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第三部第二章 国奪りイベント(祭り本番)
セッション83 醜悪
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戦況は巡る。戦場は移る。
とりあえず『五渾将』全員の居場所は確認した。念の為ロキがいる洞窟も見たが、誰も寄り付いていなかった。一応認識阻害の魔術は掛けてあるしな……しばらくは警戒しなくて良いだろう。
視点を動かして他の仲間がどうなってたのかを覗き見る。
「……はあっ、はあっ、はあっ……!」
最初に目に付いたのはハク――否、蛇王ヨルムンガンドだ。前傾姿勢を取りながら荒く呼吸を繰り返している。敵は先程と変わらず警護隊だ。遠巻きにヨルムンガンドを囲んでいる。
「SH――Aa――!」
「ひ、ひいいっ!」
ヨルムンガンドが威嚇の声を上げると、警護隊員達が慄いた。彼らとヨルムンガンドとの間には何十人もの隊員達の屍が横たわっている。既に疲労困憊といった有様のヨルムンガンドだが、それでも隊員達にとっては多数の同僚を屠った当人である。どうしても恐怖を堪えられない様子だ。
「じょ、冗談じゃねえ! 冗談じゃねえよ! 何なんだよ、こんな化け物!」
「お、俺は……俺達は国内の警護が仕事なんだ! こんな国外で死んでたまるか!」
「俺は逃げるぜ!」
「お前ずるいぞ! 俺も逃げる!」
などと言って逃げ出す者も現れる始末だ。このまま彼らが逃散するに任せておいても良いかと思ったが、蛇王はそこまで甘くはなかった。逃げる彼らの背に向かって飛び掛かる。敵はどこまでも叩くつもりらしい。
ヨルムンガンドの爪が隊員の背に届く。その寸前だった。
「――誰が逃げても良いと言いましたの?」
隊員が何かに吹き飛ばされた。ヨルムンガンドが隊員に激突する。弾かれて地面に落ちた隊員は死んでいた。
「SH……!?」
追撃を叩き落とされたヨルムンガンドが着地する。顔を上げると、そこにいたのは網帝寺有紗がそこにいた。警護隊の護衛されながらの山登りをしていた彼女が、ここまで来たのか。
「全くこんな靴で山なんか来るんじゃなかったですわ! 森の中じゃ馬車も通れませんし。ええい、これも全部イタチのせいですわ!」
そう憤慨する有紗の靴は引っ掻き傷だらけで、スカートの裾には泥が着いていた。枝や葉で擦った結果だ。まああんな華美なドレスで山登りをしていればそうなるだろうよ。
「ひ、ひいっ! ば、ばばば化け物……!」
隊員が有紗の隣に立つ何者かを見て怯える。
そこにいたのは名状し難い怪物だった。浅黒い肌に黒髪黒眼。貧弱な顎が山羊に似ている。皮膚は鰐のようで、脚は恐竜のようだった。吸盤の付いた触手が幾つか背中から生えて、尻にはピンクの未発達の目玉のような器官があった。身長は二メートルを超えており、威圧感が凄まじい。今しがた逃げた隊員を殴り飛ばしたのはこの怪物のようだった。
「猛雁隊長……!?」
「あら、こんな姿になっても分かるんですのね」
怪物の名を言い当てた隊員に有紗が可憐に微笑む。
猛雁……確か警護隊の三番隊長を務めている男の名だったか。彼は身長ばかりが伸びた細身の若者といった感じだったが、今や完全なる人外と化していた。一体何が起きたというのか。
「有紗お嬢様! 彼に一体……一体何をしたのですか!?」
「オホホホホホ、わたくしに訊いたのかしら? ならば答えて差し上げますわ。
お注射を打ったんですのよ。我が網帝寺は表では扱えない危険な薬を多種保管していまして。その中の一つ――『外なる神の体液』と呼ばれる薬液を猛雁に注射しましたの。そうしたら、こうなったのですわ」
「な、ななな何て事を……!」
有紗の言葉に隊員が嫌悪と恐怖を隠さず顔に浮かべる。猛雁は怪物となった際に理性を失ったのか、隊員の言葉に反応せず、ヨルムンガンドに向けて「GRRR……!」と低く唸るだけだった。
「当然、注射したのは猛雁だけじゃありません事よ」
有紗がそう言った瞬間、ヨルムンガンドが何者かに後頭部を殴られた。
体勢を整えながらもヨルムンガンドが殴られた方向を見る。そこには誰もいない。否、誰もいないように見える。だが、実際は違う。千里眼を手に入れた今の僕には理解出来る。
透明人間だ。透明人間がヨルムンガンドを殴打したのだ。
「『外なる神の体液』は人によって変化が異なるみたいでして。来栖に注射したら、あいつは透明になったのですわ」
「U……GGG……!」
来栖……警護隊の二番隊長だ。彼は中肉中背の小男だったが、透明となった今ではその容姿を見る事は出来ない。
猛雁も来栖も有紗にとっては仲間の筈だ。それをこうも躊躇なく怪物に変えてしまえるとは。同意の上か、あるいは無理矢理怪物にしたのかは分からないが、いずれにしても外道な真似をする。元の人間に戻れる保証もないだろうに、なんて醜悪な性根か。
「さあ、行きなさいな!」
有紗の命令に従い、猛雁がヨルムンガンドに肉薄する。振り上げた拳はヨルムンガンドよりも何頭分も上の位置だ。隕石の如き拳がヨルムンガンドに振り下ろされる。躱すヨルムンガンド。空ぶった拳が地面を打ち砕き、粉塵が巻き上がる。
直後、ヨルムンガンドの側頭部が殴られた。来栖だ。頭に衝撃を受けた事で一瞬、ヨルムンガンドの意識が揺らぐ。
その隙を見逃さず、猛雁の拳がヨルムンガンドの腹部に叩き込まれた。彼女の小柄な肉体が宙を舞い、無造作に地面に落下する。
「GRRRRA――!」
地面から身を起こしたばかりのヨルムンガンドに猛雁が追撃の拳を繰り出す。咄嗟に跳躍して回避するヨルムンガンド。猛雁の拳がヨルムンガンドを逃し、その先にあった樹木に激突する。直径一メートルはある幹がメリメリと音を立ててへし折れた。
「S――!」
ヨルムンガンドは近くの樹を這い上がり、眼下の猛雁に毒霧を吐き出した。神をも殺す毒だ。いくら怪物といえど耐え切れる筈もない。毒を浴びた猛雁が悶絶して地面に転がる。
「UUU……」
ヨルムンガンドのすぐ近くから呻き声が聞こえた。ヨルムンガンドが飛び退き、直後、彼女が這っていた樹が折れる。来栖が別の樹から飛び掛かってきたのだ。間一髪、彼の動きに気付いたお陰で逃げる事が出来た。
「UU……UGO――!」
来栖がヨルムンガンドを追う。透明なので動きが掴みにくいが、擦れる葉や枝の動きで通った痕跡は分かる。
衝撃が連続してヨルムンガンドを襲う。来栖の打撃だ。不可視の攻撃を、しかしヨルムンガンドは的確に防いでいく。
良く見れば、彼女の鼻がピクピクと動いていた。あれはひょっとしてピット器官か。ガラガラヘビやニシキヘビなど一部の蛇に備わる赤外線感知器官。あれで来栖の体温をサーチして、位置を把握しているのだ。
「SHIIAAAAA――!」
ついにはヨルムンガンドが来栖の位置を完全に捉えた。来栖が殴打を躱して爪を繰り出した。カウンターだ。爪が来栖を掠り、何もないように見える空中から血飛沫が上がる。どうやら体外に出たものまでは透明にならないらしい。
そのままヨルムンガンドが来栖に追撃する。と思われたが、
「GRRRRR――!」
そのヨルムンガンドの胸部を何者かが強打した。
猛雁だ。ヨルムンガンドの意識が来栖に集中している間に起き上がり、彼女の胸を掌底で突いたのだ。毒霧を喰らって死に掛けていた筈だが、一命を取り留めたか。それだけでなく戦線に復帰してくるとは。『外なる神の体液』、なんて強力な魔薬か。
「UUU……!」
「SHI……!」
強打に怯んだヨルムンガンドを来栖が羽交い絞めにする。透明の来栖に捕まえられると空中に固定されていみたいだ。ヨルムンガンドが逃れようと必死に暴れるが、来栖も筋力強化しているらしく、なかなか振り解けない。
「そら、貴方達も行きなさいな! それとも、貴方達もお注射して欲しくて?」
「ひ、ひいっ!」
有紗に脅されて警護隊員達もヨルムンガンドへと殺到する。勿論、猛雁もだ。彼らの凶手がヨルムンガンドへと伸びる。絶体絶命かと思われた――その時だった。
「……ん? 何ですの、この音は」
パキパキという何かが折れる音が聞こえた。
パキパキは大きくなるにつれてミシミシに変わり、更にはズシンズシンという音も加わった。この音は聞き覚えがある。巨大な何かが木々をへし折りながら近付いてくる時の音だ。
「QQQ――!」
そして、ついに音の主が現れた。
スフィンクスだ。獅子の肉体にファラオの頭巾を被った人面獣身の魔物。全高は二・五メートルを超えている。
否、こいつを人面と言って良いのだろうか。何しろこのスフィンクスには顔がない。目鼻口のあるべき場所には穴が空いており、穴の中には宇宙が広がっていた。宇宙を内包する様は悍ましくも神秘的だ。
「――お待たせ。待った?」
無貌の怪物の上から声が下りてきた。
スフィンクスの背に『暗黒のファラオ』ネフレン=カが跨っていた。
とりあえず『五渾将』全員の居場所は確認した。念の為ロキがいる洞窟も見たが、誰も寄り付いていなかった。一応認識阻害の魔術は掛けてあるしな……しばらくは警戒しなくて良いだろう。
視点を動かして他の仲間がどうなってたのかを覗き見る。
「……はあっ、はあっ、はあっ……!」
最初に目に付いたのはハク――否、蛇王ヨルムンガンドだ。前傾姿勢を取りながら荒く呼吸を繰り返している。敵は先程と変わらず警護隊だ。遠巻きにヨルムンガンドを囲んでいる。
「SH――Aa――!」
「ひ、ひいいっ!」
ヨルムンガンドが威嚇の声を上げると、警護隊員達が慄いた。彼らとヨルムンガンドとの間には何十人もの隊員達の屍が横たわっている。既に疲労困憊といった有様のヨルムンガンドだが、それでも隊員達にとっては多数の同僚を屠った当人である。どうしても恐怖を堪えられない様子だ。
「じょ、冗談じゃねえ! 冗談じゃねえよ! 何なんだよ、こんな化け物!」
「お、俺は……俺達は国内の警護が仕事なんだ! こんな国外で死んでたまるか!」
「俺は逃げるぜ!」
「お前ずるいぞ! 俺も逃げる!」
などと言って逃げ出す者も現れる始末だ。このまま彼らが逃散するに任せておいても良いかと思ったが、蛇王はそこまで甘くはなかった。逃げる彼らの背に向かって飛び掛かる。敵はどこまでも叩くつもりらしい。
ヨルムンガンドの爪が隊員の背に届く。その寸前だった。
「――誰が逃げても良いと言いましたの?」
隊員が何かに吹き飛ばされた。ヨルムンガンドが隊員に激突する。弾かれて地面に落ちた隊員は死んでいた。
「SH……!?」
追撃を叩き落とされたヨルムンガンドが着地する。顔を上げると、そこにいたのは網帝寺有紗がそこにいた。警護隊の護衛されながらの山登りをしていた彼女が、ここまで来たのか。
「全くこんな靴で山なんか来るんじゃなかったですわ! 森の中じゃ馬車も通れませんし。ええい、これも全部イタチのせいですわ!」
そう憤慨する有紗の靴は引っ掻き傷だらけで、スカートの裾には泥が着いていた。枝や葉で擦った結果だ。まああんな華美なドレスで山登りをしていればそうなるだろうよ。
「ひ、ひいっ! ば、ばばば化け物……!」
隊員が有紗の隣に立つ何者かを見て怯える。
そこにいたのは名状し難い怪物だった。浅黒い肌に黒髪黒眼。貧弱な顎が山羊に似ている。皮膚は鰐のようで、脚は恐竜のようだった。吸盤の付いた触手が幾つか背中から生えて、尻にはピンクの未発達の目玉のような器官があった。身長は二メートルを超えており、威圧感が凄まじい。今しがた逃げた隊員を殴り飛ばしたのはこの怪物のようだった。
「猛雁隊長……!?」
「あら、こんな姿になっても分かるんですのね」
怪物の名を言い当てた隊員に有紗が可憐に微笑む。
猛雁……確か警護隊の三番隊長を務めている男の名だったか。彼は身長ばかりが伸びた細身の若者といった感じだったが、今や完全なる人外と化していた。一体何が起きたというのか。
「有紗お嬢様! 彼に一体……一体何をしたのですか!?」
「オホホホホホ、わたくしに訊いたのかしら? ならば答えて差し上げますわ。
お注射を打ったんですのよ。我が網帝寺は表では扱えない危険な薬を多種保管していまして。その中の一つ――『外なる神の体液』と呼ばれる薬液を猛雁に注射しましたの。そうしたら、こうなったのですわ」
「な、ななな何て事を……!」
有紗の言葉に隊員が嫌悪と恐怖を隠さず顔に浮かべる。猛雁は怪物となった際に理性を失ったのか、隊員の言葉に反応せず、ヨルムンガンドに向けて「GRRR……!」と低く唸るだけだった。
「当然、注射したのは猛雁だけじゃありません事よ」
有紗がそう言った瞬間、ヨルムンガンドが何者かに後頭部を殴られた。
体勢を整えながらもヨルムンガンドが殴られた方向を見る。そこには誰もいない。否、誰もいないように見える。だが、実際は違う。千里眼を手に入れた今の僕には理解出来る。
透明人間だ。透明人間がヨルムンガンドを殴打したのだ。
「『外なる神の体液』は人によって変化が異なるみたいでして。来栖に注射したら、あいつは透明になったのですわ」
「U……GGG……!」
来栖……警護隊の二番隊長だ。彼は中肉中背の小男だったが、透明となった今ではその容姿を見る事は出来ない。
猛雁も来栖も有紗にとっては仲間の筈だ。それをこうも躊躇なく怪物に変えてしまえるとは。同意の上か、あるいは無理矢理怪物にしたのかは分からないが、いずれにしても外道な真似をする。元の人間に戻れる保証もないだろうに、なんて醜悪な性根か。
「さあ、行きなさいな!」
有紗の命令に従い、猛雁がヨルムンガンドに肉薄する。振り上げた拳はヨルムンガンドよりも何頭分も上の位置だ。隕石の如き拳がヨルムンガンドに振り下ろされる。躱すヨルムンガンド。空ぶった拳が地面を打ち砕き、粉塵が巻き上がる。
直後、ヨルムンガンドの側頭部が殴られた。来栖だ。頭に衝撃を受けた事で一瞬、ヨルムンガンドの意識が揺らぐ。
その隙を見逃さず、猛雁の拳がヨルムンガンドの腹部に叩き込まれた。彼女の小柄な肉体が宙を舞い、無造作に地面に落下する。
「GRRRRA――!」
地面から身を起こしたばかりのヨルムンガンドに猛雁が追撃の拳を繰り出す。咄嗟に跳躍して回避するヨルムンガンド。猛雁の拳がヨルムンガンドを逃し、その先にあった樹木に激突する。直径一メートルはある幹がメリメリと音を立ててへし折れた。
「S――!」
ヨルムンガンドは近くの樹を這い上がり、眼下の猛雁に毒霧を吐き出した。神をも殺す毒だ。いくら怪物といえど耐え切れる筈もない。毒を浴びた猛雁が悶絶して地面に転がる。
「UUU……」
ヨルムンガンドのすぐ近くから呻き声が聞こえた。ヨルムンガンドが飛び退き、直後、彼女が這っていた樹が折れる。来栖が別の樹から飛び掛かってきたのだ。間一髪、彼の動きに気付いたお陰で逃げる事が出来た。
「UU……UGO――!」
来栖がヨルムンガンドを追う。透明なので動きが掴みにくいが、擦れる葉や枝の動きで通った痕跡は分かる。
衝撃が連続してヨルムンガンドを襲う。来栖の打撃だ。不可視の攻撃を、しかしヨルムンガンドは的確に防いでいく。
良く見れば、彼女の鼻がピクピクと動いていた。あれはひょっとしてピット器官か。ガラガラヘビやニシキヘビなど一部の蛇に備わる赤外線感知器官。あれで来栖の体温をサーチして、位置を把握しているのだ。
「SHIIAAAAA――!」
ついにはヨルムンガンドが来栖の位置を完全に捉えた。来栖が殴打を躱して爪を繰り出した。カウンターだ。爪が来栖を掠り、何もないように見える空中から血飛沫が上がる。どうやら体外に出たものまでは透明にならないらしい。
そのままヨルムンガンドが来栖に追撃する。と思われたが、
「GRRRRR――!」
そのヨルムンガンドの胸部を何者かが強打した。
猛雁だ。ヨルムンガンドの意識が来栖に集中している間に起き上がり、彼女の胸を掌底で突いたのだ。毒霧を喰らって死に掛けていた筈だが、一命を取り留めたか。それだけでなく戦線に復帰してくるとは。『外なる神の体液』、なんて強力な魔薬か。
「UUU……!」
「SHI……!」
強打に怯んだヨルムンガンドを来栖が羽交い絞めにする。透明の来栖に捕まえられると空中に固定されていみたいだ。ヨルムンガンドが逃れようと必死に暴れるが、来栖も筋力強化しているらしく、なかなか振り解けない。
「そら、貴方達も行きなさいな! それとも、貴方達もお注射して欲しくて?」
「ひ、ひいっ!」
有紗に脅されて警護隊員達もヨルムンガンドへと殺到する。勿論、猛雁もだ。彼らの凶手がヨルムンガンドへと伸びる。絶体絶命かと思われた――その時だった。
「……ん? 何ですの、この音は」
パキパキという何かが折れる音が聞こえた。
パキパキは大きくなるにつれてミシミシに変わり、更にはズシンズシンという音も加わった。この音は聞き覚えがある。巨大な何かが木々をへし折りながら近付いてくる時の音だ。
「QQQ――!」
そして、ついに音の主が現れた。
スフィンクスだ。獅子の肉体にファラオの頭巾を被った人面獣身の魔物。全高は二・五メートルを超えている。
否、こいつを人面と言って良いのだろうか。何しろこのスフィンクスには顔がない。目鼻口のあるべき場所には穴が空いており、穴の中には宇宙が広がっていた。宇宙を内包する様は悍ましくも神秘的だ。
「――お待たせ。待った?」
無貌の怪物の上から声が下りてきた。
スフィンクスの背に『暗黒のファラオ』ネフレン=カが跨っていた。
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