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王太子様が激怒しました
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朝、庭を散歩して猫を捕まえた。
かわいいな~と撫でると、甘えてきたのでもしかして飼い猫なのだろうかと思う。猫は可愛い。
俺の家は下のセドリックが動物を触るとかゆくなるから、馬以外はいない。馬も触らせてもらえないけど。一度馬を触ってから、セドリックと一緒におやつを食べたら、大変なことになって、それから馬も触らせてもらえなくなったし、おやつも一人で食べるように言われてしまった。
父はロッティと。母はセドリックと――。
「どうしたんだ――? 具合が悪いのか?」
コツンと額を合わせられて、クリストファーが帰ってきたことに俺はやっと気付いた。
「いえ、ちょっと考え事をしていただけです。お帰りなさい、クリス様」
「部屋に戻ってお帰りとか言われると嬉しいものだな」
クリストファーは、そう言って俺のドレスの背中のボタンを外していった。いきなり服を脱がそうとするクリストファーに驚いて、クリストファーを見上げる。
俺はクリストファーの腕の中にいると何故かとても幸せだった。猫のようにゴロゴロと喉をならすことができるならこの気持ちをわかってもらえるだろうに。
「これに着替えて、星でも見にいくか?」
差し出された服を受け取り、少しだけガッカリしてしまった。もしかして触ってもらえるのだろうかと今まで知らなかった快楽を知った身体は期待に火照ってしまう。
「熱でもあるのか――」
頬に触れられたが、やはり俺の思い違いだったようで、近づいた唇が落ちてくる事はなかった。
「いえ、大丈夫です。暖炉にあたっていたので、のぼせたのかもしれません」
自意識過剰な自分に恥ずかしくなるが、クリストファーは気にしていないようだった。
差し出されたのは男物のシャツとトラウザーズ、暖かそうなフワフワの外套だった。もう七時を過ぎているから、きっと夜空は綺麗に瞬いているだろうと思うと心が弾んだ。
「そうやってみると、お前も男なんだな。女が男装しているようには見えないから不思議だ」
クリストファーの面白がるような声に、俺は彼の意図に気付いた。
「……そうですか」
なんとか声を振り絞る。
やはりクリストファーは、もう俺のことは面倒だから触りたくないのだ……。だからわざと男物を用意したのだろう。クリストファーは王太子で、男は嫁になれないのだから……、それを俺に自覚させたいのだろう――。
外はやはり凍えるような寒さだった。外套の上から毛皮の襟巻きを巻かれれば、その寒さすら気にはならなかった。顔は確かに寒いけれど、俺はこのキンッと冷えた空気も大好きなのだ。
連れてきてくれたのは、クリストファーの住む棟の屋上だった。二階建ての建物の上は、多分普段人が来たりする場所ではないのだろう。
鍵を開けて俺の手を引いてくれたクリストファーは、あの舞踏会の日の彼とは大違いだった。あの日は、一人で先に歩いていってしまって、俺は後を追うのが大変だった。
今日は手を握ってくれて、リーチの違う俺の速度に合わせてくれている。
「綺麗――」
クリストファーに手を握ぎられたまま、くらみそうな夜空に吸い込まれるように見上げた。
クリストファーは、空に浮かぶ星ではなく、俺を見ていた。
「ああ、綺麗だな――」
手の甲をそっと唇に寄せて、チュッと軽く口付けをされる。
「クリス様?」
俺の頬は赤く染まっていると思う。
「私が我慢しているのに、そんな目で見るな」
夜空に浮かぶ星と月の明かりしかないというのに、至近距離だから俺の欲にまみれた目が見えるのだろう。ぶっきらぼうにそう言ったクリストファーに泣きそうになる。
「ごめんなさい――。俺は汚いのに……あなたに触れて欲しいなんて思うなんて――。あの、俺、自分では無理だからあの金色の髪の人にお願いしてはいけませんか――?」
クリストファーの瞳が光ったような気がする。月明かりが反射したのだろうか。
「お前は何をいっているのかわかっているのか――?」
クリストファーは不機嫌な顔を隠しもせず、俺の手を離した。
「ごめんなさい……。すいません……。俺……」
俯いた俺の頭の上から怒ったような声でクリストファーが唸った。
俺は身が竦む思いで、地面を見詰めた。ポタッと涙が溢れて俺たちの立っている間に落ちた。
「お前はっ――」
両手を自分の背中に回されて動けないと思ったら、そのまま口付けが降りてきた。クリストファーの胸に拘束されるように抱かれて、俺は息を飲んだ。
怒りのままにクリストファーは、俺の口の中を蹂躙した。手を押さえつけられている俺は自分の唾液を飲むことも出来なかったが拭う事もできなかった。口から溢れた唾液が喉元に流れて、俺は身を震わせた。その唾液の流れる刺激でさえ、俺には快感だったのだ。
「ふっ……あっ……」
「確かにダリウスのほうがお前を優しく抱いてくれるだろう。私が思いのまま抱けばお前は血まみれになるかもしれんな――。だが、私はお前がどんなに望んでもダリウスに渡すつもりはない!」
「ち、ちがっ……」
俺は知らぬ間にあの金の髪の人、ダリウスに抱かれたいと訴えていたのかと呆然とした。
青褪めた顔をどう誤解したのか、クリストファーは俺を抱き上げて元来た道を戻っていった。身じろいでも逃げる事はできなかった。
「あ、あの、違うんです。そんな抱いてもらうとかじゃなくて……」
ドザッと部屋の寝台に放り投げられて、俺は必死に誤解を解こうとしたが、上から馬乗りに押さえつけられると、恐怖で言葉を失った。クリストファーの目が冷たく俺を見下ろしていたからだ。
まるで初めて会った時のように値踏みされるような目は、俺の知っているクリストファーのものではなかった。
「やっ、やぁ……」
外套を無理やり剥がされ、後ろを向かされるとシャツで腕を拘束された。
「そうだな。あいつなら、ここも丁寧に解してくれるだろう」
トラウザーズを脱がされ下穿きをずり下げられて、俺は必死で逃げようとした。けれど、クリストファーの手はそれを許してはくれなかった。クッションを腹の下に押入れられて、尻を突き出すような体勢をとらされると、クリストファーは俺の尻に何か液体を垂らした。
「まってっ――! う、うっ……あ……!」
尻の穴にオイルのようなものを塗りこめるように何度か指を動かした後、クリストファーは「傷つきたくないなら、ジッとしていろ」とその指を押し込めた。
「痛っ!」
俺の尻に何か入ってきたので、必死でずり上がって逃げようとしたが、クリストファーの手はそれを許さなくて、俺は小さく息を飲んで堪えた。
「……お前の中は温かいな――」
何度もオイルを塗りこめるように抜き差しされて、段々と気持ち悪くなってきた。
「あぁ……あっ!」
ズッ……ズルッと入る時はゆっくりと抜くときは一気に緩急をつけられていると次第になんだか、気持ち悪いのか気持ちがいいのかよくわからなくなってくる。
震える身体と自分のものとは思えない声に泣きたくなる。
「はは、お前の尻は私の指でも構わないようだぞ。ここにあいつのアレを突き刺して欲しいのか――? 残念だな……私のモノも悪くはないと思うが」
「うぁ……やぁ。やぁだ――っ。クリス様っ止めてくださいっ」
懇願すれば指が抜けたのでホッと息をついたら、更に足されたオイルに二本目の指がギチギチと無理だと訴える痛みを与えながら入ってきた。
「う……あ……あ……」
後ろで拘束されていたシャツが抜き取られると、俺は慌てて涙を拭いた。
なにかを間違ってしまった事はわかる。そうでなければ、クリストファーがこんな風にいたぶる様に俺に酷いことをするとは思えなかった。
手は自由になっても腰は押し付けられたままで、痛みに引きつる穴を指が何度も出入りするのだ。
何を間違ったんだろうか――。
クリストファーに抱いてもらいたいと思ったのが間違いだったのだろうか。
「お前の好きな口付けををしてやる――」
震えるのみで、目元をこすっている俺に多少の哀れみでも感じたのか、クリストファーがそう言って俺をひっくり返した。
「ひっ! あ……」
中を抜かれて嗚咽を漏らしながら、クリストファーに向かい合わされた。正直彼の冷たすぎる眼を見る勇気がなかった。
「っ! お前はっ……」
俺の中心は力なく恐怖に慄いていたし、顔は真っ赤になって涙でみっともないことになっていた。震える身体を抑えることもできずに、ただジッとクリストファーの怒りが収まるように祈るしか俺には出来なかったのだ。
かわいいな~と撫でると、甘えてきたのでもしかして飼い猫なのだろうかと思う。猫は可愛い。
俺の家は下のセドリックが動物を触るとかゆくなるから、馬以外はいない。馬も触らせてもらえないけど。一度馬を触ってから、セドリックと一緒におやつを食べたら、大変なことになって、それから馬も触らせてもらえなくなったし、おやつも一人で食べるように言われてしまった。
父はロッティと。母はセドリックと――。
「どうしたんだ――? 具合が悪いのか?」
コツンと額を合わせられて、クリストファーが帰ってきたことに俺はやっと気付いた。
「いえ、ちょっと考え事をしていただけです。お帰りなさい、クリス様」
「部屋に戻ってお帰りとか言われると嬉しいものだな」
クリストファーは、そう言って俺のドレスの背中のボタンを外していった。いきなり服を脱がそうとするクリストファーに驚いて、クリストファーを見上げる。
俺はクリストファーの腕の中にいると何故かとても幸せだった。猫のようにゴロゴロと喉をならすことができるならこの気持ちをわかってもらえるだろうに。
「これに着替えて、星でも見にいくか?」
差し出された服を受け取り、少しだけガッカリしてしまった。もしかして触ってもらえるのだろうかと今まで知らなかった快楽を知った身体は期待に火照ってしまう。
「熱でもあるのか――」
頬に触れられたが、やはり俺の思い違いだったようで、近づいた唇が落ちてくる事はなかった。
「いえ、大丈夫です。暖炉にあたっていたので、のぼせたのかもしれません」
自意識過剰な自分に恥ずかしくなるが、クリストファーは気にしていないようだった。
差し出されたのは男物のシャツとトラウザーズ、暖かそうなフワフワの外套だった。もう七時を過ぎているから、きっと夜空は綺麗に瞬いているだろうと思うと心が弾んだ。
「そうやってみると、お前も男なんだな。女が男装しているようには見えないから不思議だ」
クリストファーの面白がるような声に、俺は彼の意図に気付いた。
「……そうですか」
なんとか声を振り絞る。
やはりクリストファーは、もう俺のことは面倒だから触りたくないのだ……。だからわざと男物を用意したのだろう。クリストファーは王太子で、男は嫁になれないのだから……、それを俺に自覚させたいのだろう――。
外はやはり凍えるような寒さだった。外套の上から毛皮の襟巻きを巻かれれば、その寒さすら気にはならなかった。顔は確かに寒いけれど、俺はこのキンッと冷えた空気も大好きなのだ。
連れてきてくれたのは、クリストファーの住む棟の屋上だった。二階建ての建物の上は、多分普段人が来たりする場所ではないのだろう。
鍵を開けて俺の手を引いてくれたクリストファーは、あの舞踏会の日の彼とは大違いだった。あの日は、一人で先に歩いていってしまって、俺は後を追うのが大変だった。
今日は手を握ってくれて、リーチの違う俺の速度に合わせてくれている。
「綺麗――」
クリストファーに手を握ぎられたまま、くらみそうな夜空に吸い込まれるように見上げた。
クリストファーは、空に浮かぶ星ではなく、俺を見ていた。
「ああ、綺麗だな――」
手の甲をそっと唇に寄せて、チュッと軽く口付けをされる。
「クリス様?」
俺の頬は赤く染まっていると思う。
「私が我慢しているのに、そんな目で見るな」
夜空に浮かぶ星と月の明かりしかないというのに、至近距離だから俺の欲にまみれた目が見えるのだろう。ぶっきらぼうにそう言ったクリストファーに泣きそうになる。
「ごめんなさい――。俺は汚いのに……あなたに触れて欲しいなんて思うなんて――。あの、俺、自分では無理だからあの金色の髪の人にお願いしてはいけませんか――?」
クリストファーの瞳が光ったような気がする。月明かりが反射したのだろうか。
「お前は何をいっているのかわかっているのか――?」
クリストファーは不機嫌な顔を隠しもせず、俺の手を離した。
「ごめんなさい……。すいません……。俺……」
俯いた俺の頭の上から怒ったような声でクリストファーが唸った。
俺は身が竦む思いで、地面を見詰めた。ポタッと涙が溢れて俺たちの立っている間に落ちた。
「お前はっ――」
両手を自分の背中に回されて動けないと思ったら、そのまま口付けが降りてきた。クリストファーの胸に拘束されるように抱かれて、俺は息を飲んだ。
怒りのままにクリストファーは、俺の口の中を蹂躙した。手を押さえつけられている俺は自分の唾液を飲むことも出来なかったが拭う事もできなかった。口から溢れた唾液が喉元に流れて、俺は身を震わせた。その唾液の流れる刺激でさえ、俺には快感だったのだ。
「ふっ……あっ……」
「確かにダリウスのほうがお前を優しく抱いてくれるだろう。私が思いのまま抱けばお前は血まみれになるかもしれんな――。だが、私はお前がどんなに望んでもダリウスに渡すつもりはない!」
「ち、ちがっ……」
俺は知らぬ間にあの金の髪の人、ダリウスに抱かれたいと訴えていたのかと呆然とした。
青褪めた顔をどう誤解したのか、クリストファーは俺を抱き上げて元来た道を戻っていった。身じろいでも逃げる事はできなかった。
「あ、あの、違うんです。そんな抱いてもらうとかじゃなくて……」
ドザッと部屋の寝台に放り投げられて、俺は必死に誤解を解こうとしたが、上から馬乗りに押さえつけられると、恐怖で言葉を失った。クリストファーの目が冷たく俺を見下ろしていたからだ。
まるで初めて会った時のように値踏みされるような目は、俺の知っているクリストファーのものではなかった。
「やっ、やぁ……」
外套を無理やり剥がされ、後ろを向かされるとシャツで腕を拘束された。
「そうだな。あいつなら、ここも丁寧に解してくれるだろう」
トラウザーズを脱がされ下穿きをずり下げられて、俺は必死で逃げようとした。けれど、クリストファーの手はそれを許してはくれなかった。クッションを腹の下に押入れられて、尻を突き出すような体勢をとらされると、クリストファーは俺の尻に何か液体を垂らした。
「まってっ――! う、うっ……あ……!」
尻の穴にオイルのようなものを塗りこめるように何度か指を動かした後、クリストファーは「傷つきたくないなら、ジッとしていろ」とその指を押し込めた。
「痛っ!」
俺の尻に何か入ってきたので、必死でずり上がって逃げようとしたが、クリストファーの手はそれを許さなくて、俺は小さく息を飲んで堪えた。
「……お前の中は温かいな――」
何度もオイルを塗りこめるように抜き差しされて、段々と気持ち悪くなってきた。
「あぁ……あっ!」
ズッ……ズルッと入る時はゆっくりと抜くときは一気に緩急をつけられていると次第になんだか、気持ち悪いのか気持ちがいいのかよくわからなくなってくる。
震える身体と自分のものとは思えない声に泣きたくなる。
「はは、お前の尻は私の指でも構わないようだぞ。ここにあいつのアレを突き刺して欲しいのか――? 残念だな……私のモノも悪くはないと思うが」
「うぁ……やぁ。やぁだ――っ。クリス様っ止めてくださいっ」
懇願すれば指が抜けたのでホッと息をついたら、更に足されたオイルに二本目の指がギチギチと無理だと訴える痛みを与えながら入ってきた。
「う……あ……あ……」
後ろで拘束されていたシャツが抜き取られると、俺は慌てて涙を拭いた。
なにかを間違ってしまった事はわかる。そうでなければ、クリストファーがこんな風にいたぶる様に俺に酷いことをするとは思えなかった。
手は自由になっても腰は押し付けられたままで、痛みに引きつる穴を指が何度も出入りするのだ。
何を間違ったんだろうか――。
クリストファーに抱いてもらいたいと思ったのが間違いだったのだろうか。
「お前の好きな口付けををしてやる――」
震えるのみで、目元をこすっている俺に多少の哀れみでも感じたのか、クリストファーがそう言って俺をひっくり返した。
「ひっ! あ……」
中を抜かれて嗚咽を漏らしながら、クリストファーに向かい合わされた。正直彼の冷たすぎる眼を見る勇気がなかった。
「っ! お前はっ……」
俺の中心は力なく恐怖に慄いていたし、顔は真っ赤になって涙でみっともないことになっていた。震える身体を抑えることもできずに、ただジッとクリストファーの怒りが収まるように祈るしか俺には出来なかったのだ。
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