35 / 82
想像と全然違うのですが2 ※
しおりを挟む
頭がおかしくなりそう。気持ちいい、ずっと触っていて欲しい。
執拗に愛撫されて、呼吸が乱れて、浅い息しか出来なくなる。頭もぼんやりしてきた頃、やっと舌から解放された。もう力が入らない。
八木沢さんの右手が腰へとおりて、そして太腿に置かれた。
「触っていい?」
私は無言でうなずいた。触って欲しい。体の芯は熱く疼いて、鎮めてもらわないとおさまりそうにない。切なくてもどかしくて、自分から足を開いた。はしたないって思われるのではと心配したけど、八木沢さんは薄く笑うと、なぞるように柔らかく秘裂に触れた。
「あっ……あぁ」
「すこし触っただけで、もうこんなに濡れて」
「言わないで」
恥ずかしいことを言われて、ますます恥ずかしくなって、顔を背けたけど、きっと八木沢さんは笑っている。
広げられて、開かれて、愛液でぬめる指に愛撫されて、もっと気持ちよくなって、ますます濡れていく。クチュクチュと音がして、羞恥で耳まで熱くなる。何度も擦られて腰がびくびくと跳ねた。敏感な突起に触れられた瞬間、意図せず大声で喘いでしまった。
「ああっ!」
愛液のせいで、私の方から彼の指に吸い付いていく。上下に少し動かされただけで、びりびり痺れるみたいに感じてしまった。
「あ、あの、八木沢さん、あんまり近づかないでください」
「恥ずかしい? 綺麗ですよ。控えめにぷっくりして」
指で開かれ、剥き出しになったそこを指が往復すると、直接的な快感が全身に走って、一瞬で体温が上がった。触れ方は優しいのに、ちりちりと火がついたみたいにそこだけが熱くなる。
「やあ、や、そこ……! あぁぁんっ!」
「素直で可愛い反応だ」
気持ち良すぎて怖いから、私が「いや」と腰を引くと、八木沢さんは手を緩めてキスで口を塞いでくる。私がおとなしくなると、キスから解放して、また強く責めてくる。それを何度も繰り返されて、頭の中が真っ白になっていった。
「ああっ、熱くて、いや……いや、あ、あぁぁっ!」
体の奥底から、何かが私の体を突き動かしているみたいで、がくがくと腰が揺れた。脳神経のどこかが焼き切れて思考できなくなる。
獣みたいに荒い息を吐きながら、私は彼の体にしがみついて絶頂の余韻に浸っていた。だんだん力が入らなくなって、腕をぱたんとおろしたら、シーツが冷たくて気持ちよかった。
もう動けないと思っていたのに、充血して熟れた陰核にまた触れられて全身が震えた。またぐずぐずに蕩けていく。
「……いや、だめっ」
秘裂を撫でていた指が私の内側に入っていく。それは普段の八木沢さんの振舞いからは想像できないくらいに大胆だった。
少しずつ奥へと入り込んで、あちこちを蹂躙した。鋭敏になっているのか、痛みのような何かを感じる。気持ちいいのかわからない。ぼんやりしていると、キスされて舌が絡まる。
「柔らかいのに、ぎゅうぎゅう押し返してくる」
「あっ、指を動かさないで、ください……あ、ん」
「痛くない? 気持ちいい所を教えて欲しい」
「わからない……です……」
「中はまだ、かな。まずはこっちですね」
陰核に触れていた指がぐりぐりと動いて、さっきよりも鮮烈に感じる。内側からも愛撫されているせいか、比べ物にならないくらいの悦楽に、息がとまって視界が明滅した。
激しく擦られてくちゅくちゅと淫らな音がして、体全部が真っ赤なのではと思ったほど熱くて、恥ずかしくて逃げ出したくなる。
「もういやぁ! いやです、怖いから……っ」
「感じてる顔が可愛すぎて、つい」
指を抜かれると、安心したような寂しいような気持になった。
足を閉じようとしたら、彼の体が割り込んできた。体が触れ合うと、彼は熱くて硬くて、男の人なんだなって思い知らされる。
軽くキスされたから、私から口を開けて舌と舌をくっつけた。それに応えるように、吸われて貪られて、夢中になって口づける。八木沢さんのキスは私の理性を簡単に壊す。
「……して、欲しいです。キスだけじゃなくて、もっとして欲しいです」
薄闇の中で笑う八木沢さんは色っぽくて、濡れた視線が私だけを見ていると思うと、体中がぞくぞくした。疼いて体液が溢れて、体が彼を欲しがっている。
私、こんなに貪欲だったかな?
八木沢さんって、こんなにギラギラしてたっけ?
準備していたのであろう避妊具を手に持っているのをみて、(あれ……? 用意周到では……?)と思い、もう逃げられないなと覚悟した。
執拗に愛撫されて、呼吸が乱れて、浅い息しか出来なくなる。頭もぼんやりしてきた頃、やっと舌から解放された。もう力が入らない。
八木沢さんの右手が腰へとおりて、そして太腿に置かれた。
「触っていい?」
私は無言でうなずいた。触って欲しい。体の芯は熱く疼いて、鎮めてもらわないとおさまりそうにない。切なくてもどかしくて、自分から足を開いた。はしたないって思われるのではと心配したけど、八木沢さんは薄く笑うと、なぞるように柔らかく秘裂に触れた。
「あっ……あぁ」
「すこし触っただけで、もうこんなに濡れて」
「言わないで」
恥ずかしいことを言われて、ますます恥ずかしくなって、顔を背けたけど、きっと八木沢さんは笑っている。
広げられて、開かれて、愛液でぬめる指に愛撫されて、もっと気持ちよくなって、ますます濡れていく。クチュクチュと音がして、羞恥で耳まで熱くなる。何度も擦られて腰がびくびくと跳ねた。敏感な突起に触れられた瞬間、意図せず大声で喘いでしまった。
「ああっ!」
愛液のせいで、私の方から彼の指に吸い付いていく。上下に少し動かされただけで、びりびり痺れるみたいに感じてしまった。
「あ、あの、八木沢さん、あんまり近づかないでください」
「恥ずかしい? 綺麗ですよ。控えめにぷっくりして」
指で開かれ、剥き出しになったそこを指が往復すると、直接的な快感が全身に走って、一瞬で体温が上がった。触れ方は優しいのに、ちりちりと火がついたみたいにそこだけが熱くなる。
「やあ、や、そこ……! あぁぁんっ!」
「素直で可愛い反応だ」
気持ち良すぎて怖いから、私が「いや」と腰を引くと、八木沢さんは手を緩めてキスで口を塞いでくる。私がおとなしくなると、キスから解放して、また強く責めてくる。それを何度も繰り返されて、頭の中が真っ白になっていった。
「ああっ、熱くて、いや……いや、あ、あぁぁっ!」
体の奥底から、何かが私の体を突き動かしているみたいで、がくがくと腰が揺れた。脳神経のどこかが焼き切れて思考できなくなる。
獣みたいに荒い息を吐きながら、私は彼の体にしがみついて絶頂の余韻に浸っていた。だんだん力が入らなくなって、腕をぱたんとおろしたら、シーツが冷たくて気持ちよかった。
もう動けないと思っていたのに、充血して熟れた陰核にまた触れられて全身が震えた。またぐずぐずに蕩けていく。
「……いや、だめっ」
秘裂を撫でていた指が私の内側に入っていく。それは普段の八木沢さんの振舞いからは想像できないくらいに大胆だった。
少しずつ奥へと入り込んで、あちこちを蹂躙した。鋭敏になっているのか、痛みのような何かを感じる。気持ちいいのかわからない。ぼんやりしていると、キスされて舌が絡まる。
「柔らかいのに、ぎゅうぎゅう押し返してくる」
「あっ、指を動かさないで、ください……あ、ん」
「痛くない? 気持ちいい所を教えて欲しい」
「わからない……です……」
「中はまだ、かな。まずはこっちですね」
陰核に触れていた指がぐりぐりと動いて、さっきよりも鮮烈に感じる。内側からも愛撫されているせいか、比べ物にならないくらいの悦楽に、息がとまって視界が明滅した。
激しく擦られてくちゅくちゅと淫らな音がして、体全部が真っ赤なのではと思ったほど熱くて、恥ずかしくて逃げ出したくなる。
「もういやぁ! いやです、怖いから……っ」
「感じてる顔が可愛すぎて、つい」
指を抜かれると、安心したような寂しいような気持になった。
足を閉じようとしたら、彼の体が割り込んできた。体が触れ合うと、彼は熱くて硬くて、男の人なんだなって思い知らされる。
軽くキスされたから、私から口を開けて舌と舌をくっつけた。それに応えるように、吸われて貪られて、夢中になって口づける。八木沢さんのキスは私の理性を簡単に壊す。
「……して、欲しいです。キスだけじゃなくて、もっとして欲しいです」
薄闇の中で笑う八木沢さんは色っぽくて、濡れた視線が私だけを見ていると思うと、体中がぞくぞくした。疼いて体液が溢れて、体が彼を欲しがっている。
私、こんなに貪欲だったかな?
八木沢さんって、こんなにギラギラしてたっけ?
準備していたのであろう避妊具を手に持っているのをみて、(あれ……? 用意周到では……?)と思い、もう逃げられないなと覚悟した。
116
お気に入りに追加
690
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
冷淡だった義兄に溺愛されて結婚するまでのお話
水瀬 立乃
恋愛
陽和(ひより)が16歳の時、シングルマザーの母親が玉の輿結婚をした。
相手の男性には陽和よりも6歳年上の兄・慶一(けいいち)と、3歳年下の妹・礼奈(れいな)がいた。
義理の兄妹との関係は良好だったが、事故で母親が他界すると2人に冷たく当たられるようになってしまう。
陽和は秘かに恋心を抱いていた慶一と関係を持つことになるが、彼は陽和に愛情がない様子で、彼女は叶わない初恋だと諦めていた。
しかしある日を境に素っ気なかった慶一の態度に変化が現れ始める。
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
私の婚活事情〜副社長の策に嵌まるまで〜
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
身長172センチ。
高身長であること以外はいたって平凡なアラサーOLの佐伯花音。
婚活アプリに登録し、積極的に動いているのに中々上手く行かない。
名前からしてもっと可愛らしい人かと…ってどういうこと? そんな人こっちから願い下げ。
−−−でもだからってこんなハイスペ男子も求めてないっ!!
イケメン副社長に振り回される毎日…気が付いたときには既に副社長の手の内にいた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる