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暖かい……というか暑い。温度調節されているウィスランドの家の中なのにどうして? と、まどろみの中でラズはむずがる子供のように手足を伸ばした。
「痛いですよ……」
「ん。起きたのか」
ウィスランドとリカルドの声に、ラズも意識を浮上させる。
「おはようございます」
ラズの右側にリカルドが、左側にウィスランドが横たわっていた。チュッと左右からキスをされてラズはくすぐったくて笑った。
「おはよう、ラズ。身体は痛くないか?」
「ラズ、お腹は空きましたか?」
リカルドに「大丈夫です」、ウィスランドに「空きました。何か作りますね」と答える。リカルドはラズの頭にキスをして頷き、ウィスランドは起き上がって伸びをした。
「ラズはゆっくりしててください。朝食ぐらいなら作れますよ。リカルド、ラズをお風呂に入れてあげてください。身体はクリーンしましたが疲れは残ってるでしょうし」
ウィスランドはそう言って、ガウンをはおって出ていった。食事を作る場所はこの部屋の中にないようだ。
「ラズ、行こうか」
立ち上がったリカルドは軽々とラズを抱き上げる。
「ええっ、自分で歩けますよ」
お姫様のように抱き上げられて、ラズは動揺した。
「ウィスがお風呂にいれてあげてと言っただろう? 料理を作ってくれてるんだ。私もそれくらいは貢献しないとな」
真面目な顔でそう言われるとラズは黙るしかなかった。二人がラズの身体を気遣ってくれているのがわかったからだ。青紫の瞳は心配そうにしていたし、青い瞳は愛しくてたまらないと言外に伝えてくれている。その気持ちがくすぐったくも温かくて、二人に抱きしめられながら眠っていた時の幸福感が未だに続いている。
「あ、かけ湯してませんよ」
「かけ湯?」
「湯船にはいるまえには先に汚れを落としてから入るんです」
「何故だ?」
「だって次に入る人が嫌じゃないですか。お湯が汚れたら……」
抱かれたままお湯につけられて、ラズは面食らった。
「クリーンしてるから綺麗だぞ。それに次の人が入るまでにお湯は入れ替わると思うんだが……」
凄い勢いで竜の口から噴き出すお湯の量をみて、ラズは確かにと頷いた。
「そうですね。癖なので……」
寮の風呂は沢山の人が入れ替わり立ち替わり入るのでそのように定められていたのだと気付く。そんな風呂に侯爵家の跡取りが入る訳がない。ただ、いつもやっていることをしないで入ることは少し罪悪感が伴ってしまう。
一人で入るときだけでいいか……。
「なら、次からはシャワーを浴びてから入ろう。今日はいいか?」
「はい。もう入ってるので。でもいいのですか?」
「ラズの癖なのだろう? 構わない。ほら、腰は痛くないか?」
横抱きから子供のように太もものうえに乗せかえられたラズの腰をリカルドが親指で突くように押した。
「うっ」
思わず口からうめき声が漏れた。
「やっぱり痛かったんだろう。ラズは我慢すると思った」
「我慢じゃないです。だって、嫌じゃない……」
ラズにとっての我慢は、嫌なことを嫌だと言えない状況だ。自分が望んで、二人が与えてくれたものに付随する痛みなら我慢とは言わない。
「そう言ってくれるのは嬉しいがな……。ウィスの言った通りだな。こちらがよく目を見開いて見ていなければ……」
問題児扱いされたようでラズは頬を膨らませた。
「子供じゃないんですから――」
「そうだな、立派な成人だった」
腰を押し続けていたリカルドの指がそろりとラズの尻の割れ目に沿って、ゆっくりと中に挿ってくる。
「あっ! ……リカルド!」
「傷がないか確かめるだけだ」
リカルドの声に抑揚がない。本当にそうなのか、顔が見えないのでわからなくてラズは首を振った。指が一本だけ浅いところを確かめるように押していく。
「あ……んっ……ン……」
甘ったるい声が浴室に響く。まるで甘えるような強請るような声がラズの口から溢れる。自分だけが興奮している状況に、ラズは羞恥を覚えた。
「首筋が赤いな。茹だったのか?」
わかっているくせに訊ねるのだ。
「ン……あ……駄目っ」
クイッと中で指が折り曲げられるとラズはたまらず制止の声を上げた。
「痛いのか?」
「違うっ、でも何か……」
うなじにリカルドの唇が押しつけられた。
「痛いわけじゃないのなら、いいな」
ラズの性器にリカルドの大きな指が絡みついた。昨日よりゆっくりと悪戯をしかけるような優しいタッチで先端を悪戯する。
「あっ……でもこんな朝から……んっ……」
尻の指もラズの反応を見ながら押しては引き、時折ラズの中の敏感な場所を引っ掻くように指を曲げる。
「あ……んんっ……リドッ、駄目。出ちゃう……」
「達け。お湯が汚れるのが気になるなら全ていれかえてやる」
リカルドは身体を丸めて快感を追いかけ始めたラズのうなじについた傷跡へキスをした。
「ヒィア……ああッ!」
リカルドの指を締め付けながらラズは達った。ドクドクと打つ鼓動が昨日よりも速い。
「それでいい。さぁ、上がってウィスの朝食を食べようか」
満足げなリカルドの声にラズは恥ずかしくなって振り向いた。
「リカルドも……大きくなってます」
きっと挿れられるのだと思っていたのに、リカルドは平気な顔でそろそろ上がれと言う。
「そうだな。抜いていくから先に――」
「どうして。俺のはやってくれたのに。俺もやります」
困ったようなリカルドの顔にじれて、ラズはリカルドのそこへ手を伸ばした。
「手を出したのは私だから言いたくないんだが……、今手伝ってもらったらそのまま挿入までいくぞ。ウィスを待たせたまま、いいのか?」
ラズは朝食を準備してくれているウィスランドを思うと握れなかった。
「そんな困った顔をしなくていい。別に挿れたいだけじゃない。ラズと一緒にご飯を食べられるのも嬉しいんだ。私達は二人いる。同じように愛情を分配しろというつもりもない。それは無理だし、ラズが疲れるからな。ラズの気を引き、愛される努力をするのは私達だ」
愛情が深い二人の気持ちに応えられるのかラズは心配になった。
「リカルド、愛してます。でも俺の気持ちは半分しか返せない」
「ラズは半分と思うかもしれないが、私達に届いた愛情は倍にも百倍にも膨れ上がっている。愛してる。ラズ。ずっと私達の側にいて欲しい。だが、今は着替えてウィスランドのところへ先に行っててくれ。すぐに戻る。何、ラズの声を思い出したら瞬殺だ」
「それ、下ネタ……」
「すまん……」
リカルドの言葉に従いラズは簡単に拭いて部屋に戻った。ダイニングルームの様式になった場所にウィスランドが食事を用意してくれていた。
「この家は本当に不思議ですね。一つの大きな部屋を植物や衝立で区切っているだけなのに、いくつもの部屋があるようです。どうして寝台にいるときは他の部屋に意識が行かないのかな」
「便利でしょう? 学校にいるときに見つけた術なんですよ。普通は狭い部屋で使うんですが、これを使わない手はないなと思って。ラズ、髪の毛が濡れてますよ」
フワッとした風が吹いたと思ったら、ラズの髪は乾いていた。
「ウィスの魔法は本当にすごいね」
「ラズのお陰なんですよ。魔力ももちろん増えていますけど、制御がとても楽です」
「俺の?」
「ラズはやはり貴実ですね。一度神殿に行って見てもらいましょうか。神殿にしか測定機がないのです。はかったことはありますか?」
ラズは首を振った。貴実だったらいいなと思ったのは二人に出会ったからだ。それまでラズは普通に恋人を見つけて、その相手が女だったら子供を二人で育てるつもりだったし、男だったら子供はもてないだろうと思っていた。
貴実と知られれば、例え平民でも王族として迎えられ、子供を産むために見知らぬ貴族へ与えられるのだと知っていたからだ。だから敢えて測定しなかったのだ。
「いえ、ありません」
「それなら測りましょう。王族になったらラズは姫と呼ばれますよ」
ウィスランドの言葉にラズは自分の顔色が変わるのを感じた。
どうして? 二人のものになるではなかったのか。ウィスランドは何を思ってそんなことを言うのだろうと訳がわからなくなる。
「そんなの呼ばれたくない! ウィス、酷いっ」
見知らぬ男へ娶されても平気だというのだろうか。二人だからもう一人増えてもいいと、そう思っているのだろうか。
「ラズ?」
ラズの拒否を感じて戸惑ったウィスランドから逃げるように背を向けた。
さっきリカルドが言っていたのは間違いだったのだろうかと涙が零れそうになった。
「もういいっ」
ラズは叫んで、昨日脱いで椅子に掛けられていた自分の服を手に取った。
「痛いですよ……」
「ん。起きたのか」
ウィスランドとリカルドの声に、ラズも意識を浮上させる。
「おはようございます」
ラズの右側にリカルドが、左側にウィスランドが横たわっていた。チュッと左右からキスをされてラズはくすぐったくて笑った。
「おはよう、ラズ。身体は痛くないか?」
「ラズ、お腹は空きましたか?」
リカルドに「大丈夫です」、ウィスランドに「空きました。何か作りますね」と答える。リカルドはラズの頭にキスをして頷き、ウィスランドは起き上がって伸びをした。
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「ラズ、行こうか」
立ち上がったリカルドは軽々とラズを抱き上げる。
「ええっ、自分で歩けますよ」
お姫様のように抱き上げられて、ラズは動揺した。
「ウィスがお風呂にいれてあげてと言っただろう? 料理を作ってくれてるんだ。私もそれくらいは貢献しないとな」
真面目な顔でそう言われるとラズは黙るしかなかった。二人がラズの身体を気遣ってくれているのがわかったからだ。青紫の瞳は心配そうにしていたし、青い瞳は愛しくてたまらないと言外に伝えてくれている。その気持ちがくすぐったくも温かくて、二人に抱きしめられながら眠っていた時の幸福感が未だに続いている。
「あ、かけ湯してませんよ」
「かけ湯?」
「湯船にはいるまえには先に汚れを落としてから入るんです」
「何故だ?」
「だって次に入る人が嫌じゃないですか。お湯が汚れたら……」
抱かれたままお湯につけられて、ラズは面食らった。
「クリーンしてるから綺麗だぞ。それに次の人が入るまでにお湯は入れ替わると思うんだが……」
凄い勢いで竜の口から噴き出すお湯の量をみて、ラズは確かにと頷いた。
「そうですね。癖なので……」
寮の風呂は沢山の人が入れ替わり立ち替わり入るのでそのように定められていたのだと気付く。そんな風呂に侯爵家の跡取りが入る訳がない。ただ、いつもやっていることをしないで入ることは少し罪悪感が伴ってしまう。
一人で入るときだけでいいか……。
「なら、次からはシャワーを浴びてから入ろう。今日はいいか?」
「はい。もう入ってるので。でもいいのですか?」
「ラズの癖なのだろう? 構わない。ほら、腰は痛くないか?」
横抱きから子供のように太もものうえに乗せかえられたラズの腰をリカルドが親指で突くように押した。
「うっ」
思わず口からうめき声が漏れた。
「やっぱり痛かったんだろう。ラズは我慢すると思った」
「我慢じゃないです。だって、嫌じゃない……」
ラズにとっての我慢は、嫌なことを嫌だと言えない状況だ。自分が望んで、二人が与えてくれたものに付随する痛みなら我慢とは言わない。
「そう言ってくれるのは嬉しいがな……。ウィスの言った通りだな。こちらがよく目を見開いて見ていなければ……」
問題児扱いされたようでラズは頬を膨らませた。
「子供じゃないんですから――」
「そうだな、立派な成人だった」
腰を押し続けていたリカルドの指がそろりとラズの尻の割れ目に沿って、ゆっくりと中に挿ってくる。
「あっ! ……リカルド!」
「傷がないか確かめるだけだ」
リカルドの声に抑揚がない。本当にそうなのか、顔が見えないのでわからなくてラズは首を振った。指が一本だけ浅いところを確かめるように押していく。
「あ……んっ……ン……」
甘ったるい声が浴室に響く。まるで甘えるような強請るような声がラズの口から溢れる。自分だけが興奮している状況に、ラズは羞恥を覚えた。
「首筋が赤いな。茹だったのか?」
わかっているくせに訊ねるのだ。
「ン……あ……駄目っ」
クイッと中で指が折り曲げられるとラズはたまらず制止の声を上げた。
「痛いのか?」
「違うっ、でも何か……」
うなじにリカルドの唇が押しつけられた。
「痛いわけじゃないのなら、いいな」
ラズの性器にリカルドの大きな指が絡みついた。昨日よりゆっくりと悪戯をしかけるような優しいタッチで先端を悪戯する。
「あっ……でもこんな朝から……んっ……」
尻の指もラズの反応を見ながら押しては引き、時折ラズの中の敏感な場所を引っ掻くように指を曲げる。
「あ……んんっ……リドッ、駄目。出ちゃう……」
「達け。お湯が汚れるのが気になるなら全ていれかえてやる」
リカルドは身体を丸めて快感を追いかけ始めたラズのうなじについた傷跡へキスをした。
「ヒィア……ああッ!」
リカルドの指を締め付けながらラズは達った。ドクドクと打つ鼓動が昨日よりも速い。
「それでいい。さぁ、上がってウィスの朝食を食べようか」
満足げなリカルドの声にラズは恥ずかしくなって振り向いた。
「リカルドも……大きくなってます」
きっと挿れられるのだと思っていたのに、リカルドは平気な顔でそろそろ上がれと言う。
「そうだな。抜いていくから先に――」
「どうして。俺のはやってくれたのに。俺もやります」
困ったようなリカルドの顔にじれて、ラズはリカルドのそこへ手を伸ばした。
「手を出したのは私だから言いたくないんだが……、今手伝ってもらったらそのまま挿入までいくぞ。ウィスを待たせたまま、いいのか?」
ラズは朝食を準備してくれているウィスランドを思うと握れなかった。
「そんな困った顔をしなくていい。別に挿れたいだけじゃない。ラズと一緒にご飯を食べられるのも嬉しいんだ。私達は二人いる。同じように愛情を分配しろというつもりもない。それは無理だし、ラズが疲れるからな。ラズの気を引き、愛される努力をするのは私達だ」
愛情が深い二人の気持ちに応えられるのかラズは心配になった。
「リカルド、愛してます。でも俺の気持ちは半分しか返せない」
「ラズは半分と思うかもしれないが、私達に届いた愛情は倍にも百倍にも膨れ上がっている。愛してる。ラズ。ずっと私達の側にいて欲しい。だが、今は着替えてウィスランドのところへ先に行っててくれ。すぐに戻る。何、ラズの声を思い出したら瞬殺だ」
「それ、下ネタ……」
「すまん……」
リカルドの言葉に従いラズは簡単に拭いて部屋に戻った。ダイニングルームの様式になった場所にウィスランドが食事を用意してくれていた。
「この家は本当に不思議ですね。一つの大きな部屋を植物や衝立で区切っているだけなのに、いくつもの部屋があるようです。どうして寝台にいるときは他の部屋に意識が行かないのかな」
「便利でしょう? 学校にいるときに見つけた術なんですよ。普通は狭い部屋で使うんですが、これを使わない手はないなと思って。ラズ、髪の毛が濡れてますよ」
フワッとした風が吹いたと思ったら、ラズの髪は乾いていた。
「ウィスの魔法は本当にすごいね」
「ラズのお陰なんですよ。魔力ももちろん増えていますけど、制御がとても楽です」
「俺の?」
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ラズは首を振った。貴実だったらいいなと思ったのは二人に出会ったからだ。それまでラズは普通に恋人を見つけて、その相手が女だったら子供を二人で育てるつもりだったし、男だったら子供はもてないだろうと思っていた。
貴実と知られれば、例え平民でも王族として迎えられ、子供を産むために見知らぬ貴族へ与えられるのだと知っていたからだ。だから敢えて測定しなかったのだ。
「いえ、ありません」
「それなら測りましょう。王族になったらラズは姫と呼ばれますよ」
ウィスランドの言葉にラズは自分の顔色が変わるのを感じた。
どうして? 二人のものになるではなかったのか。ウィスランドは何を思ってそんなことを言うのだろうと訳がわからなくなる。
「そんなの呼ばれたくない! ウィス、酷いっ」
見知らぬ男へ娶されても平気だというのだろうか。二人だからもう一人増えてもいいと、そう思っているのだろうか。
「ラズ?」
ラズの拒否を感じて戸惑ったウィスランドから逃げるように背を向けた。
さっきリカルドが言っていたのは間違いだったのだろうかと涙が零れそうになった。
「もういいっ」
ラズは叫んで、昨日脱いで椅子に掛けられていた自分の服を手に取った。
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