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魔法学園に行こう!

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吹っ飛んだユリウスさんが帰って来たので、応接間で詳しくお話を聞くことにしました。

「おいリーフィア!なんでいきなり吹っ飛ばすんだよ!戻って来るのに何時間かかったと思ってるんだ!」

部屋に入ってきて開口一番。ユリウスさんはそう叫んだ。
そう最初にユリウスさんさんがやってきて衝撃発言をかましてから約5時間。正午ぐらいに来たのにもう夕方だ。
というか、空の彼方まで吹っ飛ばしたのに5時間で戻ってくるユリウスさんもすごいよね。

「いや~ユリウスさんが私の幸せをぶっ壊すようなことを言いやがったので、仕方ないですよ。」
「だとしても吹っ飛ばしすぎだろ!隣国まで行ってたぞ!」

ふむ。そこまで飛んだのに簡単に戻ってこれるのはやはり公爵家の権力か…いいな私も欲しいよ権力。

「なんか私の滅茶苦茶な理由に納得してくれるところユリウスさんはいい人ですよね(笑)」
「(笑)ってなんだ!笑ってるじゃねえか!」
「ユリウスさん。さっきからずっと、!が消えてませんよ。落ち着いてください。…ふふっ」

おっと笑わないようにしてたのに我慢できなかったよ…
いやあ怒ってるユリウスさんが面白くてねぇ
…!ユリウスさんで遊んでる暇はないんだった!どういうことか早く聞きたいしね。

「ユリウスさん!ふざけてないで早く説明してしてくださいよ!」
「ふざけてたのはお前だろうが!リーフィア!」
「ほらほら説明してくださいよ!」
「ったく仕方ねえな…よーく聞いとけよ…」

まあ、基本魔力があることが分かったら年は関係なく、魔法学園とやらに入る義務があるそうだ。期間は入学してから、5年間。でも、飛び級制度があって合格すると、もっと早く卒業できるらしい。せめて同じ年代の子達がいる学年までは飛び級したいな…というかこの家に住んだまま通えるのかな?

「そんなわけないだろ?魔力を暴走させないように学園に入るんだ。家にいるときに暴走されたら元も子もないだろ。学園に入学したら寮に入ってもらう。」
な、なんですと!それはもう劇的にユーリくんやハルちゃんと戯れる時間が減ると…いや減るどころじゃなく会えないじゃないか!

「…それは、可愛いあの子達の持ち込みはありですか?」
「んなわけないだろ!あほか!」
「じゃ、じゃあ卒業するまでハルちゃんやユーリくんに会えないと…」
「魔力がうまく扱えるようになったら、年に数回ある長期休暇に帰れるぞ。」

よっしゃ!ササっと学園行って魔力の扱いもパパっと覚えてやんよ!

「ユリウスさん今すぐ行きましょう。さあ立って立って!」
「いやリーフィア今夕方だから。学園の授業終わってるから。落ち着けよ、な?」

そうだ。普通に考えたら時間的に終わってるじゃないか…

「まあもう入学手続き済んでて、行く日も決まってるからな。今のうちに戯れとけよ~」
「は?何ですかもう決まってたんですか。私の意見も聞かずに?あり得ないですよ!なんて非道なことを!」
「仕方ねえだろ…上の決定には逆らえねえんだよ…」

んん~まあ今回は私の為に戦ってくれたであろうユリウスさんに免じて大人しく従ってやろう。

「今回だけですからね!今度からはちゃんと私を通してくださいよ!」
「へいへい。しっかり報告しときますよ。」

寮に移動するのは、3日後だそうだ。
楽しみなような、楽しみじゃないような…ひとまず二人のところに帰って癒してもらお…
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