18 / 31
【本編】腹ペコ淫魔のヤケ酒に媚薬
18、※前戯が終わらない
しおりを挟む
「とりあえず何回か口と手でヌくぞ、ソレ」
はじめから後孔で受け入れると最後まではもたないだろうと踏んだルクスは宣言しながらかろうじて残っていた緩んだネクタイを勢いよく抜き、よだれが垂れている気がして口角を舌で舐める。
その煽っているとしか思えない仕草にディールは喉を鳴らした。熱い視線を送って来るディールに気を良くしながらルクスは長い足の間に座り込んでスラックスを緩める。さぞ窮屈だっただろう。
おっとこれは。
今日も元気に飛びだして来るディールの立派な息子にルクスは目を細め舌なめずりをした。
「食い放題どころか大食いチャレンジだな」
素直に言えばディールは眉をひそめた。
「君はいつも私を食料扱いする」
不服そうなディールのそれに揶揄はふくまれず、違和感を覚えたルクスはオーガちんこを手にしたまま顔を上げた。
もしかして、不安にさせていたのだろうか。
そう言われてみると言い過ぎている気もしてくる。
「僕は美味しい美味しい言うけど、褒め言葉と言うか……食事としてじゃなく恋人とのセックスだと思ってしてるからな」
恥ずかしい気持ちを堪えて言いながら、照れ隠しにこれ見よがしにいやらしくオーガちんこに舌を這わせた。ディールはその光景に息を飲み、元気で立派なオーガちんこは跳ねるように一度震えてなお体積を増す。
「やろうと思えば触らずにイかせられるんだからな」
実に素直なオーガちんこにルクスは気をよくしつつも怒った風を装って睨む。ベッドに腰をかけたディールには可愛く不貞腐れた恋人の上目遣いにしか見えなかった。
首なし先生のように勝手に絶頂させることも出来るが、恋人にそんな仕打ちをする気はない。
「恐ろしいな」
ディールはそう言って熱に耐えているのがまる分かりの顔で、それでも笑みを作る。ルクスはその実にそそる顔に悪い笑みを浮かべた。期待に胸が高鳴り、股間もまた痛いほど勃ちあがる。
口と手でヌくと宣言したものの、放たれる実に美味しそうな淫気にルクスはすぐに理性を失った。
こんな「上物」をみすみす見逃すとか無理だろ。初っ端からフルスロットルでディールの陰茎にむしゃぶりつく。
媚薬のせいもあってかディールの一度目の吐精はいつになく早かった。しかし達したというのにオーガちんこは「イってませんよ?」とばかりに変わりない様子でそそり立っている。首なし先生もすごかったが恐ろしい効き目だ。
濃厚な淫気に満足し、さてもういっちょ、と口を開けた所で両脇の下に手を入れられベッドに乗せられた。
「ちょ、まだ」
四つん這いの体勢に促されたルクスは慌てた。
まだ早い。ギンギンに薬の効いている状態で挿入に移行してしまうと後が怖い。
咄嗟に体をひねって訴えようとしたルクスだが、なぜかディールは足の間に仰向けに潜り込んでくる。
「ちょ、なにやっ、なっ」
足の間に滑り込むように入ったディールはルクスの陰茎にかぶりつく。
「ンあ!」
突然の口淫にルクスは思わず腕が崩れベッドに突っ伏した。
オーガの濃厚な淫気に自然と潤った後孔はディールの太い指を難なく迎え入れる。
ディールの激しい口淫に咄嗟に腰を引くがその腰を抱え込むように回された逞しい腕に阻まれ、後孔をかき回される。崩れ落ちようものなら股座で仰向けに頭を突っ込んでいるディールの頭を潰すことになるその体勢は筋力持久力的にも厳しく、ヒンヒン言わせるつもりだったルクスが啼くことになった。
「ぃあっ、ダメ、僕もするぅぅ、ダメダメ、ムリぃぃ」
前後に与えらえられる強烈な刺激にシーツを掴んだルクスは早々に泣き言を漏らす。
「ヒぁっ、なんでぇぇ、僕がするって言ってるのにぃぃ」
訴えるも体は素直で腰が揺れ、震えた。
ディールはきゅうきゅうと可愛らしく指を締め付け淫らに誘って来るルクスに目を眇める。きっと濡れた赤い肉を晒している事だろうと思うとつい愛撫が激しくなり、咥内の奥までルクスの陰茎を迎え、後孔を指で可愛がる。
「くち、ダメぇぇ、手だけ、手だけでいいからぁぁ」
「教師みたいだな。口ばかり動かしてないで手を動かせって言うだろう?」
「教師なんだよぉぉ、ンぅっ!」
尻尾で甘くディールの頭を叩けば捕まえられ、先端の膨らんだ部分を柔らかく噛まれルクスは再度声を上げた。今ではそこも立派な性感帯だ。なおも前後を愛撫されルクスは泣き言を漏らす。
「だめ、手も、やぁぁ」
「さっきは手を動かせと言ったのに?」
「くっそ聞きわけが無い!!」
子供に手を焼く大人のような物言いにディールは楽しそうに喉を鳴らした。
「やだ、も、そんなに食べないでっ、僕がディールの食べるのぉぉ」
「ああ。オーガは生涯現役という者が多い。年老いても食うに困らせることはないから安心してくれ」
「━━ッ」
生涯とか老後とか。突如発せられたそんな言葉に胸がいっぱいになると同時にルクスは唐突に声もなく射精しないまま後孔で果て、そこはディールの指を強く締め付けた。
ベッドに転がり後をひく絶頂の熱に浮かされながらルクスは泣きたくなった。
「ディール……欲しい」
息を切らせながらもルクスははっきりとした口調で欲する。
猛烈なまでにディールが欲しい。つながりたい。
淫気など関係のないレベルで愛しい男の熱を心と体がひたすら求めているのを感じた。
はじめから後孔で受け入れると最後まではもたないだろうと踏んだルクスは宣言しながらかろうじて残っていた緩んだネクタイを勢いよく抜き、よだれが垂れている気がして口角を舌で舐める。
その煽っているとしか思えない仕草にディールは喉を鳴らした。熱い視線を送って来るディールに気を良くしながらルクスは長い足の間に座り込んでスラックスを緩める。さぞ窮屈だっただろう。
おっとこれは。
今日も元気に飛びだして来るディールの立派な息子にルクスは目を細め舌なめずりをした。
「食い放題どころか大食いチャレンジだな」
素直に言えばディールは眉をひそめた。
「君はいつも私を食料扱いする」
不服そうなディールのそれに揶揄はふくまれず、違和感を覚えたルクスはオーガちんこを手にしたまま顔を上げた。
もしかして、不安にさせていたのだろうか。
そう言われてみると言い過ぎている気もしてくる。
「僕は美味しい美味しい言うけど、褒め言葉と言うか……食事としてじゃなく恋人とのセックスだと思ってしてるからな」
恥ずかしい気持ちを堪えて言いながら、照れ隠しにこれ見よがしにいやらしくオーガちんこに舌を這わせた。ディールはその光景に息を飲み、元気で立派なオーガちんこは跳ねるように一度震えてなお体積を増す。
「やろうと思えば触らずにイかせられるんだからな」
実に素直なオーガちんこにルクスは気をよくしつつも怒った風を装って睨む。ベッドに腰をかけたディールには可愛く不貞腐れた恋人の上目遣いにしか見えなかった。
首なし先生のように勝手に絶頂させることも出来るが、恋人にそんな仕打ちをする気はない。
「恐ろしいな」
ディールはそう言って熱に耐えているのがまる分かりの顔で、それでも笑みを作る。ルクスはその実にそそる顔に悪い笑みを浮かべた。期待に胸が高鳴り、股間もまた痛いほど勃ちあがる。
口と手でヌくと宣言したものの、放たれる実に美味しそうな淫気にルクスはすぐに理性を失った。
こんな「上物」をみすみす見逃すとか無理だろ。初っ端からフルスロットルでディールの陰茎にむしゃぶりつく。
媚薬のせいもあってかディールの一度目の吐精はいつになく早かった。しかし達したというのにオーガちんこは「イってませんよ?」とばかりに変わりない様子でそそり立っている。首なし先生もすごかったが恐ろしい効き目だ。
濃厚な淫気に満足し、さてもういっちょ、と口を開けた所で両脇の下に手を入れられベッドに乗せられた。
「ちょ、まだ」
四つん這いの体勢に促されたルクスは慌てた。
まだ早い。ギンギンに薬の効いている状態で挿入に移行してしまうと後が怖い。
咄嗟に体をひねって訴えようとしたルクスだが、なぜかディールは足の間に仰向けに潜り込んでくる。
「ちょ、なにやっ、なっ」
足の間に滑り込むように入ったディールはルクスの陰茎にかぶりつく。
「ンあ!」
突然の口淫にルクスは思わず腕が崩れベッドに突っ伏した。
オーガの濃厚な淫気に自然と潤った後孔はディールの太い指を難なく迎え入れる。
ディールの激しい口淫に咄嗟に腰を引くがその腰を抱え込むように回された逞しい腕に阻まれ、後孔をかき回される。崩れ落ちようものなら股座で仰向けに頭を突っ込んでいるディールの頭を潰すことになるその体勢は筋力持久力的にも厳しく、ヒンヒン言わせるつもりだったルクスが啼くことになった。
「ぃあっ、ダメ、僕もするぅぅ、ダメダメ、ムリぃぃ」
前後に与えらえられる強烈な刺激にシーツを掴んだルクスは早々に泣き言を漏らす。
「ヒぁっ、なんでぇぇ、僕がするって言ってるのにぃぃ」
訴えるも体は素直で腰が揺れ、震えた。
ディールはきゅうきゅうと可愛らしく指を締め付け淫らに誘って来るルクスに目を眇める。きっと濡れた赤い肉を晒している事だろうと思うとつい愛撫が激しくなり、咥内の奥までルクスの陰茎を迎え、後孔を指で可愛がる。
「くち、ダメぇぇ、手だけ、手だけでいいからぁぁ」
「教師みたいだな。口ばかり動かしてないで手を動かせって言うだろう?」
「教師なんだよぉぉ、ンぅっ!」
尻尾で甘くディールの頭を叩けば捕まえられ、先端の膨らんだ部分を柔らかく噛まれルクスは再度声を上げた。今ではそこも立派な性感帯だ。なおも前後を愛撫されルクスは泣き言を漏らす。
「だめ、手も、やぁぁ」
「さっきは手を動かせと言ったのに?」
「くっそ聞きわけが無い!!」
子供に手を焼く大人のような物言いにディールは楽しそうに喉を鳴らした。
「やだ、も、そんなに食べないでっ、僕がディールの食べるのぉぉ」
「ああ。オーガは生涯現役という者が多い。年老いても食うに困らせることはないから安心してくれ」
「━━ッ」
生涯とか老後とか。突如発せられたそんな言葉に胸がいっぱいになると同時にルクスは唐突に声もなく射精しないまま後孔で果て、そこはディールの指を強く締め付けた。
ベッドに転がり後をひく絶頂の熱に浮かされながらルクスは泣きたくなった。
「ディール……欲しい」
息を切らせながらもルクスははっきりとした口調で欲する。
猛烈なまでにディールが欲しい。つながりたい。
淫気など関係のないレベルで愛しい男の熱を心と体がひたすら求めているのを感じた。
114
お気に入りに追加
484
あなたにおすすめの小説

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

お客様と商品
あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)



屈強な男が借金のカタに後宮に入れられたら
信号六
BL
後宮のどの美女にも美少年にも手を出さなかった美青年王アズと、その対策にダメ元で連れてこられた屈強男性妃イルドルの短いお話です。屈強男性受け!以前Twitterで載せた作品の短編小説版です。
(ムーンライトノベルズ、pixivにも載せています)


美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる