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龍人国内は神子

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「・・・・これは、世界樹様がイキイキしていますね、いつもより」
「あーうん少しだけね」

神力を少しだけあげた、神の力をあげたのだからイキイキもするよね。
許可は一応神託で取っている、神力は神獣や聖獣から世界樹は貰っているから僕が少しあげたくらいじゃどうてことないよね。

「・・・何を為さりましたか」
「・・・・魔力あげたなの」
「そういう事にして置きましょう」

神官長は納得していない様子だが、誤魔化されてくれらみたい。

「さて、神殿で神子様がお話をしたいそうですよ、どうしますか」
「海吏様がなの」
「はい、この前のお茶会が不参加でしたから、その埋め合わせよとおっしゃっております」
「あー」

僕が学園の試験勉強で手が離せなかった日に月一の神子のお茶会だったと記憶している、断りの連絡は居れたが、龍人国の神子は各地に散らばって居るのではなく王都の神殿にみな居る。
13人の神子には一人一人神殿が与えられ、今龍人国に居る神子はみな男性だからかかなり仲が良い。

「王都外に出張している、神子も居ますし公務もありますから今お会い出来る方は5人ですね」

神子には一週間の内に三日は休みを入れる、聖なる気を休めるためだ。
日本と同じで一週間は7日ある、神子の休みが皆被らない様にしているが、月に一度だけは神子が全員休める日がある。
その月に一度の休みの日は情報交換などを理由に皆集まりお茶会を行うのだ。

「誰と誰が会えるのなの」
「月の神子様、星の神子様、夏の神子様、冬の神子様、海の神子様です」

各神子が住む神殿の棟の名前により神子の名前が決まる、月の棟に住むなら月の神子、星の棟なら星の神子となる。
神子達は棟から参拝棟の神殿に移動し仕事をする、基本的に8人体制で仕事をする副神官長と神官長が振り分けた仕事は適材適所でトラブルは全くないのだが。

「又、冬の神子様の事なの」

海吏は海の神子様で、海吏は一番若い龍人なんだ、若いと言っても500歳だが。

「はい、そろそろ」
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