転生異世界、もふもふツルツルスベスベ

神界の仕事

「しの何か聞こえない」
『いいえ』

サクヤに穢れは毒になる為サクヤに声が届かない様にする、周囲の音まで遮断してしまうとサクヤに気付かれてしまうので、叫び声を遮断する。
あの冒険者はサクヤの護衛だ、サクヤが居る状態で無茶苦茶な事はしないはずだ。

聖獣としてサクヤを護る義務がある、現にりのとゆのが結界をし穢れを留めている、りのとゆのの結界で穢れは間も無く消されるだろう。
通常なら成仏し天界に行き又魂の輪廻転生を待っが時々亡くなった魂や無残な形で殺された魂は未練や怨みから天界に行けなくなりさ迷いやがて穢れる。

神の中でそういった魂の回収をし輪廻に戻す仕事をする死神でも大量にさ迷う魂があれば仕事が漏れる。
死神手帳で死が分かるが、毎回毎回間に合わ事の方が少ない特に人国は人国同士で争い、無情に死体が増える一方だと神はいつも嘆いている。

『おいっ、ここの担当死体は誰だ』
『んーっ、誰だっけ確か１３番隊中将と大佐に中尉じゃないですか』
『はぁーっ、サクヤがいるから通常なら三等、二等、一等達の巡回ですむがなサクヤの気や世界樹の気があるから通常より集まりやすいからな』

神達にも階級がある、それは誰から産まれたかで基本的に決まるが、能力で決まる事もある。
絶対神で神と世界を作った創立者神の子供達や孫などが総帥神と呼ばれる。
創立者が目を光らせられない細々のした世界の管理をしているのが総帥神だ。
そして総帥神に変わり神達の管理をしているのが、十五ある部隊で各隊長と副隊長が隊を纏めている。

創立者は当然とし総帥、元帥、隊長、副隊長までが世界を作り出す事が出来る。
隊にはそれぞれ役目があり、死神の仕事をしているのが１３番隊だ。
因みに一番隊は産まれた神のお世話や教育
二番隊は天界の管理
三番隊は地獄の管理
四番隊は神獣のお世話や教育
五番隊は聖獣のお世話や教育
六番隊は精霊の管理
七番隊は世界の秩序を乱す者の滅却
八番隊は神獣や聖獣、精霊の医師
九番隊は死者の予定日作成
なとなど色々な仕事がある。

因みに七福神や十二神将、女神は総帥に入っている。
神は穢れを嫌う、サクヤが下界に居る状態も創立者が許しているから総帥達は嫌々ながら認めるしか出来ないのだだから。
そして、総帥達は今か今かとサクヤが神界に来るのを待っている特にサクヤが下界に居る原因を作ってしまった幼い総帥が。

『兎に角、カイ、ウミ二人は神殿に行って報告して来い』
『ソラとフウは１３番隊を探して来て下さい』

りのとゆのはサクヤの契約して、上位精霊に成った水精霊のカイとウミそして上位精霊に成って風精霊のソラとフウに命令をする。