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2章 帝国編
64話 異空間
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それから話し合いは順調に進んでいき、ローザの部屋で晩飯を食べて解散となった。
「3人とも私の部屋に泊まっていくか?」
「いや俺は自分の魔法でなんとかするよ。二人はどうする?」
「私はミツキ様の部屋でお願いします」
ミーナちゃんが答えたあと俺はサーシャの方へ顔を向ける。
「わ、私もミツキの部屋でお願いします。その…ミツキの魔法も気になりますし…」
顔を赤くしながらサーシャがそう言った。
できればローザの部屋に泊まって言ってほしかったんだがまぁ二人の意見を尊重しよう。
「なぁお主よ、私もいいか?」
「いやなんで?自分の部屋があるでしょ?」
「いやそれはそうなんだがどんな魔法か見たくてな」
「見せるだけならいいぞ」
「いや、ちが…」
なんか落ち込んでいるがベットがないのでしょうがない。布団ならあるが…女性を床に敷いた布団で寝せるのは気が引ける。
「ローザ実はベットがないんだ。今度ベットを買ったら泊めてあげるから今回は諦めてくれ」
「そ、そうか。わかった。でも部屋の中は見るからな」
「あぁ、もちろん」
なんとか納得してくれたみたいだ。
「それじゃあちょっと下がってて」
(〈異空間〉発動)
俺が〈異空間〉を発動させると毎度のように歪んだ空間が出現する。
「おお~」
「なんか凄そうですね」
ローザとサーシャはそれぞれの感想を言っている。
「先中入っていいぞ」
「じゃあ私1番~」
そう言ってミーナちゃんが中へ入って行った。
「じゃあ次は私が…」
そう言ってサーシャが中へ入って行く。
「お主よ、これはお主の『異能』だな?」
サーシャが中に入った後ローザがそう声をかけて来た。
「よくわかったな、そうだよ。俺の『異能』の一つだ」
「!!、と言うことは『異能』を何個も所持していると言うことか?」
「あぁそうだが…それがどうかしたのか?」
「いいや、なんでもない。それでは私も中に入るとするよ」
そう言ってローザは中へ入って行った。
俺もローザの後は続いて中に入る。
中に入り〈異空間〉を閉じる。
てか、そろそろこの〈異空間〉って呼び方変えないとな、どっちも〈異空間〉だからごっちゃになる。今度ちゃんと考えよう。
「ちゃんとしたお部屋ですね」
「そうだな、この壁とかはどうなっているんだろう」
そう言いながら二人は部屋の中を見渡したり、壁を触ってみたりしている。
そういえば、この部屋ってもっと広くできないのかな?調べてみるか。
そう思い俺は脳内で〈異空間〉の効果を見る。
うん、できるらしいです。なんか、えげつないぐらい広くできるらしいです。どのぐらい広くできるかと言うと大体東○ドー○70億個ぐらい。いやもうそれ部屋じゃないよね!?街とか余裕で作れるレベルだよ!?
もうほんとチートすぎるな、みなきゃ良かったよ。
別のことを考えよう、そうだ、そろそろお風呂付けたいな、これも今度試してみようか。
「お主この壁壊してみてもいいか?外がどうなっているのか知りたい」
「いやいやダメでしょ。どっちにしろ壊さないと思うから無理だぞ?」
「じゃあちょっと試してみよう!」
ローザ、ハイテンションすぎるだろどうしたんだよほんと。
「いやいやだからダメだってば」
「むー」
むくれているがダメだ。ちょっと可愛いなんて思ってしまった自分を殴りたい。てかあんた本当に何さ…
ごめんなさいなんでもないです。
明らかに空気変わったぞ今…
「そろそろ戻った方がいいんじゃない?」
「そうだな、そろそろ戻る」
「それじゃあまた明日な」
「ああまた明日」
「ローザ様!明日の朝食はミツキ様の手料理を振舞います!」
あれ?何言ってんのこの子俺そんなこと言ってないぞ?
「おいおい冗談じゃない俺の料理の味知っているだろそれはダメだ」
「お主の料理食べてみたいな」
「ローザ!?」
「私も食べてみたいです。」
「サーシャまで!?」
クソこのままでは料理を作るはめになってしまう。どうにかしなければ…
「わかった。だけどお前達が俺の料理食べてお腹を壊しても俺は知らないからな。言っとくけど俺の料理は長持ちするからな1週間後までずーっと寝ていることになるかもしれないぞ?」
俺がそう言うと皆んながオロオロしだして…
「さ、さっきのは、じょ、冗談ですよ!ミツキ様!」
「そうだよな、俺は料理なんてしないぞ。でもどうしてもと言うなら二人には食べさせてやらなくもないぞ」
そう言いながら俺はローザとサーシャを見る。
「私はまた今度にし、しようかな…」
「私も遠慮しときます…」
「この話はもう終わりです!ローザ様また明日です」
「ローザ様また明日」
「あぁ、じゃあね三人とも!」
そう言ってローザは〈異空間〉の外へ出て行った。
「3人とも私の部屋に泊まっていくか?」
「いや俺は自分の魔法でなんとかするよ。二人はどうする?」
「私はミツキ様の部屋でお願いします」
ミーナちゃんが答えたあと俺はサーシャの方へ顔を向ける。
「わ、私もミツキの部屋でお願いします。その…ミツキの魔法も気になりますし…」
顔を赤くしながらサーシャがそう言った。
できればローザの部屋に泊まって言ってほしかったんだがまぁ二人の意見を尊重しよう。
「なぁお主よ、私もいいか?」
「いやなんで?自分の部屋があるでしょ?」
「いやそれはそうなんだがどんな魔法か見たくてな」
「見せるだけならいいぞ」
「いや、ちが…」
なんか落ち込んでいるがベットがないのでしょうがない。布団ならあるが…女性を床に敷いた布団で寝せるのは気が引ける。
「ローザ実はベットがないんだ。今度ベットを買ったら泊めてあげるから今回は諦めてくれ」
「そ、そうか。わかった。でも部屋の中は見るからな」
「あぁ、もちろん」
なんとか納得してくれたみたいだ。
「それじゃあちょっと下がってて」
(〈異空間〉発動)
俺が〈異空間〉を発動させると毎度のように歪んだ空間が出現する。
「おお~」
「なんか凄そうですね」
ローザとサーシャはそれぞれの感想を言っている。
「先中入っていいぞ」
「じゃあ私1番~」
そう言ってミーナちゃんが中へ入って行った。
「じゃあ次は私が…」
そう言ってサーシャが中へ入って行く。
「お主よ、これはお主の『異能』だな?」
サーシャが中に入った後ローザがそう声をかけて来た。
「よくわかったな、そうだよ。俺の『異能』の一つだ」
「!!、と言うことは『異能』を何個も所持していると言うことか?」
「あぁそうだが…それがどうかしたのか?」
「いいや、なんでもない。それでは私も中に入るとするよ」
そう言ってローザは中へ入って行った。
俺もローザの後は続いて中に入る。
中に入り〈異空間〉を閉じる。
てか、そろそろこの〈異空間〉って呼び方変えないとな、どっちも〈異空間〉だからごっちゃになる。今度ちゃんと考えよう。
「ちゃんとしたお部屋ですね」
「そうだな、この壁とかはどうなっているんだろう」
そう言いながら二人は部屋の中を見渡したり、壁を触ってみたりしている。
そういえば、この部屋ってもっと広くできないのかな?調べてみるか。
そう思い俺は脳内で〈異空間〉の効果を見る。
うん、できるらしいです。なんか、えげつないぐらい広くできるらしいです。どのぐらい広くできるかと言うと大体東○ドー○70億個ぐらい。いやもうそれ部屋じゃないよね!?街とか余裕で作れるレベルだよ!?
もうほんとチートすぎるな、みなきゃ良かったよ。
別のことを考えよう、そうだ、そろそろお風呂付けたいな、これも今度試してみようか。
「お主この壁壊してみてもいいか?外がどうなっているのか知りたい」
「いやいやダメでしょ。どっちにしろ壊さないと思うから無理だぞ?」
「じゃあちょっと試してみよう!」
ローザ、ハイテンションすぎるだろどうしたんだよほんと。
「いやいやだからダメだってば」
「むー」
むくれているがダメだ。ちょっと可愛いなんて思ってしまった自分を殴りたい。てかあんた本当に何さ…
ごめんなさいなんでもないです。
明らかに空気変わったぞ今…
「そろそろ戻った方がいいんじゃない?」
「そうだな、そろそろ戻る」
「それじゃあまた明日な」
「ああまた明日」
「ローザ様!明日の朝食はミツキ様の手料理を振舞います!」
あれ?何言ってんのこの子俺そんなこと言ってないぞ?
「おいおい冗談じゃない俺の料理の味知っているだろそれはダメだ」
「お主の料理食べてみたいな」
「ローザ!?」
「私も食べてみたいです。」
「サーシャまで!?」
クソこのままでは料理を作るはめになってしまう。どうにかしなければ…
「わかった。だけどお前達が俺の料理食べてお腹を壊しても俺は知らないからな。言っとくけど俺の料理は長持ちするからな1週間後までずーっと寝ていることになるかもしれないぞ?」
俺がそう言うと皆んながオロオロしだして…
「さ、さっきのは、じょ、冗談ですよ!ミツキ様!」
「そうだよな、俺は料理なんてしないぞ。でもどうしてもと言うなら二人には食べさせてやらなくもないぞ」
そう言いながら俺はローザとサーシャを見る。
「私はまた今度にし、しようかな…」
「私も遠慮しときます…」
「この話はもう終わりです!ローザ様また明日です」
「ローザ様また明日」
「あぁ、じゃあね三人とも!」
そう言ってローザは〈異空間〉の外へ出て行った。
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