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拓夢の話2
電話
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凛からの電話を聞いていた。旦那さんに愛されるのが怖いのが伝わってきた。凛が、旦那さんを愛しているのを感じるから余計に辛かった。
電話を切ってから、俺はパソコンを立ち上げていた。子供がいなくても、出来る事って何なのだろうか?
わからなくて検索する!
【子連れNGスポット】と書いたblogを載せている人がいる。【結婚して、子供が産まれました。妻とよく子供が産まれる前に通っていたレストランは、中学生以下の子供が禁止で驚きました】
そう書かれていた!やっぱり、駄目な場所も存在するのがわかった。それなら、凛と一緒にそういう場所を探して巡ればいいのではないだろうか?いつか、凛が旦那さんと向き合える日が来るまで…。
パソコンを閉じて、歯を磨いて眠った。
朝目覚めて、お気に入りのツイストされたパンと血糖値をあげるための甘いコーヒー牛乳を飲んでいた。
俺の仕事は、営業の仕事だった。社用車に乗って、リフォームをしませんか?と言いながらチラシをいれたりインターホンを鳴らしたりする。時々、そうやってるとお店とかがやりますって言ってくれたりするのだ。今日は、その打ち合わせだった。
家を出て、会社に向かった。二人一組で行動するのは、サボってないか確認する為だった。俺は、後輩の溝口祐太郎とペアだった。
会社についた。
「おはようございます!先輩」
「おはよう」
「今日は、直帰でいいらしいですよ」
「えっ!じゃあ、昼には終わらすか」
「ですね」
「頑張るぞ」
俺は、溝口と握手をした。
社用車に乗り込んで、溝口と出かける。
ついたのは、ピンクの外観の建物だ!よくわからない英語の文字が並んでる店。
「何だっけ?名前」
「えっと、わかりません」
「駄目だろうが!」
「でも、このお店も会社名で注文してきてますよ!AQUA株式会社って」
「あー、じゃあ!覚えなくていいのかな?」
「そうじゃないですか?パンケーキしか読めないです」
「わかる」
俺は、溝口と笑い合っていた。まだ、九時半だと言うのに店の前には行列が出来ていた。
「おはようございます」
「おはようございます」
店長さんが、現れてくれた。事務所にあげてもらう。
「名前、変えるんですか?」
「はい、覚えられないってよく言われまして」
確かにと言いそうになった口を押さえると店長さんは俺を見つめてこう言った。
「ハッキリと言ってください!星村さんなら、ズバッと言ってくれそうな気がしたからお願いしたんですよ」と笑った。
「すみません。確かにパンケーキしか読めませんでした」
俺は、頭を掻いて笑った。
電話を切ってから、俺はパソコンを立ち上げていた。子供がいなくても、出来る事って何なのだろうか?
わからなくて検索する!
【子連れNGスポット】と書いたblogを載せている人がいる。【結婚して、子供が産まれました。妻とよく子供が産まれる前に通っていたレストランは、中学生以下の子供が禁止で驚きました】
そう書かれていた!やっぱり、駄目な場所も存在するのがわかった。それなら、凛と一緒にそういう場所を探して巡ればいいのではないだろうか?いつか、凛が旦那さんと向き合える日が来るまで…。
パソコンを閉じて、歯を磨いて眠った。
朝目覚めて、お気に入りのツイストされたパンと血糖値をあげるための甘いコーヒー牛乳を飲んでいた。
俺の仕事は、営業の仕事だった。社用車に乗って、リフォームをしませんか?と言いながらチラシをいれたりインターホンを鳴らしたりする。時々、そうやってるとお店とかがやりますって言ってくれたりするのだ。今日は、その打ち合わせだった。
家を出て、会社に向かった。二人一組で行動するのは、サボってないか確認する為だった。俺は、後輩の溝口祐太郎とペアだった。
会社についた。
「おはようございます!先輩」
「おはよう」
「今日は、直帰でいいらしいですよ」
「えっ!じゃあ、昼には終わらすか」
「ですね」
「頑張るぞ」
俺は、溝口と握手をした。
社用車に乗り込んで、溝口と出かける。
ついたのは、ピンクの外観の建物だ!よくわからない英語の文字が並んでる店。
「何だっけ?名前」
「えっと、わかりません」
「駄目だろうが!」
「でも、このお店も会社名で注文してきてますよ!AQUA株式会社って」
「あー、じゃあ!覚えなくていいのかな?」
「そうじゃないですか?パンケーキしか読めないです」
「わかる」
俺は、溝口と笑い合っていた。まだ、九時半だと言うのに店の前には行列が出来ていた。
「おはようございます」
「おはようございます」
店長さんが、現れてくれた。事務所にあげてもらう。
「名前、変えるんですか?」
「はい、覚えられないってよく言われまして」
確かにと言いそうになった口を押さえると店長さんは俺を見つめてこう言った。
「ハッキリと言ってください!星村さんなら、ズバッと言ってくれそうな気がしたからお願いしたんですよ」と笑った。
「すみません。確かにパンケーキしか読めませんでした」
俺は、頭を掻いて笑った。
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