転生したら捕らえられてました。

魔法学園に行こう！

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このまま運ぶのかと思ったら、カラカラとベットを持って来た。

「ちょっと我慢してね」

そういうと管理人さんは担架と私の間にうまく手を入れてベットに移し替えた。

 …うん。だよねー流石に怪我人そのまま運ばないよねーなんか恥ずかしいわ。管理人さん、ごめんなさい。めっちゃ失礼なこと考えました。

「リーフィアちゃんの部屋は二階だから。おんなじ部屋の子が待ってるから、わからないことあったらその子に聞いてね。」

「あ、はい」

あーよかった。ちゃんと挨拶できそう。どんな子なんだろう。大人しい眼鏡っ娘とかだったらすっごい楽しそう！夜に女子トークとか⁉︎もーめっちゃ青春じゃーん、やばいニヤける。

 エヘヘと誰に見せるでもなくテヘペロポーズをしていたら、管理人さんがこっちを向いた。目があった。え、めっちゃ真顔で見られるんだけど…そ、そんなに見るなよ///

 …うん、ポーズのせいだよねーわかってるって。自分の中でどれだけ誤魔化そうと管理人さんの表情が戻ることはなかった。ふいっと横向きゆっくり腕を下ろした。あ、舌もちゃんとしまいましたよ。

すると、さっきまでの顔が嘘のようにニカッと笑って「階段登るから揺れるわよ～」と喋り始めた。え、いやめっちゃ怖いんですけど!?二重人格なのか?どうなんだよ、管理人さん!

　動揺している私をよそに管理人さんは何かを操作している。あれかな車椅子とかが座ったまま移動できるやつ。あれスゴいよね～階段の手すりに付いてて折れないのかいっつも心配になっちゃう。

 揺れを覚悟していたけど、そんなに揺れないな…すっごい快適！

そのまま廊下のはじまで進むと白いドアが見えてきた。所々に金色の装飾がついていて高級感がすごい…

「ここがリーフィアちゃんの部屋よ」

グイっと管理人さんがドアノブを下げる。清潔感溢れるドアの向こうは…汚部屋でした。ん？見間違えだよね？そう思いたい気持ちでいっぱいです！ベットに仰向けで寝てるのにもかかわらず、視界に入り込んでくるゴミ！何なの!?ケガ人が過ごす部屋じゃないじゃん！

「ちょっと、ミーア！片づけときなさいって言ったでしょ!?」

管理人さんが部屋の奥に向かって怒鳴ると、小さなうめき声が聞こえた。