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第二部おまけ
クトゥルフ神話用語紹介2
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■ノーデンス
クトゥルフ神話に登場する神の一柱。大いなる深淵の大帝。
『旧神』と呼ばれる神々の代表的存在。
白髪と灰色の髭を生やした老人の姿をしている。右手に銀の義腕を装着し、左手にオーク材の杖を握り、イルカが引く貝殻の戦車に乗って現れるという。
善側の神格であり、人類にも友好的。だが、必ずしも人類の味方という訳ではなく、人類を害する事もある。彼が体現するのはあくまで宇宙善であり、人類善とは沿わない事もあるのかもしれない。
■地球本来の神々
クトゥルフ神話に登場する神々の一群。大いなるもの。
幻夢境と呼ばれる異世界で崇められている神々であり、耐久力こそ人間でも殺せる程度しかないが、能力は神に相応しい奇跡を起こす。容姿は人類に似ており、細い目に長い耳朶、薄い鼻に尖った顎が特徴。
ニャルラトホテプとノーデンスの庇護下にあり、未知なるカダスに住んでいる。
■未知なるカダス
幻夢境にある荒野の名称。
凍て付く北の果て、所在不明なる高原の中にあるとされる土地。雲さえ麓の飾りとする程に高い黒山があり、山頂には地球本来の神々が住まう城がある。
■ハイパーボリア大陸
グリーンランド近辺、数百万年以上前に存在したとされる古代大陸。人類の他、蛇人間やヴーアミ族など様々な種族が住み、盛衰を競っていたが、氷期の訪れにより文明は滅び、大陸は海底へと沈んだ。
■ハイパーボリア人
ハイパーボリア大陸に住む人類。あるいは人類に近い種族。
当時の彼らは背が低く、一・五メートル以上ある者は殆どいなかったとされている。耳が長く、髪は明るい金か白であり、目は灰色か麦わら色であったという。現代文明を圧倒する科学力と魔術を誇り、大陸沈没後、彼らの業績はムー大陸やアトランティス大陸に伝えられた。
■蛇人間
クトゥルフ神話に登場する人外種族の一つ。
蛇神イグによって創造された種族であり、イグの信者でもある。彼らが最初の王国を建てたのは二億年以上も前――恐竜が誕生するよりも前だった。
魔術は勿論、科学に非常に優れ、毒薬の調合や生命操作の技術に秀でていた。しかし、長い年月の間に知識を忘れ、殆どの蛇人間は退化してしまった。稀に先祖返りする者や退化前にコールドスリープした者が目覚める事がある。
■イグ
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。蛇神。
蛇を尊重する者、イグを崇拝する者に対しては慈悲深く接する。一方で非常に執念深く、自身を裏切った者や身内を害した者には必ず報復を行う。過去に蛇人間の一部がツァトゥグァに鞍替えした時には、彼らから知恵と手足を奪って普通の蛇に変えてしまった。
■ツァトゥグァ
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。聖なる蟇蛙。
蝙蝠の様な耳と毛皮に覆われた胴を有し、全体的には蛙に似ている。遥か地下にある暗黒世界ンカイに住まう。極めて怠惰な性格をしているが、それ故に邪神群の中では例外的に温厚。自分の信者にも優しく、常にケアを忘れない。
■ダゴン
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。海神。
巨大な魚人であり、深きもの共の延長線上にある存在と言えるが、実態は一線を画す強大さを誇る。一説によれば、その名はヘブライ語における「魚」と「偶像」を組み合わせて付けられたものだという。
海底に眠る邪神クトゥルフに仕えている。
■クトゥグァ
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。生ける炎。
太陽の如き劫火の固まり。ニャルラトホテプとは激しい敵対関係にあり、彼の混沌を阻む為に信者以外にも召喚される事が多々ある。
■アフーム=ザー
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。凍れる灰色の炎。
クトゥグァの仔。劫火より生まれながら酷寒を操る神格。太古にはハイパーボリア大陸に氷期をもたらし、文明を滅亡させた。
■ハスター
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。名状し難きもの。
邪神クトゥルフの半兄弟でありながら敵対関係にあり、クトゥルフに仇為す為なら人類に援助を惜しまない程に仲が悪い。『邪悪の皇太子』と呼ばれる一方で、『羊飼い達の守護神』を務める穏やかな一面もある。
風魔忍軍が北辰妙見菩薩の名で信仰していた。
■モルディギアン
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。納骨堂の神。
死を司る神であり、死者の蘇生を最大の禁忌とする。かつては食屍鬼の頂点に君臨していたが、現在では少数の『伝統派』しか信仰していない。更には最近の若者はニャルラトホテプを崇める傾向にあるという。昨今、人間を襲う食屍鬼はこの『背教派』と呼ぶべき者共ではないかと囁かれている。
■竜
クトゥルフ神話に竜を称するものはいない。だが、竜らしき生物は存在する。以下に紹介するのは多かれ少なかれ竜の特徴を持つ神話生物達である。
・シャンタク鳥:馬の顔とたてがみ以外は飛竜に似ている。
・狩り立てる恐怖:一枚か二枚の黒翼で空を飛ぶ蛇、あるいは芋虫。蛇竜に似る。作中における黒竜ニーズヘッグはこの種。
・邪神クトゥルフ:漢字で「九頭竜」と書く。
・風神ハスター:化身の一つに「触手に覆われた、二足歩行の大蜥蜴」がある。
・蛇神イグ:神話や伝承における竜の中には、そのまま大蛇の姿をしているものが相当数見受けられる。また龍にも似ているとされる。
■既存神話との関連
クトゥルフ神話では往々にして「〇〇の正体はこの邪神だったのだ」という展開がある。それは様々な神話においても同様であり、北欧神話では悪神ロキの正体はニャルラトホテプだったとされている。ニャルラトホテプは他の神話においても暗躍しており、一部例を挙げると、
・バビロニア神話の『風と熱病の悪霊』パズズ
・アステカ神話の『煙る鏡』テスカトリポカ
・エジプト神話の『月神』トート
・ヴードゥー教の『土曜男爵』ゲーデ
などが言及されている。他、ケルト神話の『銀腕』ヌアザの正体が旧神ノーデンス、アステカ神話の『翼ある蛇』ケツァルコアトルの正体が蛇神イグ、エジプト神話の『戦神』セトの正体が風神ハスターという説がある。
なお、北欧神話の大神オーディンの正体が時空神ヨグ=ソトースだとするのは本作のみの独自設定である。
■ミゼーア
クトゥルフ神話に登場する怪物。作中におけるフェンリルの真名。
クトゥルフ神話において時間には「曲がった時間」と「尖った時間」の二種類がある。我々がいるこの時空は「曲がった時間」であり、時空神ヨグ=ソトースの支配下にある。「尖った時間」にはティンダロスと呼ばれる都市があり、幾多の王達がいる。その王達をも統べる大君主こそがミゼーアである。神ならぬ身でありながらヨグ=ソトースに敵対し、今もなお戦い続けているという規格外のステータスを誇る。
■バルザイの偃月刀
青銅製の魔剣。幻夢境の賢人バルザイの名を冠する武器。
しかし、その本質は武器よりも魔法使いの杖に近く、時空神ヨグ=ソトースを召喚する媒介として扱われている。
原語ではシミター・オブ・バルザイと表記される。シミターは新月刀という曲刀の一種であり、一方で偃月刀は中国の薙刀に近い武器を指す。作中では両方の性質を持つ武器として登場した。
■エイボンの書
魔導書の一冊。
著者はハイパーボリア大陸の魔術師エイボン。最強の魔導書『ネクロノミコン』と双璧を為す魔本。ツァトゥグァやヨグ=ソトース、ハイパーボリア大陸に関する知識が記載されている。別名『象牙の書』。
■ルルイエ異本
魔導書の一冊。
著者は不明。クトゥルフやダゴン、深きもの共など海に関する知識が記載されている。十五世紀の魔術師フランソワ・プレラーティやフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが所有していたとされる。夏王朝に著された魔導書『螺湮城本伝』を翻訳したものとも言われている。
◇参考文献リスト
PHP文庫『「クトゥルフ神話」がよくわかる本』
新紀元社『図解クトゥルフ神話』
エンターブレイン『CALL OF CTHULHU ―クトゥルフ神話TRPG―』
エンターブレイン『CALL OF CTHULHU マレウス・モンストロルム』
エンターブレイン『CALL OF CTHULHU 比叡山炎上』
クトゥルフ神話に登場する神の一柱。大いなる深淵の大帝。
『旧神』と呼ばれる神々の代表的存在。
白髪と灰色の髭を生やした老人の姿をしている。右手に銀の義腕を装着し、左手にオーク材の杖を握り、イルカが引く貝殻の戦車に乗って現れるという。
善側の神格であり、人類にも友好的。だが、必ずしも人類の味方という訳ではなく、人類を害する事もある。彼が体現するのはあくまで宇宙善であり、人類善とは沿わない事もあるのかもしれない。
■地球本来の神々
クトゥルフ神話に登場する神々の一群。大いなるもの。
幻夢境と呼ばれる異世界で崇められている神々であり、耐久力こそ人間でも殺せる程度しかないが、能力は神に相応しい奇跡を起こす。容姿は人類に似ており、細い目に長い耳朶、薄い鼻に尖った顎が特徴。
ニャルラトホテプとノーデンスの庇護下にあり、未知なるカダスに住んでいる。
■未知なるカダス
幻夢境にある荒野の名称。
凍て付く北の果て、所在不明なる高原の中にあるとされる土地。雲さえ麓の飾りとする程に高い黒山があり、山頂には地球本来の神々が住まう城がある。
■ハイパーボリア大陸
グリーンランド近辺、数百万年以上前に存在したとされる古代大陸。人類の他、蛇人間やヴーアミ族など様々な種族が住み、盛衰を競っていたが、氷期の訪れにより文明は滅び、大陸は海底へと沈んだ。
■ハイパーボリア人
ハイパーボリア大陸に住む人類。あるいは人類に近い種族。
当時の彼らは背が低く、一・五メートル以上ある者は殆どいなかったとされている。耳が長く、髪は明るい金か白であり、目は灰色か麦わら色であったという。現代文明を圧倒する科学力と魔術を誇り、大陸沈没後、彼らの業績はムー大陸やアトランティス大陸に伝えられた。
■蛇人間
クトゥルフ神話に登場する人外種族の一つ。
蛇神イグによって創造された種族であり、イグの信者でもある。彼らが最初の王国を建てたのは二億年以上も前――恐竜が誕生するよりも前だった。
魔術は勿論、科学に非常に優れ、毒薬の調合や生命操作の技術に秀でていた。しかし、長い年月の間に知識を忘れ、殆どの蛇人間は退化してしまった。稀に先祖返りする者や退化前にコールドスリープした者が目覚める事がある。
■イグ
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。蛇神。
蛇を尊重する者、イグを崇拝する者に対しては慈悲深く接する。一方で非常に執念深く、自身を裏切った者や身内を害した者には必ず報復を行う。過去に蛇人間の一部がツァトゥグァに鞍替えした時には、彼らから知恵と手足を奪って普通の蛇に変えてしまった。
■ツァトゥグァ
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。聖なる蟇蛙。
蝙蝠の様な耳と毛皮に覆われた胴を有し、全体的には蛙に似ている。遥か地下にある暗黒世界ンカイに住まう。極めて怠惰な性格をしているが、それ故に邪神群の中では例外的に温厚。自分の信者にも優しく、常にケアを忘れない。
■ダゴン
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。海神。
巨大な魚人であり、深きもの共の延長線上にある存在と言えるが、実態は一線を画す強大さを誇る。一説によれば、その名はヘブライ語における「魚」と「偶像」を組み合わせて付けられたものだという。
海底に眠る邪神クトゥルフに仕えている。
■クトゥグァ
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。生ける炎。
太陽の如き劫火の固まり。ニャルラトホテプとは激しい敵対関係にあり、彼の混沌を阻む為に信者以外にも召喚される事が多々ある。
■アフーム=ザー
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。凍れる灰色の炎。
クトゥグァの仔。劫火より生まれながら酷寒を操る神格。太古にはハイパーボリア大陸に氷期をもたらし、文明を滅亡させた。
■ハスター
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。名状し難きもの。
邪神クトゥルフの半兄弟でありながら敵対関係にあり、クトゥルフに仇為す為なら人類に援助を惜しまない程に仲が悪い。『邪悪の皇太子』と呼ばれる一方で、『羊飼い達の守護神』を務める穏やかな一面もある。
風魔忍軍が北辰妙見菩薩の名で信仰していた。
■モルディギアン
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。納骨堂の神。
死を司る神であり、死者の蘇生を最大の禁忌とする。かつては食屍鬼の頂点に君臨していたが、現在では少数の『伝統派』しか信仰していない。更には最近の若者はニャルラトホテプを崇める傾向にあるという。昨今、人間を襲う食屍鬼はこの『背教派』と呼ぶべき者共ではないかと囁かれている。
■竜
クトゥルフ神話に竜を称するものはいない。だが、竜らしき生物は存在する。以下に紹介するのは多かれ少なかれ竜の特徴を持つ神話生物達である。
・シャンタク鳥:馬の顔とたてがみ以外は飛竜に似ている。
・狩り立てる恐怖:一枚か二枚の黒翼で空を飛ぶ蛇、あるいは芋虫。蛇竜に似る。作中における黒竜ニーズヘッグはこの種。
・邪神クトゥルフ:漢字で「九頭竜」と書く。
・風神ハスター:化身の一つに「触手に覆われた、二足歩行の大蜥蜴」がある。
・蛇神イグ:神話や伝承における竜の中には、そのまま大蛇の姿をしているものが相当数見受けられる。また龍にも似ているとされる。
■既存神話との関連
クトゥルフ神話では往々にして「〇〇の正体はこの邪神だったのだ」という展開がある。それは様々な神話においても同様であり、北欧神話では悪神ロキの正体はニャルラトホテプだったとされている。ニャルラトホテプは他の神話においても暗躍しており、一部例を挙げると、
・バビロニア神話の『風と熱病の悪霊』パズズ
・アステカ神話の『煙る鏡』テスカトリポカ
・エジプト神話の『月神』トート
・ヴードゥー教の『土曜男爵』ゲーデ
などが言及されている。他、ケルト神話の『銀腕』ヌアザの正体が旧神ノーデンス、アステカ神話の『翼ある蛇』ケツァルコアトルの正体が蛇神イグ、エジプト神話の『戦神』セトの正体が風神ハスターという説がある。
なお、北欧神話の大神オーディンの正体が時空神ヨグ=ソトースだとするのは本作のみの独自設定である。
■ミゼーア
クトゥルフ神話に登場する怪物。作中におけるフェンリルの真名。
クトゥルフ神話において時間には「曲がった時間」と「尖った時間」の二種類がある。我々がいるこの時空は「曲がった時間」であり、時空神ヨグ=ソトースの支配下にある。「尖った時間」にはティンダロスと呼ばれる都市があり、幾多の王達がいる。その王達をも統べる大君主こそがミゼーアである。神ならぬ身でありながらヨグ=ソトースに敵対し、今もなお戦い続けているという規格外のステータスを誇る。
■バルザイの偃月刀
青銅製の魔剣。幻夢境の賢人バルザイの名を冠する武器。
しかし、その本質は武器よりも魔法使いの杖に近く、時空神ヨグ=ソトースを召喚する媒介として扱われている。
原語ではシミター・オブ・バルザイと表記される。シミターは新月刀という曲刀の一種であり、一方で偃月刀は中国の薙刀に近い武器を指す。作中では両方の性質を持つ武器として登場した。
■エイボンの書
魔導書の一冊。
著者はハイパーボリア大陸の魔術師エイボン。最強の魔導書『ネクロノミコン』と双璧を為す魔本。ツァトゥグァやヨグ=ソトース、ハイパーボリア大陸に関する知識が記載されている。別名『象牙の書』。
■ルルイエ異本
魔導書の一冊。
著者は不明。クトゥルフやダゴン、深きもの共など海に関する知識が記載されている。十五世紀の魔術師フランソワ・プレラーティやフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが所有していたとされる。夏王朝に著された魔導書『螺湮城本伝』を翻訳したものとも言われている。
◇参考文献リスト
PHP文庫『「クトゥルフ神話」がよくわかる本』
新紀元社『図解クトゥルフ神話』
エンターブレイン『CALL OF CTHULHU ―クトゥルフ神話TRPG―』
エンターブレイン『CALL OF CTHULHU マレウス・モンストロルム』
エンターブレイン『CALL OF CTHULHU 比叡山炎上』
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