転生異世界、もふもふツルツルスベスベ

ニンジーン、ほうそ、枝豆

「ニンジーン、かニンジーン」
「ふふふ、騙されたと思って食べてなの」

野菜を使ったケーキやクッキーには甘い野菜を直に取りに行っているから絶対に美味しいよ。
城で食べる野菜は城の畑で栽培している、温室の野菜や珍しい薬草も栽培する様にお願いした、そのおかげで治癒を使えない病気も治せるしね。

なにより、自然災害で全滅しても王都内ならどうにか賄える食材を作れる様に成った。
そして、時空停止魔法を使い大部屋全体に張り食材を取り立ての状態で保存できる様になった。
神官長と副神官や巫子(神子)達がかなり頑張って魔法石に溜めてくれた。

「ふんっ、ふっつぐっ・・・あれっ、うまい」
「ふふふっ、でしょう」

食材の甘味や栄養を最大限に利用して作らないとならないからね。

「もっとあるか」
「ふふふ、はいどうぞ」
「んーっ色が違うぞ」

ふふふ、ニンジンは薄いピンクぽい色見だが、ほうれん草は草色で枝豆は青い何故青いのか謎だよね、びっくりするよ。
因みにニンジンはニンジーンって名前だし、ほうれん草はほうそと言う名前だ、枝豆は枝豆と変わらない名前だ。
時々分からなくなるよね、まだまだ慣れない。
「こっちはほうそでこの青いのが枝豆なの」
「へー、面白いな全部うまい、うまい」

ふふふ、美味しいと幸せな気持ちになるよね。
そして、美味しい物を好きな人と食べるとより美味しくなる、のは何故だろうね。
きっとお腹も心も暖かくなるからだよね。