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昼の出来事
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「この紅茶は痛みを和らげる効果がある、これで少しはマシになる」
「ありがとう、んっ…美味しい」
「塗り薬は寮でしか作れないから、帰ってからね」
レオンハルトに腕を触られて、確かに痛みは感じなかった。
凄い、特効性の薬があるなら確かに病院はいらないな。
レオンハルトは「今回は仕方ないけど、次は必ず病院に行こう」と言ってくれて頷いた。
人間というのを隠すのも、学園だけの話じゃない。
街でも当然バレてはいけないし、普通に暮らす事は出来ない。
俺が生きるべき場所はここじゃないと言われたような気がした。
当然だ、俺と歩夢は人間…本来の人間は人間の世界にいるべきだ。
レオンハルトに受け入れてもらい、力を貰っても俺は魔導士にはなれない。
なりたいのかと言われても、よく分からないし…怖い思いもいっぱいした。
いつか、歩夢と一緒に元の場所に帰る時が来る。
レオンハルトとナイトに好きだと言って、本気で恋をした。
それは嘘偽りがない気持ちだ。
でも、いつか帰る時…俺は二人の気持ちを踏みにじる事になるかもしれない。
頬に触れられて、レオンハルトの方を向いた。
俺がどんな顔をしてるのか、レオンハルトの顔を見れば分かる。
「梓馬、どうかしたか?まだ痛む?」
「痛くはないけど、ちょっと考え事をしていて」
「考え事?」
「いや、大丈夫…何でもないから」
今レオンハルトにこんな事言うべきじゃない。
二人も俺が人間だって知ってるから、いつかの別れも分かってる筈だ。
でも、あえて言わない…だから俺も口を紡ぐ。
今はまだ歩夢を助ける事だけが優先順位だ。
いつか訪れる別れは今は考えないようにしよう。
紅茶を飲んで、レオンハルトとお話をした。
何でもない話をして、ふとレオンハルトとラルフの事が気になった。
俺から離れたラルフがレオンハルトとなにか話していた。
一言二言くらいしか話してはいないとは思うが何を話したんだろう。
レオンハルトの険しい顔も気になって、酷い事を言われたのかと心配になる。
「レオンハルト、ラルフ様となにか話してたのか?」
「ラルフ様?」
「あ、はは…気にしないで」
ラルフを様付けにして呼んでいたからついまた呼んでしまった。
気を緩んだら呼び捨てで呼んでしまいそうで、誰に対してもラルフに様付けをした。
呼び捨てにしたら、今度こそ殺されるからな。
あの時の事を思い出して、ブルッと震えた。
ラルフ様という言い方はスルーしてくれ。
レオンハルトは眉を寄せて、嫌そうな顔をしていた。
思い出すのも嫌だったのかな、無理にとは言わない。
口を開く前に、レオンハルトが言葉にした。
「僕に君を手放すなよと言われてね、何となく分かったからちょっと不快になっただけだよ」
俺はよく分かっていなくて、首を傾げた。
俺は何処にも行かないのに、なんでそんな事を言うんだろう。
ラルフは俺が人間だと知らないから、そういう話ではないのは分かる。
今、俺には帰る場所がある…だから大丈夫だ。
俺が微笑むと、レオンハルトも優しい笑みを見せた。
静かなティータイムは、優しい風に包まれながら終わった。
『ラルフ視点』
久しぶりにこの校舎に登校して、イライラしていた。
ファントムは昼間は監獄クラスから出れないって、なんで俺が行かなきゃいけないんだ。
お気に入りくらい自分で監視でも何でもしろよ。
「お嬢!今日はこちらにいらっしゃったのですね!」
「今日も麗しいですお嬢!」
「次そう呼んだら殺すぞ、脅しだと思うんじゃねぇよ」
いつもは怒鳴り散らすが、静かに怒るとすぐに黙った。
こういうのがいいのかよ、本当に魔導士は分からねぇ。
あの男も俺を馬鹿にしゃがって、ファントムのお気に入りじゃなかったらとっくに殺してる。
それに、俺とファントムの関係を気持ち悪く妄想しやがって、腹立たしい。
そういう奴は監獄クラスによくいるから珍しくない。
でも、あの男に関しては腹立つ気持ちが強い。
本当に悪いと思って言ってるからだろうな。
俺とファントムの関係?幻獣と他の魔導士以外のどんな関係があるんだ。
言うなら、殺し合う関係…それ以外は何もない。
信頼も何もしていない、一緒にいるのも常にお互いの首を狙っているだけだ。
俺にはする事がある、仲良しごっこをしてる暇はない。
自分の銀色の髪に触れて、窓に映る姿を見つめた。
より魔導士に近い姿になるためにこの姿をしている。
理由は単純だ、人畜無害な顔をすれば王位継承者達は簡単に騙される。
その隙が俺に首を差し出す事になるとも知らずに…
そう思っていたのに、最初に出会ったのがファントムだったのが悪かった。
アイツは過去の事があるから誰も信用していない。
どんなに無害でも悪い奴と態度を変えたりしない。
最初こそ、普通の魔導士を演じていたが逆に俺がファントムの挑発に乗ってしまった。
それから猫被るのも馬鹿らしくなり、今になる。
もっと男らしい姿になればふざけた名前で呼ばれないだろう。
でも、あの姿はむやみになってもいい姿ではない。
一番幻獣の力を抑えられるのは、今のこの姿なんだ。
頬を伸ばして見ても、俺の力は完璧で崩れたりしない。
眉を寄せてかっこいい感じにしてみても、大きな瞳は隠せない。
なんで俺が嫌いな魔導士達に溶け込むためにやってんだと馬鹿らしく思った。
「おじょ……ラルフ様、お客様です」
「客?面倒だ、追い返せ」
「し、しかし……」
空き教室に響く男の情けない声にうんざりする。
俺の下僕ではなく、勝手に下僕を自称している男はまた俺に話しかけようとしていた。
イライラが頂点に達して、近くにある椅子を蹴飛ばして睨みつけた。
椅子が無惨に変形しているが、仕方ない。
男の後ろにあるドアに立つ人物を見て、眉を寄せた。
その人物には見覚えがある、確か偽の監獄クラスにいたリーシャの契約者。
何しに来たんだよ、今は何もしてねぇだろ。
王位継承者の後ろから顔を覗かせている男がいる。
直接会った事はないが、その人物には見覚えがある。
「……」
「…は、初めまして、三原歩夢です」
ファントムの話では、エルザのお気に入りの人間だったか。
魔導士よりも下等生物である人間と何の話があるんだ。
俺が椅子を蹴っただけで怯えるなら来なければいい。
俺とお前は、一言でも言葉を交わす身分ではない。
ここの教室は監獄クラスの自分の空間とは違い、人の出入りが激しい。
ほとんどは幻想の魔導士だが、たまに知らない奴も来る。
一人になれる場所に行こうと思って、三原歩夢と王位継承者がいる方向とは別の方向に歩き出した。
「お嬢さん」と、三原歩夢が言うまでは…
いろいろなストレスが一気に爆破して、俺は幻想の力を解放した。
俺以外の幻想の魔導士を皆理性のない狼に変えた。
三原歩夢を庇う王位継承者なんてどうでもいい。
「お嬢」なら死ぬほど嫌だが聞き慣れている。
ただ、そこに「さん付け」だけは許せねぇ!!
「ありがとう、んっ…美味しい」
「塗り薬は寮でしか作れないから、帰ってからね」
レオンハルトに腕を触られて、確かに痛みは感じなかった。
凄い、特効性の薬があるなら確かに病院はいらないな。
レオンハルトは「今回は仕方ないけど、次は必ず病院に行こう」と言ってくれて頷いた。
人間というのを隠すのも、学園だけの話じゃない。
街でも当然バレてはいけないし、普通に暮らす事は出来ない。
俺が生きるべき場所はここじゃないと言われたような気がした。
当然だ、俺と歩夢は人間…本来の人間は人間の世界にいるべきだ。
レオンハルトに受け入れてもらい、力を貰っても俺は魔導士にはなれない。
なりたいのかと言われても、よく分からないし…怖い思いもいっぱいした。
いつか、歩夢と一緒に元の場所に帰る時が来る。
レオンハルトとナイトに好きだと言って、本気で恋をした。
それは嘘偽りがない気持ちだ。
でも、いつか帰る時…俺は二人の気持ちを踏みにじる事になるかもしれない。
頬に触れられて、レオンハルトの方を向いた。
俺がどんな顔をしてるのか、レオンハルトの顔を見れば分かる。
「梓馬、どうかしたか?まだ痛む?」
「痛くはないけど、ちょっと考え事をしていて」
「考え事?」
「いや、大丈夫…何でもないから」
今レオンハルトにこんな事言うべきじゃない。
二人も俺が人間だって知ってるから、いつかの別れも分かってる筈だ。
でも、あえて言わない…だから俺も口を紡ぐ。
今はまだ歩夢を助ける事だけが優先順位だ。
いつか訪れる別れは今は考えないようにしよう。
紅茶を飲んで、レオンハルトとお話をした。
何でもない話をして、ふとレオンハルトとラルフの事が気になった。
俺から離れたラルフがレオンハルトとなにか話していた。
一言二言くらいしか話してはいないとは思うが何を話したんだろう。
レオンハルトの険しい顔も気になって、酷い事を言われたのかと心配になる。
「レオンハルト、ラルフ様となにか話してたのか?」
「ラルフ様?」
「あ、はは…気にしないで」
ラルフを様付けにして呼んでいたからついまた呼んでしまった。
気を緩んだら呼び捨てで呼んでしまいそうで、誰に対してもラルフに様付けをした。
呼び捨てにしたら、今度こそ殺されるからな。
あの時の事を思い出して、ブルッと震えた。
ラルフ様という言い方はスルーしてくれ。
レオンハルトは眉を寄せて、嫌そうな顔をしていた。
思い出すのも嫌だったのかな、無理にとは言わない。
口を開く前に、レオンハルトが言葉にした。
「僕に君を手放すなよと言われてね、何となく分かったからちょっと不快になっただけだよ」
俺はよく分かっていなくて、首を傾げた。
俺は何処にも行かないのに、なんでそんな事を言うんだろう。
ラルフは俺が人間だと知らないから、そういう話ではないのは分かる。
今、俺には帰る場所がある…だから大丈夫だ。
俺が微笑むと、レオンハルトも優しい笑みを見せた。
静かなティータイムは、優しい風に包まれながら終わった。
『ラルフ視点』
久しぶりにこの校舎に登校して、イライラしていた。
ファントムは昼間は監獄クラスから出れないって、なんで俺が行かなきゃいけないんだ。
お気に入りくらい自分で監視でも何でもしろよ。
「お嬢!今日はこちらにいらっしゃったのですね!」
「今日も麗しいですお嬢!」
「次そう呼んだら殺すぞ、脅しだと思うんじゃねぇよ」
いつもは怒鳴り散らすが、静かに怒るとすぐに黙った。
こういうのがいいのかよ、本当に魔導士は分からねぇ。
あの男も俺を馬鹿にしゃがって、ファントムのお気に入りじゃなかったらとっくに殺してる。
それに、俺とファントムの関係を気持ち悪く妄想しやがって、腹立たしい。
そういう奴は監獄クラスによくいるから珍しくない。
でも、あの男に関しては腹立つ気持ちが強い。
本当に悪いと思って言ってるからだろうな。
俺とファントムの関係?幻獣と他の魔導士以外のどんな関係があるんだ。
言うなら、殺し合う関係…それ以外は何もない。
信頼も何もしていない、一緒にいるのも常にお互いの首を狙っているだけだ。
俺にはする事がある、仲良しごっこをしてる暇はない。
自分の銀色の髪に触れて、窓に映る姿を見つめた。
より魔導士に近い姿になるためにこの姿をしている。
理由は単純だ、人畜無害な顔をすれば王位継承者達は簡単に騙される。
その隙が俺に首を差し出す事になるとも知らずに…
そう思っていたのに、最初に出会ったのがファントムだったのが悪かった。
アイツは過去の事があるから誰も信用していない。
どんなに無害でも悪い奴と態度を変えたりしない。
最初こそ、普通の魔導士を演じていたが逆に俺がファントムの挑発に乗ってしまった。
それから猫被るのも馬鹿らしくなり、今になる。
もっと男らしい姿になればふざけた名前で呼ばれないだろう。
でも、あの姿はむやみになってもいい姿ではない。
一番幻獣の力を抑えられるのは、今のこの姿なんだ。
頬を伸ばして見ても、俺の力は完璧で崩れたりしない。
眉を寄せてかっこいい感じにしてみても、大きな瞳は隠せない。
なんで俺が嫌いな魔導士達に溶け込むためにやってんだと馬鹿らしく思った。
「おじょ……ラルフ様、お客様です」
「客?面倒だ、追い返せ」
「し、しかし……」
空き教室に響く男の情けない声にうんざりする。
俺の下僕ではなく、勝手に下僕を自称している男はまた俺に話しかけようとしていた。
イライラが頂点に達して、近くにある椅子を蹴飛ばして睨みつけた。
椅子が無惨に変形しているが、仕方ない。
男の後ろにあるドアに立つ人物を見て、眉を寄せた。
その人物には見覚えがある、確か偽の監獄クラスにいたリーシャの契約者。
何しに来たんだよ、今は何もしてねぇだろ。
王位継承者の後ろから顔を覗かせている男がいる。
直接会った事はないが、その人物には見覚えがある。
「……」
「…は、初めまして、三原歩夢です」
ファントムの話では、エルザのお気に入りの人間だったか。
魔導士よりも下等生物である人間と何の話があるんだ。
俺が椅子を蹴っただけで怯えるなら来なければいい。
俺とお前は、一言でも言葉を交わす身分ではない。
ここの教室は監獄クラスの自分の空間とは違い、人の出入りが激しい。
ほとんどは幻想の魔導士だが、たまに知らない奴も来る。
一人になれる場所に行こうと思って、三原歩夢と王位継承者がいる方向とは別の方向に歩き出した。
「お嬢さん」と、三原歩夢が言うまでは…
いろいろなストレスが一気に爆破して、俺は幻想の力を解放した。
俺以外の幻想の魔導士を皆理性のない狼に変えた。
三原歩夢を庇う王位継承者なんてどうでもいい。
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