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命の危機…です
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ドアを開けた瞬間、首に冷たい物が当たる感触がしました。もしかして、刃物…ですかね?
自分で動かせなくても、痛みは私だって感じるんですからこういう行動は謹んで欲しいものです…
これは多分お兄様の剣でしょう。刃が細いのでレイピアを使っているお兄様と一致します
「…お前が一体何の用だ」
鋭い殺気と軽蔑の視線を向けられてまた興奮していらっしゃいます。やっぱり節操がございませんね…
「申し訳ありません、お兄様…」
美沙さんはお兄様の事を知っているのでしょうか?というか頰を赤く染めて、高まりを抑えるような声で言われても、少しも反省したように感じられないんですが!そんなんじゃお兄様も許してくれませんよ…って、ええ⁈お兄様が顔を赤くして手で隠していらっしゃる!ああ、悶えてます。お兄様が悶えてます…そういえば悪役令嬢だけあって、容姿は一流なんでした…
「…いい。いきなり剣を突き付けてしまって悪かった」
なんと!謝りましたよ軽蔑していた妹に向かって!チョロすぎですよお兄様!今までお兄様がこんな簡単に落ちた事はなかったですね…今までの人も地道に頑張ってやっとって感じでしたし、美沙さんは天才なんですかね?
お兄様…この人はMなんですよ?仲良くするのはいいですが虐めないでくださいね?
ああ私がお兄様に注意している間にも、二人の会話は進んでいきます。
「いえ。私が悪いのです。私が…」
少し落ち込んだように話す美沙さん。でも私は知っています。お兄様に謝られてとても申し訳なく、そして残念に思っていることを…
そのままお兄様は美沙さんを宥めながら、お茶にすることにしたようです。ああ、暖かくて美味しい紅茶が喉を通り過ぎていきます。
なんだか、視線を感じますねっとお兄様みたいです…あれですねシスコンってやつみたいです。私が紅茶を飲んでいるだけなのに微笑ましそうに見てくるってちょっと…
自分で動かせなくても、痛みは私だって感じるんですからこういう行動は謹んで欲しいものです…
これは多分お兄様の剣でしょう。刃が細いのでレイピアを使っているお兄様と一致します
「…お前が一体何の用だ」
鋭い殺気と軽蔑の視線を向けられてまた興奮していらっしゃいます。やっぱり節操がございませんね…
「申し訳ありません、お兄様…」
美沙さんはお兄様の事を知っているのでしょうか?というか頰を赤く染めて、高まりを抑えるような声で言われても、少しも反省したように感じられないんですが!そんなんじゃお兄様も許してくれませんよ…って、ええ⁈お兄様が顔を赤くして手で隠していらっしゃる!ああ、悶えてます。お兄様が悶えてます…そういえば悪役令嬢だけあって、容姿は一流なんでした…
「…いい。いきなり剣を突き付けてしまって悪かった」
なんと!謝りましたよ軽蔑していた妹に向かって!チョロすぎですよお兄様!今までお兄様がこんな簡単に落ちた事はなかったですね…今までの人も地道に頑張ってやっとって感じでしたし、美沙さんは天才なんですかね?
お兄様…この人はMなんですよ?仲良くするのはいいですが虐めないでくださいね?
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「いえ。私が悪いのです。私が…」
少し落ち込んだように話す美沙さん。でも私は知っています。お兄様に謝られてとても申し訳なく、そして残念に思っていることを…
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