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それぞれの気持ち
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『レオンハルト視点』
初めて君を見た時、僕は今まで感じた事のない衝撃に襲われた。
これが恋をするという事なら、なんて苦しく切ないものなのだろうか。
でも、決して嫌なものではない…僕のほしかった感情だ。
僕にも、こんな感情があったなんて素直に嬉しかった。
雨音の中心に全身を濡らして、何処かを向いている彼の瞳に僕を映してほしかった。
気まぐれで人間の国を散歩しに来て良かったと思う。
気付いたら彼の傍に近付いて、冷えきった身体を包み込むように抱きしめていた。
体温を分け与えると、少しだけ冷えていた身体が温まってきた。
このままじゃ風邪を引いてしまうと、人間の世界の空間を一時的に歪ませて魔導帝国にある自宅に連れ帰った。
彼の世話をするのはとても楽しかった、赤くなったり青くなったり表情がコロコロと変わる子だ。
彼の作る料理は知らないものだったが、専属シェフでは味わえないような温かさがあった…料理の温度ではなく気持ちだ。
一日も経っていないのに、いろんな感情を教えてくれた。
人間である彼は魔導士ではない、でも…僕は魔法に掛かった気分だった。
彼の世話をしたのはしたいからしたのだが、もっと共に居たくて雨に濡れていた理由を聞いた。
何故あんな美しくも切ない顔をしていたのだろう、僕には想像もつかない。
彼は弟が遠く離れたところに行き、落ち込んでいたという。
僕には兄弟がいないし、両親は自由な方だったからそのくらいで落ち込む意味が分からなかった。
そこまで大切にしていたんだと、彼を見ていれば分かる。
妬けてしまうな、その弟に…でもそのおかげで僕達は出会えたから感謝もしている。
しかし、その弟の写真を自慢げに僕に自慢する彼は可愛らしいと思った。
その写真が、あの生徒会長の嫁で性にだらしがない淫乱姫様の顔だった事が問題だ。
彼が言っているような天使像とは掛け離れていた。
生徒会は元々裏でなにか企んでいるという話は聞いていて、僕自身も調べているが厳重なセキュリティでなかなか証拠が掴めなかった。
そして、ある日そんな疑惑だらけの生徒会のトップである生徒会長が人間の子を妻にすると全校生徒の前で大々的に発表した。
その人間の子は、特別美少年というわけではない…まぁ可愛いかな?程度だった。
でも左右の瞳の色が違うからか、それが魅力的に見える者もいるようだった。
それだけで、普通の人間とは違うなにかを感じた。
僕は興味がなく、生徒会長の企みに人間の子も協力するなら容赦はしないと思っていた。
僕の信頼出来る人物は、彼と同じクラスらしくて情報をもらっていた。
入学初日で生徒会補佐になったんだ、なにか生徒会についての情報が聞けるかもしれない。
妻にするほどだから、瞳以外にもなにかがあるんだと思っていた。
でも、彼の口から出たのは性にだらしがない人間の子の話だった。
顔がいい美形の男を見るなり、誘って毎日のように違う男としているという。
生徒会長の妻ではないのか?そんな事あのプライドが高い生徒会長が許すのか?
何を考えているのか、関わりたくないと素直に思った。
実際は生徒会長も知っていて、むしろ生徒会のメンバー達ともお盛んだと言う。
密かに付いたあだ名が「淫乱姫様」なんだと教えてくれた。
10人以上と噂になれば、そう言われても仕方がない。
しかし何故か一番してても不思議ではない生徒会長とはしている情報が一切ないらしい。
隠れてしているのかもしれないが、そもそも生徒会長が人間の子を見る目がとても冷めきっていて愛情があるように思えないそうだ。
僕は二人の事を入学式でしか見かけなかったから知らなかった。
……もしかして、その人間の子は生徒会長に利用されているだけかもしれない。
あの生徒会長ならやりそうな事だ…可哀想だとは思うが、僕は生徒会の奴らの悪事を暴くために泳がせようと思った。
僕にとって優先するべき事は、人間の子ではない。
僕は好きな子以外とはたとえ目的のためでもしたくはない。
まだ恋をした事がない僕の初めては、恋焦がれる相手と繋がりたい。
だから彼に引き続き情報提供を頼んだ、褒美はちゃんと用意する…だから信頼出来るんだ。
無償ほど信頼出来ないものはない、確かな繋がりがあれば十分だ。
友人とも違う僕達の関係はつい最近始まった、きっかけは忘れてしまったけど…
三原歩夢には一ミリも興味がなかった、今日この日までは。
だから僕の愛する子の弟だった事に驚いた、しかも純新無垢な顔で「弟は天使」だなんて言っている。
天使は君ではないのかと言いそうになったが口を閉ざした。
今の弟を見るのはおすすめしないが、弟が今どうなっているのか知る権利が彼にはある。
分かっていた、それで彼がどんな反応をするのか…弟溺愛っぷりを見れば誰でも分かる。
現実は想像よりも残酷なものだ、それで彼が傷付くのも分かっていた。
それでも、彼が弟に会いたいと望むなら僕なら会わせる事が出来る。
昨日までは三原歩夢の事は生徒会長関連で利用出来ると思っていた。
でも今は、彼が助けたいと望むなら協力したいと考えが変わった。
不思議だ、決して変わる事はないと思い込んでいた。
もっと一緒にいたい欲が止まらなかった、恋とは欲深いものなんだな。
人間である彼が学園に通うためにはただ一つ、魔力が必要だ。
生徒会長のように人間を通わせるのは本当はとても危険な行為なんだ。
魔導士の中には人間を下等生物だとバカにする者や嫌う者が少なくない。
生徒会長は学園を支配している存在だから三原歩夢の入学を許可しただけだ。
本当は守らないと死んでしまう脆い存在が人間というものだ。
それなのに、別の人に護衛という役目を投げ捨てるのはどうなのか。
彼の代わりに三原歩夢を守るとは言えない、僕の立場から生徒会長に近付く事すらやってはいけないからだ。
そんな事をしたら、僕の今までしてきた事が全て無駄になる。
それに、近付く事で三原歩夢になにかあったら彼に顔向け出来ない。
周りの魔導士達は性欲処理としか思っていないのだろう、男子校だし…
こういう行為は愛があって初めて満たされるものではないのか?
僕の考えは可笑しいのか、他の人に聞いた事がないから分からない。
僕は生徒会長とは違う、彼なら僕が守る事も出来る。
それにも問題があり、僕が彼を守ると言っても、絶対安全ではない。
年齢も違うし、彼には彼のプライベートもあり、ずっと見守る事は現実的ではない。
そんな不安定な状態で彼を学園に通わせるわけにはいかない。
僕は人間は嫌いではないし、この城の使用人達も僕と同じ考えだ。
でも、城を出ると安全ではなくなる…何が起きても不思議ではない。
だから僕は彼に魔力を注ぐ事にした、これは王位継承者にしか出来ない事だ。
王位継承者の力は普通の魔導士と違い、魔力が倍以上ある…だから魔力を他人に注ぐ事が可能だ。
そのためには身体の奥深くに入り、注がなければいけないが…いきなりこんな事を言われても受け入れられないのが普通だ。
僕には愛がある、彼のためなら何でもしたいと思っている。
でも彼には僕を想う愛があるわけではなく、それを求めてはいけないと分かっている。
だから僕は彼に覚悟が出来るまで時間を与える事にした。
あんなに弟が大好きな彼の事だ、やめるという選択肢はないだろう。
ごめん、結果的に弱味につけこむような事をして…
せめて、彼が楽に考えられるように遊びだと嘘を付いた。
これはごっこ遊びだが、僕だけはいつも本気だ…君は知らなくていい。
恋愛は焦らずゆっくり進めると何処かの本に書いてあった。
深くは望まない、ただ彼の役に立ちたい…それだけだ。
彼を人間から魔導士にするために必要な大切な儀式だ。
その間に、彼のご両親にパトロンの説明をして…彼の今通ってる学校をやめさせる必要がある。
人間の国の知識がほとんどないから、詳しい知り合いに聞いてみるか。
いろいろやる事があるな、まずは目が覚めた時用に朝食を用意しよう。
「おやすみ」
前髪を軽く上げて、額にチュッと口付けて可愛らしい寝顔を見つめた。
目が覚めて、最初に「おはよう」と声を掛けるのが僕だったらいいのにな。
…そういえば僕は名乗ったが、彼の名前を知らないな。
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『レオンハルト視点』
初めて君を見た時、僕は今まで感じた事のない衝撃に襲われた。
これが恋をするという事なら、なんて苦しく切ないものなのだろうか。
でも、決して嫌なものではない…僕のほしかった感情だ。
僕にも、こんな感情があったなんて素直に嬉しかった。
雨音の中心に全身を濡らして、何処かを向いている彼の瞳に僕を映してほしかった。
気まぐれで人間の国を散歩しに来て良かったと思う。
気付いたら彼の傍に近付いて、冷えきった身体を包み込むように抱きしめていた。
体温を分け与えると、少しだけ冷えていた身体が温まってきた。
このままじゃ風邪を引いてしまうと、人間の世界の空間を一時的に歪ませて魔導帝国にある自宅に連れ帰った。
彼の世話をするのはとても楽しかった、赤くなったり青くなったり表情がコロコロと変わる子だ。
彼の作る料理は知らないものだったが、専属シェフでは味わえないような温かさがあった…料理の温度ではなく気持ちだ。
一日も経っていないのに、いろんな感情を教えてくれた。
人間である彼は魔導士ではない、でも…僕は魔法に掛かった気分だった。
彼の世話をしたのはしたいからしたのだが、もっと共に居たくて雨に濡れていた理由を聞いた。
何故あんな美しくも切ない顔をしていたのだろう、僕には想像もつかない。
彼は弟が遠く離れたところに行き、落ち込んでいたという。
僕には兄弟がいないし、両親は自由な方だったからそのくらいで落ち込む意味が分からなかった。
そこまで大切にしていたんだと、彼を見ていれば分かる。
妬けてしまうな、その弟に…でもそのおかげで僕達は出会えたから感謝もしている。
しかし、その弟の写真を自慢げに僕に自慢する彼は可愛らしいと思った。
その写真が、あの生徒会長の嫁で性にだらしがない淫乱姫様の顔だった事が問題だ。
彼が言っているような天使像とは掛け離れていた。
生徒会は元々裏でなにか企んでいるという話は聞いていて、僕自身も調べているが厳重なセキュリティでなかなか証拠が掴めなかった。
そして、ある日そんな疑惑だらけの生徒会のトップである生徒会長が人間の子を妻にすると全校生徒の前で大々的に発表した。
その人間の子は、特別美少年というわけではない…まぁ可愛いかな?程度だった。
でも左右の瞳の色が違うからか、それが魅力的に見える者もいるようだった。
それだけで、普通の人間とは違うなにかを感じた。
僕は興味がなく、生徒会長の企みに人間の子も協力するなら容赦はしないと思っていた。
僕の信頼出来る人物は、彼と同じクラスらしくて情報をもらっていた。
入学初日で生徒会補佐になったんだ、なにか生徒会についての情報が聞けるかもしれない。
妻にするほどだから、瞳以外にもなにかがあるんだと思っていた。
でも、彼の口から出たのは性にだらしがない人間の子の話だった。
顔がいい美形の男を見るなり、誘って毎日のように違う男としているという。
生徒会長の妻ではないのか?そんな事あのプライドが高い生徒会長が許すのか?
何を考えているのか、関わりたくないと素直に思った。
実際は生徒会長も知っていて、むしろ生徒会のメンバー達ともお盛んだと言う。
密かに付いたあだ名が「淫乱姫様」なんだと教えてくれた。
10人以上と噂になれば、そう言われても仕方がない。
しかし何故か一番してても不思議ではない生徒会長とはしている情報が一切ないらしい。
隠れてしているのかもしれないが、そもそも生徒会長が人間の子を見る目がとても冷めきっていて愛情があるように思えないそうだ。
僕は二人の事を入学式でしか見かけなかったから知らなかった。
……もしかして、その人間の子は生徒会長に利用されているだけかもしれない。
あの生徒会長ならやりそうな事だ…可哀想だとは思うが、僕は生徒会の奴らの悪事を暴くために泳がせようと思った。
僕にとって優先するべき事は、人間の子ではない。
僕は好きな子以外とはたとえ目的のためでもしたくはない。
まだ恋をした事がない僕の初めては、恋焦がれる相手と繋がりたい。
だから彼に引き続き情報提供を頼んだ、褒美はちゃんと用意する…だから信頼出来るんだ。
無償ほど信頼出来ないものはない、確かな繋がりがあれば十分だ。
友人とも違う僕達の関係はつい最近始まった、きっかけは忘れてしまったけど…
三原歩夢には一ミリも興味がなかった、今日この日までは。
だから僕の愛する子の弟だった事に驚いた、しかも純新無垢な顔で「弟は天使」だなんて言っている。
天使は君ではないのかと言いそうになったが口を閉ざした。
今の弟を見るのはおすすめしないが、弟が今どうなっているのか知る権利が彼にはある。
分かっていた、それで彼がどんな反応をするのか…弟溺愛っぷりを見れば誰でも分かる。
現実は想像よりも残酷なものだ、それで彼が傷付くのも分かっていた。
それでも、彼が弟に会いたいと望むなら僕なら会わせる事が出来る。
昨日までは三原歩夢の事は生徒会長関連で利用出来ると思っていた。
でも今は、彼が助けたいと望むなら協力したいと考えが変わった。
不思議だ、決して変わる事はないと思い込んでいた。
もっと一緒にいたい欲が止まらなかった、恋とは欲深いものなんだな。
人間である彼が学園に通うためにはただ一つ、魔力が必要だ。
生徒会長のように人間を通わせるのは本当はとても危険な行為なんだ。
魔導士の中には人間を下等生物だとバカにする者や嫌う者が少なくない。
生徒会長は学園を支配している存在だから三原歩夢の入学を許可しただけだ。
本当は守らないと死んでしまう脆い存在が人間というものだ。
それなのに、別の人に護衛という役目を投げ捨てるのはどうなのか。
彼の代わりに三原歩夢を守るとは言えない、僕の立場から生徒会長に近付く事すらやってはいけないからだ。
そんな事をしたら、僕の今までしてきた事が全て無駄になる。
それに、近付く事で三原歩夢になにかあったら彼に顔向け出来ない。
周りの魔導士達は性欲処理としか思っていないのだろう、男子校だし…
こういう行為は愛があって初めて満たされるものではないのか?
僕の考えは可笑しいのか、他の人に聞いた事がないから分からない。
僕は生徒会長とは違う、彼なら僕が守る事も出来る。
それにも問題があり、僕が彼を守ると言っても、絶対安全ではない。
年齢も違うし、彼には彼のプライベートもあり、ずっと見守る事は現実的ではない。
そんな不安定な状態で彼を学園に通わせるわけにはいかない。
僕は人間は嫌いではないし、この城の使用人達も僕と同じ考えだ。
でも、城を出ると安全ではなくなる…何が起きても不思議ではない。
だから僕は彼に魔力を注ぐ事にした、これは王位継承者にしか出来ない事だ。
王位継承者の力は普通の魔導士と違い、魔力が倍以上ある…だから魔力を他人に注ぐ事が可能だ。
そのためには身体の奥深くに入り、注がなければいけないが…いきなりこんな事を言われても受け入れられないのが普通だ。
僕には愛がある、彼のためなら何でもしたいと思っている。
でも彼には僕を想う愛があるわけではなく、それを求めてはいけないと分かっている。
だから僕は彼に覚悟が出来るまで時間を与える事にした。
あんなに弟が大好きな彼の事だ、やめるという選択肢はないだろう。
ごめん、結果的に弱味につけこむような事をして…
せめて、彼が楽に考えられるように遊びだと嘘を付いた。
これはごっこ遊びだが、僕だけはいつも本気だ…君は知らなくていい。
恋愛は焦らずゆっくり進めると何処かの本に書いてあった。
深くは望まない、ただ彼の役に立ちたい…それだけだ。
彼を人間から魔導士にするために必要な大切な儀式だ。
その間に、彼のご両親にパトロンの説明をして…彼の今通ってる学校をやめさせる必要がある。
人間の国の知識がほとんどないから、詳しい知り合いに聞いてみるか。
いろいろやる事があるな、まずは目が覚めた時用に朝食を用意しよう。
「おやすみ」
前髪を軽く上げて、額にチュッと口付けて可愛らしい寝顔を見つめた。
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