四っ子の三男は異世界に王子様になりました、それもただの王族じゃなく

夜ト

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契約

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今更ですが、『』は電話の時に使用するので「『』」は頭の中に響く声です人間じゃない者が話すときに使用します。
『』は姿を表して、誰でも見れる聞ける状態の時に使用するので、宜しくお願い致します。




「『あ…言っとくが、お前俺の主人になれ』」

クンクンクンクンと嗅ぎ廻される。
ううっ、凄く嫌だーっ。
コイツ変態臭がするーっ。

「…あうとうあ」
「『契約をするぞ』」

急にチクリっとして、目を見開く。

「うー」

ポタリと血が浮かび上がり、小さな爪で刺された事を知る。
血が流れるくらい刺されたのに余り痛くない、
のは何故だろう。

「『大丈夫だ、少しだけ血を貰っただけだ、契約にはお互いの血が必要だ、舐めろ』」
「うううーっ」

ぐいっと知らない奴の血を無理矢理口に突っ込まれる。
赤ちゃんの身体で抵抗なんて出来るはずもなく、コクリッと飲んだ瞬間にばーっとお互いの居る場所に魔方陣が浮かび上がる。

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