夕暮れトーキ

ある日見つけた、豚の置物。
「私」はそれを何気なく捨てるが……

日常のささやかな喪失の掌編です。
24h.ポイント 0pt
0
小説 191,946 位 / 191,946件 現代文学 8,153 位 / 8,153件

あなたにおすすめの小説

真昼の月は燃え上がる

小槻みしろ
現代文学
 幸せって案外もろいんだ。  城田あさきは幸福な少女だった。  小学六年の夏、母親が、同級生の父親と不倫をしていたことが発覚するまでは。  それから、学校では周囲の好奇と軽蔑の目線に苛まれる。  家では精神を病んだ母と、その母を溺愛する父との板挟みにあう――。  心についた大きな傷は、ふれたくもない。  きっと人生は変わらないし、変えない。  噂から少し離れた高校に入っても、そうあきらめていたが…… 「どうしていつも怒ってるの?」  同じクラスでサッカー部の友森大翔(とももり ひろと)と出会いを機に、あさきは過去にふたたび、引きずり込まれていく。

足跡のかげ

小槻みしろ
現代文学
奏と翔は、ある日大好きな祖母が、病気になったと知らされる。 「もう会いに行ってはいけない」 という母に、頼んで祖母に会いに行くが……。 おばあちゃん子な弟、翔を見守る姉の奏の回想からなる、「あしあと」にまつわる、少し不思議な短編です。

都々逸庫

じゅしふぉん
現代文学
都々逸置き場 7・7・7・5のリズムも面白い

everything's no change

小槻みしろ
現代文学
「お姉ちゃん、もう駄目かもしれない」 母の涙混じりの言葉を、隣で聞いた。とうとう来たか。そう考えながら―――― 幼いときより病弱な姉、そんな姉の存在をどこか遠くに感じ、しかし何より影響を受けてきた「私」の、姉の死を目前にしての、独白と日常のお話です。 ※エブリスタに同名で載せていたものを加筆修正して載せております。

『今夜も、にわか雨』

crazy’s7@体調不良不定期更新中
現代文学
無性愛者の憂鬱、コメディテイスト、小さじ一杯 その憂鬱は無性愛者だからなのか? 箱庭で暮らす主人公の毒舌でちょっと不思議な日常。

大嫌いなじいじに言われた3つの言葉

白野ケイ
現代文学
あなたと家族の思い出はなんですか? 高校3年の主人公蓮見蓮(はすみれん)と90歳を超える大嫌いなおじいちゃん蓮見嶺五郎(はすみれいごろう)との心のやり取りを描いた小説。蓮の心の変化はあなたにきっと刺さるはず。家族愛を全面に感じる物語。

Start Over

やな
現代文学
〝やり直し〟 人は誰しもこの言葉を嫌うでしょう。 一度100にしたものをもう一度0からやらなければならないから。 私は【Start Over】……やり直しという作品を通して、昔執筆した短編物語達を100の状態から0の状態に戻し、もう一度100にするのではなく、さらに上の200を超えていけるような物語達をこのサイトに投稿します。 いつかまたこの物語達をやり直しできる日が来ますように。 そう願って。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。