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エピローグ【拓夢の話3】

ごめんなさい…

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凛は、泣きながら俺を見つめる。

「ごめんなさい」

「何で謝るの?無理して飲む必要がどこにある?」

凛の目から、涙がポロポロ流れてくる。

「蓮見(あいつ)には、そうさせられてたのか?」

凛は、ゆっくり頷いた。

「だったら、尚更。飲まなくていいって」

「だって、頑張りたいから」

「そんな事しなくて、いいんだよ」

俺は、凛を自分の胸に引き寄せる。

「拓夢……」

「もう、苦しまなくていいんだ。凛は、そのまま真っ直ぐ幸せになればいいんだ」

俺は、凛の髪を優しく撫でる。さっきので、俺は気づいた。凛の中には、旦那さんがいる。それは、どんな事をしても消せない。

ほら、よく言うだろ?亡くなった人は越えれないって…。
あれと同じだ。

凛の人生を最初に変えた龍ちゃんを俺は、越えられない。

ただ、今は…。

どうか、神様…。

この愛を認めて下さい。

どうか、今だけは凛を貸して下さい。

俺は、祈るように凛の目を見つめる。

「拓夢、泣かないで」

凛の笑顔が滲んでいく。許されないの何てわかってる。イケナイ事だってわかってる。それでも、俺は凛が欲しい。

凛の指が、俺の頬の涙を拭ってくれる。

「凛、愛してる」

俺は、凛をベッドに寝かせる。優しくその場所に手を入れる。

「もしかして、さっきので?」

「恥ずかしい」

凛は、そう言って右手で顔を隠した。

「駄目!ちゃんと言って」

「何かね、嫌だと思ったけど…。拓夢を見てたら、そうなってた」

凛は、そう言って時々目を伏せたり、俺を見たりを繰り返して話す。

「そんな可愛い言い方されたら、俺もう我慢できない」

「んんっ…」

俺は、凛の唇に唇をいっきに重ねてキスをする。

「ハァー」

凛の息が漏れる。その声が、さらに俺を誘う。手をゆっくりと滑らせてく。凛の身体が、ビクッと跳ねる。

俺は、凛がして欲しい事を感じとりながら丁寧にそこに触れる。凛も俺のに触れてくる。

唇から離れて、ゆっくりと下にキスをしていく。

「拓夢ッッ」

凛の息づかいが変わってくのを感じる。

「これ好きだよな」

俺は、凛の敏感な場所まで下がってきた。

「いい…。もう、いいから」

「駄目…」

俺は、そこにキスをする。

「ヤァッ」

凛の体が、さっきよりビクッとするのがわかる。腰が浮いては、沈んでく。俺は、それを感じながらさらにキスをする。

「ダメッ、そんな…」

深いキスをするようにすると、凛は俺の髪を優しく撫でるように触り出す。

「凛、指いれるよ」

俺は、そう言ってゆっくりと指をいれていく。

「ダメッ…。拓夢ッッ」

凛の体が、俺を求めてるのがわかる。もう、我慢できなくなった。俺は、置いてある避妊具を掴んだ。

「つけてあげる」

凛は、そう言ってその袋を開ける。

「つけた事ある?」

「あんまりない」

「じゃあ、教えておげる」

俺は、保健体育の授業をするみたいに凛に教えていた。
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