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4、啼かされる※
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「さすが、指導するだけあってすごいな」
涼太の締め付けに引きずられそうになりながらも絶頂を耐えた男は小さく笑って挿入したまま軽々と涼太をベッドに仰向けに転がすと、くたりと力をなくした雄をしごきながら律動を再開した。
「ひぅ! まてまてまてまて! 今触んな!」
時折手首のスナップを利かせてぐるりとひねり、柔らかくなった先端を揉み込む。達したばかりで敏感になっている陰茎への刺激は些細なものでも強すぎる刺激となって涼太を追い込む。
「ムリムリ! ああ! あああ! やめ、もう」
広げられた脚をばたつかせ泣きが入る一歩手前で手淫は止まり、代わりに腰をつかまれて胎内を深く突かれる。
「ああああ!」
ひときわ大きく啼いた。打って変わってゆるゆると奥をこねられながら、お互い食らい付くように深く貪るような口づけをかわす。
さすがイケメン、キスもうまい。
食われるのではないかという勢いだが、舌が巧みに口内の性感帯をくすぐる。
「すげ、すげ、うわー、マジで気持ちいー」
気持ちよさそうに陶然と、そして素直にそれを口にする涼太に男は目を細める。
そんなに気持ちいいと言ってもらっては男冥利に尽きる。かつもっと気持ちよくしてやりたくなるのが男の性というもので。男は腰を使い始めた。ぐちょぐちょと耳を塞ぎたくなるような音がする。
「あ、あ、あ! あ、ふ……激し、めちゃくちゃ気持ちイイ」
「ここだろ」
涼太の再び大きくなったものが二人の間でリズミカルに跳ね、涼太は縋るように、引きつけるように男のたくましい強い腕をつかんだ。
「あ、あぁっ、またイク、もうイク、い、イ、い、」
「俺も」
いい声の短い宣言と同時に最奥を突かれる。
「~~~~~~ぁっっ!!!!!」
涼太はがくがくと震えながら男の剛直を締め付け、男も出しきるように何度か強く奥を穿った。
体を強張らせるようにしてその絶頂を堪能し、涼太がゆっくりと緊張を解きながら「うわー」と感慨深げな声を上げる。
「すげー、あんな奥ヤラれたの初めてだわ」
涼太は脱力しながらも楽しそうに小さく笑った。少し嬉しそうに。
「っクソ!」
それを見た男は慌てて腰を引いた。
「あぶねっ」
乱暴な口調も、慌てる様子も初めて見せるものだった。
あん?と不思議に思って男を見やろうとした涼太だったが、カサリと聞き慣れた軽い乾いた音を聞いた後、側臥で投げ出していた体を起こされた。
うつ伏せで、主に腰だけを。
次の瞬間、まだ柔らかい後孔に剛直が無遠慮に挿入される。
「ひぁ!」
ウソだろっ、マジでか!
涼太は愕然とした。
「ふあ、ふぁ、はあ! まっ! ちょ、ま!」
翻弄されながら本気で慌てる涼太に男は少し動きを緩める。
「痛い?」
優しく尋ねてくる男に涼太は正直に答えた。
「いや、だいじょうぶ。そんなトコまで入れられたコトないからぁあぁ゛ぁッッッ!!!」
答え終わる前に、より奥を強烈に突きこねられ涼太はひときわ高く啼いた。
「待てって言ってんのにぃぃぃぃ! ひっ」
「かわいいコト言うお前が悪いッ」
がつがつとこれまで誰も踏み込めなかった涼太の未踏の領域を、最高の褒め言葉と無意識の煽りを受けた逞しく美しい男が圧倒的な存在感で制圧していく。
「いあぁ! あ、ああぁっ! ん・ん・ん・んぁぁ! も、ぁああ!!」
体を起こす余力もなくシーツに頭を押しつけ、腰だけを高く上げた姿勢で奥まで犯される。
揺さぶられながら必死で視線だけで男をみやった。目にかかるほど長い前髪を浮いた汗を使ってかき上げ、涼太の視線に気付いた男は目を細める。
見たのを後悔して視線をずらした。セックスの際中に行きずりのタチが可愛く見えるなんてよくない。
男の動きが激しくなり、涼太も必死で男に腰を押しつけるようにしてお互い高まって行く。
「あイクイクイクイク、気持ちい、気持ちい、ああぁ━━っっっ」
涼太は体を反らせて痙攣し、男は小さく呻いてからすべて出し切るように内壁を何度か擦り、絶頂したままの姿勢で動けない良太の肩に口づけを落とした。
「んっ」
その優しい刺激が合図だったように体の力が抜けた涼太はベッドに崩れる。
男は小さな吐息のように笑ってベッドボードの黒いケースに入ったティッシュボックスを引き寄せると涼太の手の側に置く。そして自分が使う分を何枚か素早く引き抜くと涼太の中から出て行くが、その際も涼太の足を労わるように撫でた。
まるで少しでも離れると失格になる競技のようだ。
のろのろと数枚引き出してだるい腕で下半身をおざなりに拭っている間に、ゴムの処理を終えた男が隣に横になりまた腕枕をしてくる。
さすがイケメン、ゴムつけ直すのも早かったなー
心地よい気だるさと多幸感に包まれ、馬鹿な事を考えながら急速に眠気を感じる。
あー、このままじゃ風邪ひく……
ぐでんぐでんにされた涼太は全裸のまま落ちる様に眠りについた。
涼太の締め付けに引きずられそうになりながらも絶頂を耐えた男は小さく笑って挿入したまま軽々と涼太をベッドに仰向けに転がすと、くたりと力をなくした雄をしごきながら律動を再開した。
「ひぅ! まてまてまてまて! 今触んな!」
時折手首のスナップを利かせてぐるりとひねり、柔らかくなった先端を揉み込む。達したばかりで敏感になっている陰茎への刺激は些細なものでも強すぎる刺激となって涼太を追い込む。
「ムリムリ! ああ! あああ! やめ、もう」
広げられた脚をばたつかせ泣きが入る一歩手前で手淫は止まり、代わりに腰をつかまれて胎内を深く突かれる。
「ああああ!」
ひときわ大きく啼いた。打って変わってゆるゆると奥をこねられながら、お互い食らい付くように深く貪るような口づけをかわす。
さすがイケメン、キスもうまい。
食われるのではないかという勢いだが、舌が巧みに口内の性感帯をくすぐる。
「すげ、すげ、うわー、マジで気持ちいー」
気持ちよさそうに陶然と、そして素直にそれを口にする涼太に男は目を細める。
そんなに気持ちいいと言ってもらっては男冥利に尽きる。かつもっと気持ちよくしてやりたくなるのが男の性というもので。男は腰を使い始めた。ぐちょぐちょと耳を塞ぎたくなるような音がする。
「あ、あ、あ! あ、ふ……激し、めちゃくちゃ気持ちイイ」
「ここだろ」
涼太の再び大きくなったものが二人の間でリズミカルに跳ね、涼太は縋るように、引きつけるように男のたくましい強い腕をつかんだ。
「あ、あぁっ、またイク、もうイク、い、イ、い、」
「俺も」
いい声の短い宣言と同時に最奥を突かれる。
「~~~~~~ぁっっ!!!!!」
涼太はがくがくと震えながら男の剛直を締め付け、男も出しきるように何度か強く奥を穿った。
体を強張らせるようにしてその絶頂を堪能し、涼太がゆっくりと緊張を解きながら「うわー」と感慨深げな声を上げる。
「すげー、あんな奥ヤラれたの初めてだわ」
涼太は脱力しながらも楽しそうに小さく笑った。少し嬉しそうに。
「っクソ!」
それを見た男は慌てて腰を引いた。
「あぶねっ」
乱暴な口調も、慌てる様子も初めて見せるものだった。
あん?と不思議に思って男を見やろうとした涼太だったが、カサリと聞き慣れた軽い乾いた音を聞いた後、側臥で投げ出していた体を起こされた。
うつ伏せで、主に腰だけを。
次の瞬間、まだ柔らかい後孔に剛直が無遠慮に挿入される。
「ひぁ!」
ウソだろっ、マジでか!
涼太は愕然とした。
「ふあ、ふぁ、はあ! まっ! ちょ、ま!」
翻弄されながら本気で慌てる涼太に男は少し動きを緩める。
「痛い?」
優しく尋ねてくる男に涼太は正直に答えた。
「いや、だいじょうぶ。そんなトコまで入れられたコトないからぁあぁ゛ぁッッッ!!!」
答え終わる前に、より奥を強烈に突きこねられ涼太はひときわ高く啼いた。
「待てって言ってんのにぃぃぃぃ! ひっ」
「かわいいコト言うお前が悪いッ」
がつがつとこれまで誰も踏み込めなかった涼太の未踏の領域を、最高の褒め言葉と無意識の煽りを受けた逞しく美しい男が圧倒的な存在感で制圧していく。
「いあぁ! あ、ああぁっ! ん・ん・ん・んぁぁ! も、ぁああ!!」
体を起こす余力もなくシーツに頭を押しつけ、腰だけを高く上げた姿勢で奥まで犯される。
揺さぶられながら必死で視線だけで男をみやった。目にかかるほど長い前髪を浮いた汗を使ってかき上げ、涼太の視線に気付いた男は目を細める。
見たのを後悔して視線をずらした。セックスの際中に行きずりのタチが可愛く見えるなんてよくない。
男の動きが激しくなり、涼太も必死で男に腰を押しつけるようにしてお互い高まって行く。
「あイクイクイクイク、気持ちい、気持ちい、ああぁ━━っっっ」
涼太は体を反らせて痙攣し、男は小さく呻いてからすべて出し切るように内壁を何度か擦り、絶頂したままの姿勢で動けない良太の肩に口づけを落とした。
「んっ」
その優しい刺激が合図だったように体の力が抜けた涼太はベッドに崩れる。
男は小さな吐息のように笑ってベッドボードの黒いケースに入ったティッシュボックスを引き寄せると涼太の手の側に置く。そして自分が使う分を何枚か素早く引き抜くと涼太の中から出て行くが、その際も涼太の足を労わるように撫でた。
まるで少しでも離れると失格になる競技のようだ。
のろのろと数枚引き出してだるい腕で下半身をおざなりに拭っている間に、ゴムの処理を終えた男が隣に横になりまた腕枕をしてくる。
さすがイケメン、ゴムつけ直すのも早かったなー
心地よい気だるさと多幸感に包まれ、馬鹿な事を考えながら急速に眠気を感じる。
あー、このままじゃ風邪ひく……
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