は憎悪に燃える。
男は呆れて小さく呟く。
「脆い盾だな」
そうして今度こそ息の根を止めてやろうと剣を抜いて膝を屈めた。
その直後。
黒い影が二人の間に割って入り、金色の光が閃いた。
彼はライラを腕と背で守って立ち、金色の剣で男の体を一撃で破壊せしめる。
ライラは目を見開く。
アラン様。
言葉は出さず唇だけ動かす。
握りしめていた光の弓が朧に溶けて消えていく。
貴方はいつも来てくれる。
でも、こんなにも嬉しいのに。
心がひどく苦しくなる。
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