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西島と対峙した翌日、優希は複雑な心境で、久方ぶりの実家の前に立っていた。
父の葬儀の際にも実家には足を運ばなかったので、祖母の葬儀以来、実に約四半世紀ぶりの帰省である。
実家からは、かつて優希が住んでいた頃の面影が、すっかりなくなってしまっている。もちろん形はそのままなのだが、西島と姉の再婚時にリフォームをしたと聞いていたとおりに、外壁の色や庭の樹木は大きく様変わりしていた。
昨夜、優希が簡単に西島との話を康太郎に説明したところ、彼は神妙な顔でこちらに残る選択をした。
もっとも数日後には、盆休暇明けのバイトが再開されるし、予備校の授業も始まる。優希だって決して暇ではないのだから、それほど長居するつもりはなかった。
今日帰る予定だったのを、せいぜい明日に伸ばしただけだ。よほど揉めない限り、直接姉と話す必要はないだろうし、もし万が一それでは済まないほど揉めるところまでいけば、もはや優希の手には負えない。代理人を入れざるを得なくなるだろう。
康太郎はといえば、隣のブロックに住んでいる幼馴染の少女の家に招かれて行った。
幼稚園から中学校まで同じだった少女だそうで、先ほど優希とも挨拶を交わしたが、いかにも男性受けのよさそうな肉感的な美少女だった。
凜が怒らなければよいが、と優希は内心苦笑した。
(さて……)
気合を入れ直し、実家のインターフォンを鳴らした。
姉には事前に連絡を入れていたが、あの女は、面倒事を先送りにする癖がある。今もそのままでなければよいが。
優希の懸念が当たってしまったのか、応答がない。もう一度鳴らす。
家の中は静まり返っていて、優希はうんざりとため息を吐いた。
それとほぼ同時に、インターフォン越しに「はい」と小さな声が聞こえてきた。
「俺だけど」
「……優希?」
驚いたような声。ぱたぱたと軽い足音が聞こえて、玄関の扉が押し開けられた。
向こうには約10年ぶりに見る姉の姿がある。予想していたよりも老け込んでいて、優希は思わずぎょっとしたほどだ。
「姉ちゃん、久しぶり」
「早く上がり。早く」
小声で、急き立てるように姉が周囲を伺いながら言う。髭の生えた妹など、あまり長時間外に置いておきたくないのだと、優希には姉の焦りが手に取るようにわかった。
他人行儀に仏間に通された優希は、ひとまず仏壇に線香をあげた。
姉のほうもどう接していいのかわからないだろう、困ったような表情を隠そうともせず、客用の茶碗を持って現れた。
「……何の用?」
「何の用って、ご挨拶だね……ああ、これ、お祝い。子供、おめでとう」
優希は持っていた紙袋を姉に押しつける。
駅前の百貨店で適当に求めた子供用品だ。まだ1歳にはなっていないようだったので、店員に聞いて、一番人気だというブランドもののポンチョを包んでもらった。叔父からの祝いにしては相場よりやや高額だったので、うまく言いくるめられた気がしないでもない。
姉は百貨店の包装紙を見て、優希の顔を見て、ようやく落ち着いたようだった。
「あ、ありがとう……昨日も、その、彼からお祝いもらったわ」
「昨日のは結婚祝い。こっちは出産祝い。どっちも遅くなったけど」
優希の言葉に込められた棘に、姉はさすがに表情を硬くする。
「その、ごめんなさい。知らせても、あんたは、そういうの、気にせんやろ?」
「まあ、俺と姉ちゃんはほとんど縁切れてるしね」
突き放した口調。
姉と2人きりの今、優希は不愛想を取り繕う必要もない。
怒りを押し殺した優希の顔に、姉は若干怯んだように見えた。
「髭、びっくりした。誰かと思ったわ」
「そう」
短く答えて、優希は仏壇に視線を向ける。姉がおろおろとしているのが視界の端に入るが、不快以外の何物でもなかった。
「昨日、旦那さんと話をしたよ」
長居をするつもりはない。優希は早々に本題に入る。
「康太郎を、俺の養子にしたいんだって?」
「え、うん、そうなんよ。あの人も、心配性やけん」
「どこまでも勝手だね、姉ちゃんは」
指先が怒りで震えるような気がした。深く息を吸って、気持ちを落ち着ける。
「養子の件は、まず俺から話すけど、姉ちゃんもちゃんと話せよ。親としての責任くらいは、果たしてもいいんじゃないの」
「……優希が、話してくれんね」
思ったよりも弱々しい声。
優希は唇を噛んで、顔をそむけた。
「だから、姉ちゃんはだめなんだよ」
思わず口にした言葉に、姉は傷ついたような顔をして、優希自身も胸が抉られるような気持ちになった。
だからあんたは駄目なんだ。
優希の心に深く刻まれたその一言は、祖母と姉が幼い日の優希にかけた呪いだ。男にもなれず、女にもなれず、自分を持てず、ずっと背中を強張らせていたあの日の自分。
遠い東京へたどり着いた康太郎が、その日の夜、大きな体を丸めて寝ていた姿を思い出す。
それなのに、何故、傷つけた張本人である姉が、最も傷ついたような顔をしているのか。
「康太郎は、きちんとしてるよ。箸の持ち方も綺麗だし、料理も上手で、俺も助かってる。最近ようやく、自分のやりたいことを言うようになった。昨日も今日も、友人と一緒にいる。愛されてるよ、あの子は」
「……そう」
姉はうつむいたまま、盆を胸に抱いている。
その顔は手放した息子のことを思う母親のそれではなく、自分の至らない点を責められていることを、ぐっと耐えているような、そんな幼子のような風情だった。
優希は胸にこみあげる怒りを必死に抑える。ここで爆発しては何の意味もない。
「ふたつ、姉ちゃんに答えてほしいことがある。その回答次第では、養子縁組を考えてもいい」
「……なんね」
姉の目がこちらを見た。疲弊して見えるのは、乳児を抱えている母親ゆえだろうか。
「一つ目。俺と姉ちゃんが他人だと康太郎に言ったことがあるね。それはどうして?」
「……言ったかね、そんなこと」
姉は心底困ったような顔をしている。以前、康太郎の口から「優希は親戚からもらわれてきた子」と母から聞いたと言質を取っている。
おおよそ、トランスジェンダーの妹の存在が疎ましくて、場当たり的にそう説明をしたのだろうと予想していたのだが、恐らく当たっていたのだろう。
優希は、もういい、と首を振った。
「二つ目。再婚したときに、康太郎をわざわざ引き取ったのはどうしてだ? あのまま泰彦さんのところに置いておけばよかったじゃないか。引き取ったときは、まさか捨てるつもりじゃなかったんだろ?」
その問いに、姉は目を大きく見開いた。老け込んでいるが、康太郎によく似た端正な顔だ、と優希は改めて忌々しく思う。
しばらく、優希は姉の答えを待った。しかし姉の口が開かれることはなく、優希のほうが先に痺れを切らした。
「姉ちゃん、あとは弁護士を通そう。俺も忙しい」
立ち上がった優希に、姉は縋るような目を向けた。
「優希、あのね、私だって必死やった」
優希はたまらず、茶碗を手に取り姉に投げつけた。
すでに冷めていた茶をかぶっても火傷はしなかっただろうが、姉は呆然と濡れた胸元を見下ろしたまま硬直している。
「自分勝手って言葉くらいは知ってるか――多少は自分で考えて物を言え」
自分はきっと今、ひどく恐ろしい顔をしているのだろう。
玄関扉を叩きつけるように外に出たとたん、家の中から火のついたような赤子の声が響いてきた。大きな音に驚かせてしまったようだ。
(……東京に帰りたい)
優希は額を押さえ、閑散とした住宅街に誰もいないことをいいことに、ポケットから取り出した煙草に火をつける。気分を変えようと吸い込んだはずの重い煙が喉を押さえつけているようで、妙に不快だった。
父の葬儀の際にも実家には足を運ばなかったので、祖母の葬儀以来、実に約四半世紀ぶりの帰省である。
実家からは、かつて優希が住んでいた頃の面影が、すっかりなくなってしまっている。もちろん形はそのままなのだが、西島と姉の再婚時にリフォームをしたと聞いていたとおりに、外壁の色や庭の樹木は大きく様変わりしていた。
昨夜、優希が簡単に西島との話を康太郎に説明したところ、彼は神妙な顔でこちらに残る選択をした。
もっとも数日後には、盆休暇明けのバイトが再開されるし、予備校の授業も始まる。優希だって決して暇ではないのだから、それほど長居するつもりはなかった。
今日帰る予定だったのを、せいぜい明日に伸ばしただけだ。よほど揉めない限り、直接姉と話す必要はないだろうし、もし万が一それでは済まないほど揉めるところまでいけば、もはや優希の手には負えない。代理人を入れざるを得なくなるだろう。
康太郎はといえば、隣のブロックに住んでいる幼馴染の少女の家に招かれて行った。
幼稚園から中学校まで同じだった少女だそうで、先ほど優希とも挨拶を交わしたが、いかにも男性受けのよさそうな肉感的な美少女だった。
凜が怒らなければよいが、と優希は内心苦笑した。
(さて……)
気合を入れ直し、実家のインターフォンを鳴らした。
姉には事前に連絡を入れていたが、あの女は、面倒事を先送りにする癖がある。今もそのままでなければよいが。
優希の懸念が当たってしまったのか、応答がない。もう一度鳴らす。
家の中は静まり返っていて、優希はうんざりとため息を吐いた。
それとほぼ同時に、インターフォン越しに「はい」と小さな声が聞こえてきた。
「俺だけど」
「……優希?」
驚いたような声。ぱたぱたと軽い足音が聞こえて、玄関の扉が押し開けられた。
向こうには約10年ぶりに見る姉の姿がある。予想していたよりも老け込んでいて、優希は思わずぎょっとしたほどだ。
「姉ちゃん、久しぶり」
「早く上がり。早く」
小声で、急き立てるように姉が周囲を伺いながら言う。髭の生えた妹など、あまり長時間外に置いておきたくないのだと、優希には姉の焦りが手に取るようにわかった。
他人行儀に仏間に通された優希は、ひとまず仏壇に線香をあげた。
姉のほうもどう接していいのかわからないだろう、困ったような表情を隠そうともせず、客用の茶碗を持って現れた。
「……何の用?」
「何の用って、ご挨拶だね……ああ、これ、お祝い。子供、おめでとう」
優希は持っていた紙袋を姉に押しつける。
駅前の百貨店で適当に求めた子供用品だ。まだ1歳にはなっていないようだったので、店員に聞いて、一番人気だというブランドもののポンチョを包んでもらった。叔父からの祝いにしては相場よりやや高額だったので、うまく言いくるめられた気がしないでもない。
姉は百貨店の包装紙を見て、優希の顔を見て、ようやく落ち着いたようだった。
「あ、ありがとう……昨日も、その、彼からお祝いもらったわ」
「昨日のは結婚祝い。こっちは出産祝い。どっちも遅くなったけど」
優希の言葉に込められた棘に、姉はさすがに表情を硬くする。
「その、ごめんなさい。知らせても、あんたは、そういうの、気にせんやろ?」
「まあ、俺と姉ちゃんはほとんど縁切れてるしね」
突き放した口調。
姉と2人きりの今、優希は不愛想を取り繕う必要もない。
怒りを押し殺した優希の顔に、姉は若干怯んだように見えた。
「髭、びっくりした。誰かと思ったわ」
「そう」
短く答えて、優希は仏壇に視線を向ける。姉がおろおろとしているのが視界の端に入るが、不快以外の何物でもなかった。
「昨日、旦那さんと話をしたよ」
長居をするつもりはない。優希は早々に本題に入る。
「康太郎を、俺の養子にしたいんだって?」
「え、うん、そうなんよ。あの人も、心配性やけん」
「どこまでも勝手だね、姉ちゃんは」
指先が怒りで震えるような気がした。深く息を吸って、気持ちを落ち着ける。
「養子の件は、まず俺から話すけど、姉ちゃんもちゃんと話せよ。親としての責任くらいは、果たしてもいいんじゃないの」
「……優希が、話してくれんね」
思ったよりも弱々しい声。
優希は唇を噛んで、顔をそむけた。
「だから、姉ちゃんはだめなんだよ」
思わず口にした言葉に、姉は傷ついたような顔をして、優希自身も胸が抉られるような気持ちになった。
だからあんたは駄目なんだ。
優希の心に深く刻まれたその一言は、祖母と姉が幼い日の優希にかけた呪いだ。男にもなれず、女にもなれず、自分を持てず、ずっと背中を強張らせていたあの日の自分。
遠い東京へたどり着いた康太郎が、その日の夜、大きな体を丸めて寝ていた姿を思い出す。
それなのに、何故、傷つけた張本人である姉が、最も傷ついたような顔をしているのか。
「康太郎は、きちんとしてるよ。箸の持ち方も綺麗だし、料理も上手で、俺も助かってる。最近ようやく、自分のやりたいことを言うようになった。昨日も今日も、友人と一緒にいる。愛されてるよ、あの子は」
「……そう」
姉はうつむいたまま、盆を胸に抱いている。
その顔は手放した息子のことを思う母親のそれではなく、自分の至らない点を責められていることを、ぐっと耐えているような、そんな幼子のような風情だった。
優希は胸にこみあげる怒りを必死に抑える。ここで爆発しては何の意味もない。
「ふたつ、姉ちゃんに答えてほしいことがある。その回答次第では、養子縁組を考えてもいい」
「……なんね」
姉の目がこちらを見た。疲弊して見えるのは、乳児を抱えている母親ゆえだろうか。
「一つ目。俺と姉ちゃんが他人だと康太郎に言ったことがあるね。それはどうして?」
「……言ったかね、そんなこと」
姉は心底困ったような顔をしている。以前、康太郎の口から「優希は親戚からもらわれてきた子」と母から聞いたと言質を取っている。
おおよそ、トランスジェンダーの妹の存在が疎ましくて、場当たり的にそう説明をしたのだろうと予想していたのだが、恐らく当たっていたのだろう。
優希は、もういい、と首を振った。
「二つ目。再婚したときに、康太郎をわざわざ引き取ったのはどうしてだ? あのまま泰彦さんのところに置いておけばよかったじゃないか。引き取ったときは、まさか捨てるつもりじゃなかったんだろ?」
その問いに、姉は目を大きく見開いた。老け込んでいるが、康太郎によく似た端正な顔だ、と優希は改めて忌々しく思う。
しばらく、優希は姉の答えを待った。しかし姉の口が開かれることはなく、優希のほうが先に痺れを切らした。
「姉ちゃん、あとは弁護士を通そう。俺も忙しい」
立ち上がった優希に、姉は縋るような目を向けた。
「優希、あのね、私だって必死やった」
優希はたまらず、茶碗を手に取り姉に投げつけた。
すでに冷めていた茶をかぶっても火傷はしなかっただろうが、姉は呆然と濡れた胸元を見下ろしたまま硬直している。
「自分勝手って言葉くらいは知ってるか――多少は自分で考えて物を言え」
自分はきっと今、ひどく恐ろしい顔をしているのだろう。
玄関扉を叩きつけるように外に出たとたん、家の中から火のついたような赤子の声が響いてきた。大きな音に驚かせてしまったようだ。
(……東京に帰りたい)
優希は額を押さえ、閑散とした住宅街に誰もいないことをいいことに、ポケットから取り出した煙草に火をつける。気分を変えようと吸い込んだはずの重い煙が喉を押さえつけているようで、妙に不快だった。
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