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プロローグ-出会い-
-3- 『彼曰(いわ)く、「5円の円も縁である」。』
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目が覚めると神殿のようなところにいた。うん。さっき死んだ記憶もよーーく覚えてる。だから……なんで俺息してんの??
「息ならしてないようでしてるよ~!」
「うわぁっ!」
俺は急に声をかけられてギョッとして振り返ると緑色の髪をしてタレ目なオレンジ色の目をした、18歳前後の人がいた。
誰こいつ??俺の心今読んだん??
「んー。俺はアストレア。長いからアスでいいよ~。心なら読んだ。つーか、俺神様だから余裕で読めるよ~。」
「…………気持ち悪い。」
「いや君、気持ち悪いとか酷ない!??」
おい、百歩譲って心の中で陰口を呟くのをわざわざ口に出して俺の親切を無駄にするな。
「あー、なるほどねー。ま!って言っても、読むの辞めるからもう大丈夫なはず。」
「あっそう。とりあえず、俺は佐倉 柳(さくら やなぎ)。柳でいい。色々有りすぎて初っ端から礼儀関係なしに口調崩したけどいい??」
「むしろ、その方がやりやすいから大丈夫!」
「……分かった。
ちなみに、神様っつったけど……ここ天国??」
「いや、天国じゃなくてその1歩手前、三途の川みたいなものだとでも思って。」
「ふーん。」
ま、いっか。
「……にしても、君結構恐ろしい程に冷静だね……」
「いや、望んで自殺して死んだ身としてはって感じだ。」
「……いや、なら尚更『何で永眠させなかったの』ってなるのでは??」
「うーん、出来ればあんな手段を取らずに生きていたかったからな~としか言い様が……」
「うん。まあ、いいか。んで、本題に入りたいんだ、け、どっ!」
「ん?」
「俺と一緒にぃー……異世界に行ってくんない??」
「……はっ?」
「いやーねぇ!君、あの時本当は自殺未遂を起こして、君は前世の記憶を思い出して生かして小説を書いて歴史に名を残すようなすごい人物になってたんだよ~……だけどね、一応神様は職業だから上司って言うけど、俺の上司、こと大神ゼウスバカオジサンが加減間違えて君の命の灯火消しちゃったんだよ……まあ、だからお詫びってこと。」
「うん?つまり、俺の人生、薔薇人生だったのに、そのー……大神ゼクスとかいうオッサンが失敗して死んだってこと??だから、転生させるってヤツか??」
「……うーん、別に言い直さなくても、……けど合ってる。」
「それに何でお前が同行すんの??」
「……大神ゼウスオジサンに『もうすぐ魔王と勇者の戦いが始まるから、今回のシナリオ通りに人間界に紛れて監視しろ。』だって。」
「しな、シナリオ??」
「これ。」と言ってアストレアはどデカい脚本を渡してきた。ページを捲りながら見ると、「……これまるでこの中に起きる出来事通りに動けって書いてあるっぽいんだけど。」と思ったので伝えると、「うんそゆこと。」と返された。
「何で??」
「うーんとね、神様とか女神様とかの職業に死んだ魂を導く以外に、『神のイタズラ』と『神のみぞ知る』ってのがあるんだけど、今回のは『神のイタズラ』って仕事で、まあ、名前の通り『勇者くんの周りとかで色々問題を起こして、勇者くんに解決してもらい、さも言い伝えで語られてる話かのように伝説を人間のみんなに勝手に作って貰って、勇者くんを信仰してもらい、自己満足に浸って貰う』っていう面倒でクソみたいな仕事だよ!」
「……な、なんかゴメン。」
なんか、それ聞くとラノベ作家さんに恨みがありそうな気がしてならない。
「いや~、アンタが謝ることはないよ??んで、何で一緒に行かなきゃって言うと、急遽アンタがその世界に入ることになったから、神直々にその監視ってだけ。」
「なるほど??
その……神様って……えぇっと……暇なんだな!」
スマン、これしか出てこん。
「うん暇。超暇。つーわけで転生じゃないけど、召喚するよ!」
「いや、悪いけどする気ない。」
「えっ?」
「だって、生きてたって意味ないし。クズだし。」
「……………………」
「いや、そこは黙るな。クズ否定しろ。」
と言いながら、軽く威圧してしまった俺。それをジト目で見ながら、「うん、柳はクズじゃないよ(棒)すっごく真っ当だよ(棒)」と言われた。
「……棒読みすぎだろ。」
「……うーん、どうしよう。行ってくんないと俺も異世界行けないんだよな~……」
「(話しそらされた気がする……)いや、勝手に行け。」
「(フゥ……話そらせられた!)だから、仕事が果たせられないから行けないの!……あ!そうだいいこと考えた!!」
「なんだ?」
「ここに1個5円がありまーーーーす!!こっちが表で、こっちが裏。コイントスをするから表が出たら、『俺とその異世界に行く』。裏が出たら、『俺と一緒にその異世界に行かない』ってのはどう??『5円の円も縁』であるだけに!!」
「……さんむい意味分かんないダジャレは良しとして……いや、俺にその世界に行ってなんのメリットが??」
「ラノベの世界みたいに魔法とかがあって、エルフに獣人族に魔族、他にもたくさんの種族がいるよー!!美少女に会えるよー??彼女、出来るかもよ~??」
エルフに……獣人……彼女……だと!??
っ~~~~~!!!だーもう!畜生!俺は所詮、DTなんだぁぁぁああああああああああああああぁぁぁぁぁあぁぁぁあああ!!!!
「っ~~~~~!!!
…………………チッ、分かった乗った。つっても、DTだから彼女欲しかったとかじゃないからな!!??ただ、諦めてくれなそうだったからそうするだけだから「じゃあ、行っくよーーー!!コイン、トーーーーーースッ!!」いや、おぃいいいいいいーーー!!
人の話聞けぇええええええーーーーーー「チリンッ!!!!あ!表だ!」ーイッ!!!!なんだと??」
「息ならしてないようでしてるよ~!」
「うわぁっ!」
俺は急に声をかけられてギョッとして振り返ると緑色の髪をしてタレ目なオレンジ色の目をした、18歳前後の人がいた。
誰こいつ??俺の心今読んだん??
「んー。俺はアストレア。長いからアスでいいよ~。心なら読んだ。つーか、俺神様だから余裕で読めるよ~。」
「…………気持ち悪い。」
「いや君、気持ち悪いとか酷ない!??」
おい、百歩譲って心の中で陰口を呟くのをわざわざ口に出して俺の親切を無駄にするな。
「あー、なるほどねー。ま!って言っても、読むの辞めるからもう大丈夫なはず。」
「あっそう。とりあえず、俺は佐倉 柳(さくら やなぎ)。柳でいい。色々有りすぎて初っ端から礼儀関係なしに口調崩したけどいい??」
「むしろ、その方がやりやすいから大丈夫!」
「……分かった。
ちなみに、神様っつったけど……ここ天国??」
「いや、天国じゃなくてその1歩手前、三途の川みたいなものだとでも思って。」
「ふーん。」
ま、いっか。
「……にしても、君結構恐ろしい程に冷静だね……」
「いや、望んで自殺して死んだ身としてはって感じだ。」
「……いや、なら尚更『何で永眠させなかったの』ってなるのでは??」
「うーん、出来ればあんな手段を取らずに生きていたかったからな~としか言い様が……」
「うん。まあ、いいか。んで、本題に入りたいんだ、け、どっ!」
「ん?」
「俺と一緒にぃー……異世界に行ってくんない??」
「……はっ?」
「いやーねぇ!君、あの時本当は自殺未遂を起こして、君は前世の記憶を思い出して生かして小説を書いて歴史に名を残すようなすごい人物になってたんだよ~……だけどね、一応神様は職業だから上司って言うけど、俺の上司、こと大神ゼウスバカオジサンが加減間違えて君の命の灯火消しちゃったんだよ……まあ、だからお詫びってこと。」
「うん?つまり、俺の人生、薔薇人生だったのに、そのー……大神ゼクスとかいうオッサンが失敗して死んだってこと??だから、転生させるってヤツか??」
「……うーん、別に言い直さなくても、……けど合ってる。」
「それに何でお前が同行すんの??」
「……大神ゼウスオジサンに『もうすぐ魔王と勇者の戦いが始まるから、今回のシナリオ通りに人間界に紛れて監視しろ。』だって。」
「しな、シナリオ??」
「これ。」と言ってアストレアはどデカい脚本を渡してきた。ページを捲りながら見ると、「……これまるでこの中に起きる出来事通りに動けって書いてあるっぽいんだけど。」と思ったので伝えると、「うんそゆこと。」と返された。
「何で??」
「うーんとね、神様とか女神様とかの職業に死んだ魂を導く以外に、『神のイタズラ』と『神のみぞ知る』ってのがあるんだけど、今回のは『神のイタズラ』って仕事で、まあ、名前の通り『勇者くんの周りとかで色々問題を起こして、勇者くんに解決してもらい、さも言い伝えで語られてる話かのように伝説を人間のみんなに勝手に作って貰って、勇者くんを信仰してもらい、自己満足に浸って貰う』っていう面倒でクソみたいな仕事だよ!」
「……な、なんかゴメン。」
なんか、それ聞くとラノベ作家さんに恨みがありそうな気がしてならない。
「いや~、アンタが謝ることはないよ??んで、何で一緒に行かなきゃって言うと、急遽アンタがその世界に入ることになったから、神直々にその監視ってだけ。」
「なるほど??
その……神様って……えぇっと……暇なんだな!」
スマン、これしか出てこん。
「うん暇。超暇。つーわけで転生じゃないけど、召喚するよ!」
「いや、悪いけどする気ない。」
「えっ?」
「だって、生きてたって意味ないし。クズだし。」
「……………………」
「いや、そこは黙るな。クズ否定しろ。」
と言いながら、軽く威圧してしまった俺。それをジト目で見ながら、「うん、柳はクズじゃないよ(棒)すっごく真っ当だよ(棒)」と言われた。
「……棒読みすぎだろ。」
「……うーん、どうしよう。行ってくんないと俺も異世界行けないんだよな~……」
「(話しそらされた気がする……)いや、勝手に行け。」
「(フゥ……話そらせられた!)だから、仕事が果たせられないから行けないの!……あ!そうだいいこと考えた!!」
「なんだ?」
「ここに1個5円がありまーーーーす!!こっちが表で、こっちが裏。コイントスをするから表が出たら、『俺とその異世界に行く』。裏が出たら、『俺と一緒にその異世界に行かない』ってのはどう??『5円の円も縁』であるだけに!!」
「……さんむい意味分かんないダジャレは良しとして……いや、俺にその世界に行ってなんのメリットが??」
「ラノベの世界みたいに魔法とかがあって、エルフに獣人族に魔族、他にもたくさんの種族がいるよー!!美少女に会えるよー??彼女、出来るかもよ~??」
エルフに……獣人……彼女……だと!??
っ~~~~~!!!だーもう!畜生!俺は所詮、DTなんだぁぁぁああああああああああああああぁぁぁぁぁあぁぁぁあああ!!!!
「っ~~~~~!!!
…………………チッ、分かった乗った。つっても、DTだから彼女欲しかったとかじゃないからな!!??ただ、諦めてくれなそうだったからそうするだけだから「じゃあ、行っくよーーー!!コイン、トーーーーーースッ!!」いや、おぃいいいいいいーーー!!
人の話聞けぇええええええーーーーーー「チリンッ!!!!あ!表だ!」ーイッ!!!!なんだと??」
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