6 / 23
美羽の好きな人
しおりを挟む
美羽が、自販機の前で止まって飲み物を買う。
私も買った。
「お腹は、すかない?」
「うん。あんまり」
「私も今日はあんまりだから」
そう言って美羽は、コーヒー飲んでる。
私、なんでいちごオレなんかしたかな?
「私さ、大橙君が好きなの。」
大橙君って、あの人だ。
「そうなんだね。応援するよ。」
「ありがとう。ちなみに、大橙君と青君は従兄弟なんだよ。」
「えっ?」
どうりで、同じ身長、同じような体型だった。
「どうしたの?何か気になる事あった?」
「ううん。」私は、首を横にふる。
「じゃあ、行こうか。みんなが
待ってるから」
「うん。」
私は、美羽についていく。
言われた場所に行くとみんな集まっていた。
美羽は、大橙君を見つけて話しかけてる。
私も如月青君が気になって仕方ない。
「あの、さっきはありがとうございました。」
「ううん。」
さっきとは、さっきの授業中に落としたプリントを拾ってくれたのを思い出した。
「あの、青君って呼んでもいいですか?」
「いいよ、みんなそう呼ぶし」
何かちょっと話してくれてる。
他の人達は、みんなで話してる。
「じゃあ、呼ばせて下さい。」
「どうぞ。」
多分、彼にとって私なんか存在感もない。
でも、どうしても彼が気になって仕方ない。
「また、出るの?体育」
「いや、バレますよ。さすがに」
「大丈夫じゃない?」
「そうかな?」
「いけそうだよ。」
彼は、しゃがんで話してくれる。
私の目線に合うように話してくれる。
何で、そんなに優しいの?
好きになるよ。
ドキドキが襲ってきた。
やっぱり、私一目惚れしてたんだ。
「ねぇ、次もくるの?」
真城さんが、私に話しかけてくれた。
「いけますかね?」
「いけるよ。」
「参加してみようかな?」
「いいと思うよ。」
この学校は、珍しくて私服でもジャージでも体育ができる。
青君に目をやるとつまらなそうにうつむいている。
青君からは、自信のなさが出ていた。
「あの、私参加してみます。」青君に話しかけると驚いた顔をした。
「いいんじゃない」笑ってくれた。
嬉しい、嬉しすぎる。
林君を好きだった昨日の私は、消えた。
はやっ!!!
でも、青君に出会った瞬間身体中に電気が走った感覚がした。
今までの恋とは、違うのを感じた。
とにかく、彼と話したい。
彼の傍にいたい。
一年生じゃなかったらよかったのに…。
体育の授業に参加した。
「バレなかったね」
美羽がいたずらっぽく笑った。
「もうすぐ、夏休みでしょ?一緒に過ごさない?」
「いいの?」
「うん、何かりりとは仲良くなれそうって思って。」
「うん。」
「夏休みまで、何度か授業参加しにおいでよ。レインボーいるしさ。」
「うん。って、何で?」
「紫悠君が気に入ってるんでしょ?」
「えっ?何で?」
「見たら、わかるよ。」
「どのへんで?」
「紫悠君を見る目違うよ。あっ、大橙君きたきた。話してくるね」
そう言って美羽は、行ってしまった。
詰んだわ。
最悪だ。
青君にも誤解されてる。
「さっき、バレなかったね。」
「真城さん、そうですね。」
「真城さんじゃなくて、紫悠でいいよ。」
「えっと、紫悠君で。」
「うん。意外に君バレないね。」
「そうですね。ハハハ」青君はつまんなさそうにしゃがんでいる。
「あの、いけましたね」
私は、青君に話しかけた。
「うん。バレなかったね」
「はい。よかったです。」
「だね。」
うまく会話続かない、私も人見知りだから…。
「また、参加する時は話してくれませんか?」
「いいよ。」
そう言ってくれた。
もう、これ以上話せなかった。
話し終わると紫悠君と緑川君が私に話してくれていた。
青君の目は、とても寂しそうで。
話を続けられない自分が嫌だった。
私も買った。
「お腹は、すかない?」
「うん。あんまり」
「私も今日はあんまりだから」
そう言って美羽は、コーヒー飲んでる。
私、なんでいちごオレなんかしたかな?
「私さ、大橙君が好きなの。」
大橙君って、あの人だ。
「そうなんだね。応援するよ。」
「ありがとう。ちなみに、大橙君と青君は従兄弟なんだよ。」
「えっ?」
どうりで、同じ身長、同じような体型だった。
「どうしたの?何か気になる事あった?」
「ううん。」私は、首を横にふる。
「じゃあ、行こうか。みんなが
待ってるから」
「うん。」
私は、美羽についていく。
言われた場所に行くとみんな集まっていた。
美羽は、大橙君を見つけて話しかけてる。
私も如月青君が気になって仕方ない。
「あの、さっきはありがとうございました。」
「ううん。」
さっきとは、さっきの授業中に落としたプリントを拾ってくれたのを思い出した。
「あの、青君って呼んでもいいですか?」
「いいよ、みんなそう呼ぶし」
何かちょっと話してくれてる。
他の人達は、みんなで話してる。
「じゃあ、呼ばせて下さい。」
「どうぞ。」
多分、彼にとって私なんか存在感もない。
でも、どうしても彼が気になって仕方ない。
「また、出るの?体育」
「いや、バレますよ。さすがに」
「大丈夫じゃない?」
「そうかな?」
「いけそうだよ。」
彼は、しゃがんで話してくれる。
私の目線に合うように話してくれる。
何で、そんなに優しいの?
好きになるよ。
ドキドキが襲ってきた。
やっぱり、私一目惚れしてたんだ。
「ねぇ、次もくるの?」
真城さんが、私に話しかけてくれた。
「いけますかね?」
「いけるよ。」
「参加してみようかな?」
「いいと思うよ。」
この学校は、珍しくて私服でもジャージでも体育ができる。
青君に目をやるとつまらなそうにうつむいている。
青君からは、自信のなさが出ていた。
「あの、私参加してみます。」青君に話しかけると驚いた顔をした。
「いいんじゃない」笑ってくれた。
嬉しい、嬉しすぎる。
林君を好きだった昨日の私は、消えた。
はやっ!!!
でも、青君に出会った瞬間身体中に電気が走った感覚がした。
今までの恋とは、違うのを感じた。
とにかく、彼と話したい。
彼の傍にいたい。
一年生じゃなかったらよかったのに…。
体育の授業に参加した。
「バレなかったね」
美羽がいたずらっぽく笑った。
「もうすぐ、夏休みでしょ?一緒に過ごさない?」
「いいの?」
「うん、何かりりとは仲良くなれそうって思って。」
「うん。」
「夏休みまで、何度か授業参加しにおいでよ。レインボーいるしさ。」
「うん。って、何で?」
「紫悠君が気に入ってるんでしょ?」
「えっ?何で?」
「見たら、わかるよ。」
「どのへんで?」
「紫悠君を見る目違うよ。あっ、大橙君きたきた。話してくるね」
そう言って美羽は、行ってしまった。
詰んだわ。
最悪だ。
青君にも誤解されてる。
「さっき、バレなかったね。」
「真城さん、そうですね。」
「真城さんじゃなくて、紫悠でいいよ。」
「えっと、紫悠君で。」
「うん。意外に君バレないね。」
「そうですね。ハハハ」青君はつまんなさそうにしゃがんでいる。
「あの、いけましたね」
私は、青君に話しかけた。
「うん。バレなかったね」
「はい。よかったです。」
「だね。」
うまく会話続かない、私も人見知りだから…。
「また、参加する時は話してくれませんか?」
「いいよ。」
そう言ってくれた。
もう、これ以上話せなかった。
話し終わると紫悠君と緑川君が私に話してくれていた。
青君の目は、とても寂しそうで。
話を続けられない自分が嫌だった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説



ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる