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2、オブラートは溶けるためにある。
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「無理だった」
「またですか」
間借りしている高級ホテルの一室ばりに豪勢な客室に、うなだれて入ってくる陛下。
黒にも見紛うダークブラウンの癖のある髪に青い瞳。通った鼻筋と、鋭かったり優しかったり表情豊かな目元。
目と眉の間の狭さがたまらん。
『忙しくてお妃選びも出来ない』と言う為に陛下は政務に没頭し続けていたという。それこそ馬車馬のようにと宰相の美壮年のおじさんが嘆くように言っていた。
一国の主が馬車馬って。
その甲斐あって一代でこの国は大きく発展し、潤い、稀代の名君とも称されているらしい。
そんな才知に富み、容姿にも恵まれた完璧とも言える陛下が憔悴した面持ちで愚痴りに来たが、もう何回目だという思いもあって冷たくあしらってしまった。
「中折れですか、挿入前ですか。それともピクリともしませんでしたか」
初めの頃は親身になって話を聞いて、ナイーブな問題だからと言葉も選んで励ましていたけれど、繰り返される連敗報告に早々に言葉遣いは雑になった。
口が悪くても陛下本人からも周囲からもお咎めはないからいいのだろう。
『よくぞ言ってくれた』感が見え隠れしないでもないし。
「途中まで……」
「だから、どの状態までですか。お相手の身にもなってくださいよ」
今回で3人目だったはず。
お嬢さんやそのご家族に一切他言しないという誓約書まで書かせて何やってるんだ。
こんな国家の秘密を若い身空で抱えさせられるお嬢さん方の心労も考えろという話だ。
私の痴態で盛り上がったんなら、と貴族のお嬢さんに恥ずかしいことまでしてもらって鬼畜か、お前は。
下衆が過ぎるわ。
「すまない、私が不甲斐ないばかりにアキにつらい思いをさせて」
陛下の美麗な顔が憂いを帯びる。
魔法の古文書的な本によると、召喚者の希望がかなうと被召喚者はお役ご免で元の世界に帰る事が出来る可能性がある、らしい。
だから陛下次第なのだという事を、陛下は誰よりも理解し責任を感じている。
「あー、陛下。プレッシャー感じると余計に勃たなくなりますから」
意気消沈した様子で何か詫びを入れようとする陛下を冷たく制した。
古文書的な本の中には同じ時間に帰せる的な一文もあったから、私はそれを信じて割とのんびりと構えている。
〇〇的とか「らしい」で多分に彩られた現況で、明るい兆しが一向に見えなかったりするけども私が悲壮感満載だと責任感の強い陛下はおそらく生涯勃起不全だろう。
まったく難儀なお人だ。
◇◆◇
こちらの希望で作ってもらったサンドイッチもどきを一口かじってため息をつく。
いや、美味しいんだよ?
すごく美味しいんだけどね?
中庭で一人ピクニックという空しい昼食。そりゃぼーっと食べるしかないじゃない?
周囲の皆さんを誘ったけどみんな『恐れ多い』って遠慮されちゃったんだよ。嫌がられたんじゃないと思いたい。
後ろに手をついて空を見上げたら、後方にこれまたいやにお疲れ顔の陛下が見えた。
「あれ? どうされました?」
今日はお相手との実施日ではなかったハズだけど。
「少し疲れた」
「はぁ」
「隣に座っても?」
どうぞどうぞ、何をおっしゃいますやら。
ゴザなんぞに一国のトップを座らせていいものかと思ったけれど、陛下は何のためらいもなくそこに腰を下ろした。
「よろしければご一緒にいかがですか?」
毒見しないといけないとか、何かマズい事があったら断られるだろうと軽い気持ちでサンドイッチを進めると、陛下はあっさりとそれを手にする。
「これはいいな。仕事をしながらでも食べられそうだ」
「いやいや、食事の時間ぐらいちゃんと休憩してくださいよ」
社蓄みたいな言葉に胸がえぐられるわ。
陛下は大変に多忙な方らしい。
まぁ、自身の不甲斐なさに政務に明け暮れてるんだからそりゃそうなるだろうなぁ。
身体的な事なんだから別にそこまで自責しなくても、とは思うけど一国の主ともなればそのプレッシャーは日本人には計り知れない物もあるんだろう。
ていうか働きすぎなのもマズいんじゃないかなぁ。
「アキは何か困っている事はないか? 食が細くなっていると聞いたぞ。食事が合わないか?」
ほらぁ、そうやってまわりを優先する。
「広い部屋で一人で食べるのが慣れてないからですかね。もっと粗食でとお願いしているんですが、みなさん気を遣ってくださって」
食事量が減ったからといろんなものを出していただいき、また恐縮して食べなくなるという悪循環になりかけている気がする。
まぁ運動も仕事もしてないし、そりゃお腹も減らないってもんだよ。
「そうか、それとなく伝えておこう。言いにくい事があったらまた言ってくれ」
王様なのに「それとなく」なんて気遣いが出来ちゃうのがこの人のすごい所だよなー
言いにくい事……
「陛下もたまにはちょっとでもゆっくり出来ないんですか?」
滅多に会わなくて、会う時は閨関係の話という。
いつも凛としていて、悠然と、泰然としていらっしゃる陛下も孤独なのかもしれない。
陛下は少し目を見張った。うーん、心境的には「週休二日という言葉を初めて知ったブラック企業の社員」みたいなカンジなんだろうか?
「ぼーっとしたらいいんですよ。ずっときっちりしてると息が詰まりません?」
王さまと平民じゃ感覚が違うのかもしれないけど。
「アキが来てからは息抜きは出来るようになったような気がするぞ。みな遠慮と気遣いで接してくるからな」
まぁそりゃこんなデリケートな問題だし。
私?
私は被害者で、ある意味当事者なワケですし?と遠慮なく言っちゃってますからねぇ。
言いながら相好を崩し、清々しいまでの眩しい笑顔で陛下は笑う。
「アキに清々しいまでにキツく言われるのは新鮮で悪くない」
陛下、Mっ気アリ。と━━
※※※
「自分なりに考えてみたのだが。あの時の再現をしてみたらいいのではないだろうか」
「あー、あれ壊れちゃったんで」
陛下が真剣にそんな馬鹿馬鹿しい事を言い出したが、残念ながら我が相棒はご臨終だ。
ここは中世ヨーロッパだか古代ヨーロッパだかそんな環境だけど、耳にする国や地域はまったく心当たりがなかった。電気系の技術や概念もないから修理も期待できず、手の施しようがなかった。
まだ一応引き出しに入れてるけど。
「ハンカチを一枚いただけないでしょうか」と身のまわりのお世話をしてくれるメイドさんらしきお嬢さんにお願いしたところ、繊細なレースがびらびらついたシルク素材の高級ハンカチを支給していただいた。
え、これにローター包むの?と躊躇われたけども、もう一度お願いしたら可愛いメイドさんを困らせちゃいそうで言えず。
よって我がピンクの相棒は「お人形のベッドで眠る妖精か」みたいな可愛らしさで引き出しの中で鎮座しておられるわ。
もといた世界から持って来れた数少ない現代社会の技術の結晶。
捨てることは出来なかった。
たとえ己の恥辱を思い出さずにはいられない自慰アイテムだとしても。
それを今現在、陛下に検分していただいております。
死にたい。
惚れ惚れするような男前が真剣な眼差しで我がピンクの相棒をしげしげと、まんべんなく舐めるように見つめる姿はシュールにも程がある。
いたたまれない。
かと言って「貸し出ししますのでお部屋で充分に気が済むまでなさってください」とも言えず。
だって自分が使ったモノをさ、人に貸すって。しかも一度人に貸したものを返されるって、嫌すぎる。洗ってあるとはいえ触られるのも抵抗があるのに。
ヴ・ヴ、ヴ……
「アキ!」
唐突に響いたその音は一瞬だった。
この世界には無いだろう怪しい振動に、陛下が慌ててハンカチの上にそれを戻す。
「今……」
「動きましたよね? もしかして、接触不良とかなのかなー」
せめてもといた世界の名残を感じたい、こんなブツではあるけれど、とあれから何回もいじくって確認した。
もう完全に壊れたと思ってたのに。
あ、あれかな。
時間が経てば意外と何事もなかったように動くという、電化製品あるある。
コードの中で断線しているのなら、もしかしたら接触の問題なのかもしれない。
うまく線と線がコードの中で当たればまた使えるかも。
電池、入れ直してみるか。カバーを開けて電池を取り出していると、陛下は大人しくなったピンクのシリコン部分を興味深そうに再度手に取った。
ヴヴヴヴ……
━━電池抜いてるのに、なんで動いてんねん我が相棒。
「またですか」
間借りしている高級ホテルの一室ばりに豪勢な客室に、うなだれて入ってくる陛下。
黒にも見紛うダークブラウンの癖のある髪に青い瞳。通った鼻筋と、鋭かったり優しかったり表情豊かな目元。
目と眉の間の狭さがたまらん。
『忙しくてお妃選びも出来ない』と言う為に陛下は政務に没頭し続けていたという。それこそ馬車馬のようにと宰相の美壮年のおじさんが嘆くように言っていた。
一国の主が馬車馬って。
その甲斐あって一代でこの国は大きく発展し、潤い、稀代の名君とも称されているらしい。
そんな才知に富み、容姿にも恵まれた完璧とも言える陛下が憔悴した面持ちで愚痴りに来たが、もう何回目だという思いもあって冷たくあしらってしまった。
「中折れですか、挿入前ですか。それともピクリともしませんでしたか」
初めの頃は親身になって話を聞いて、ナイーブな問題だからと言葉も選んで励ましていたけれど、繰り返される連敗報告に早々に言葉遣いは雑になった。
口が悪くても陛下本人からも周囲からもお咎めはないからいいのだろう。
『よくぞ言ってくれた』感が見え隠れしないでもないし。
「途中まで……」
「だから、どの状態までですか。お相手の身にもなってくださいよ」
今回で3人目だったはず。
お嬢さんやそのご家族に一切他言しないという誓約書まで書かせて何やってるんだ。
こんな国家の秘密を若い身空で抱えさせられるお嬢さん方の心労も考えろという話だ。
私の痴態で盛り上がったんなら、と貴族のお嬢さんに恥ずかしいことまでしてもらって鬼畜か、お前は。
下衆が過ぎるわ。
「すまない、私が不甲斐ないばかりにアキにつらい思いをさせて」
陛下の美麗な顔が憂いを帯びる。
魔法の古文書的な本によると、召喚者の希望がかなうと被召喚者はお役ご免で元の世界に帰る事が出来る可能性がある、らしい。
だから陛下次第なのだという事を、陛下は誰よりも理解し責任を感じている。
「あー、陛下。プレッシャー感じると余計に勃たなくなりますから」
意気消沈した様子で何か詫びを入れようとする陛下を冷たく制した。
古文書的な本の中には同じ時間に帰せる的な一文もあったから、私はそれを信じて割とのんびりと構えている。
〇〇的とか「らしい」で多分に彩られた現況で、明るい兆しが一向に見えなかったりするけども私が悲壮感満載だと責任感の強い陛下はおそらく生涯勃起不全だろう。
まったく難儀なお人だ。
◇◆◇
こちらの希望で作ってもらったサンドイッチもどきを一口かじってため息をつく。
いや、美味しいんだよ?
すごく美味しいんだけどね?
中庭で一人ピクニックという空しい昼食。そりゃぼーっと食べるしかないじゃない?
周囲の皆さんを誘ったけどみんな『恐れ多い』って遠慮されちゃったんだよ。嫌がられたんじゃないと思いたい。
後ろに手をついて空を見上げたら、後方にこれまたいやにお疲れ顔の陛下が見えた。
「あれ? どうされました?」
今日はお相手との実施日ではなかったハズだけど。
「少し疲れた」
「はぁ」
「隣に座っても?」
どうぞどうぞ、何をおっしゃいますやら。
ゴザなんぞに一国のトップを座らせていいものかと思ったけれど、陛下は何のためらいもなくそこに腰を下ろした。
「よろしければご一緒にいかがですか?」
毒見しないといけないとか、何かマズい事があったら断られるだろうと軽い気持ちでサンドイッチを進めると、陛下はあっさりとそれを手にする。
「これはいいな。仕事をしながらでも食べられそうだ」
「いやいや、食事の時間ぐらいちゃんと休憩してくださいよ」
社蓄みたいな言葉に胸がえぐられるわ。
陛下は大変に多忙な方らしい。
まぁ、自身の不甲斐なさに政務に明け暮れてるんだからそりゃそうなるだろうなぁ。
身体的な事なんだから別にそこまで自責しなくても、とは思うけど一国の主ともなればそのプレッシャーは日本人には計り知れない物もあるんだろう。
ていうか働きすぎなのもマズいんじゃないかなぁ。
「アキは何か困っている事はないか? 食が細くなっていると聞いたぞ。食事が合わないか?」
ほらぁ、そうやってまわりを優先する。
「広い部屋で一人で食べるのが慣れてないからですかね。もっと粗食でとお願いしているんですが、みなさん気を遣ってくださって」
食事量が減ったからといろんなものを出していただいき、また恐縮して食べなくなるという悪循環になりかけている気がする。
まぁ運動も仕事もしてないし、そりゃお腹も減らないってもんだよ。
「そうか、それとなく伝えておこう。言いにくい事があったらまた言ってくれ」
王様なのに「それとなく」なんて気遣いが出来ちゃうのがこの人のすごい所だよなー
言いにくい事……
「陛下もたまにはちょっとでもゆっくり出来ないんですか?」
滅多に会わなくて、会う時は閨関係の話という。
いつも凛としていて、悠然と、泰然としていらっしゃる陛下も孤独なのかもしれない。
陛下は少し目を見張った。うーん、心境的には「週休二日という言葉を初めて知ったブラック企業の社員」みたいなカンジなんだろうか?
「ぼーっとしたらいいんですよ。ずっときっちりしてると息が詰まりません?」
王さまと平民じゃ感覚が違うのかもしれないけど。
「アキが来てからは息抜きは出来るようになったような気がするぞ。みな遠慮と気遣いで接してくるからな」
まぁそりゃこんなデリケートな問題だし。
私?
私は被害者で、ある意味当事者なワケですし?と遠慮なく言っちゃってますからねぇ。
言いながら相好を崩し、清々しいまでの眩しい笑顔で陛下は笑う。
「アキに清々しいまでにキツく言われるのは新鮮で悪くない」
陛下、Mっ気アリ。と━━
※※※
「自分なりに考えてみたのだが。あの時の再現をしてみたらいいのではないだろうか」
「あー、あれ壊れちゃったんで」
陛下が真剣にそんな馬鹿馬鹿しい事を言い出したが、残念ながら我が相棒はご臨終だ。
ここは中世ヨーロッパだか古代ヨーロッパだかそんな環境だけど、耳にする国や地域はまったく心当たりがなかった。電気系の技術や概念もないから修理も期待できず、手の施しようがなかった。
まだ一応引き出しに入れてるけど。
「ハンカチを一枚いただけないでしょうか」と身のまわりのお世話をしてくれるメイドさんらしきお嬢さんにお願いしたところ、繊細なレースがびらびらついたシルク素材の高級ハンカチを支給していただいた。
え、これにローター包むの?と躊躇われたけども、もう一度お願いしたら可愛いメイドさんを困らせちゃいそうで言えず。
よって我がピンクの相棒は「お人形のベッドで眠る妖精か」みたいな可愛らしさで引き出しの中で鎮座しておられるわ。
もといた世界から持って来れた数少ない現代社会の技術の結晶。
捨てることは出来なかった。
たとえ己の恥辱を思い出さずにはいられない自慰アイテムだとしても。
それを今現在、陛下に検分していただいております。
死にたい。
惚れ惚れするような男前が真剣な眼差しで我がピンクの相棒をしげしげと、まんべんなく舐めるように見つめる姿はシュールにも程がある。
いたたまれない。
かと言って「貸し出ししますのでお部屋で充分に気が済むまでなさってください」とも言えず。
だって自分が使ったモノをさ、人に貸すって。しかも一度人に貸したものを返されるって、嫌すぎる。洗ってあるとはいえ触られるのも抵抗があるのに。
ヴ・ヴ、ヴ……
「アキ!」
唐突に響いたその音は一瞬だった。
この世界には無いだろう怪しい振動に、陛下が慌ててハンカチの上にそれを戻す。
「今……」
「動きましたよね? もしかして、接触不良とかなのかなー」
せめてもといた世界の名残を感じたい、こんなブツではあるけれど、とあれから何回もいじくって確認した。
もう完全に壊れたと思ってたのに。
あ、あれかな。
時間が経てば意外と何事もなかったように動くという、電化製品あるある。
コードの中で断線しているのなら、もしかしたら接触の問題なのかもしれない。
うまく線と線がコードの中で当たればまた使えるかも。
電池、入れ直してみるか。カバーを開けて電池を取り出していると、陛下は大人しくなったピンクのシリコン部分を興味深そうに再度手に取った。
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