俺の弟が一番かわいい

ー結月ー

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誘いエッチ

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奥まで指を進めながら、ナイトのを舐めているとナイトに頭を掴まれた。

唇を離されて、硬くなっているがまだイってないだろ。

ナイトのを手で擦ろうかと思ったが、腕を掴まれて引っ張られた。

そのままベッドに身体を沈ませて、ナイトが覆い被さってきた。

お互いの熱い目線が絡み合って、離れられなくなる。

「ナイト!待てって!早まるな!」

「梓馬は俺に身を任せていいから」

「いや俺がやるからナイトこそ身を任せてくれ!」

「…俺だけされるのは嫌だ、俺だって愛したい」

ナイトにそう言われて、俺の内腿を撫でていた。

触れるか触れないかギリギリのところに手を滑らせていた。

まだ俺は諦めていなくて、ナイトのを握って擦る。

この体勢だと咥える事が出来ないから仕方ないのかもしれないけど、手だけでイかせられるか分からない。

それでも、気持ちよくする事が出来る…ナイトのクールな顔をもっと歪ませられる。

手が火傷しそうなほど熱くなってきて、ナイトから小さな声が漏れた。

気持ちいいんだと、口元に笑みを浮かべるとナイトに頭を撫でられた。

一歳だけとはいえ俺が年上だって事、忘れてないか?

「ちょっと待ってろ」と言って、俺の方に身を乗り出して手を伸ばした。

ナイトはベッド横の棚から容器を取り出していた。

そして、手のひらに容器の中身を垂らして俺の下半身に触れた。

ぬるぬるした指がゆっくりと掻き分けるように入ってくる。

滑りが良くなって、二本の指でもスムーズに入った。

俺の中を丁寧だが、確実に快楽を与える動きをしていた。

「んっ、用意…いいな…ぁ」

「梓馬とするから、ちゃんと勉強したんだ…俺とまたしたいって思わせるために」

「あっ!?そ、そこだめっ」

「うん、気持ちよさそうに締め付けてくる」

そう言い、ナイトは奥まで指を入れて激しく動かしていく。

「熱っ…」とナイトが呟いているから、俺の中も熱くなってるんだと分かる。

腹の奥がキュンキュンと疼いて、指では足りなくなってきた。

このままされてばかりだと、俺がナイトを気持ちよく出来ない。

俺より先にイかせたくて、足の指を曲げてイくのを我慢していた。

ぐちゅぐちゅと音が耳を犯していく、ナイトのを擦りたいのに全然力が入らない。

ナイトの顔が近付いてきて、舌を伸ばしてキスをする。

手から抜けていってしまいナイトのを撫でているだけで、気持ちよくは出来ていなさそうだ。

ヤバい、このままじゃ俺が先にイってしまいそうだ。

俺の中に触れているナイトには、俺がイきそうなのは何となく分かっているんだろう。

ビクビクと感じる場所ばかり触られてイってしまった。

絶頂で敏感になった身体を震わせて、はぁはぁ息を乱していると指を引き抜いた。

せっかく俺が主導権を握れると思ったのに不服だ。

先にイかせる事は出来なかったが、まだ俺は諦めていない。

自然と笑みを浮かべると、ナイトは首を傾げていた。

唇を重ねて舌を絡み合わせてナイトの肩を押した。

顔を赤くして今でもヤる気に満ちていたナイトは不思議そうにしていた。

生意気な可愛い年下に、年上の本気を教えてやる。

「年上を舐めるなよ」

ナイトの身体を抱きしめて、そのまま俺が上に逆転した。

ナイトの下半身に座って、両手を使わないように手を繋いだ。

まだ入れてはいない、入れたらナイトに流されそうになる。

さっきは許してしまったが、俺はナイトに主導権を譲らない。

俺の尻にナイトの熱いものが当たっていて、擦るだけでイってしまいそうだ。

勿論イくのは俺ではなく、ずっと我慢しているナイトだけど。

絶対に主導権は意地でも渡さないからな、俺が感じさせてやる。

ナイトのは寸止めだったから、辛そうな顔をしていた。

頬に触れて、顔を近付けると「梓馬…」と切ない声を出していた。

ゆっくりと腰を下ろすと、尻の間にナイトを感じる。

軽く揺すると、ナイトの息も上がってきて尻が滑りやすくなる。

気を付けないと、気が緩むと入ってしまいそうになる。

まだ、ダメだ…せっかく主導権を手にしたのに簡単には終われない。

「んっ、ん…」

「……エロい」

「気持ちいいか?…はぁ、イってもいいんだぞ」

「梓馬も、イっていいからな」

息が荒くて、眉を寄せて苦しそうなくせに声は余裕なのが腹立つ。

我慢出来ないくらいにさせてやると、動きを早くした。

尻の奥も擦れて、ナイトだけではなく俺も寸止めにされている気分になる。

ナイトが小さな声で「梓馬、イきそ…」と声を出した。

ちょっと意地悪しすぎたかな、苦しそうな顔をしている。

尻に擦り合わせて、ゆっくり身体を沈めると腹の奥が疼いて中が中がきゅんきゅん締め付ける。

ナイトも突然の強い刺激で俺の中でイっていて、腹の奥に熱いものを感じた。

俺の中でイかせてあげたくて、最後にナイトを受け入れた。

ナイトは息を吐いて、気持ちよさそうにしている。

良かった、ちゃんと俺の中で気持ちよくなってくれて…

ナイトと繋いだ手をギュッと少し強く握って、優しく微笑んだ。

もう意地悪なんてしない、優しくするから安心して。

腰を浮かせるだけで、いいところに当たって動きを止める。

足が小鹿のように震えている、気持ちいいのが怖いって思うなんて…

「梓馬…無理しなくていい、俺がやる」

「いや、大丈夫だから…ナイトはただ見てるだけでいい」

考えれば考えるほど、動かなくなるなら考えなければいい。

こういうのは、相手の事だけ考えればいい…難しい事じゃない。

自分で動くには快楽が強すぎて、テクニックなんて考えず上下に腰を振っていた。

ナイトの事ばかり考えて、自分の事は考えていないから自分がどうなっているのか分からない。

自ら弱いところをナイトので擦っているから、何回かイってるのは分かる。

中もイく度に敏感になって、ナイトに刺激を与えている。

ナイトの顔を見ると、俺がこんな顔をさせているんだと嬉しくなった。

もっと俺で頭がいっぱいになれ、俺が…ナイトを…

そろそろイきそうなナイトの唇を奪って吸い付いた。

応えるように舌が絡み合い、頭がボーッとしてくる。

イった時に締め付けて、その締め付けでナイトも果てた。

ナイトをちゃんとリード出来ただろうか、イったから気持ちよく出来たと思うが…

腹が熱い、レオンハルトの時は主導権を奪われっぱなしで悔しかったがナイトにはちゃんとリード出来たかな。

ナイトの上に倒れて、息を整えていたらナイトが抱きしめてきた。

「身体を繋げるのって、こんなに気持ちいいんだな」

「俺、初めてこんなにナイトをイかせたな」

「早漏じゃない…」

「分かってるって、悪かったよ」

ナイトと目線が合わさり、お互い吹き出して笑い合った。

エッチな事をした後とは思えないムードのなさだけど、俺とナイトの関係はこういう感じがいいと思った。
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