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本命はこの後に繰り広げられるBLなのです。この男女のエロは序章にすぎないのです。
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注;男女がヤってるだけですが男はバイで同性と同棲しています。男性同士のからみはありませんがBLが地雷な方はご注意ください。
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3日だった出張が思わず2日で終了し、サプライズとばかりに予定変更を告げずに帰宅した涼太は自分達のベッドで絡み合う全裸の男女の姿を目撃する羽目となった。
驚かせようと思って静かに鍵を開け、物音を立てないよう忍び足でずいずいと居室の奥まで来たのもまずかったのかもしれない。
ついたままのテレビに「音が大きいな」と思いつつ最後まで気付かれずに驚かせるにはちょうどいい、とお茶目心が増幅したのも事実。
わくわくしながらそっと寝室のドアを開いたのもまたまずかったのだ。
「あっあっ!」
ドアを開けるとともに耳に飛び込む女の嬌声。
対面座位の状態で快楽に目をつむった女はこちらに気付かない。
腹が立ってパァン! とひとつ柏手を打った。
「りょ、涼太っ!? おま、帰るのは明日って」
慌てふためいたのは涼太の同棲相手の太吾で、女は小さく悲鳴を上げて太吾に抱きついて身を隠そうとする。太吾も女を剥がそうとする事はなく胸に抱いたままだ。
イラッとした。
「早く帰れた」
慌てる癖に、コイツらなんで抜かないんだよ。
「びっくりした、たいご君のルームシェアの人? お邪魔してますー」
こっちがびっくりだ。
なに『てへぺろ』感出してんだこの女。
太吾はバイだ。
たった3日空けるだけなのに女連れ込むってどういう神経してんだ。
それは俺達のベッドだろうが。
これまでも怪しい事はあったが、自宅に連れ込んだことはなかった。
いや気付かないだけであったのかもしれない。
「ダレちゃん?」
「アサミですー」
名前を尋ねれば愛想よく答える明るめの髪色の女。
よろしくー、じゃねぇよ。頭悪いな。
そう思いつつ涼太は「まぁ俺と太吾がデキてるとは知らねーんだな」と自分でも意外なほどに冷めた感覚で状況をなんとなく把握した。鼻で笑いたくなった。
「あんた、そんなの気持ちイイわけ?」
アンアン言ってるみたいだけどさ、そいつヘタじゃね?
「オラ太吾、もっと腰振ってやれよ。いつもみたいに単純に腰振るしかしてねーの? つまんねーエッチしてんじゃねーよ」
そんなオラついた言葉を吐く涼太は見た目は涼やかで体つきもしなやかと言った方がしっくりくるような容姿だった。異性にも好まれやすい。
「ちんこだけ使ってんじゃねーよ、テメーの手は飾りかよ。ホント使えねーな。乳首もクリもいじってやれよ。様子見ながらちょっと強いくらいつまんでやるのがいいんだよ」
だの。
「おら太吾、口がお留守だろ。ちゅーしか思いつかねぇのかよ、頭悪ぃな。耳も首筋も鎖骨も人間、全身性感帯だぞ」
だの。
「自分だけ腰振って気持ちよくなってんじゃねーよ。ちゃんと相手の反応見ろよ」
寝室のドアに背を預け、腕を組んで冷めた目で涼太は矢継ぎ早に男女の営みに口うるさく口を挟む。はじめは戸惑いがちだったベッドの二人だったが、割とすぐに「そういうプレイ……?」と思ったらしい。
勝手に盛り上がって再開し始めた。
「だめだめだめっ! そんないっぱいムリぃ!」
「乳首もっと強くこねてっ、いじめてぇっ」
「あっあ! 気持ちいイ! あん、すごい! こんなすごいの初めて!」
「イクイクイクイク、あ、あ、あ、あ、」
涼太のアドバイスに従う太吾の2点責め、3点責め、4点責めに女はそれは盛り上がっていたがその受け身な様子にまた涼太が吠えた。
「アサミ! おまえももっと腰振れ! こんなもんでバテてんじゃねぇよ。体力ねぇなぁ。男満足させたいならもっと体力つけろ」
騎乗位で乳首だけをつままれ、下からのつき上げに胸を揺らしその自重で乳首が引っ張られるのを楽しんでいた女にも涼太はきつい激を飛ばす。
「相手を気持ちよくさせることも考えろよ。自分勝手なセックスしてんじゃねーよ」
涼太は普段こんな乱暴な口調ではないのだが━━異常な状況に涼太はねちねちと延々小言を述べるパワハラ上司と化した。
男女を襲う異様な状況がもたらす興奮。素直に指示に従った太吾はそしてこれまでに抱いて来た女の中で類を見ない熱狂的な反応に大変気をよくし、もはや完全に状況を楽しんでいた。これまでしてきたどのセックスよりも馬鹿みたいに気持ちがいい。涼太を抱いていた時より。
とにかく興奮がすごかった。
騎乗位から松葉崩しの体位に変わり、太吾は女の奥を穿ちながら女の乳首を強く潰すと女は一度強く体をこわばらせた。
「はあぁん!」
「乳首こんなに強くつままれてるのに気持ちいいのかよ。中すごい締め付けてくるぞ」
「すごいの、気持ちいいの。もっとしてぇ。もっと強くぅぅ」
「あーすげ。きもちいー」
「もっと奥まできてぇ」
男女の喘ぎ声に涼太は鼻で笑う。
「短くて奥まで届かないってよ」
馬鹿にするように太吾に言ってから女に目を向ける。
「あんた、太吾とずっとヤッてたの? そいつヘタクソだろ。そんなヘタクソなセックスでよくこれまで満足してきたね」
「俺のでヒィヒィ言ってたやつがうるせーよっ」
涼太のヘタクソの連呼にさすがに苛立った太吾は苛立ちをぶつけるように強く女の奥を突いた。
「ああぁぁん!」
「演技だばーか。入れて出すしか能のないお前につき合ってた俺も馬鹿だったわ。いっつも独りよがりなセックスしやがって」
「ソコすごいぃぃ、そこスゴいのぉぉ! もっと奥までズコズコついてぇ! 激しくしてぇ!」
男二人の痴話喧嘩は、幸か不幸か女には聞こえなかったらしい。
太吾はいつもバッグでフィニッシュする。
「おら、体勢変えるなら女も協力! バックにするなら抜かずにつながったまま移行しろ。抜けたら盛り下がるだろうが。ケツ押しつけてちんこに食らい付くくらいの根性見せろや。あ? おまえ体かてぇな。柔軟しろ柔軟!」
女にも容赦はなく、その様はもはや鬼顧問がしごく部活かのようだった。
何を思ったか太吾はそこで女の白い尻を叩く。
「やぁん!」
「オラ、どうだ尻叩かれてイくのか!」
「きもひぃの、きもひぃのぉ! これだめぇ!」
だめと言いながらかぶりを振っているが、超盛り上がっている。
うわぁ……
涼太はひいた。
AVかよ。十代の頃につき合いで何度か見たノンケ向けの映像を思い出した。
「こっちもヒクヒクさせやがって!」
なんかノり過ぎな気がしてきた。太吾が後背位で丸見えの女の後孔を親指で撫でている。
「いやぁあん、だめぇ、でも気持ちいいかもぉ」
太吾は普段入れている所だから慣れているのだろうが……涼太は自分が完全に無の表情になったのを自覚した。
人の馬鹿丸出しの痴態とはこんなにも人を萎えさせるものなのだったのか。
「こっちにも入れてもらうか? え?」
……誰のナニを入れるんだよ。まさか俺のとか言うんじゃないだろうな?
「むりぃー、でも気になるかもぉ」
長い髪が汗でぐちゃぐちゃになって顔に貼り付いた女がこちらに意識を向けてきたが━━
こっち見んな。俺の童貞狙ってんじゃねーよ。こちとら世が世なら聖騎士か生贄の資格保有者だっつーの。
アサミは快楽に貪欲なタイプらしい。
女で、淫乱で快楽に素直。
涼太はもう一度鼻で嗤った。
こんなの勝ち目ねぇじゃねえか。
「もうだめ、もうだめ! イキたいの! イキたいのぉ! イカせてぇぇ!」
「オラ、イけよ! イっちまえ!」
あーあ、あと一押しが足りなくてアサミ、イけないんだろうなぁ。分かるわ。
イけと言われても足りねーんだからイけねーよな。
涼太は受け身として同情にも近い心境になった。
最後だけは男が昇り詰めるために自分勝手に腰を振るのは絶頂する為には仕方ないと涼太も思っている。よってそこだけは文句を言わなかった。アサミも深イキはしてなくても軽くはイッたようだしいいだろう。
太吾の激しい抽出に先に女が崩れた。
本当は「腰は上げとけ! アサミィィ!」と言いたいところだが、もはや口を挟むのも馬鹿馬鹿しい。
まして大の男が尻を丸出しに一心不乱に腰を振る姿に完全に白けて口を挟む気も失せている。
しんど。疲れた。そう涼太はじわじわと疲労を感じてきた。そもそも出張帰りなのだ。
「ああぁぁぁぁん!」
「……くっ!」
よほど充実した内容で疲労したのだろう。バックで射精し、女の身体の上に太吾も崩れる。
「はいそこですかさず精液が逆流しないようにゴムの口を手で締める! くっついていたい気持ちは分かるし、余韻がある方がベストだが感染症予防を怠るな! 女は妊娠する危険もあるんだからちゃんとしろ! ちっちゃくなったそれを抜け!」
ついに保健体育になった。
まして入れたまんまだとゴムの中の精液が逆流して布団やら床やらが汚れるのだ。口を出さずにはいられなかった。
そして涼太は家を出た。
出張帰りで良かった。着替えと歯磨きセットは荷物に入っている。
◆END◆
*********************************************
涼太はこの後、年上の男前との出会いを果たします→
BL「浮気された顛末が過去イチでウケたあげく、男前にお持ち帰りされて過去イチ気持ちよくしてもらった俺の話。」(完結済み)
太吾も地味顔のバリタチに出会い、処女を散らされてメスにされ、食われまくります→
BL「クズとスキモノ、おいしいごはん。」
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3日だった出張が思わず2日で終了し、サプライズとばかりに予定変更を告げずに帰宅した涼太は自分達のベッドで絡み合う全裸の男女の姿を目撃する羽目となった。
驚かせようと思って静かに鍵を開け、物音を立てないよう忍び足でずいずいと居室の奥まで来たのもまずかったのかもしれない。
ついたままのテレビに「音が大きいな」と思いつつ最後まで気付かれずに驚かせるにはちょうどいい、とお茶目心が増幅したのも事実。
わくわくしながらそっと寝室のドアを開いたのもまたまずかったのだ。
「あっあっ!」
ドアを開けるとともに耳に飛び込む女の嬌声。
対面座位の状態で快楽に目をつむった女はこちらに気付かない。
腹が立ってパァン! とひとつ柏手を打った。
「りょ、涼太っ!? おま、帰るのは明日って」
慌てふためいたのは涼太の同棲相手の太吾で、女は小さく悲鳴を上げて太吾に抱きついて身を隠そうとする。太吾も女を剥がそうとする事はなく胸に抱いたままだ。
イラッとした。
「早く帰れた」
慌てる癖に、コイツらなんで抜かないんだよ。
「びっくりした、たいご君のルームシェアの人? お邪魔してますー」
こっちがびっくりだ。
なに『てへぺろ』感出してんだこの女。
太吾はバイだ。
たった3日空けるだけなのに女連れ込むってどういう神経してんだ。
それは俺達のベッドだろうが。
これまでも怪しい事はあったが、自宅に連れ込んだことはなかった。
いや気付かないだけであったのかもしれない。
「ダレちゃん?」
「アサミですー」
名前を尋ねれば愛想よく答える明るめの髪色の女。
よろしくー、じゃねぇよ。頭悪いな。
そう思いつつ涼太は「まぁ俺と太吾がデキてるとは知らねーんだな」と自分でも意外なほどに冷めた感覚で状況をなんとなく把握した。鼻で笑いたくなった。
「あんた、そんなの気持ちイイわけ?」
アンアン言ってるみたいだけどさ、そいつヘタじゃね?
「オラ太吾、もっと腰振ってやれよ。いつもみたいに単純に腰振るしかしてねーの? つまんねーエッチしてんじゃねーよ」
そんなオラついた言葉を吐く涼太は見た目は涼やかで体つきもしなやかと言った方がしっくりくるような容姿だった。異性にも好まれやすい。
「ちんこだけ使ってんじゃねーよ、テメーの手は飾りかよ。ホント使えねーな。乳首もクリもいじってやれよ。様子見ながらちょっと強いくらいつまんでやるのがいいんだよ」
だの。
「おら太吾、口がお留守だろ。ちゅーしか思いつかねぇのかよ、頭悪ぃな。耳も首筋も鎖骨も人間、全身性感帯だぞ」
だの。
「自分だけ腰振って気持ちよくなってんじゃねーよ。ちゃんと相手の反応見ろよ」
寝室のドアに背を預け、腕を組んで冷めた目で涼太は矢継ぎ早に男女の営みに口うるさく口を挟む。はじめは戸惑いがちだったベッドの二人だったが、割とすぐに「そういうプレイ……?」と思ったらしい。
勝手に盛り上がって再開し始めた。
「だめだめだめっ! そんないっぱいムリぃ!」
「乳首もっと強くこねてっ、いじめてぇっ」
「あっあ! 気持ちいイ! あん、すごい! こんなすごいの初めて!」
「イクイクイクイク、あ、あ、あ、あ、」
涼太のアドバイスに従う太吾の2点責め、3点責め、4点責めに女はそれは盛り上がっていたがその受け身な様子にまた涼太が吠えた。
「アサミ! おまえももっと腰振れ! こんなもんでバテてんじゃねぇよ。体力ねぇなぁ。男満足させたいならもっと体力つけろ」
騎乗位で乳首だけをつままれ、下からのつき上げに胸を揺らしその自重で乳首が引っ張られるのを楽しんでいた女にも涼太はきつい激を飛ばす。
「相手を気持ちよくさせることも考えろよ。自分勝手なセックスしてんじゃねーよ」
涼太は普段こんな乱暴な口調ではないのだが━━異常な状況に涼太はねちねちと延々小言を述べるパワハラ上司と化した。
男女を襲う異様な状況がもたらす興奮。素直に指示に従った太吾はそしてこれまでに抱いて来た女の中で類を見ない熱狂的な反応に大変気をよくし、もはや完全に状況を楽しんでいた。これまでしてきたどのセックスよりも馬鹿みたいに気持ちがいい。涼太を抱いていた時より。
とにかく興奮がすごかった。
騎乗位から松葉崩しの体位に変わり、太吾は女の奥を穿ちながら女の乳首を強く潰すと女は一度強く体をこわばらせた。
「はあぁん!」
「乳首こんなに強くつままれてるのに気持ちいいのかよ。中すごい締め付けてくるぞ」
「すごいの、気持ちいいの。もっとしてぇ。もっと強くぅぅ」
「あーすげ。きもちいー」
「もっと奥まできてぇ」
男女の喘ぎ声に涼太は鼻で笑う。
「短くて奥まで届かないってよ」
馬鹿にするように太吾に言ってから女に目を向ける。
「あんた、太吾とずっとヤッてたの? そいつヘタクソだろ。そんなヘタクソなセックスでよくこれまで満足してきたね」
「俺のでヒィヒィ言ってたやつがうるせーよっ」
涼太のヘタクソの連呼にさすがに苛立った太吾は苛立ちをぶつけるように強く女の奥を突いた。
「ああぁぁん!」
「演技だばーか。入れて出すしか能のないお前につき合ってた俺も馬鹿だったわ。いっつも独りよがりなセックスしやがって」
「ソコすごいぃぃ、そこスゴいのぉぉ! もっと奥までズコズコついてぇ! 激しくしてぇ!」
男二人の痴話喧嘩は、幸か不幸か女には聞こえなかったらしい。
太吾はいつもバッグでフィニッシュする。
「おら、体勢変えるなら女も協力! バックにするなら抜かずにつながったまま移行しろ。抜けたら盛り下がるだろうが。ケツ押しつけてちんこに食らい付くくらいの根性見せろや。あ? おまえ体かてぇな。柔軟しろ柔軟!」
女にも容赦はなく、その様はもはや鬼顧問がしごく部活かのようだった。
何を思ったか太吾はそこで女の白い尻を叩く。
「やぁん!」
「オラ、どうだ尻叩かれてイくのか!」
「きもひぃの、きもひぃのぉ! これだめぇ!」
だめと言いながらかぶりを振っているが、超盛り上がっている。
うわぁ……
涼太はひいた。
AVかよ。十代の頃につき合いで何度か見たノンケ向けの映像を思い出した。
「こっちもヒクヒクさせやがって!」
なんかノり過ぎな気がしてきた。太吾が後背位で丸見えの女の後孔を親指で撫でている。
「いやぁあん、だめぇ、でも気持ちいいかもぉ」
太吾は普段入れている所だから慣れているのだろうが……涼太は自分が完全に無の表情になったのを自覚した。
人の馬鹿丸出しの痴態とはこんなにも人を萎えさせるものなのだったのか。
「こっちにも入れてもらうか? え?」
……誰のナニを入れるんだよ。まさか俺のとか言うんじゃないだろうな?
「むりぃー、でも気になるかもぉ」
長い髪が汗でぐちゃぐちゃになって顔に貼り付いた女がこちらに意識を向けてきたが━━
こっち見んな。俺の童貞狙ってんじゃねーよ。こちとら世が世なら聖騎士か生贄の資格保有者だっつーの。
アサミは快楽に貪欲なタイプらしい。
女で、淫乱で快楽に素直。
涼太はもう一度鼻で嗤った。
こんなの勝ち目ねぇじゃねえか。
「もうだめ、もうだめ! イキたいの! イキたいのぉ! イカせてぇぇ!」
「オラ、イけよ! イっちまえ!」
あーあ、あと一押しが足りなくてアサミ、イけないんだろうなぁ。分かるわ。
イけと言われても足りねーんだからイけねーよな。
涼太は受け身として同情にも近い心境になった。
最後だけは男が昇り詰めるために自分勝手に腰を振るのは絶頂する為には仕方ないと涼太も思っている。よってそこだけは文句を言わなかった。アサミも深イキはしてなくても軽くはイッたようだしいいだろう。
太吾の激しい抽出に先に女が崩れた。
本当は「腰は上げとけ! アサミィィ!」と言いたいところだが、もはや口を挟むのも馬鹿馬鹿しい。
まして大の男が尻を丸出しに一心不乱に腰を振る姿に完全に白けて口を挟む気も失せている。
しんど。疲れた。そう涼太はじわじわと疲労を感じてきた。そもそも出張帰りなのだ。
「ああぁぁぁぁん!」
「……くっ!」
よほど充実した内容で疲労したのだろう。バックで射精し、女の身体の上に太吾も崩れる。
「はいそこですかさず精液が逆流しないようにゴムの口を手で締める! くっついていたい気持ちは分かるし、余韻がある方がベストだが感染症予防を怠るな! 女は妊娠する危険もあるんだからちゃんとしろ! ちっちゃくなったそれを抜け!」
ついに保健体育になった。
まして入れたまんまだとゴムの中の精液が逆流して布団やら床やらが汚れるのだ。口を出さずにはいられなかった。
そして涼太は家を出た。
出張帰りで良かった。着替えと歯磨きセットは荷物に入っている。
◆END◆
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涼太はこの後、年上の男前との出会いを果たします→
BL「浮気された顛末が過去イチでウケたあげく、男前にお持ち帰りされて過去イチ気持ちよくしてもらった俺の話。」(完結済み)
太吾も地味顔のバリタチに出会い、処女を散らされてメスにされ、食われまくります→
BL「クズとスキモノ、おいしいごはん。」
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