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三章 外国にて
お風呂
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ラインハルトの部屋から直接つながっている風呂場に入る。
「おお、広い……!」
「そうか?普通だろう。」
ラインハルトは俺を抱きかかえたまま、驚いて口が閉じない俺とは反対に、何でもないような顔をして首を傾げている。
……そういえば、ラインハルトは王城に住んでるんだったな。王城と俺の家とじゃ大きさが桁違いだもんな。
「早く体、洗おう?時間ない。」
「あ、ああ。」
そういって、ラインハルトは浴槽の縁に俺を下ろす。ラインハルトは横に置いてあった桶を手に取ると、ザパッとお湯を汲んで頭からかぶった。
……改めて見ると、本当にいい体してるな。程よく筋肉はついてるし、何より足が長い。体だけじゃなく顔も綺麗だ。
それに、アレもすごくデカい……。明るいところで見ると尚更実感する。俺、あれを尻の中に入れてたのか……?
呆然としてラインハルトのモノを眺めていると、ラインハルトが話しかけてきた。
「ユーファ、体洗わないのか?」
「えっ……ああ、洗う。」
慌てて横に置いてあった桶を手に取った、んだけれど……これは、ちょっと、いやだいぶやばいやつだ。
髪、掻き上げるとか反則だろっ!髪から滴り落ちる水と少しけだるげな赤の眼差し。ほんと、反則級の色気だな……。
桶で顔を隠しながら見惚れていると、その瞳がスイッと俺の方を向いた。
「ユーファ?」
さっきからあまり動いた様子のない俺に不思議そうにラインハルトは首を傾げた。
「い、今お湯を汲もうと思ってたところだ。」
慌てて上体を捻りお湯を汲む。
「……もしかして俺に見惚れてたか?」
なんだ、もしかしてみてたのバレてたのか?まあ、あんなにガン見してたら流石に……。
「そ、そうだけど……悪いかよ。」
「冗談だ……っ本当に?」
「なんで嘘つく必要があるんだよ。」
「いや、冗談のつもりで言ったから……まさか本当にユーファが俺に見惚れてくれているなんて思わないだろう?」
……気づかれてなかった?ええ……あそこまでガン見されておいて気づかないなんて、心配を通り越してちょっと引く。
少し上体を引いてラインハルトを眺めていると、頬を赤らめていたラインハルトが不意に手を伸ばしてきて俺の首筋をスッとなぞった。
「ふっ……」
さっきまでの行為で体が敏感になっているから、指でなぞられただけなのに背中が痺れる。
「……ユーファかわいいな。」
俺の反応に気をよくしたのか、ラインハルトは腰を折って顔を近づけてきた。キス、するのかな……。
唇への柔らかい感触を期待して、目をつむるとクスクスとラインハルトが笑う声が聞こえてくる。チラリと片目を開けて様子をうかがうと、ラインハルトは笑っている口元を隠すように手で覆った。
「な、なんだよラインハルト。」
ムッと頬を膨らませて抗議すると、軽く折り曲げた指を口元に充てて微笑まれてしまった。
「いや、かわいいなと思って……もしかして、期待したか?」
「し、してないし……。」
実際期待してたから、キス待ちしてたんだろうが!わざわざ聞いてくるなよ!
熱くなってきた頬を誤魔化そうと桶のお湯をざばっとかぶる。前髪のお湯を軽く払いながらラインハルトをチラリと見るとバチッと目があった。
ラインハルトが何も言わずにジッと見つめてくるからこっちもなかなか目をそらせなくて、なんだか正直に言わないといけない気がしてきた。
「……ほんとはしてくれるかなって、思った。」
そういった瞬間、ラインハルトに、がばっと抱き着かれた。
「ちょっ、苦しい……。」
「うれしい……なあ、やっぱり続きがしたい。だめか?」
……普通に考えてだめだろ。これからパーティーだってのに。さっきも準備はできたかと呼びに来られたのを忘れたのか?
まあ、ラインハルトはさっき一回もイッてなかったから、仕方がないといえば仕方ないのだけれど……。
俺もこれからってときに止められたから、ラインハルトと触れ合いたいって気持ちはもちろんある。でもこっちはちゃんと我慢してるってのに……。
……恥ずかしいから、言ってやるつもりはないけれど。
グイっとラインハルトの体を押して、今度はこちらから顔を寄せる。俺ばっかりドキドキさせられっぱなしはなんだか悔しいしな。
「……ちゃんと待てができたら朝まで相手してやる。」
耳元で囁いてやると、ラインハルトは赤くなった耳をおさえながら、ばっと顔を上げた。
「ほ、本当か……!」
あまりの勢いに思わずつっかえながら返事をする。
「あ、ああ。」
「じゃあ、本当に朝まで寝かさないからな。」
「えっあ、ちょっとそれは困る……。」
明日は朝早くから会談がある。初めての大きな仕事なのだから、さぼるなんて真似はできないし……。
「ふふっ冗談だ。でもさっきのはゾクッときたな……。また今度言ってくれ。」
「……はぁ⁈二度と言わない……。」
俺が主導権を握れたと思ったら、すぐにラインハルトに取り返されてしまった。これじゃあラインハルトを揶揄うなんて当分できないな……。
お湯をかぶったのにもかかわらず、体も洗わず喋っていたからちょっと体が冷えてきた。
「……もしかして、時間やばいんじゃない?」
「そ、うだな。急ごう。」
俺の一言でさっきまでのふわっとした空気が霧散して、俺もラインハルトも無言で体を洗い始めた。
ラインハルトの正装、楽しみだな……。近頃は大きなパーティーもなかったし、久しく正装を見ていない気がする。
俺は髪の毛のセットあまり得意じゃないんだけれど、ラインハルトのこ、恋人として恥ずかしくない格好しないといけないよな……。
メイドさん、呼び鈴で呼んだら手伝ってくれたりしないだろうか。
「おお、広い……!」
「そうか?普通だろう。」
ラインハルトは俺を抱きかかえたまま、驚いて口が閉じない俺とは反対に、何でもないような顔をして首を傾げている。
……そういえば、ラインハルトは王城に住んでるんだったな。王城と俺の家とじゃ大きさが桁違いだもんな。
「早く体、洗おう?時間ない。」
「あ、ああ。」
そういって、ラインハルトは浴槽の縁に俺を下ろす。ラインハルトは横に置いてあった桶を手に取ると、ザパッとお湯を汲んで頭からかぶった。
……改めて見ると、本当にいい体してるな。程よく筋肉はついてるし、何より足が長い。体だけじゃなく顔も綺麗だ。
それに、アレもすごくデカい……。明るいところで見ると尚更実感する。俺、あれを尻の中に入れてたのか……?
呆然としてラインハルトのモノを眺めていると、ラインハルトが話しかけてきた。
「ユーファ、体洗わないのか?」
「えっ……ああ、洗う。」
慌てて横に置いてあった桶を手に取った、んだけれど……これは、ちょっと、いやだいぶやばいやつだ。
髪、掻き上げるとか反則だろっ!髪から滴り落ちる水と少しけだるげな赤の眼差し。ほんと、反則級の色気だな……。
桶で顔を隠しながら見惚れていると、その瞳がスイッと俺の方を向いた。
「ユーファ?」
さっきからあまり動いた様子のない俺に不思議そうにラインハルトは首を傾げた。
「い、今お湯を汲もうと思ってたところだ。」
慌てて上体を捻りお湯を汲む。
「……もしかして俺に見惚れてたか?」
なんだ、もしかしてみてたのバレてたのか?まあ、あんなにガン見してたら流石に……。
「そ、そうだけど……悪いかよ。」
「冗談だ……っ本当に?」
「なんで嘘つく必要があるんだよ。」
「いや、冗談のつもりで言ったから……まさか本当にユーファが俺に見惚れてくれているなんて思わないだろう?」
……気づかれてなかった?ええ……あそこまでガン見されておいて気づかないなんて、心配を通り越してちょっと引く。
少し上体を引いてラインハルトを眺めていると、頬を赤らめていたラインハルトが不意に手を伸ばしてきて俺の首筋をスッとなぞった。
「ふっ……」
さっきまでの行為で体が敏感になっているから、指でなぞられただけなのに背中が痺れる。
「……ユーファかわいいな。」
俺の反応に気をよくしたのか、ラインハルトは腰を折って顔を近づけてきた。キス、するのかな……。
唇への柔らかい感触を期待して、目をつむるとクスクスとラインハルトが笑う声が聞こえてくる。チラリと片目を開けて様子をうかがうと、ラインハルトは笑っている口元を隠すように手で覆った。
「な、なんだよラインハルト。」
ムッと頬を膨らませて抗議すると、軽く折り曲げた指を口元に充てて微笑まれてしまった。
「いや、かわいいなと思って……もしかして、期待したか?」
「し、してないし……。」
実際期待してたから、キス待ちしてたんだろうが!わざわざ聞いてくるなよ!
熱くなってきた頬を誤魔化そうと桶のお湯をざばっとかぶる。前髪のお湯を軽く払いながらラインハルトをチラリと見るとバチッと目があった。
ラインハルトが何も言わずにジッと見つめてくるからこっちもなかなか目をそらせなくて、なんだか正直に言わないといけない気がしてきた。
「……ほんとはしてくれるかなって、思った。」
そういった瞬間、ラインハルトに、がばっと抱き着かれた。
「ちょっ、苦しい……。」
「うれしい……なあ、やっぱり続きがしたい。だめか?」
……普通に考えてだめだろ。これからパーティーだってのに。さっきも準備はできたかと呼びに来られたのを忘れたのか?
まあ、ラインハルトはさっき一回もイッてなかったから、仕方がないといえば仕方ないのだけれど……。
俺もこれからってときに止められたから、ラインハルトと触れ合いたいって気持ちはもちろんある。でもこっちはちゃんと我慢してるってのに……。
……恥ずかしいから、言ってやるつもりはないけれど。
グイっとラインハルトの体を押して、今度はこちらから顔を寄せる。俺ばっかりドキドキさせられっぱなしはなんだか悔しいしな。
「……ちゃんと待てができたら朝まで相手してやる。」
耳元で囁いてやると、ラインハルトは赤くなった耳をおさえながら、ばっと顔を上げた。
「ほ、本当か……!」
あまりの勢いに思わずつっかえながら返事をする。
「あ、ああ。」
「じゃあ、本当に朝まで寝かさないからな。」
「えっあ、ちょっとそれは困る……。」
明日は朝早くから会談がある。初めての大きな仕事なのだから、さぼるなんて真似はできないし……。
「ふふっ冗談だ。でもさっきのはゾクッときたな……。また今度言ってくれ。」
「……はぁ⁈二度と言わない……。」
俺が主導権を握れたと思ったら、すぐにラインハルトに取り返されてしまった。これじゃあラインハルトを揶揄うなんて当分できないな……。
お湯をかぶったのにもかかわらず、体も洗わず喋っていたからちょっと体が冷えてきた。
「……もしかして、時間やばいんじゃない?」
「そ、うだな。急ごう。」
俺の一言でさっきまでのふわっとした空気が霧散して、俺もラインハルトも無言で体を洗い始めた。
ラインハルトの正装、楽しみだな……。近頃は大きなパーティーもなかったし、久しく正装を見ていない気がする。
俺は髪の毛のセットあまり得意じゃないんだけれど、ラインハルトのこ、恋人として恥ずかしくない格好しないといけないよな……。
メイドさん、呼び鈴で呼んだら手伝ってくれたりしないだろうか。
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