全校転移!異能で異世界を巡る!?

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2章 帝国編

38話 クエスト達成報告

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「戻るか」

『異能』の確認が終わって、火竜ファイアードラゴンの死骸を〈異空間〉にしまって俺は帝都に戻る。

(スキル"飛行"発動)

帰りは飛行スキルを使おうと思う。だって山下るの面倒くさいじゃん?という訳で飛行スキルで速攻戻る。

しばらくして、帝都の近くの街道まできた。
やっぱり飛行スキルは便利だな。圧倒的に速い、行きもこれでいけばよかったかな。
まぁいいか早く戻ろう。

俺は街道に降り立ち10分ぐらい歩いてから帝都の南門まで来た。

ちなみにギルドカードは身分の証明にもなるので普通に通れる。

「おし、入っていいぞ」

南門をくぐり帝都の中に入り、冒険者ギルドへ向かう。

時刻は大体夕方5時くらいだと思う。
そろそろ夕食にしたいけど王城で食べたいから我慢だな。そろそろ冒険者ギルドに着くな。

冒険者につき俺はドアを開け中に入る。

カランッ♪

中に入るとギルド内はすごい賑わっていた。
そんな中、俺はギルドの受付へ向かう。

「えーっとミツキ様でしたよね?忘れ物か何かして戻って来たんですか?それともクエストをやっぱりやめますか?」

俺が受付へ行くと昼と同じ受付の人が対応してくれる。あれ?倒して来たっていう発想にはならないのかな?

「いえ、クエスト達成報告をしに来ました」
「あれ?他にクエスト受けてましたっけ?」
「いえ一つだけですよ」
「あははーまさか」

ご冗談をみたいな感じを出しつつ急にマジなトーンで「本当ですか?」と聞いて来た。

「本当ですよ、これギルドカード」

そう言って俺は受付の人へギルドカードを渡した。

「!?」

うん、驚いてる驚いてる

「ちゃんと火竜ファイアードラゴン討伐ってギルドカードに書いてある。でもありえないこんな短時間で…普通1週間以上かけて行うクエストなのに…(小声)」

なんか一人でトリップしてしまっているが、、、終わるまで待つか。

「ふぅ~火竜ファイアードラゴン討伐確認致しました。クエスト達成の報酬をお支払い致します。」

あれから5分ぐらいしてようやく受付の人が戻って来た。

「こちら25,000,000リアになります。」
「ありがとうございます」

そう言って俺は出された王金貨2枚と白金貨5枚を受け取る。

「それでミツキ様のランクなのですが…規定上Bランクまでしか上げることが出来ません。Bランクから上は試験をして、ギルド本部の承認が必要になるためBランク止まりになってしまいますがよろしいでしょうか?火竜ファイアードラゴンを倒せる方となるとすぐにでもSランクにしたいのですが…」

「大丈夫ですよ。特にランクは気にしてないのでゆっくり上げていきます」

「畏まりました。今回のクエストでBランクまでは上げておきますね。それと一応ギルドマスターに言って申請だけしておきますね」

「ありがとうございます」

そう言って受付の人はギルドカードを更新して俺に渡してくる。ギルドカードにはBランクと書かれていた。

「それではまた明日来ますね」

そう言って俺は冒険者ギルドのドアを開けた。

「はい、今日はお疲れ様でした」

そんな声を聞きながら、外に出た。
ちなみに素材は売らないでおく、理由はドラゴンの肉を後で食べてみたいのと、お金に困った時と資金として残しておく。

「特にすることをないし今日はもう王城に戻るか…」

そう言いながら俺は王城へと歩き出した。
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