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波動

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「運命の番って、どんな距離なら見つけられるなの」
「あー、姫様は龍聖様の番を探したいのか」

コクコクッと頷く。
他人の番は分からないだろうが、普通ならばだが、神殿なら分かる可能性はある。

「うんなの」
「んっ、一応調べられりが場所までは無理だぞ」
『サクヤなら場合により見つけられる可能性はあるな』

僕はりのの言葉に目を煌めかせる。
りのは神獣だ、神獣や聖獣、精霊などは嘘が付けない。

「本当なの」
『一応だ、龍人国の王都範囲に居るなら容易い』

王都はかなり広いのにいけるなら、やるしかないよね。

「吏瑠様神殿の水晶玉貸してなの」
「あー、姫様の命ならば」

神殿の奥にあり、神子や一部の神官以外の立入禁止エリアで壁は神様の姿や神獣や聖獣、精霊の姿を描かれていて、世界樹の木が広がっている絵からは自然が広がっている壁があるだけだ
、一角と天井はステンドグラスに成っていて龍神が描かれている。
そして堂々と真ん中にある台の上には小さな座布団らしきモノの上にお目当ての水晶玉が鎮座している。
水晶玉に僕は手を翳す。

「んっどうすればいいのなの」
「一応、龍聖様の姿を目に浮かべて、龍聖様に近い波動が感じらろたら、それが番の在りかになる」
「んっ、波動」

波動とは何だろう、波動っていったら某マンガのま〇〇〇〇波しか思いつかないのは日本人あると思う。
僕は興味が無かったから分からないし、マンガとか読んだと余りないけれどみんな真似していたから人気なんだよね。

「波動です、生命の波動は一人一人違う例えば俺なら熱い燃えるような波動だ、ここを触ってみろ」

僕の手を掴み、ぶわっと吏瑠様の魔力が僕の中に入って来るのが分かる、これが波動。

「魔力の波動」
「あぁ、生命維持には魔力は不可欠だからな、一人一人波動は違う例え親子や運命の番でも、但し少しだけ似てはいるが」
「波動が感じられない内は探せなそうなの」

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