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第二部第四章 クーデターイベント(当日)
セッション63 神討
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その場にいる誰もが目を丸くした。僕もステファもロキでさえも。
桜嵐は死んでいた筈だった。出血は明らかに死んでいなければおかしい量であり、現に今も胸部には穴が空いたままだ。あれで人類が生きていられる筈がない。にも拘らず、桜嵐は立っていた。立って、ロキの左脇腹を斬ったのだ。
「馬鹿なっ!?」
さしものロキも瞠目する。が、桜嵐はロキの反応など眼中にない様子で、無造作に軍刀を振り回した。先の一撃は不意打ちだから当たったが、二撃目はさすがに躱された。
「どういう……事ですか? まさか浅間梵にも蘇生能力が……?」
「蘇生……いや」
違う。あれは生き返ってなどいない。心臓は動いておらず、土気色の肌は生き血が巡っている様には見えない。目は冷たさを通り越して、監視カメラの様に無機質だ。口は堅く閉ざされており、呼吸はしていないと思われる。
「死んだまま動いてんな、あれ」
「となると、ゾンビであると?」
かもしれない。しかし、何故桜嵐がゾンビになっているのか。三護が言うには、この議事堂には不死者系が生まれる土壌はないという話だったが。
「……もしかして、『黒山羊の加護』か?」
シュブ=ニグラスから与えられた魔術『黒山羊の加護』は、一つのスキルを強化し、死んでも発動する様にまでする。僕の場合は『捕食』、桜嵐の場合は『聖蛙の恵み』が強化されている。
しかし、他者の生命を喰らう事で生き返る『捕食』と違い、『聖蛙の恵み』に蘇生機能はない。あれはあくまで霊脈から魔力を汲み上げるだけのスキルだ。過剰な魔力を注ぎ込まれた肉体は活性化するが、死人を蘇らせる力はない。
その結果がこれか? 死後もなお魔力を注ぎ込まれた肉体が蘇らず、しかして活性化して動き出したと? 本人の意識もないままに……あるいは、死霊系と同様に無念が肉体を突き動かして、思考もなく戦っていると?
「……良く分からねーが、ともかくチャンスだ」
死体でありながら桜嵐の剣は僕達よりも鋭い。彼が猛攻をもってロキを抑えている間にロキを攻略する策を考えなくては。
だが、どうする。片脚を失った以上、最早僕には剣で斬る事も杖で殴る事も出来やしない。出来る事といったら遠距離攻撃か。『一斬』か『一突』か、あるいは『竜の吐息』か。他には『有翼』で飛んで接敵するというのも手だ。今この場面で最も有効なのは……。
「ハッ! さすがに生前に比べると動きに精彩を欠くわね。そんなんじゃいつまで経っても私に当てられないわよ」
「だったらもう一太刀加えればどうで御座りまするか?」
「!?」
桜嵐に集中していたロキの背に斬撃が浴びせられる。ロキの背後には理伏が膝を曲げていた。遠方から飛んできてロキを斬り付けた後に着地したのだ。
「何故貴女がここに……貴女に憑依した獣はどうしたの!?」
「イタチ殿と戦ってからずっと気絶したままで御座りまする。……ようも拙者を良い様に使ってくれたで御座るな! 借りは返させて貰うぞ!」
「…………っ!」
理伏が刀でロキを攻め立てる。桜嵐の猛攻に理伏の剣風が加わり、二対一となった事でロキの顔から完全に笑みが消えた。
とはいえ、理伏の動きは万全ではない。右腕を肘を曲げた状態で布で巻き付けて胸部に固定している。あの手触りの良さそうな布はイタチの肌着だった筈だ。恐らくは右腕を負傷した理伏にイタチが施したのだろう。
左腕しか使えないのではあまりに心許ない。観戦している余裕はない。僕もやはりロキを倒すために動かねば。
「だったら、ここはこれだろ!」
大口を開けて、口腔内に魔力を集める。竜の吐息の準備だ。僕の手持ちの中で最も威力が高い攻撃。ロキを仕留めるにはこれしかない。
「『吸引』、『大気圧縮』――」
加えて、魔力塊に圧縮した大気を混ぜ合わせる。ハクが毒液と吐息を組み合わせて『紫竜の吐息』としたのと同様に、僕も大気と吐息を組み合わせようという魂胆だ。
「しゃらくさいっ!」
ロキが一息に両手の刃を振り抜く。桜嵐の右太腿を鎖鎌で突き刺し、理伏の左前腕を左手刀で一閃した。どちらも両断とまでは行かなかったが、深く斬られたらしく多量の鮮血が迸る。
事ここに至って、なんて的確な動きをするのか。死体とはいえ桜嵐は筋肉で動き、両脚で体を支えている。脚の筋肉を断絶すれば動けなくなるのは道理だ。理伏も左手で刀を振っている以上、左腕に傷を負えば攻撃を封じられるのは当然。なんという判断力だ。
「そこ! やらせないわよ!」
ロキが僕が竜の吐息の準備しているのを見付けた。理伏と桜嵐の間を駆け抜け、僕に迫る。
まずい。今攻撃をされたら折角集めた魔力が霧散してしまう。しかし、左脚を失った現状では逃げる事も出来ない。魔力の霧散どころか僕の首が刎ねられる。殺される――
「――『剣閃裂陣』!」
ロキが鎖を振り上げたその瞬間、幾本もの光の線が走った。
線は刃となってロキの全身を刻んだ。いずれも浅い傷だが、数が数だ。ロキの動きが止まり、鎖が振り下ろされずに弛緩する。
「おっ……ご……!」
「雑魚散らし用の技ですが、これなら今の私でも使えますので」
ロキより少し離れた場所にステファが立っていた。失った右腕ではなく左手で剣の切っ先をロキに向けていた。
『剣閃裂陣』――僕がステファと出会った翌日の、僕の初めての戦闘でステファが最初に使った剣技。
自分の周囲に魔力の斬撃を複数放ち、範囲内の敵を打尽する技だ。剣を振るわずとも放てるのが利点だが、一撃一撃の威力は低い。ステファが言う様に雑魚散らしにしか使えない技なのだが、右肩に加えて左脇腹と背中まで斬られて弱体化していた今のロキには通用した。
「良く時間稼ぎをしてくれた、三人とも。お陰で準備は完了した」
ロキに口先を向け、魔力の砲撃を放つ――前に『着火』を使用した。
実はずっと前から夢想はしていた。『着火』と『大気圧縮』の組み合わせ。それを『吐息』で放てばどうなるのか。
しかし、未熟な『吐息』で撃ち出そうとすれば暴発し、己の身を焼く事は目に見えていた。だから今まで使わなかった。しかし、『竜の吐息』を手に入れた今なら――『吐息』の上位互換を習得した今なら実現出来るのではないか。そう思った。
『竜の吐息』×『着火』で『赤竜の吐息』となり、
『竜の吐息』×『大気圧縮』で『黄竜の吐息』となる。
ならば、『竜の吐息』×『着火』×『大気圧縮』で何が生じるのか。赤竜と黄竜の両者の性質を併せ持つとどうなるのか。その答えがこれだ。
「――――『千年竜の吐息』!」
圧縮された大気中に含まれていた酸素に引火し、煉獄の如き劫火と化す。超高火力を伴った魔力の砲撃が火の粉を眩く散らしながら吠え立て、ロキを呑み込んだ。劫火の線は天空議事堂を飛び出し、空の彼方まで飛んでいく。
ロキは五体満足だった。
吐息の直撃を受けて全身に火傷を負いながらも、なお息があった。娘のヘルは火神の劫火により黒炭になったというのに、ロキの四肢は健在だった。砲撃が通ったその場所に留まって立っていた。
「……ったく、どんだけ出鱈目なんだよ、『五渾将』って奴らはよ」
だが、
「栄のお願い、ハクの涙、桜嵐の死、ステファの腕……諸々の借りは返してやったぜ、混沌!」
ロキは無事ではなかった。
糸が切れた人形の様にロキの体勢が崩れ落ちる。受け身も取れず、竜の吐息で抉られた地面にそのまま激突した。白目を剥いたその顔に意識はなく、不格好な手足を直そうともしない。虫の息で辛うじて生を繋いでいる様子だった。
それ以上、『狡知の神』ロキが動く事はなかった。
桜嵐は死んでいた筈だった。出血は明らかに死んでいなければおかしい量であり、現に今も胸部には穴が空いたままだ。あれで人類が生きていられる筈がない。にも拘らず、桜嵐は立っていた。立って、ロキの左脇腹を斬ったのだ。
「馬鹿なっ!?」
さしものロキも瞠目する。が、桜嵐はロキの反応など眼中にない様子で、無造作に軍刀を振り回した。先の一撃は不意打ちだから当たったが、二撃目はさすがに躱された。
「どういう……事ですか? まさか浅間梵にも蘇生能力が……?」
「蘇生……いや」
違う。あれは生き返ってなどいない。心臓は動いておらず、土気色の肌は生き血が巡っている様には見えない。目は冷たさを通り越して、監視カメラの様に無機質だ。口は堅く閉ざされており、呼吸はしていないと思われる。
「死んだまま動いてんな、あれ」
「となると、ゾンビであると?」
かもしれない。しかし、何故桜嵐がゾンビになっているのか。三護が言うには、この議事堂には不死者系が生まれる土壌はないという話だったが。
「……もしかして、『黒山羊の加護』か?」
シュブ=ニグラスから与えられた魔術『黒山羊の加護』は、一つのスキルを強化し、死んでも発動する様にまでする。僕の場合は『捕食』、桜嵐の場合は『聖蛙の恵み』が強化されている。
しかし、他者の生命を喰らう事で生き返る『捕食』と違い、『聖蛙の恵み』に蘇生機能はない。あれはあくまで霊脈から魔力を汲み上げるだけのスキルだ。過剰な魔力を注ぎ込まれた肉体は活性化するが、死人を蘇らせる力はない。
その結果がこれか? 死後もなお魔力を注ぎ込まれた肉体が蘇らず、しかして活性化して動き出したと? 本人の意識もないままに……あるいは、死霊系と同様に無念が肉体を突き動かして、思考もなく戦っていると?
「……良く分からねーが、ともかくチャンスだ」
死体でありながら桜嵐の剣は僕達よりも鋭い。彼が猛攻をもってロキを抑えている間にロキを攻略する策を考えなくては。
だが、どうする。片脚を失った以上、最早僕には剣で斬る事も杖で殴る事も出来やしない。出来る事といったら遠距離攻撃か。『一斬』か『一突』か、あるいは『竜の吐息』か。他には『有翼』で飛んで接敵するというのも手だ。今この場面で最も有効なのは……。
「ハッ! さすがに生前に比べると動きに精彩を欠くわね。そんなんじゃいつまで経っても私に当てられないわよ」
「だったらもう一太刀加えればどうで御座りまするか?」
「!?」
桜嵐に集中していたロキの背に斬撃が浴びせられる。ロキの背後には理伏が膝を曲げていた。遠方から飛んできてロキを斬り付けた後に着地したのだ。
「何故貴女がここに……貴女に憑依した獣はどうしたの!?」
「イタチ殿と戦ってからずっと気絶したままで御座りまする。……ようも拙者を良い様に使ってくれたで御座るな! 借りは返させて貰うぞ!」
「…………っ!」
理伏が刀でロキを攻め立てる。桜嵐の猛攻に理伏の剣風が加わり、二対一となった事でロキの顔から完全に笑みが消えた。
とはいえ、理伏の動きは万全ではない。右腕を肘を曲げた状態で布で巻き付けて胸部に固定している。あの手触りの良さそうな布はイタチの肌着だった筈だ。恐らくは右腕を負傷した理伏にイタチが施したのだろう。
左腕しか使えないのではあまりに心許ない。観戦している余裕はない。僕もやはりロキを倒すために動かねば。
「だったら、ここはこれだろ!」
大口を開けて、口腔内に魔力を集める。竜の吐息の準備だ。僕の手持ちの中で最も威力が高い攻撃。ロキを仕留めるにはこれしかない。
「『吸引』、『大気圧縮』――」
加えて、魔力塊に圧縮した大気を混ぜ合わせる。ハクが毒液と吐息を組み合わせて『紫竜の吐息』としたのと同様に、僕も大気と吐息を組み合わせようという魂胆だ。
「しゃらくさいっ!」
ロキが一息に両手の刃を振り抜く。桜嵐の右太腿を鎖鎌で突き刺し、理伏の左前腕を左手刀で一閃した。どちらも両断とまでは行かなかったが、深く斬られたらしく多量の鮮血が迸る。
事ここに至って、なんて的確な動きをするのか。死体とはいえ桜嵐は筋肉で動き、両脚で体を支えている。脚の筋肉を断絶すれば動けなくなるのは道理だ。理伏も左手で刀を振っている以上、左腕に傷を負えば攻撃を封じられるのは当然。なんという判断力だ。
「そこ! やらせないわよ!」
ロキが僕が竜の吐息の準備しているのを見付けた。理伏と桜嵐の間を駆け抜け、僕に迫る。
まずい。今攻撃をされたら折角集めた魔力が霧散してしまう。しかし、左脚を失った現状では逃げる事も出来ない。魔力の霧散どころか僕の首が刎ねられる。殺される――
「――『剣閃裂陣』!」
ロキが鎖を振り上げたその瞬間、幾本もの光の線が走った。
線は刃となってロキの全身を刻んだ。いずれも浅い傷だが、数が数だ。ロキの動きが止まり、鎖が振り下ろされずに弛緩する。
「おっ……ご……!」
「雑魚散らし用の技ですが、これなら今の私でも使えますので」
ロキより少し離れた場所にステファが立っていた。失った右腕ではなく左手で剣の切っ先をロキに向けていた。
『剣閃裂陣』――僕がステファと出会った翌日の、僕の初めての戦闘でステファが最初に使った剣技。
自分の周囲に魔力の斬撃を複数放ち、範囲内の敵を打尽する技だ。剣を振るわずとも放てるのが利点だが、一撃一撃の威力は低い。ステファが言う様に雑魚散らしにしか使えない技なのだが、右肩に加えて左脇腹と背中まで斬られて弱体化していた今のロキには通用した。
「良く時間稼ぎをしてくれた、三人とも。お陰で準備は完了した」
ロキに口先を向け、魔力の砲撃を放つ――前に『着火』を使用した。
実はずっと前から夢想はしていた。『着火』と『大気圧縮』の組み合わせ。それを『吐息』で放てばどうなるのか。
しかし、未熟な『吐息』で撃ち出そうとすれば暴発し、己の身を焼く事は目に見えていた。だから今まで使わなかった。しかし、『竜の吐息』を手に入れた今なら――『吐息』の上位互換を習得した今なら実現出来るのではないか。そう思った。
『竜の吐息』×『着火』で『赤竜の吐息』となり、
『竜の吐息』×『大気圧縮』で『黄竜の吐息』となる。
ならば、『竜の吐息』×『着火』×『大気圧縮』で何が生じるのか。赤竜と黄竜の両者の性質を併せ持つとどうなるのか。その答えがこれだ。
「――――『千年竜の吐息』!」
圧縮された大気中に含まれていた酸素に引火し、煉獄の如き劫火と化す。超高火力を伴った魔力の砲撃が火の粉を眩く散らしながら吠え立て、ロキを呑み込んだ。劫火の線は天空議事堂を飛び出し、空の彼方まで飛んでいく。
ロキは五体満足だった。
吐息の直撃を受けて全身に火傷を負いながらも、なお息があった。娘のヘルは火神の劫火により黒炭になったというのに、ロキの四肢は健在だった。砲撃が通ったその場所に留まって立っていた。
「……ったく、どんだけ出鱈目なんだよ、『五渾将』って奴らはよ」
だが、
「栄のお願い、ハクの涙、桜嵐の死、ステファの腕……諸々の借りは返してやったぜ、混沌!」
ロキは無事ではなかった。
糸が切れた人形の様にロキの体勢が崩れ落ちる。受け身も取れず、竜の吐息で抉られた地面にそのまま激突した。白目を剥いたその顔に意識はなく、不格好な手足を直そうともしない。虫の息で辛うじて生を繋いでいる様子だった。
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