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拓夢の最後の話2
ありがとう
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「ハァ、凛、よかったよハァ」
「私もだよ、ハァハァ」
お互いに息が乱れていて、ゆっくり整える。俺は、避妊具を縛ってゴミ箱に捨てる。
「ティッシュより、タオル持ってくるよ」
「いいよ、ティッシュで」
「いいから」
俺は、ティッシュで自分のを拭いて立ち上がった。洗面所で、パンツを履いて手を洗ってフェイスタオルをお湯で濡らして絞った。それを持って凛の元に戻る。
「よかったのに」
凛が受け取ろうとしたのを無視して俺は、そこにタオルを当てる。
「拓夢」
「痛くなかった?」
「大丈夫だよ」
俺は、タオルで丁寧に凛のそこを拭いた。
「恥ずかしいよ」
「恥ずかしくないよ!俺は、ここに感謝してるんだから」
「しなくていいよ」
「するよ!凛のここが、頑張ってくれたんだなーってありがとうって!思ってるよ」
凛は、恥ずかしそうにして目を合わせなかった。
「凛」
「何?」
「女性に産まれた意味は、子供を産み育てる事だけじゃないと俺は思うんだよ!それしか価値がないなんて、おかしいと思うから…」
「じゃあ、何があるの?」
「誰かを幸せにする事なんじゃないかな?それは、みんなに当てはまる事」
凛は、黙ってる。
「女性は、特に人を幸せに出来ると思うんだよ!それに、産み出す事なら出来るだろ?例えば、今から凛が絵を描くとかさ…」
「そんなの出来ない」
「そんな大きな事じゃなくても、料理を作る事だって産み出してるんじゃないのか?俺は、凛の料理大好きだよ!」
「子供がいる人だって、出来る事だよ」
俺は、タオルをのけてから毛布を取った。
「お腹冷やしたら駄目だから」
凛にそう言ってかける。
「冷やしたら、お腹壊すから?」
「それだけじゃない!女性にとって、大切な場所だから…」
「私は、無駄だよ」
「そんな事ない」
「生理だって無駄なのにくるんだよ」
「凛、無駄じゃないよ!凛が元気でいる為にあるんだろ?だから、無駄何かじゃない」
俺は、凛をギューと抱き締める。
「抱き合う事は出来なくても、抱き締め合う事は出来るから」
「拓夢」
「たくさん泣いたら、笑ってよ!俺は、凛の笑顔が好きだよ」
「うん」
凛は、俺の首に手を回してくる。どれだけの傷を凛は抱えているのだろうか?たった、数日で凛の全てを知れるなんて事はあるはずがないのだ。それでも、凛の苦しみや悲しみや痛みが取り除けるなら、俺はそんな存在でい続けたい。
「スマホ繋ぎっぱなしだった。止めていい?」
「うん」
俺は、凛から離れて二台のスマホの録画を切った。
「あのさー」
「うん」
俺は、凛の髪を優しく撫でる。
「私もだよ、ハァハァ」
お互いに息が乱れていて、ゆっくり整える。俺は、避妊具を縛ってゴミ箱に捨てる。
「ティッシュより、タオル持ってくるよ」
「いいよ、ティッシュで」
「いいから」
俺は、ティッシュで自分のを拭いて立ち上がった。洗面所で、パンツを履いて手を洗ってフェイスタオルをお湯で濡らして絞った。それを持って凛の元に戻る。
「よかったのに」
凛が受け取ろうとしたのを無視して俺は、そこにタオルを当てる。
「拓夢」
「痛くなかった?」
「大丈夫だよ」
俺は、タオルで丁寧に凛のそこを拭いた。
「恥ずかしいよ」
「恥ずかしくないよ!俺は、ここに感謝してるんだから」
「しなくていいよ」
「するよ!凛のここが、頑張ってくれたんだなーってありがとうって!思ってるよ」
凛は、恥ずかしそうにして目を合わせなかった。
「凛」
「何?」
「女性に産まれた意味は、子供を産み育てる事だけじゃないと俺は思うんだよ!それしか価値がないなんて、おかしいと思うから…」
「じゃあ、何があるの?」
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凛は、黙ってる。
「女性は、特に人を幸せに出来ると思うんだよ!それに、産み出す事なら出来るだろ?例えば、今から凛が絵を描くとかさ…」
「そんなの出来ない」
「そんな大きな事じゃなくても、料理を作る事だって産み出してるんじゃないのか?俺は、凛の料理大好きだよ!」
「子供がいる人だって、出来る事だよ」
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「お腹冷やしたら駄目だから」
凛にそう言ってかける。
「冷やしたら、お腹壊すから?」
「それだけじゃない!女性にとって、大切な場所だから…」
「私は、無駄だよ」
「そんな事ない」
「生理だって無駄なのにくるんだよ」
「凛、無駄じゃないよ!凛が元気でいる為にあるんだろ?だから、無駄何かじゃない」
俺は、凛をギューと抱き締める。
「抱き合う事は出来なくても、抱き締め合う事は出来るから」
「拓夢」
「たくさん泣いたら、笑ってよ!俺は、凛の笑顔が好きだよ」
「うん」
凛は、俺の首に手を回してくる。どれだけの傷を凛は抱えているのだろうか?たった、数日で凛の全てを知れるなんて事はあるはずがないのだ。それでも、凛の苦しみや悲しみや痛みが取り除けるなら、俺はそんな存在でい続けたい。
「スマホ繋ぎっぱなしだった。止めていい?」
「うん」
俺は、凛から離れて二台のスマホの録画を切った。
「あのさー」
「うん」
俺は、凛の髪を優しく撫でる。
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