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第三章 プレイ三日目
#42 新しい武器をゲットしたぞ!
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【骨刀ノザラシ】
【ファルシオン】と【呪骨】を合成して作られた武器。高い攻撃力を誇る。なお、重量刀とは敵を鎧ごと断ち切る事を前提にした片刃剣の事。
【呪視の腕輪】
【金箔の腕輪】と【呪魂】を合成して作られた装飾品。武器攻撃時に対象に状態異常:呪いを付与する。呪い状態になると徐々に魔力が減少する。
【血紋の手袋】
【革の手袋】と【呪血】を合成して作られた装飾品。武器攻撃時に対象に状態異常:毒を付与する。毒状態になると徐々に体力が減少する。
【凶つ星の首飾り】
【勾玉の首飾り】と【大呪魂】を合成して作られた装飾品。装備者の体力が零になった時、自動で復活させる。ただし、その際に装備者に状態異常:ゾンビが付与される。ゾンビ状態になると治癒術・治癒アイテムで体力が回復せず、逆にダメージを受けてしまう。
「おー。結構良いじゃねえか」
『うんうん似合う!』
『凶つ星ええやん!』
出来上がったアイテム群を見てマイもチャット欄も満足げの声を上げる。かくいう私も御満悦だ。このアイテム群ならば極振りのせいで出来てしまった弱点も補えるだろう。
「じゃあ、【骨刀ノザラシ】と【呪視の腕輪】はマイのね。私は【血紋の手袋】と【凶つ星の首飾り】を貰っていくから」
「良いのか? 【呪視の腕輪】はすのこが持っていた方が良さそうだが」
「【呪視の腕輪】を作るのに必要な【呪魂】はマイがゲットした物だから、マイが貰っていくのが道理でしょ」
確かに【呪視の腕輪】の効果は欲しくはあるが、それを私が貰ってしまうのはマイに悪い。それに私が三個、マイが一個の配分にすると私ばっかり優遇されているようで体裁がよろしくない。ここは二・二の同数にするのが気分的にも良い。
「どうも有難う御座いました、包帯男さん」
「どーいたしまして。ま、これで僕もリスナーに顔が立つし、ウィンウィンってものよ」
ラペさん改め包帯男さんが手を振る。
「包帯男さん」という呼び名は配信の音声切断を止めるに当たり、そう呼べとラペさんに言われたものだ。他の人の配信で正体を明かしてはならないという会社からのルールを守る為だという。ロンちゃんの言動を鑑みるにそこまで厳しくしなくても良い様子だけど、どこまでも律儀な人だ。
「あ、今の制作風景、僕の配信でも使わせて貰っちゃっても良いかな? リスナーにちゃんと『お詫びしたよー』って説明に使いたいから」
「はい、勿論です! 顔出ししても構いませんけど……」
「あー、御免。それは僕の方が無理。間違いなく会社から許可下りない」
「ですよねー」
「いやぁ御免ねぇ、本当に。ま、今度機会があればって事で」
ヘラヘラと笑うラペさん。その笑顔がこちらを気遣わせないようにという彼の配慮である事は私にだって分かる。
戦闘のあるゲームで死ぬのは日常茶飯事だし、そこまで気にする必要はないと思うのだが、本当にリスナーに色々言われたのかもしれない。あるいはリスナーには特には言われなかったけど、会社には何か言われたのか。本人の気質もあるだろう。それで私相手にもここまでしなきゃいけないなんて、有名配信者ってのは大変だ。
【ファルシオン】と【呪骨】を合成して作られた武器。高い攻撃力を誇る。なお、重量刀とは敵を鎧ごと断ち切る事を前提にした片刃剣の事。
【呪視の腕輪】
【金箔の腕輪】と【呪魂】を合成して作られた装飾品。武器攻撃時に対象に状態異常:呪いを付与する。呪い状態になると徐々に魔力が減少する。
【血紋の手袋】
【革の手袋】と【呪血】を合成して作られた装飾品。武器攻撃時に対象に状態異常:毒を付与する。毒状態になると徐々に体力が減少する。
【凶つ星の首飾り】
【勾玉の首飾り】と【大呪魂】を合成して作られた装飾品。装備者の体力が零になった時、自動で復活させる。ただし、その際に装備者に状態異常:ゾンビが付与される。ゾンビ状態になると治癒術・治癒アイテムで体力が回復せず、逆にダメージを受けてしまう。
「おー。結構良いじゃねえか」
『うんうん似合う!』
『凶つ星ええやん!』
出来上がったアイテム群を見てマイもチャット欄も満足げの声を上げる。かくいう私も御満悦だ。このアイテム群ならば極振りのせいで出来てしまった弱点も補えるだろう。
「じゃあ、【骨刀ノザラシ】と【呪視の腕輪】はマイのね。私は【血紋の手袋】と【凶つ星の首飾り】を貰っていくから」
「良いのか? 【呪視の腕輪】はすのこが持っていた方が良さそうだが」
「【呪視の腕輪】を作るのに必要な【呪魂】はマイがゲットした物だから、マイが貰っていくのが道理でしょ」
確かに【呪視の腕輪】の効果は欲しくはあるが、それを私が貰ってしまうのはマイに悪い。それに私が三個、マイが一個の配分にすると私ばっかり優遇されているようで体裁がよろしくない。ここは二・二の同数にするのが気分的にも良い。
「どうも有難う御座いました、包帯男さん」
「どーいたしまして。ま、これで僕もリスナーに顔が立つし、ウィンウィンってものよ」
ラペさん改め包帯男さんが手を振る。
「包帯男さん」という呼び名は配信の音声切断を止めるに当たり、そう呼べとラペさんに言われたものだ。他の人の配信で正体を明かしてはならないという会社からのルールを守る為だという。ロンちゃんの言動を鑑みるにそこまで厳しくしなくても良い様子だけど、どこまでも律儀な人だ。
「あ、今の制作風景、僕の配信でも使わせて貰っちゃっても良いかな? リスナーにちゃんと『お詫びしたよー』って説明に使いたいから」
「はい、勿論です! 顔出ししても構いませんけど……」
「あー、御免。それは僕の方が無理。間違いなく会社から許可下りない」
「ですよねー」
「いやぁ御免ねぇ、本当に。ま、今度機会があればって事で」
ヘラヘラと笑うラペさん。その笑顔がこちらを気遣わせないようにという彼の配慮である事は私にだって分かる。
戦闘のあるゲームで死ぬのは日常茶飯事だし、そこまで気にする必要はないと思うのだが、本当にリスナーに色々言われたのかもしれない。あるいはリスナーには特には言われなかったけど、会社には何か言われたのか。本人の気質もあるだろう。それで私相手にもここまでしなきゃいけないなんて、有名配信者ってのは大変だ。
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