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竜の背中

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「さぁ捕まっていて下さいね、一応保護魔法をかけていますが」
「はい」

僕は大海原じゃなく大空に飛び立った。
町並みがどんどん小さくなりやがて見えなく成ってしまう。

「うわっ、すごい、きれーいなの」
「クスクスッ良かったです、喜んでもらい・・龍人は番とその子供以外には背に乗せたりしませんが、それでは少々不便な事もあるので竜達に協力してもらっているんですよ、竜は人を選びますからもしかしたら契約出来るかもですよ」

僕は首を傾ける、契約って竜とするって事だよね、僕でも出来るのかなぁなら嬉しいしテンション上がるよね。

「うわっ、ほんとなの」
「ええっ、分かりませんが相性がありますからね」

夢みたいだよね、本当に契約出来たなら。
ワクワクしてきちゃった日本人ならワクワクするよね、昔・・遠い昔に義理の弟やクラスの子達が魔法使いになりたいと言っていた、キラキラしながら呪文も唱えて杖を買って貰って。

「つえってあるなの」
「つえ、ですか、老人や怪我人以外ではあっ、杖って魔法の杖ですか」


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