2 / 16
2・これから
しおりを挟む
「んんっ・・・。」
重たい瞼を開き見えたのは、先ほどいた薄暗い所ではなかった。
それに、今まで体験した事の無い柔らかい物・・。
不思議に思い柔らかい物を弄ろうとして体を動かしたら思い出したように走る激痛。
「痛いっ」
柔らかい物に逆戻りして、のたうち回ってる時に人が入ってきた。
「目が覚めたか、ああ?おめぇ何やってんだ?」
声が聞こえた方に振り向いたら知らない男の人が・・。
「あ・・あなた誰?」
思ってたより、掠れた声が出た。
部屋に入ってきた人も声が掠れてるのを気が付いたのか手に持っていた物を差し出してきた。
「これを、飲め」
それを受け取り、喉を潤す。
思ったより喉が渇いていたのか、勢いよく飲んでしまった。体の痛みなど忘れて。
「ありがとう。ここどこ?」
「ガキだがお礼は言えるんだな。ここは何処かは今は言えねぇ・・。ただおめぇはお頭に担がれて来たから俺が少しの間面倒を見てるって感じだ。それより、おめぇ名前は何ていうんだ?俺はゼンて言うんだ」
近くにあった椅子に座りながらそう聞いてきた。
「・・・・ロゼ・・」
名前何て聞かれたのは初めてだった。何時もいた女の人はたまに呼んでくれていたが、他の人には全く聞かれる事も無かった。
変な人。
「ふーん。起きたんならお頭の所に行くぞ。お頭が連れて来たんだからな、これからどうなるかはお頭の判断だ。ここにいても最終は碌な事ねぇからなぁ」
そう言いつつ立ち上がって出て行こうとする。
「この部屋から出ていいの?」
「はぁ?何言ってんだ?」
怪訝そうに振り返り、私に近づき担ぎ上げた。
「ひゃぁっ!」
「行くぞ」
入り組んだ知らない場所を通って、ドアの前にやって来た。
「お頭、いますか?ガキ連れて来ました」
「・・・ああ。入れ」
ギィー。古臭い音が鳴った。
担がれたままだったので、体を捻らせてお頭と呼ばれた人を見てみると。
ゼンより少し年上の男の人が椅子に座っていた。
ゼンには担がれていたのを床に降ろされた。
その後ろには髪の長い男の人が怒っているような顔でこちらを見ていた。
無意識に私はゼンの服を握りしめた。
その事に気付いてるのか、気が付いてないのか私を下した。
「お頭、この子どうするんっすか?」
「どうするもこうするも、ここから出て行ってもらいますよ!ここは孤児院じゃ無いんですから!?」
「・・・・・」
後ろにる髪の長い人がそう言いだしたが、お頭という人は無言でこちらを見つめていた。
「お前何故あんな所に倒れていた?」
「????」
分けが分からなく、つい首を傾げてしまった。
「ここに来る前に路地裏にいただろう。」
「ろじうら?」
何の事かが分からない。
不思議な顔をしていたのだろう。
髪の長い人が怪訝そうに
「あなたが倒れていた場所ですよ」
思いだすのは、空腹と痛みで倒れていただけ。
そこの場所が路地裏ということ?
「お頭、こいつ路地裏って言う意味すら分からないんじゃないんっすか?」
「そんな事無いはずです。たとえ小さい子でも知っていることですよ?それがこんな子が、分からないなんてありえません!」
「でもよー。こいつ・・部屋から出ていいのか聞くぐらいっすよ。もしかしたら・・・・って思ったんっすが」
「・・・・・」
何か話をしているけど・・。お頭って呼ばれた人が気になってゼンの後ろからじっと見てしまう。
何処かで見たような・・・。思い出せない。
「うるさい。」
お頭と呼ばれた人が一言声を出すと2人は直ぐに黙った。
「お前ここにいろ。」
「「!!」」
ゼンと髪の長い人が驚いていた。
「お頭、それはいけません!こんな子供がここにいるなんて、流石に無理です。足手まといになります!」
足手まとい?そう聞こえた。
「こんな子供はそこら中、五万といます。いちいち保護していたら・・・・」
グチグチ。
何か一方的に髪の長い人がお頭に言い始めた。
お頭は目を閉じて聞いてるのか、聞いてないか分からない状態だった。
「ここに置いて置く」
「なりません!」
「うるさい」
「だいたいこんな子供に何が出来るんですか!ここにいること自体邪魔ですよ!」
「これは、決定だ。口を挟むな。面倒はゼンお前に任せる。」
「「・・・・・」」
????
自分の事なのに何の事か分からない。
成り行きを見守っていた。
「おめぇ、ここにいていいんだとよ」
「いてもいいが色んな事をやってもらうぞ。何もしなかったら食べれないと思っておけ」
「色んな事?」
ここに来て初めて声を出した。
「ああ。色々周りに従ってもらう。お前名前は?」
従う。従うって?
色んな事が起きている。
「ロゼ」
「ロゼか。ゼン後は頼んだ。先にその打撲を治せ、それからだ」
ゼンは頷き、また私を担いで部屋から出て行った。
「どういうことですか?あんな子供をここに置くなんて」
お頭は無言で子供が出て行った扉を見ていた。
「お頭!?」
髪の長い人が叫んだと思ったら。
「気が付かなかったか?」
「は?」
「あいつの目。生きている感じがしなかった。」
「・・・・」
「人形の様な、死人の様な、昔の俺に似ていた。」
「それは・・同情ですか?」
今まで一緒に行動して来たからなのか。少し悲しそうに聞いてきた。
「リンゼル。同情ではない、恐らくは。だがあの目を見たとたん、どうにかしてやりたいと思ったのもある」
「分かりました。ですが足手まといになったら、即刻ここから追い出します。私たちがしている事は遊びでは無いんですから」
「分かってる。」
はぁ・・。
リンゼルと呼ばれた者がため息をつき、今までゼンと一緒にいた子供を思い出した。
お頭と似ている子供ですか・・・。
厄介な事にならなければ良いのですが・・・・。
重たい瞼を開き見えたのは、先ほどいた薄暗い所ではなかった。
それに、今まで体験した事の無い柔らかい物・・。
不思議に思い柔らかい物を弄ろうとして体を動かしたら思い出したように走る激痛。
「痛いっ」
柔らかい物に逆戻りして、のたうち回ってる時に人が入ってきた。
「目が覚めたか、ああ?おめぇ何やってんだ?」
声が聞こえた方に振り向いたら知らない男の人が・・。
「あ・・あなた誰?」
思ってたより、掠れた声が出た。
部屋に入ってきた人も声が掠れてるのを気が付いたのか手に持っていた物を差し出してきた。
「これを、飲め」
それを受け取り、喉を潤す。
思ったより喉が渇いていたのか、勢いよく飲んでしまった。体の痛みなど忘れて。
「ありがとう。ここどこ?」
「ガキだがお礼は言えるんだな。ここは何処かは今は言えねぇ・・。ただおめぇはお頭に担がれて来たから俺が少しの間面倒を見てるって感じだ。それより、おめぇ名前は何ていうんだ?俺はゼンて言うんだ」
近くにあった椅子に座りながらそう聞いてきた。
「・・・・ロゼ・・」
名前何て聞かれたのは初めてだった。何時もいた女の人はたまに呼んでくれていたが、他の人には全く聞かれる事も無かった。
変な人。
「ふーん。起きたんならお頭の所に行くぞ。お頭が連れて来たんだからな、これからどうなるかはお頭の判断だ。ここにいても最終は碌な事ねぇからなぁ」
そう言いつつ立ち上がって出て行こうとする。
「この部屋から出ていいの?」
「はぁ?何言ってんだ?」
怪訝そうに振り返り、私に近づき担ぎ上げた。
「ひゃぁっ!」
「行くぞ」
入り組んだ知らない場所を通って、ドアの前にやって来た。
「お頭、いますか?ガキ連れて来ました」
「・・・ああ。入れ」
ギィー。古臭い音が鳴った。
担がれたままだったので、体を捻らせてお頭と呼ばれた人を見てみると。
ゼンより少し年上の男の人が椅子に座っていた。
ゼンには担がれていたのを床に降ろされた。
その後ろには髪の長い男の人が怒っているような顔でこちらを見ていた。
無意識に私はゼンの服を握りしめた。
その事に気付いてるのか、気が付いてないのか私を下した。
「お頭、この子どうするんっすか?」
「どうするもこうするも、ここから出て行ってもらいますよ!ここは孤児院じゃ無いんですから!?」
「・・・・・」
後ろにる髪の長い人がそう言いだしたが、お頭という人は無言でこちらを見つめていた。
「お前何故あんな所に倒れていた?」
「????」
分けが分からなく、つい首を傾げてしまった。
「ここに来る前に路地裏にいただろう。」
「ろじうら?」
何の事かが分からない。
不思議な顔をしていたのだろう。
髪の長い人が怪訝そうに
「あなたが倒れていた場所ですよ」
思いだすのは、空腹と痛みで倒れていただけ。
そこの場所が路地裏ということ?
「お頭、こいつ路地裏って言う意味すら分からないんじゃないんっすか?」
「そんな事無いはずです。たとえ小さい子でも知っていることですよ?それがこんな子が、分からないなんてありえません!」
「でもよー。こいつ・・部屋から出ていいのか聞くぐらいっすよ。もしかしたら・・・・って思ったんっすが」
「・・・・・」
何か話をしているけど・・。お頭って呼ばれた人が気になってゼンの後ろからじっと見てしまう。
何処かで見たような・・・。思い出せない。
「うるさい。」
お頭と呼ばれた人が一言声を出すと2人は直ぐに黙った。
「お前ここにいろ。」
「「!!」」
ゼンと髪の長い人が驚いていた。
「お頭、それはいけません!こんな子供がここにいるなんて、流石に無理です。足手まといになります!」
足手まとい?そう聞こえた。
「こんな子供はそこら中、五万といます。いちいち保護していたら・・・・」
グチグチ。
何か一方的に髪の長い人がお頭に言い始めた。
お頭は目を閉じて聞いてるのか、聞いてないか分からない状態だった。
「ここに置いて置く」
「なりません!」
「うるさい」
「だいたいこんな子供に何が出来るんですか!ここにいること自体邪魔ですよ!」
「これは、決定だ。口を挟むな。面倒はゼンお前に任せる。」
「「・・・・・」」
????
自分の事なのに何の事か分からない。
成り行きを見守っていた。
「おめぇ、ここにいていいんだとよ」
「いてもいいが色んな事をやってもらうぞ。何もしなかったら食べれないと思っておけ」
「色んな事?」
ここに来て初めて声を出した。
「ああ。色々周りに従ってもらう。お前名前は?」
従う。従うって?
色んな事が起きている。
「ロゼ」
「ロゼか。ゼン後は頼んだ。先にその打撲を治せ、それからだ」
ゼンは頷き、また私を担いで部屋から出て行った。
「どういうことですか?あんな子供をここに置くなんて」
お頭は無言で子供が出て行った扉を見ていた。
「お頭!?」
髪の長い人が叫んだと思ったら。
「気が付かなかったか?」
「は?」
「あいつの目。生きている感じがしなかった。」
「・・・・」
「人形の様な、死人の様な、昔の俺に似ていた。」
「それは・・同情ですか?」
今まで一緒に行動して来たからなのか。少し悲しそうに聞いてきた。
「リンゼル。同情ではない、恐らくは。だがあの目を見たとたん、どうにかしてやりたいと思ったのもある」
「分かりました。ですが足手まといになったら、即刻ここから追い出します。私たちがしている事は遊びでは無いんですから」
「分かってる。」
はぁ・・。
リンゼルと呼ばれた者がため息をつき、今までゼンと一緒にいた子供を思い出した。
お頭と似ている子供ですか・・・。
厄介な事にならなければ良いのですが・・・・。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
アストルムクロニカ-箱庭幻想譚-(挿し絵有り)
くまのこ
ファンタジー
これは、此処ではない場所と今ではない時代の御伽話。
滅びゆく世界から逃れてきた放浪者たちと、楽園に住む者たち。
二つの異なる世界が混じり合い新しい世界が生まれた。
そこで起きる、数多の国や文明の興亡と、それを眺める者たちの物語。
「彼」が目覚めたのは見知らぬ村の老夫婦の家だった。
過去の記憶を持たぬ「彼」は「フェリクス」と名付けられた。
優しい老夫婦から息子同然に可愛がられ、彼は村で平穏な生活を送っていた。
しかし、身に覚えのない罪を着せられたことを切っ掛けに村を出たフェリクスを待っていたのは、想像もしていなかった悲しみと、苦難の道だった。
自らが何者かを探るフェリクスが、信頼できる仲間と愛する人を得て、真実に辿り着くまで。
完結済み。ハッピーエンドです。
※7話以降でサブタイトルに「◆」が付いているものは、主人公以外のキャラクター視点のエピソードです※
※詳細なバトル描写などが出てくる可能性がある為、保険としてR-15設定しました※
※昔から脳内で温めていた世界観を形にしてみることにしました※
※あくまで御伽話です※
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「小説家になろう」様でも掲載しています※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
結婚を控えた公爵令嬢は、お伽噺の“救世の神獣”と一心同体!? ~王太子殿下、わたしが人間じゃなくても婚約を続けてくださいますか?~
柳生潤兵衛
ファンタジー
【魔術も呪術もお伽噺の中のことだと思われていた世界で、公爵令嬢のオリヴィアがワンちゃんの姿で活躍し、世界を救うお話】
毎日6:10、18:10に投稿。
―あらすじ―
お酒を被ったり飲んだりするとワンちゃんに変身してしまう現象に悩まされていた公爵令嬢のオリヴィアは、一年後に結婚を控えてマリッジブルーな上に、その秘密をお相手であるエドワード王太子に言えずにいた。
そんな中開催された夜会で、エドワードもお酒でワンちゃんに変身してしまうことが判明。
その場はオリヴィアの機転で切り抜けられ、さらにオリヴィアの前向きな性格で両家を巻き込み原因の究明に乗り出す。
この理解不能な現象には、ある男が関わっていると判明し、その男の所在をワンちゃん“ふたり”の嗅覚で調べ上げ、身柄の確保に成功。
しかし、その男は長い間真犯人に囚われ、脅されて呪術を行使させられていただけだった。
真犯人の捜査を進めつつ、男の手によって解呪の儀式をするが、なぜかエドワードだけが成功し、オリヴィアは失敗してしまった。
戸惑ったり落ち込む間もなく、新たな問題が発生する。
天文現象を原因にその男が不気味で巨大な怪物に変身し、災厄を撒き散らしながら逃亡してしまったのだ。
それでもオリヴィアは前向きに解決しようと動く。
そんなオリヴィアに、エドワードも王太子としてよりも、オリヴィアの婚約者として協力して立ち向かっていく。
※本作内に於いて惑星や衛星の巡りの記述がありますが、地球を含む太陽系とは異なります。
また、それらの公転軌道等については緩い設定ですので、フィクションとご理解下されば幸いです。
本作は下記短編を長編化したもので、
第1章部分の中盤以降(結末)を改訂した上で、オリジナル第2章へ続きます。
マリッジブルー令嬢の深刻!?な秘密 ~お酒でワンちゃんになっちゃうご令嬢の、絶対婚約者に知られてはいけない夜会(知られちゃう)~
https://www.alphapolis.co.jp/novel/467203436/87638231
※※ この作品は、「カクヨム」「ノベルアップ+」にも掲載しています。
※※ 「小説家になろう」にも掲載予定です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる