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どっちもどっち
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「ウィス……、頑張ったな。絶対挿れた瞬間に出すと思ってたぞ」
クスッと笑ったラズを後ろから抱きしめたまま、ウィスランドがリカルドの鼻を摘まんだ。
「もう、あなたは!」
「褒めてるのに、何故怒ってるんだ」
「フフッ」
「ラズも……。抜きますよ」
「ん……」
笑ったのは茶化したわけじゃない。
「ウィスが頑張ってくれたんだなって嬉しかっただけです」
ラズの中にいたウィスランドがいなくなって、フルッと身体が震えた。
「頑張りましたよ、ラズにいいところを見せたかったので」
「ウィスが達っても、きっと嬉しい。俺を大事に抱いてくれたのも嬉しかった……。愛してます、ウィスランド……」
「ラズ」
起き上がったラズを正面から抱きしめて、ウィスランドはチュッチュッとあちこちにキスを降らせた。そして、ギュウと抱擁した後、ラズの身体に「クリーン」という魔法を使った。
「清浄の魔法ですね」
ラズの汗や精液の汚れが一瞬で綺麗になった。ウィスランドらしい魔法だと思った。ウィスランドはラズの魔法を褒めてくれるけれど、やはりウィスランドのほうが繊細で美しい魔法を使う。ラズが洗浄の魔法を使えばそれだけで疲れてしまうし、なによりびしょ濡れになったままのはずだ。その後に風の魔法を使うので普段使うのは無理そうだ。
「そうです。綺麗になりましたよ。さぁ、リカルド」
ラズは服を着たままのリカルドに向き合った。まだラズのベッドのようだったときのまま身体を起こしていない。
「ラズ、こっちに」
差し伸べられた手を握って、ラズはリカルドの上に乗った。グイッと上半身を起こしたリカルドは、ラズの頬を撫でて目を細める。期待、というよりも心配しているような顔だ。
「リド?」
「ラズ、疲れたんだろう?」
疲れていないと言ったら嘘になる。初めてで緊張もしていたせいもあって、ヘトヘトだ。
「それは多少は……」
「別に今日じゃなくてもいい。私達はラズが私達を受け入れてくれたことが大事なんだ。貴実とはいえ、初めての日に二人を相手にするのは大変だからな。だから、服を着たままでいた」
どうして脱がないのだろうとは思っていた。リカルドの一物はズボンの中で苦しそうにしているのに。
「そうなんです。ラズの負担が大きいのに私達は二人ですからね。疲れたラズが大変そうなら後日、と決めていたんです」
愛されている、そう思った。言葉だけじゃない。二人はラズのことを真剣に考えてくれている。だからこそ、ラズは首を横に振った。
「嫌です。俺が二人を離したくないから、望んだんです」
それなのに、身体がしんどいというだけで一人しか相手にしないというのなら、それはただの自分勝手だ。二人がラズのことを考えてくれているようにラズだって二人のことを想っている。
「それはわかっていますよ。ラズが望んでくれて嬉しいけれど……」
ウィスランドは仕方ない子を見るような目をラズに向けた。ラズの気持ちを優先するつもりだという言葉に偽りはないようだ。
「リドは、俺を抱きたくないんですか? そんな風に前を膨らませて、我慢できますか?」
「お前を壊すくらいなら、なんでもないことだ」
リカルドは挑発するラズにノってこない。唇に触れるだけのキスをする。宥めるようなキスも嫌いじゃないけれど、今はいらない。
「抱いてください。俺はウィスとリドの伴侶なんでしょう? あなたのこれも……欲しいんです」
ラズはリカルドのズボンのボタンを片手で器用に外してみせた。
「ラズッ!」
ラズは太ももにあたるソレをみてゴクリと喉を鳴らした。
「……あ――、なるほど……」
酷いとか言われていた意味がわかる。血管の浮き出たソレは確かに凶悪な代物だった。
「顔色が悪いぞ。今なら撤回させてやる」
偉そうなのに自嘲気味な笑みだ。ラズが小さいことを気にしているように、リカルドは大きいことを気にしているのかもしれない。
ウィスランドを見ると「だから言ったでしょう」と憐れむような視線を注がれた。
「撤回しません! ゆっくり、だったら。挿る……かも?」
こういうことは勢いが必要なのだとラズは決意した。
「ラズがそういうのなら、頑張ってください。一回抜いたほうがいいかもしれませんけどね……」
まだ悩むリカルドをラズは押し倒した。
「俺の口の初めては、リドでしょ?」
ラズは身体をずらしてリカルドの前にかがみ込み、ソッと凶悪なソレを口に含む。確かにリカルドが言っていたように青い。そして苦みがある。あまり美味しくないのに、ウィスランドはよく飲もうと思ったなとラズは感心した。
「ッ! ラズ!」
リカルドはラズの行動に驚いて声を上げた。いつも飄々としているリカルドの焦った声にしてやったりと心で拳を握る。
「下の口は……私ですよ」
リカルドの性器を含んだラズの腰を持ち上げて、ウィスランドがきっぱりと宣言した。
「え……?」
下の口、と言われて一瞬耳を疑った。そう言えばさっきもそんな事を言っていたなと思い出す。尻が開かれ、ラズがさきほどまでウィスランドを受け入れていた場所に舌が伸ばされる。
「ラズッ……!」
「ヒャッ!」
リカルドの美声に紛れて尻を舐められたラズも声を上げた。
「ラズ、握りしめるな――」
ウィスランドが孔を舐め奥へと舌を突き刺すと、ラズの身体はビクリと反応してリカルドを握る指に力が入る。
「あ……そんなところ――っ」
リカルドの竿をギュッと握りしめたラズの声に甘い響きが混じり始めるとリカルドの怒張が更に膨らんでいく。
「んっ……ふ……大きい……」
ラズが頑張って口いっぱいに咥えても半分も入らない。
「ラズ、無理をしなくていい」
「大丈夫、んあっ!」
ラズは上の部分を舐めながら、指を使って刺激を与えた。ビクンビクンと凶悪なソレが揺れてラズの口の中で暴れた。ラズは指も使うウィスランドからの刺激にガクガクと身体を震わせながらリカルドの一物の先を吸い込んだ。
「ラズ、口を離せ」
そう言いながらもリカルドが腰を突き出す。ラズが顔を引く余裕もなく、リカルドはラズの髪を握りながら達った。喉の奥にリカルドの快楽の証を受け止めて、ラズは咳き込んだ。
「んんっ! ケホッ!」
「大丈夫ですか?」
背中をさすってくれるウィスランドが水を渡してくれたので、それで口の中のものを飲み込んだ。
「すまん、つい……」
リカルドが顔を顰めたので、嫌だったのだろうかとラズは不安になった。ラズだってウィスランドが飲もうとしていたと聞いたとき、思いっきり引いた自覚がある。
ラズの唇を親指で拭いたリカルドは申し訳なさそうに詫びた。
リカルドがラズの刺激で達ってくれて嬉しかったし、無意識に突き出してしまう気持ちもわかる。謝られることは一つもない。
「謝らなくてもいいです」
「ハハッ、ラズが可愛くて色っぽくてもたなかったんだ」
リカルドは照れたように笑い、それにラズもつられて笑った。
「もう復活してるのですか!」
ウィスランドが恐ろしいものでも見たような声を出し、ラズもつられて視線を下げた。目の前には今抜いたはずのソレが、少しだけ凶悪感が薄れて勃っている。
「あれ……?」
ラズは思わず瞬いた。達ったのが幻だったのかと思った。
「本当にあなたは!」
ウィスランドの呆れたような声にむっとリカルドが不服そうな顔をする。
「お前も……、同じじゃないか」
振り向くと、ウィスランドのソレも勃っていた。
「まぁ、仕方ないですよね。ラズが魅力的すぎるんです」
竜の血、その精力の強さをラズは感じとらずにはいられなかった。
クスッと笑ったラズを後ろから抱きしめたまま、ウィスランドがリカルドの鼻を摘まんだ。
「もう、あなたは!」
「褒めてるのに、何故怒ってるんだ」
「フフッ」
「ラズも……。抜きますよ」
「ん……」
笑ったのは茶化したわけじゃない。
「ウィスが頑張ってくれたんだなって嬉しかっただけです」
ラズの中にいたウィスランドがいなくなって、フルッと身体が震えた。
「頑張りましたよ、ラズにいいところを見せたかったので」
「ウィスが達っても、きっと嬉しい。俺を大事に抱いてくれたのも嬉しかった……。愛してます、ウィスランド……」
「ラズ」
起き上がったラズを正面から抱きしめて、ウィスランドはチュッチュッとあちこちにキスを降らせた。そして、ギュウと抱擁した後、ラズの身体に「クリーン」という魔法を使った。
「清浄の魔法ですね」
ラズの汗や精液の汚れが一瞬で綺麗になった。ウィスランドらしい魔法だと思った。ウィスランドはラズの魔法を褒めてくれるけれど、やはりウィスランドのほうが繊細で美しい魔法を使う。ラズが洗浄の魔法を使えばそれだけで疲れてしまうし、なによりびしょ濡れになったままのはずだ。その後に風の魔法を使うので普段使うのは無理そうだ。
「そうです。綺麗になりましたよ。さぁ、リカルド」
ラズは服を着たままのリカルドに向き合った。まだラズのベッドのようだったときのまま身体を起こしていない。
「ラズ、こっちに」
差し伸べられた手を握って、ラズはリカルドの上に乗った。グイッと上半身を起こしたリカルドは、ラズの頬を撫でて目を細める。期待、というよりも心配しているような顔だ。
「リド?」
「ラズ、疲れたんだろう?」
疲れていないと言ったら嘘になる。初めてで緊張もしていたせいもあって、ヘトヘトだ。
「それは多少は……」
「別に今日じゃなくてもいい。私達はラズが私達を受け入れてくれたことが大事なんだ。貴実とはいえ、初めての日に二人を相手にするのは大変だからな。だから、服を着たままでいた」
どうして脱がないのだろうとは思っていた。リカルドの一物はズボンの中で苦しそうにしているのに。
「そうなんです。ラズの負担が大きいのに私達は二人ですからね。疲れたラズが大変そうなら後日、と決めていたんです」
愛されている、そう思った。言葉だけじゃない。二人はラズのことを真剣に考えてくれている。だからこそ、ラズは首を横に振った。
「嫌です。俺が二人を離したくないから、望んだんです」
それなのに、身体がしんどいというだけで一人しか相手にしないというのなら、それはただの自分勝手だ。二人がラズのことを考えてくれているようにラズだって二人のことを想っている。
「それはわかっていますよ。ラズが望んでくれて嬉しいけれど……」
ウィスランドは仕方ない子を見るような目をラズに向けた。ラズの気持ちを優先するつもりだという言葉に偽りはないようだ。
「リドは、俺を抱きたくないんですか? そんな風に前を膨らませて、我慢できますか?」
「お前を壊すくらいなら、なんでもないことだ」
リカルドは挑発するラズにノってこない。唇に触れるだけのキスをする。宥めるようなキスも嫌いじゃないけれど、今はいらない。
「抱いてください。俺はウィスとリドの伴侶なんでしょう? あなたのこれも……欲しいんです」
ラズはリカルドのズボンのボタンを片手で器用に外してみせた。
「ラズッ!」
ラズは太ももにあたるソレをみてゴクリと喉を鳴らした。
「……あ――、なるほど……」
酷いとか言われていた意味がわかる。血管の浮き出たソレは確かに凶悪な代物だった。
「顔色が悪いぞ。今なら撤回させてやる」
偉そうなのに自嘲気味な笑みだ。ラズが小さいことを気にしているように、リカルドは大きいことを気にしているのかもしれない。
ウィスランドを見ると「だから言ったでしょう」と憐れむような視線を注がれた。
「撤回しません! ゆっくり、だったら。挿る……かも?」
こういうことは勢いが必要なのだとラズは決意した。
「ラズがそういうのなら、頑張ってください。一回抜いたほうがいいかもしれませんけどね……」
まだ悩むリカルドをラズは押し倒した。
「俺の口の初めては、リドでしょ?」
ラズは身体をずらしてリカルドの前にかがみ込み、ソッと凶悪なソレを口に含む。確かにリカルドが言っていたように青い。そして苦みがある。あまり美味しくないのに、ウィスランドはよく飲もうと思ったなとラズは感心した。
「ッ! ラズ!」
リカルドはラズの行動に驚いて声を上げた。いつも飄々としているリカルドの焦った声にしてやったりと心で拳を握る。
「下の口は……私ですよ」
リカルドの性器を含んだラズの腰を持ち上げて、ウィスランドがきっぱりと宣言した。
「え……?」
下の口、と言われて一瞬耳を疑った。そう言えばさっきもそんな事を言っていたなと思い出す。尻が開かれ、ラズがさきほどまでウィスランドを受け入れていた場所に舌が伸ばされる。
「ラズッ……!」
「ヒャッ!」
リカルドの美声に紛れて尻を舐められたラズも声を上げた。
「ラズ、握りしめるな――」
ウィスランドが孔を舐め奥へと舌を突き刺すと、ラズの身体はビクリと反応してリカルドを握る指に力が入る。
「あ……そんなところ――っ」
リカルドの竿をギュッと握りしめたラズの声に甘い響きが混じり始めるとリカルドの怒張が更に膨らんでいく。
「んっ……ふ……大きい……」
ラズが頑張って口いっぱいに咥えても半分も入らない。
「ラズ、無理をしなくていい」
「大丈夫、んあっ!」
ラズは上の部分を舐めながら、指を使って刺激を与えた。ビクンビクンと凶悪なソレが揺れてラズの口の中で暴れた。ラズは指も使うウィスランドからの刺激にガクガクと身体を震わせながらリカルドの一物の先を吸い込んだ。
「ラズ、口を離せ」
そう言いながらもリカルドが腰を突き出す。ラズが顔を引く余裕もなく、リカルドはラズの髪を握りながら達った。喉の奥にリカルドの快楽の証を受け止めて、ラズは咳き込んだ。
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リカルドがラズの刺激で達ってくれて嬉しかったし、無意識に突き出してしまう気持ちもわかる。謝られることは一つもない。
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「ハハッ、ラズが可愛くて色っぽくてもたなかったんだ」
リカルドは照れたように笑い、それにラズもつられて笑った。
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「まぁ、仕方ないですよね。ラズが魅力的すぎるんです」
竜の血、その精力の強さをラズは感じとらずにはいられなかった。
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