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登校

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「ふー」

今日は登校日だが、朝練習する、気を確かめる為にマーヤの手を握りマーヤの魔力を探るが上手く行かない。
サーヤの魔力も同じく分からない、龍人と獣人の魔力は一部の獣人を除き基本的に龍人の方が多い白桃と雷の魔力も余り感じない。

「余り無理しないで下さいね」
「んっ、でも必要な事なの」

僕はため息をして鞄を持つ、護衛といえど学園では同じ生徒同士になる。
特別視はしない。

「はぁーっ、本当に無理するなよ」

マーヤはガシガシと僕の頭を撫でる、マーヤは普段がさつだがこういう時に時々兄貴分的な役割を担う、まぁ雷もだが。

「うんなの、遅刻しちゃう行こう」
「あぁ」
「はい」

マーヤとサーヤが後ろに立ち、雷と白桃が両脇に立ち城から学園に移動する。

「おはようなの」
「おはよー今日も白桃と雷が一緒にいるのか」
「涼汰、今日も元気だな」

白桃はパチンッと教科書で涼太の頭を叩く。
涼太はちょくちょく絡んでくるが、白桃の事が好きなのか真っ赤に成ってうつ向くんだよね。

「涼太おはようございます」
「おうっ」

僕は雷の服をちょいちょいと軽く引っ張り雷が僕に合わせて腰を折ってくれる。

「あれ、いつまでそのままにしておくのなの」
「あー、白桃は番主義だからなぁ」

白桃みたいな運命の番が命で運命の番の為ならば犯罪をしてもいい何をしても許されるという、主義な人達がいる。

「あー、どうみても白桃と涼汰は運命の番ではないですしね」

運命の番を諦めて、番として結婚する者は多い特に貴族は、但し平民は違う運命の番を強く望む。
貴族は責任があるから、運命の番を見つけられなくとも相性がいい番を選ぶが運命の番が見つかればお互いに離婚嫌、結婚した事事態が白紙になる。
そして、運命の番として正式に結婚する事が出来る。

「運命ってなんだろう」
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