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凛の話12

付き合ってくれてありがとう

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凛君が、ベッドに戻ってきた。バスタオル一枚だけ巻いて…。

「凛も洗ってきたら?バスタオル置いてあるし」

「うん」

私も立ち上がって、お風呂場に行く。消臭スプレーしとかなきゃ駄目なんじゃない!

このズボン…。

凛君も同じ事を考えていたのだろうか?洗面所の台の上にスプレーが置いてあった。私は、ズボンにシュッシュッとして乾かす。洗面台で、下着を洗って固く絞った。凛君のパンツの隣に干して置いた。

シャワーで、体を洗って上がる。バスタオルで、丁寧に吹き上げてからバスタオルを体に巻き付ける。私は、お風呂から上がって戻った。テーブルにある水を飲んで、ベッドに行くと凛君はもう眠っていた。私は、その髪を優しく撫でてから隣のベッドに寝転がった。

「おやすみ、凛君」

横になって、目を閉じた。

.
.
.

視線を感じて、目を開けた。

「おはよう」

私のベッドの横で、凛君は私の顔をニコニコ見てる。どうしよう。裸だ。見られた?一気に顔が熱くなるのを感じる。

「大丈夫、見てないから!はい、お水」

「ありがとう」

私は、凛君に差し出された水を顔を起こして飲んだ。

「隣に寝てもいい?」

「うん」

まだ、寝起きで頭が回らなくて頷いてしまった。布団を覗いて、「駄目」と言ったけど遅かった。

「暖かいね!凛さんの布団の中」

バスタオルがない。寝相が悪かったのか、裸。私、今、裸。手探りでタオルを探す。凛君に後ろから抱き締められる。

「凛さん、何もつけてない」

「バスタオルが…」

「いらないよ!僕、バスタオルの下、ちゃんとパンツはいてるから…」

「私も、下着ぐらい」

「いらない」

さらに、ギュッーって腰に手を回されて引き寄せれる。

「付き合ってくれて、ありがとう」

背中に頭を置いてる。凛君の息が当たって「んっ」声が出そうになった口を押さえる。

「背中弱いの?」

そう言って、凛君は背中に唇を当ててきた。ゾクゾクとビクビクが止まらない。

「凛君、駄目」

「昨日みたいに僕にくっついてきて!ほら…」

私は、凛君にお尻を突き出すようにくっついた。

「最後まで、しないから」

また、呪いの呪文をかけられる。

凛君の右手が、私の下半身におりてきて左手は胸を触る為に手をいれてきた。私は、体を少しだけ浮かせた。どうぞ、きてと口に出さなくても言ってるみたいで…。それを感じとったのか、凛君は私の敏感な場所と胸を同時に刺激しながら背中に唇を這わせてる。

「やっ、んんっ」

声が出て、私は両手でしっかり口を押さえる。

「凛さん、感じてる?」

私は、その言葉にビクッと体をそらせた。


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