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新しい世界の生活に慣れようぜ!
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ユリウスさんに説明し直した後、私がこれから住む所に向かっていた。
「ユリウスさん...なんかデカイネ。」
着いたところには、二階建てのとても大きなお屋敷があった。
「ああ。でもこの家をお前が一人で使うわけじゃねえぞ?」
「あ、ほんと?よかった~こんな広い家に一人だったら死んじゃうよ~」
「だろうな....あ、この家には罪を犯した奴の家族だったり、家族がいない子供の被害者とかが住んでるから、ちゃんと仲良くしろよ」
ユリウスさんはそう言うと私の頭にポンッと手を置いたかと思うと、すぐに手を離し玄関の方へと歩いていった。
む~ユリウスさんは私のことを何だと思ってるんだか...そんなこと言われなくても分かってるよ~
そう思いながらも急いで追いかける。
暫くすると、玄関のだいぶ大きな扉が見えてきた。
門からお屋敷まで距離ありすぎでしょ....今世では運動なんてしてなかったんだから、体力無いのを考慮してよね....
ぐったりしながら、扉を開けると、クラッカーの音と一緒に『ようこそ!オリヴィアの館へ!』という声が聞こえた。
「.......え?」
訳が分からずチラリとユリウスさんを見る。
「ん?なんだ?」
「これは..なんですか..」
「どうって..歓迎会じゃねえのか?」
「ええそうでしょうね!なんで教えてくれなかったんですか!」
「そういわれてもな...俺は知らなかったしな...まあ知ってても教えねえぞ?」
「なんでですか!」
キーっと噛みつくとさらっと返された。
「なんでって普通こういうのはサプライズとして黙っとくだろ」
「.......っく」
まあそうなんだけど…ユリウスさんに言われると腹たつな。誰も知ってる人がいないわけだから出来るだけ、最初から打ち解けて痛いし、ちゃんとした反応がしたかったからつい怒っちゃったけど、やっぱりこういうのは嬉しい..んだよなー
まあ気持ちを切り替えましてせっかく用意してくれた歓迎会を精一杯楽しみましょう!
視線を戻すとなんだか不安そうな人たちが多数…はっあれか!あまりに反応がなくて不安になってるやつだ…
私も前世で友達にサプライズした時反応なくて焦ったもんな~
まあ驚いて声が出なかっただけだったんだけど…
今さらどんな反応をすればいいのか考えあぐねていると、服の袖が引っ張られた。
「お姉ちゃん嬉しくなかった?」
声が聞こえた方を見るとなんとも可愛らしい少女が不安げな顔をして聞いてきていた。
私は慌てて返事をする。
「ううん。びっくりして固まっちゃったけど、とっても嬉しい!」
「そっか、よかった~ほらお姉ちゃんこっちこっち!」
少女に手を引かれて屋敷の中へと入る。
大人しくついていくと、外観と同じ様に広々とした空間が広がっていた。
広間の真ん中まで行くと私の周りを沢山の親子が囲んだ。
なんだか歓迎ムード があってとても居心地がいい。
私は早速自己紹介をする。
「私の名前はリーフィアです!歳は10歳で一応魔法が使えます。これからよろしくお願いします!」
するとさっきの女の子が自己紹介をしてくれた。
「私はハル!よろしくね!リーフィアお姉ちゃん!」
やっぱかわいいいい‼︎
「ユリウスさん...なんかデカイネ。」
着いたところには、二階建てのとても大きなお屋敷があった。
「ああ。でもこの家をお前が一人で使うわけじゃねえぞ?」
「あ、ほんと?よかった~こんな広い家に一人だったら死んじゃうよ~」
「だろうな....あ、この家には罪を犯した奴の家族だったり、家族がいない子供の被害者とかが住んでるから、ちゃんと仲良くしろよ」
ユリウスさんはそう言うと私の頭にポンッと手を置いたかと思うと、すぐに手を離し玄関の方へと歩いていった。
む~ユリウスさんは私のことを何だと思ってるんだか...そんなこと言われなくても分かってるよ~
そう思いながらも急いで追いかける。
暫くすると、玄関のだいぶ大きな扉が見えてきた。
門からお屋敷まで距離ありすぎでしょ....今世では運動なんてしてなかったんだから、体力無いのを考慮してよね....
ぐったりしながら、扉を開けると、クラッカーの音と一緒に『ようこそ!オリヴィアの館へ!』という声が聞こえた。
「.......え?」
訳が分からずチラリとユリウスさんを見る。
「ん?なんだ?」
「これは..なんですか..」
「どうって..歓迎会じゃねえのか?」
「ええそうでしょうね!なんで教えてくれなかったんですか!」
「そういわれてもな...俺は知らなかったしな...まあ知ってても教えねえぞ?」
「なんでですか!」
キーっと噛みつくとさらっと返された。
「なんでって普通こういうのはサプライズとして黙っとくだろ」
「.......っく」
まあそうなんだけど…ユリウスさんに言われると腹たつな。誰も知ってる人がいないわけだから出来るだけ、最初から打ち解けて痛いし、ちゃんとした反応がしたかったからつい怒っちゃったけど、やっぱりこういうのは嬉しい..んだよなー
まあ気持ちを切り替えましてせっかく用意してくれた歓迎会を精一杯楽しみましょう!
視線を戻すとなんだか不安そうな人たちが多数…はっあれか!あまりに反応がなくて不安になってるやつだ…
私も前世で友達にサプライズした時反応なくて焦ったもんな~
まあ驚いて声が出なかっただけだったんだけど…
今さらどんな反応をすればいいのか考えあぐねていると、服の袖が引っ張られた。
「お姉ちゃん嬉しくなかった?」
声が聞こえた方を見るとなんとも可愛らしい少女が不安げな顔をして聞いてきていた。
私は慌てて返事をする。
「ううん。びっくりして固まっちゃったけど、とっても嬉しい!」
「そっか、よかった~ほらお姉ちゃんこっちこっち!」
少女に手を引かれて屋敷の中へと入る。
大人しくついていくと、外観と同じ様に広々とした空間が広がっていた。
広間の真ん中まで行くと私の周りを沢山の親子が囲んだ。
なんだか歓迎ムード があってとても居心地がいい。
私は早速自己紹介をする。
「私の名前はリーフィアです!歳は10歳で一応魔法が使えます。これからよろしくお願いします!」
するとさっきの女の子が自己紹介をしてくれた。
「私はハル!よろしくね!リーフィアお姉ちゃん!」
やっぱかわいいいい‼︎
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ぜひ次の話も読んでやってください!感想や話のリクエストなど待ってます!(≧▽≦)番外編で使用するお題いつでも募集してます!
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