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エピローグ【拓夢の話1】
俺、駄目だ
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俺は、隣に寝転がる凛を見つめる。
「ごめん。俺、駄目だわ」
そう言って、凛の髪を優しく撫でる。
「私も、我慢できなかったから」
「最低だよ、俺」
「そんな事ない。私から、誘ったの」
「違うよ!俺からだよ」
俺は、凛の涙をティシュッをとって拭ってあげる。
「家庭内別居して、家出して、拓夢を誘惑して…。私は、世界で一番嫌われる女だね」
「そんな事ないよ」
俺は、凛に笑いかける。
「旦那さんじゃ拭えない痛みや悲しみがあるんだろ?」
「それでも、駄目だよね。私…」
「駄目じゃない。必要な時間なんだよ。これは、凛にとって」
俺は、正当化しようとしているだけなのかもしれない。それでも、これは、凛にとって必要な時間で合って欲しいと思ってしまう。
「拓夢、私達の関係は不倫だよ!そんなのわかってる。でもね、私には拓夢が必要なの」
凛は、そう言って泣きながら俺を抱き締めてくる。誰に何と言われたって構わない。
「俺にも凛が必要なんだ」
互いの傷を埋め合うために、癒すために、必要な時間なんだ。だから、許されないとしても…。俺は、凛がここにいる間、関係を続けたいと思った。
「許されなくていいから、だから、忘れさせて…。ここにいる間だけでも…」
「わかった」
俺は、凛を優しく抱き締める。
「俺は、凛とどこまでも落ちていくよ」
「拓夢、ありがとう」
どんな制裁だって受けてやる。俺は、凛が欲しいんだ。
「お風呂入る?」
「うん」
「じゃあ、行こう」
「うん」
凛は、わざわざ服を着ている。俺は、パンツだけを履いて歩く。
「明るいのは、まだ恥ずかしい」
「充分見てるけど…」
「でも…」
「わかった!じゃあ、目瞑ってるから、先に入って」
「うん」
凛は、先にお風呂に入る。
「いいよ」
そう言われて、俺はお風呂場の電気を消して入る。
「シャワー、出すね」
「うん」
洗面所の明かりだけだと以外に暗かった。凛が、俺の体を流してくれるから、俺も流してあげる。二人で、湯船に入る。
「拓夢は、芸能人になるんだね」
「たいした事ないよ」
「もう、こんな風に出来なくなるね」
「俺は、よくても凛が面白おかしく書かれちゃうよな」
「逆だよ!私はいいけど、拓夢が駄目になっちゃうんだよ」
「そんな事ないよ」
俺は、凛を抱き締める。
「だから、大切にしたい。撮影行くまで」
「それって、撮影が終わったら帰るって事だよな?」
「今は、そう考えてる。だって、拓夢にとって大切な撮影だし…。それに、龍ちゃんとずっとこのままってわけにもいかないでしょ?」
「確かに、そうだよな」
俺は、それしか言えなかった。凛を引き留める事は出来ないから…。
「ごめん。俺、駄目だわ」
そう言って、凛の髪を優しく撫でる。
「私も、我慢できなかったから」
「最低だよ、俺」
「そんな事ない。私から、誘ったの」
「違うよ!俺からだよ」
俺は、凛の涙をティシュッをとって拭ってあげる。
「家庭内別居して、家出して、拓夢を誘惑して…。私は、世界で一番嫌われる女だね」
「そんな事ないよ」
俺は、凛に笑いかける。
「旦那さんじゃ拭えない痛みや悲しみがあるんだろ?」
「それでも、駄目だよね。私…」
「駄目じゃない。必要な時間なんだよ。これは、凛にとって」
俺は、正当化しようとしているだけなのかもしれない。それでも、これは、凛にとって必要な時間で合って欲しいと思ってしまう。
「拓夢、私達の関係は不倫だよ!そんなのわかってる。でもね、私には拓夢が必要なの」
凛は、そう言って泣きながら俺を抱き締めてくる。誰に何と言われたって構わない。
「俺にも凛が必要なんだ」
互いの傷を埋め合うために、癒すために、必要な時間なんだ。だから、許されないとしても…。俺は、凛がここにいる間、関係を続けたいと思った。
「許されなくていいから、だから、忘れさせて…。ここにいる間だけでも…」
「わかった」
俺は、凛を優しく抱き締める。
「俺は、凛とどこまでも落ちていくよ」
「拓夢、ありがとう」
どんな制裁だって受けてやる。俺は、凛が欲しいんだ。
「お風呂入る?」
「うん」
「じゃあ、行こう」
「うん」
凛は、わざわざ服を着ている。俺は、パンツだけを履いて歩く。
「明るいのは、まだ恥ずかしい」
「充分見てるけど…」
「でも…」
「わかった!じゃあ、目瞑ってるから、先に入って」
「うん」
凛は、先にお風呂に入る。
「いいよ」
そう言われて、俺はお風呂場の電気を消して入る。
「シャワー、出すね」
「うん」
洗面所の明かりだけだと以外に暗かった。凛が、俺の体を流してくれるから、俺も流してあげる。二人で、湯船に入る。
「拓夢は、芸能人になるんだね」
「たいした事ないよ」
「もう、こんな風に出来なくなるね」
「俺は、よくても凛が面白おかしく書かれちゃうよな」
「逆だよ!私はいいけど、拓夢が駄目になっちゃうんだよ」
「そんな事ないよ」
俺は、凛を抱き締める。
「だから、大切にしたい。撮影行くまで」
「それって、撮影が終わったら帰るって事だよな?」
「今は、そう考えてる。だって、拓夢にとって大切な撮影だし…。それに、龍ちゃんとずっとこのままってわけにもいかないでしょ?」
「確かに、そうだよな」
俺は、それしか言えなかった。凛を引き留める事は出来ないから…。
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