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新しい未来へ~互いを救ってくれた愛と共に…。~【凛と拓夢の話3】
ごめんなさい【凛】
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二次会の会場に向かいながら……。
時々、拓夢を見つめる。
私は、拓夢の優しさも強さもぬくもりも……。
全部、全部、知ってる。
二次会の会場につくと、私はすぐに龍ちゃんの元に行く。
これ以上、拓夢に迷惑をかけたくなかった。
「おかえり。ゆっくり話せた?」
「龍ちゃん……」
「どうした?」
「さっき、マスコミに写真撮られた」
「それって、あの時の?」
私は、龍ちゃんの言葉に頷く。
「今の星村さんなら、稼げるからな……。面白おかしく記事にするだろうな」
「決めるのは、世間だからでしょ……」
「記事を読んだ人が、許すか許さないかで決めるんだよな。二人が付き合ってるか付き合ってないかなんてどうでもいいんだよ」
龍ちゃんの言葉に私は拓夢を見つめる。
「凛。また、迷惑かけたって思ってるのか?」
「私が駄目だからだよ。結局、龍ちゃんも拓夢も傷つけてばかりいる」
「そんな事ない。俺も星村さんも凛を愛してる。だから、傷つけられるのも嫌じゃないよ。俺が、凛を困らせなかったら……。凛は、星村さんを選べたのに……」
私は、龍ちゃんの言葉に首を左右に振る。
あの時の私は……。龍ちゃんも拓夢もいなくちゃ、生きていけなかった。
ううん。今だって……。
私の弱さやズルさを二人は、受け入れてわかってくれてる。
私は、その事に甘えてばかりで……。
今も、ずっと。
子供に縛られて……。
目の前にある幸せを見ようともしていない。
だから、こんな事になったんだよね。
「凛。今日は、明るくしよう!暗い顔してたら、主役の二人が悲しんじゃうだろ?」
龍ちゃんの言葉に鬱々としていた私の思考が止まる。
「龍ちゃん……」
私の頬を涙が伝っていくのがわかった。
「どうにかなる!だから、大丈夫」
龍ちゃんが優しく背中を擦ってくれる。
それだけで、安心していた。
私は、拓夢を見つめる。拓夢は、かねやんさんと話していた。
もう、拓夢から離れなくちゃいけないんだよね。
ずっと、頼っていては駄目なんだよね。
だって……。
拓夢は、もっとずっと先に行く人なんだから。
「今日、皆さんに集まってお祝いしていただけた事に感謝しています」
まっつんさんが、話す言葉がようやく耳に入ってくる。
私は、龍ちゃんの手をそっと掴む。
龍ちゃんは、優しく包み込むように握りしめてくれた。
私には、龍ちゃんがいる。
だから、もう……。
拓夢に頼っちゃ駄目。
拓夢がいない未来を考えると心がチクチクと痛むのを感じる。
やっぱり、私はズルい。
二人の優しさを利用してる。
「なぁーー、凛」
龍ちゃんは、前を見つめながら話す。
「…………?」
龍ちゃんの言葉が、耳を通りすぎていく。
その言葉は、私の頭に止まる事はなかった。
「また、ゆっくり話そう。今日じゃなくて」
「あっ、うん」
「二人が話すのちゃんと聞こう」
「うん」
今、何て言ったの?と聞き返したくはなくて……。
私は、ただ前だけを見つめていた。
時々、拓夢を見つめる。
私は、拓夢の優しさも強さもぬくもりも……。
全部、全部、知ってる。
二次会の会場につくと、私はすぐに龍ちゃんの元に行く。
これ以上、拓夢に迷惑をかけたくなかった。
「おかえり。ゆっくり話せた?」
「龍ちゃん……」
「どうした?」
「さっき、マスコミに写真撮られた」
「それって、あの時の?」
私は、龍ちゃんの言葉に頷く。
「今の星村さんなら、稼げるからな……。面白おかしく記事にするだろうな」
「決めるのは、世間だからでしょ……」
「記事を読んだ人が、許すか許さないかで決めるんだよな。二人が付き合ってるか付き合ってないかなんてどうでもいいんだよ」
龍ちゃんの言葉に私は拓夢を見つめる。
「凛。また、迷惑かけたって思ってるのか?」
「私が駄目だからだよ。結局、龍ちゃんも拓夢も傷つけてばかりいる」
「そんな事ない。俺も星村さんも凛を愛してる。だから、傷つけられるのも嫌じゃないよ。俺が、凛を困らせなかったら……。凛は、星村さんを選べたのに……」
私は、龍ちゃんの言葉に首を左右に振る。
あの時の私は……。龍ちゃんも拓夢もいなくちゃ、生きていけなかった。
ううん。今だって……。
私の弱さやズルさを二人は、受け入れてわかってくれてる。
私は、その事に甘えてばかりで……。
今も、ずっと。
子供に縛られて……。
目の前にある幸せを見ようともしていない。
だから、こんな事になったんだよね。
「凛。今日は、明るくしよう!暗い顔してたら、主役の二人が悲しんじゃうだろ?」
龍ちゃんの言葉に鬱々としていた私の思考が止まる。
「龍ちゃん……」
私の頬を涙が伝っていくのがわかった。
「どうにかなる!だから、大丈夫」
龍ちゃんが優しく背中を擦ってくれる。
それだけで、安心していた。
私は、拓夢を見つめる。拓夢は、かねやんさんと話していた。
もう、拓夢から離れなくちゃいけないんだよね。
ずっと、頼っていては駄目なんだよね。
だって……。
拓夢は、もっとずっと先に行く人なんだから。
「今日、皆さんに集まってお祝いしていただけた事に感謝しています」
まっつんさんが、話す言葉がようやく耳に入ってくる。
私は、龍ちゃんの手をそっと掴む。
龍ちゃんは、優しく包み込むように握りしめてくれた。
私には、龍ちゃんがいる。
だから、もう……。
拓夢に頼っちゃ駄目。
拓夢がいない未来を考えると心がチクチクと痛むのを感じる。
やっぱり、私はズルい。
二人の優しさを利用してる。
「なぁーー、凛」
龍ちゃんは、前を見つめながら話す。
「…………?」
龍ちゃんの言葉が、耳を通りすぎていく。
その言葉は、私の頭に止まる事はなかった。
「また、ゆっくり話そう。今日じゃなくて」
「あっ、うん」
「二人が話すのちゃんと聞こう」
「うん」
今、何て言ったの?と聞き返したくはなくて……。
私は、ただ前だけを見つめていた。
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