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荻野美花
死の真相
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私は、美鶴のご飯を楽しみにしていた。
荻野さんは、朝からずっと幸せに満たされていた。
学校が終わった頃、荻野さんは何かを探し始めていた。
あっ!!
クマのキーホルダーをなくしたのだ。
学校中を探す。
見つからない。
どこにもなかった。
どうしよう…。
「ねー。ブタ」
「田代さん、金井さん、立花さん。」
「名前、覚えてるんだー。これ、探してんでしょ?」
「返して、それ返して」
「何で?そんなに、大切なもんなわけ?」
「待って」
「うっせー、ブタ」
ドカッ
蹴りあげられた痛みより、美鶴からもらったお揃いのキーホルダーを返して欲しくて追いかけた。
「まだ、ついてきたの?ブタのくせに」
「こんなクマのキーホルダーなんか必要?」
歩道橋の上から、キーホルダーは落とされた。
「あっ!!」
「明日、五万ね、ブタ」
殺してやりたかった。
「ぁぁぁぁあああああああああ」
気が狂ったと思う。
荻野さんの痛みや苦しみが、一気に沸き上がった。
【駄目、死んじゃうよ】
とにかく、あのキーホルダーを助けたかった。
何度も、何度も、ひかれる。
美鶴との思い出を、美鶴とのお揃いを、これ以上壊さないで。
「そんなに、あの人がいいの?荻野さん」
「えっ?誰?」
「何で、私を知らないのよ」
「何、痛いんだけど。」
「来て」
なぜか、よくわからない女の子に手を引っ張られていく。
「やめて」
「いいから、話を聞いて」
その目に、嫌だって言えなかった。
こんな可愛らしい女の子が、私に何の話があるのだろうか?
「あの、何ですか?」
「みくって読んで」
「みくちゃん、私に何の用ですか?」
「大学に入った時から、荻野さんが好きだったのよ。このマシュマロみたいな胸を触(さわ)りたかった。」
「イヤっ。ごめんなさい」
「私の気持ちなんかより、彼がいいのなんてわかってるから。」
誰なんだろうか?この子は…。
「ごめんなさい」
私は、キーホルダーを取りに行くつもりだった。
「来て」
彼女は、また私の腕を引っ張って行く。
太ってる私より力が強い
「なに!やめて」
私は、公園のトイレに連れてこられた。
「なにがしたいの?」
「あー。もう、うるさい。」
バシン
「痛いっ」
「私は、もっと痛いの。荻野さんをずっと好きだったの。だから、痛いの」
誰かわからない。
「キスしてよ」
「えっ?」
「してくれなきゃ、殺す」
鞄の中から、彼女はカッターナイフを取り出した。
美鶴のご飯を食べていないのに、私は死ねない。
荻野さんは、彼女にキスをした。
「んんっ」
「凄いね。あの、彼とどれだけしてたの?凄くうまいよ。美花」
「んんっ、ハァー」
「そこに座って。女でも出来るのよ。知ってる?」
こんなの知らなかった。
美鶴以外に、感じた。
「よかったでしょ?美花」
頷きそうになった気持ちを堪えた。
「美花、またしようね?約束。彼には、内緒」
「待って、みくちゃん」
彼女はいなくなってしまった。
涙がとまらなかった。
私は、あの目とあの顔に、興奮を覚えた。
美鶴が、最初に私にしていた顔だった。
私は、自分の癖(へき)をこの日知った。
そして、求められたら断れなかった自分を許せなくて…
美鶴を裏切った事を許せなくて…
昨日、あんなに美鶴に抱かれたのに…
私は、汚(よご)してしまった。
【大丈夫。許してくれるよ】
生きてる限り、彼女に利用されてしまう気がした。
【その、渦の中に戻っちゃダメ】
荻野さんの絶望は、もう拭いきれない程になってる。
【駄目。美鶴さんなら、許してくれるよ。だからね、大丈夫だよ】
私は、一生懸命、荻野さんを引き留める。
荻野さんの目の中には、あのクマのキーホルダーしか見えていない。
カチ…カチ…カチ
【離しますよ。宮部さん】
私は、荻野さんから離れた。
キキー
ドンッ
バンッ
ギュッとキーホルダーは、荻野さんの手に握りしめられた。
痛みは、ない。
「誰?」
『車に飛び出したら、死んじゃうよ』
「わかってる。」
『最後の言葉は、ありますか?』
「はい……」
もう、荻野さんの息づかいはしんどそうで、救急車や警察がやってきていて。
「美鶴……し…て…め…ん。私……して……る」
「必ず、伝えます。」
カチ…カチ…カチ…
荻野さんは、朝からずっと幸せに満たされていた。
学校が終わった頃、荻野さんは何かを探し始めていた。
あっ!!
クマのキーホルダーをなくしたのだ。
学校中を探す。
見つからない。
どこにもなかった。
どうしよう…。
「ねー。ブタ」
「田代さん、金井さん、立花さん。」
「名前、覚えてるんだー。これ、探してんでしょ?」
「返して、それ返して」
「何で?そんなに、大切なもんなわけ?」
「待って」
「うっせー、ブタ」
ドカッ
蹴りあげられた痛みより、美鶴からもらったお揃いのキーホルダーを返して欲しくて追いかけた。
「まだ、ついてきたの?ブタのくせに」
「こんなクマのキーホルダーなんか必要?」
歩道橋の上から、キーホルダーは落とされた。
「あっ!!」
「明日、五万ね、ブタ」
殺してやりたかった。
「ぁぁぁぁあああああああああ」
気が狂ったと思う。
荻野さんの痛みや苦しみが、一気に沸き上がった。
【駄目、死んじゃうよ】
とにかく、あのキーホルダーを助けたかった。
何度も、何度も、ひかれる。
美鶴との思い出を、美鶴とのお揃いを、これ以上壊さないで。
「そんなに、あの人がいいの?荻野さん」
「えっ?誰?」
「何で、私を知らないのよ」
「何、痛いんだけど。」
「来て」
なぜか、よくわからない女の子に手を引っ張られていく。
「やめて」
「いいから、話を聞いて」
その目に、嫌だって言えなかった。
こんな可愛らしい女の子が、私に何の話があるのだろうか?
「あの、何ですか?」
「みくって読んで」
「みくちゃん、私に何の用ですか?」
「大学に入った時から、荻野さんが好きだったのよ。このマシュマロみたいな胸を触(さわ)りたかった。」
「イヤっ。ごめんなさい」
「私の気持ちなんかより、彼がいいのなんてわかってるから。」
誰なんだろうか?この子は…。
「ごめんなさい」
私は、キーホルダーを取りに行くつもりだった。
「来て」
彼女は、また私の腕を引っ張って行く。
太ってる私より力が強い
「なに!やめて」
私は、公園のトイレに連れてこられた。
「なにがしたいの?」
「あー。もう、うるさい。」
バシン
「痛いっ」
「私は、もっと痛いの。荻野さんをずっと好きだったの。だから、痛いの」
誰かわからない。
「キスしてよ」
「えっ?」
「してくれなきゃ、殺す」
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美鶴のご飯を食べていないのに、私は死ねない。
荻野さんは、彼女にキスをした。
「んんっ」
「凄いね。あの、彼とどれだけしてたの?凄くうまいよ。美花」
「んんっ、ハァー」
「そこに座って。女でも出来るのよ。知ってる?」
こんなの知らなかった。
美鶴以外に、感じた。
「よかったでしょ?美花」
頷きそうになった気持ちを堪えた。
「美花、またしようね?約束。彼には、内緒」
「待って、みくちゃん」
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涙がとまらなかった。
私は、あの目とあの顔に、興奮を覚えた。
美鶴が、最初に私にしていた顔だった。
私は、自分の癖(へき)をこの日知った。
そして、求められたら断れなかった自分を許せなくて…
美鶴を裏切った事を許せなくて…
昨日、あんなに美鶴に抱かれたのに…
私は、汚(よご)してしまった。
【大丈夫。許してくれるよ】
生きてる限り、彼女に利用されてしまう気がした。
【その、渦の中に戻っちゃダメ】
荻野さんの絶望は、もう拭いきれない程になってる。
【駄目。美鶴さんなら、許してくれるよ。だからね、大丈夫だよ】
私は、一生懸命、荻野さんを引き留める。
荻野さんの目の中には、あのクマのキーホルダーしか見えていない。
カチ…カチ…カチ
【離しますよ。宮部さん】
私は、荻野さんから離れた。
キキー
ドンッ
バンッ
ギュッとキーホルダーは、荻野さんの手に握りしめられた。
痛みは、ない。
「誰?」
『車に飛び出したら、死んじゃうよ』
「わかってる。」
『最後の言葉は、ありますか?』
「はい……」
もう、荻野さんの息づかいはしんどそうで、救急車や警察がやってきていて。
「美鶴……し…て…め…ん。私……して……る」
「必ず、伝えます。」
カチ…カチ…カチ…
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