転生異世界、もふもふツルツルスベスベ

甘味薬師屋

「ーっ、あれ、ここって」
「あー、オーナーどうしたんですか、龍人国にいる筈じゃ」

僕は最近オープンした僕のお店に来ていた、僕は首を傾げる。

「えっと、ここって獣人国だよね」
「え、ええそうですよ」

僕に声をかけてきたのは神官見習いのアライン
神官見習いは正式な神官ではないが、神官になる為の訓練生で師である神官が相性がいい神官見習いを探し、師弟関係を結ぶ事により師である神官が教育係になり神官になるまでサポートする。
神官に成ってからも師弟の関係を大切にする。

「どうかしたんすか」
「うーん、ウィリアム達居る、今日は今から閉店にして」
「りょーかいです」

アラインが箒を持った手をピシッと敬礼して店の奥に入って行く。
アハハッ少し元気すぎるよね。
アラインは神官調合を任せているアィリアムと神官診療を任せているウィリアムの弟子で二人は双子で同じ一人を選び育てて居る最中な為、アラインは僕がお金を出していない。

「おやっ、アラインが騒がしいと思えば、サクヤ様一体いつお帰りに成りましたか」

神官であり僕の留守を頼んでいる店長のセバスチャンだ。
神官はこの国にいなくては成らない存在で、医師は神殿の人間で神官である。

「えっと、その事で緊急会議をしたいなの」
「あー、なんか訳ありですね」

チラッと僕が抱きしめている龍助くんに目がいく。