58 / 90
セリ 1
しおりを挟む
☆☆☆☆☆
シズ紹介して頂戴、随分いい男性たちじゃないと言うと始めて紹介するのね、あなたは。
アクト、ロイ、ジイ、ラッド、エドさんね。
初めまして同郷のセリ・サトウです。よろしく。
こちらの二人は同じ商会の、ハロルド・モーグとバロッド・モーグよ。
王都から商売しながらこちらに来たの。シズと会うのはほほ1年ぶり近くになるわね。
申し訳ないけど、ハロルドとバロッグに砦を見せてくれないかしら?
私はシズにゆっくり昔ばなしでもしながら案内してもらうわね。
◇◇◇◇◇
どうしてたですって、あのね私たちの中で一番ゆっくりと進めたのはシズ、あなたよ。
私は早くに河を下ってセラームの街に入り冒険者登録したわよ。登録したら、すぐに護衛任務を受けていったわよ。2番目の護衛任務が獣人国のゴードンに向かう商隊でラッキーだったわ。
ウーンでもね、女の冒険者で単独だと護衛任務についてる人間でも絡んでくるのが多くてね。ちょっと見た目がボンキュボンのナイスボディの姉ちゃんじゃ仕方ないかもしれないけどウザかった。
獣人国着いたところで、ティラノザウルスみたいな魔物にあってさ、冒険者15名がほぼ全滅するかと思うぐらい酷い戦いだったわね。
その時のことをもっと詳しく話せ?
いいわよ。
あの時は、冒険者としてもCクラスだったわ。自分としてはB程度の力はあるつもりだったのよ。
でも、単独で依頼受けるのって安全策取るし効率が悪くて、なかなかクラスあげ出来なかったのよ。
その時、ギルドに3商人が商隊を組んで獣人国の王都ゴードまで商売しに行くから護衛を15名募集したの。
冒険者登録の女性が珍しかったのか参加OK出て、私も丁度お金も入るし商売人の近くで情報も手に入るしいいわと思ったの。
失敗は冒険者が女日照り状態で力づくでも、ものに出来たらと思う男が混じってたことに気が付かなかったのよ。
年齢は18~30歳のパーティー3つ。斥候3名と剣4名、槍使い3名、後衛の魔法使い3名、回復は1名めは商人は40台の大店の番頭と2つの格下商人で構成。
始めは商人も冒険者も遠慮してたのが、商人の中に私に声かけようとするのが出てきたら、冒険者たちも我も我もと収集が付かなくなったところを襲われたのよ。
真面な冒険者?居たわよ、パーティリーダーは、三人とも冒険終わるまで構うなと諫めていたの。
冒険者たちは全員Bクラスだったんだけど索敵持ってなかったし、奴は襲うまである程度距離を取っていたのね。
森に入って、確かに魔物の襲撃が減ったのは事実だったのよ。
でも、商人もパーティも浮足立っていたし、私は私で迷惑かけないように気を張っていたのよ。
ちょっかいかけられる状態って、35年ぶりぐらいじゃない。
侮ってたのよね私も。記憶って薄れるし忘れてたのよ、どれほど鬱とうしいかってことを。
そんな中、薄暗い森に入って3日目の夕方、よく覚えてるわねって。忘れもしないわ。忘れられないのよ。
木々の間から奴の目玉が見えたのよ。
よだれを流しているようで御馳走が食べれる興奮で鼻息荒くしてるのが感じられたのよ。
馬は驚いて暴れるし、商人たちは腰を抜かして動けないし。
さすがは手慣れた冒険者のリーダーよ。一瞬で自分を取り戻し怒鳴ったのよ。
じっとして声をかけたら後ろを向かず逃げろってね。
すぐに、逃げたら奴もすぐ逃げ遅れた商人たちをむさぼり喰うわ。だから一瞬だけ時間置いたのよ。
商人たちも動けるようになってたし、ならなければ死ぬだけだからね。
声と同時に、商人たちは逃げたわよ。私はすぐ馬を斥候の2人と逃がしてチラノを振り返ると一人が犠牲になるところだったわ。
魔法使いが火魔法を放ったけど、Bクラスの魔法なんてティラに効くもんですか。
こちらの魔法って単純に火なら火を充てるのが強いか弱いか程度で工夫することしないじゃない。
攻撃魔法は中レベルだわ。詠唱に時間かかるし、本当最低。
今でも考えると腹立ってくる。
ティラになみの剣や槍が効くはずもないしね。
ティラの皮膚は丈夫だったわよ、腹が立つほどに。
私もシズほど魔力強くないじゃない。あの当時の私にしたら生死をかけた戦いだったわ。
ティラは、それと戦って生還した者がいなくて幻だとも言われてたらしいわ。
平原でも早く走れるし、直線走らしたら時速30キロは出ると思うわ。人間じゃ、かなわないわね。
森林でも、音を出さないように歩くのが上手いのよ。なぜだか不思議なんだけど。
それで、大きな樹木の影からいきなり口開けて襲うのね。
森林でも、いざ走るとなると巨体に物言わせて障害物をなぎ倒してくるから。
それで、吹き飛ばされ気絶したものも数名いたし、怪我して動けなくなったのもいたしね。
身体強化を最大にして、やばいと思ったけど死ぬわけにはいかないからさぁ、重力魔法を少~し使って倒したわよ。
ああ、ほかの冒険者たちや商隊の連中?。大丈夫、生きて気絶してないのには重力かけたからノビてたわよ。
彼らが気が付いたときは、ティラ討伐済んだ後。私はみかけ盛大な負傷を負ってたわけ、半死半生でね。
怪我していて身は守れたか?見せかけだけの怪我だもの。
一番襲いそうなやつはティラの腹のなかだし。
おかげで獣人国のギルドでSクラスをもぎ取ったわよ。
幻のティラよ。台車に乗せて獣人国のダルトの街に着いたら入り口から大騒ぎされたんだから。
冒険者たちは何か言いたそうだったけど、見ていた商人たちが証明してくれてティラの討伐報奨金も手に入れたのよ。
ティラ?当然売ったわよ。すっごいお金になったわね。
きっと獣人国の城の大広間にでも、はく製になって飾られているんじゃない。
あれで、嫌な依頼受けなくてもよくなったし討伐報酬も上がって良かったわ~。
獣人国も割とよかったのよ。でも本能かしら強くなくてはダメ。力が正義だとこられるとさ…。
ちょっと違うかと感じて、ハーフ国に戻ることにしたの。
獣人国?シズくらいの力があれば大丈夫じゃない。
ただし、戦いたい、力比べしたいの脳筋が多いから気を付けないといけないと思う。
獣人国の話を聞きたい、いいけどご主人たちがお呼びよ。
私もゆっくりさせてもらうわね。お休み。
シズ紹介して頂戴、随分いい男性たちじゃないと言うと始めて紹介するのね、あなたは。
アクト、ロイ、ジイ、ラッド、エドさんね。
初めまして同郷のセリ・サトウです。よろしく。
こちらの二人は同じ商会の、ハロルド・モーグとバロッド・モーグよ。
王都から商売しながらこちらに来たの。シズと会うのはほほ1年ぶり近くになるわね。
申し訳ないけど、ハロルドとバロッグに砦を見せてくれないかしら?
私はシズにゆっくり昔ばなしでもしながら案内してもらうわね。
◇◇◇◇◇
どうしてたですって、あのね私たちの中で一番ゆっくりと進めたのはシズ、あなたよ。
私は早くに河を下ってセラームの街に入り冒険者登録したわよ。登録したら、すぐに護衛任務を受けていったわよ。2番目の護衛任務が獣人国のゴードンに向かう商隊でラッキーだったわ。
ウーンでもね、女の冒険者で単独だと護衛任務についてる人間でも絡んでくるのが多くてね。ちょっと見た目がボンキュボンのナイスボディの姉ちゃんじゃ仕方ないかもしれないけどウザかった。
獣人国着いたところで、ティラノザウルスみたいな魔物にあってさ、冒険者15名がほぼ全滅するかと思うぐらい酷い戦いだったわね。
その時のことをもっと詳しく話せ?
いいわよ。
あの時は、冒険者としてもCクラスだったわ。自分としてはB程度の力はあるつもりだったのよ。
でも、単独で依頼受けるのって安全策取るし効率が悪くて、なかなかクラスあげ出来なかったのよ。
その時、ギルドに3商人が商隊を組んで獣人国の王都ゴードまで商売しに行くから護衛を15名募集したの。
冒険者登録の女性が珍しかったのか参加OK出て、私も丁度お金も入るし商売人の近くで情報も手に入るしいいわと思ったの。
失敗は冒険者が女日照り状態で力づくでも、ものに出来たらと思う男が混じってたことに気が付かなかったのよ。
年齢は18~30歳のパーティー3つ。斥候3名と剣4名、槍使い3名、後衛の魔法使い3名、回復は1名めは商人は40台の大店の番頭と2つの格下商人で構成。
始めは商人も冒険者も遠慮してたのが、商人の中に私に声かけようとするのが出てきたら、冒険者たちも我も我もと収集が付かなくなったところを襲われたのよ。
真面な冒険者?居たわよ、パーティリーダーは、三人とも冒険終わるまで構うなと諫めていたの。
冒険者たちは全員Bクラスだったんだけど索敵持ってなかったし、奴は襲うまである程度距離を取っていたのね。
森に入って、確かに魔物の襲撃が減ったのは事実だったのよ。
でも、商人もパーティも浮足立っていたし、私は私で迷惑かけないように気を張っていたのよ。
ちょっかいかけられる状態って、35年ぶりぐらいじゃない。
侮ってたのよね私も。記憶って薄れるし忘れてたのよ、どれほど鬱とうしいかってことを。
そんな中、薄暗い森に入って3日目の夕方、よく覚えてるわねって。忘れもしないわ。忘れられないのよ。
木々の間から奴の目玉が見えたのよ。
よだれを流しているようで御馳走が食べれる興奮で鼻息荒くしてるのが感じられたのよ。
馬は驚いて暴れるし、商人たちは腰を抜かして動けないし。
さすがは手慣れた冒険者のリーダーよ。一瞬で自分を取り戻し怒鳴ったのよ。
じっとして声をかけたら後ろを向かず逃げろってね。
すぐに、逃げたら奴もすぐ逃げ遅れた商人たちをむさぼり喰うわ。だから一瞬だけ時間置いたのよ。
商人たちも動けるようになってたし、ならなければ死ぬだけだからね。
声と同時に、商人たちは逃げたわよ。私はすぐ馬を斥候の2人と逃がしてチラノを振り返ると一人が犠牲になるところだったわ。
魔法使いが火魔法を放ったけど、Bクラスの魔法なんてティラに効くもんですか。
こちらの魔法って単純に火なら火を充てるのが強いか弱いか程度で工夫することしないじゃない。
攻撃魔法は中レベルだわ。詠唱に時間かかるし、本当最低。
今でも考えると腹立ってくる。
ティラになみの剣や槍が効くはずもないしね。
ティラの皮膚は丈夫だったわよ、腹が立つほどに。
私もシズほど魔力強くないじゃない。あの当時の私にしたら生死をかけた戦いだったわ。
ティラは、それと戦って生還した者がいなくて幻だとも言われてたらしいわ。
平原でも早く走れるし、直線走らしたら時速30キロは出ると思うわ。人間じゃ、かなわないわね。
森林でも、音を出さないように歩くのが上手いのよ。なぜだか不思議なんだけど。
それで、大きな樹木の影からいきなり口開けて襲うのね。
森林でも、いざ走るとなると巨体に物言わせて障害物をなぎ倒してくるから。
それで、吹き飛ばされ気絶したものも数名いたし、怪我して動けなくなったのもいたしね。
身体強化を最大にして、やばいと思ったけど死ぬわけにはいかないからさぁ、重力魔法を少~し使って倒したわよ。
ああ、ほかの冒険者たちや商隊の連中?。大丈夫、生きて気絶してないのには重力かけたからノビてたわよ。
彼らが気が付いたときは、ティラ討伐済んだ後。私はみかけ盛大な負傷を負ってたわけ、半死半生でね。
怪我していて身は守れたか?見せかけだけの怪我だもの。
一番襲いそうなやつはティラの腹のなかだし。
おかげで獣人国のギルドでSクラスをもぎ取ったわよ。
幻のティラよ。台車に乗せて獣人国のダルトの街に着いたら入り口から大騒ぎされたんだから。
冒険者たちは何か言いたそうだったけど、見ていた商人たちが証明してくれてティラの討伐報奨金も手に入れたのよ。
ティラ?当然売ったわよ。すっごいお金になったわね。
きっと獣人国の城の大広間にでも、はく製になって飾られているんじゃない。
あれで、嫌な依頼受けなくてもよくなったし討伐報酬も上がって良かったわ~。
獣人国も割とよかったのよ。でも本能かしら強くなくてはダメ。力が正義だとこられるとさ…。
ちょっと違うかと感じて、ハーフ国に戻ることにしたの。
獣人国?シズくらいの力があれば大丈夫じゃない。
ただし、戦いたい、力比べしたいの脳筋が多いから気を付けないといけないと思う。
獣人国の話を聞きたい、いいけどご主人たちがお呼びよ。
私もゆっくりさせてもらうわね。お休み。
0
お気に入りに追加
315
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
殿下から婚約破棄されたけど痛くも痒くもなかった令嬢の話
ルジェ*
ファンタジー
婚約者である第二王子レオナルドの卒業記念パーティーで突然婚約破棄を突きつけられたレティシア・デ・シルエラ。同様に婚約破棄を告げられるレオナルドの側近達の婚約者達。皆唖然とする中、レオナルドは彼の隣に立つ平民ながらも稀有な魔法属性を持つセシリア・ビオレータにその場でプロポーズしてしまうが───
「は?ふざけんなよ。」
これは不運な彼女達が、レオナルド達に逆転勝利するお話。
********
「冒険がしたいので殿下とは結婚しません!」の元になった物です。メモの中で眠っていたのを見つけたのでこれも投稿します。R15は保険です。プロトタイプなので深掘りとか全くなくゆるゆる設定で雑に進んで行きます。ほぼ書きたいところだけ書いたような状態です。細かいことは気にしない方は宜しければ覗いてみてやってください!
*2023/11/22 ファンタジー1位…⁉︎皆様ありがとうございます!!
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる