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新しい未来へ~互いを救ってくれた愛と共に…。~【凛と拓夢の話3】
話し合い【拓夢】
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まっつんと理沙ちゃんの結婚式、披露宴は、無事に終了した。
「拓夢、集まるって!行くだろ?」
「うん、あっ、しゅんは?」
「にい……姉ちゃん送りに行ってるわ!」
「わかった」
「じゃあ、後でな」
「うん」
かねやんは、そう言っていなくなった。
まっつんと理沙ちゃんは、まだ出てきてなかった。二次会はないけど、みんなで集まるって事だったんだろうな……。
「勝手にサインするなーー」
大きな声が聞こえて、俺は走り出していた。
周囲は、ザワザワしている。
「まっつんのお母さん!何してるんですか!」
俺の言葉を無視して、まっつんのお母さんは凛から紙を取り上げようとしている。
「勝手にサインするなーー」
「やめて下さい」
龍次郎さんは、まっつんのお母さんの腕を優しく掴んだ。
「松田君が、結婚するのが嫌なんですか?」
お母さんは、黙り込んでいる。
「ここだと皆さんに迷惑がかかりますから、向こうに行きましょう」
龍次郎さんの言葉に、俺も凛も龍次郎さんもまっつんのお母さんも歩いて行く。
結婚式場を出るとすぐに喫茶店があった。
俺達四人は、そこに行く。
凛は、預かっている婚姻届を丁寧に折り畳んで大事に持ち歩いている。
喫茶店に着くと、まっつんのお母さんは、凛の手から婚姻届を取り上げようとする。
「おばさん、危ないから」
俺は、隣に座って止める。
まっつんのお母さんは、イライラしながらもやめてくれた。
「どうして、松田君の結婚に反対なんですか?」
いつだって、龍次郎(このひと)は、怒る事なく冷静に話す。
店員さんが、現れてコーヒーを4つ、俺は頼んだ。
皆、それに反対はしなかった。
「優太には、結婚なんか無理なの」
まっつんのお母さんは、さっきより冷静になっていた。
「やってもいないのに、無理だと決めつけるのはおかしいですよ」
龍次郎さんは、まっつんのお母さんを宥めるように話す。
「無理なのよ!私と同じ人間だからわかるのよ」
そう言った瞬間、コーヒーがやってきた。
「お母様とまっつんさんは、違いますよ」
凛の言葉に、まっつんのお母さんは凛を見つめている。
「残念ながら、私達夫婦に子供はいません。だから、私達夫婦はお母様の気持ちを100%理解など出来ません。ただ、一つだけ言えるとしたら、夫婦は一人でなるものでしょうか?」
凛の言葉にまっつんのお母さんは、黙ってしまった。
「偉そうな事を言ってすみません」
まっつんのお母さんは、「はぁー」とため息をついた。
「優太に会うなって言いたいんでしょ?」
「そんな事、言ってません」
「わかってるのよ!私だって」
まっつんのお母さんは、そう言いながら珈琲に砂糖を入れてる。
「拓夢、集まるって!行くだろ?」
「うん、あっ、しゅんは?」
「にい……姉ちゃん送りに行ってるわ!」
「わかった」
「じゃあ、後でな」
「うん」
かねやんは、そう言っていなくなった。
まっつんと理沙ちゃんは、まだ出てきてなかった。二次会はないけど、みんなで集まるって事だったんだろうな……。
「勝手にサインするなーー」
大きな声が聞こえて、俺は走り出していた。
周囲は、ザワザワしている。
「まっつんのお母さん!何してるんですか!」
俺の言葉を無視して、まっつんのお母さんは凛から紙を取り上げようとしている。
「勝手にサインするなーー」
「やめて下さい」
龍次郎さんは、まっつんのお母さんの腕を優しく掴んだ。
「松田君が、結婚するのが嫌なんですか?」
お母さんは、黙り込んでいる。
「ここだと皆さんに迷惑がかかりますから、向こうに行きましょう」
龍次郎さんの言葉に、俺も凛も龍次郎さんもまっつんのお母さんも歩いて行く。
結婚式場を出るとすぐに喫茶店があった。
俺達四人は、そこに行く。
凛は、預かっている婚姻届を丁寧に折り畳んで大事に持ち歩いている。
喫茶店に着くと、まっつんのお母さんは、凛の手から婚姻届を取り上げようとする。
「おばさん、危ないから」
俺は、隣に座って止める。
まっつんのお母さんは、イライラしながらもやめてくれた。
「どうして、松田君の結婚に反対なんですか?」
いつだって、龍次郎(このひと)は、怒る事なく冷静に話す。
店員さんが、現れてコーヒーを4つ、俺は頼んだ。
皆、それに反対はしなかった。
「優太には、結婚なんか無理なの」
まっつんのお母さんは、さっきより冷静になっていた。
「やってもいないのに、無理だと決めつけるのはおかしいですよ」
龍次郎さんは、まっつんのお母さんを宥めるように話す。
「無理なのよ!私と同じ人間だからわかるのよ」
そう言った瞬間、コーヒーがやってきた。
「お母様とまっつんさんは、違いますよ」
凛の言葉に、まっつんのお母さんは凛を見つめている。
「残念ながら、私達夫婦に子供はいません。だから、私達夫婦はお母様の気持ちを100%理解など出来ません。ただ、一つだけ言えるとしたら、夫婦は一人でなるものでしょうか?」
凛の言葉にまっつんのお母さんは、黙ってしまった。
「偉そうな事を言ってすみません」
まっつんのお母さんは、「はぁー」とため息をついた。
「優太に会うなって言いたいんでしょ?」
「そんな事、言ってません」
「わかってるのよ!私だって」
まっつんのお母さんは、そう言いながら珈琲に砂糖を入れてる。
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