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魔力クッキー
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レオはクッキーを食べ続ける、そんなレオを後目にカカオ豆の皮を剥いていく。
皮が全部剥ける頃には、魔力が大いサーヤですらクタクタになってしまう。
レオは虚ろな目とふらふらな身体から少し回復したのかキョロキョロと辺りを見渡す。
「うわっ、レオお前大分食ったなぁ、30分に一回はクッキーを三枚くらい食べろよ、じゃないと持たないわ」
「えっ、あっ、はい、お叔父様」
レオは訳が分からない様だが、アキラが説明をし始める。
「なら、過去の王族の不調は」
「これが出来てから良くなったぜ、始祖の神獣様が長年開発していたんだ、子孫が哀れだってな、まぁ、神獣様達が協力して作って下さるから明日からはお前の分も出来上がる筈だ」
「俺の分もですか」
きょとんとするレオにアキラはレオの頭を撫でる。
「今回は緊急だったから俺のを食べさせたが、運命の番の神獣により若干配合が違うらしい、ニアは雷属性が強いからなピリピリするだろう、このクッキー」
サーヤもレオも一口貰い齧る。
レオは顔をしかめる、サーヤに至っては涙目だ。
「これはっ」
「ーっ」
「レオはさっきまで瀕死の状態だったからな感じなかったが満足した今なら、ピリピリが分かるだろう」
こくっこくっと頷くレオとサーヤ。
「神獣の属性により変わるらしいだ、まぁそれでも簡易用だ常に接種した所で埋め合わせが出来なくなる」
アキラは寂しそうな顔をする、アキラの寿命は少しずつ少しずつだが、減ってきている。
神獣が運命の番を選ばない時に起きる現象だ。
アキラは確実に死が近か付いている、ことは王族と神獣に神殿の人間は理解している。
そして、肉体的にも少しずつ変化が起きてきている、王族は成人に近付けば老いが止まるのに、アキラとレオは老いが止まらなかった。
今はレオは老いが止まり、王族の時間が流れ始めたが、アキラは誓う。
「レオの神獣が早く目を覚まし本格的に結ばれなくてはならないよ」
「ーっ、お叔父様」
レオの頭を撫でるアキラの手は大きく優しくレオを包んだ。
皮が全部剥ける頃には、魔力が大いサーヤですらクタクタになってしまう。
レオは虚ろな目とふらふらな身体から少し回復したのかキョロキョロと辺りを見渡す。
「うわっ、レオお前大分食ったなぁ、30分に一回はクッキーを三枚くらい食べろよ、じゃないと持たないわ」
「えっ、あっ、はい、お叔父様」
レオは訳が分からない様だが、アキラが説明をし始める。
「なら、過去の王族の不調は」
「これが出来てから良くなったぜ、始祖の神獣様が長年開発していたんだ、子孫が哀れだってな、まぁ、神獣様達が協力して作って下さるから明日からはお前の分も出来上がる筈だ」
「俺の分もですか」
きょとんとするレオにアキラはレオの頭を撫でる。
「今回は緊急だったから俺のを食べさせたが、運命の番の神獣により若干配合が違うらしい、ニアは雷属性が強いからなピリピリするだろう、このクッキー」
サーヤもレオも一口貰い齧る。
レオは顔をしかめる、サーヤに至っては涙目だ。
「これはっ」
「ーっ」
「レオはさっきまで瀕死の状態だったからな感じなかったが満足した今なら、ピリピリが分かるだろう」
こくっこくっと頷くレオとサーヤ。
「神獣の属性により変わるらしいだ、まぁそれでも簡易用だ常に接種した所で埋め合わせが出来なくなる」
アキラは寂しそうな顔をする、アキラの寿命は少しずつ少しずつだが、減ってきている。
神獣が運命の番を選ばない時に起きる現象だ。
アキラは確実に死が近か付いている、ことは王族と神獣に神殿の人間は理解している。
そして、肉体的にも少しずつ変化が起きてきている、王族は成人に近付けば老いが止まるのに、アキラとレオは老いが止まらなかった。
今はレオは老いが止まり、王族の時間が流れ始めたが、アキラは誓う。
「レオの神獣が早く目を覚まし本格的に結ばれなくてはならないよ」
「ーっ、お叔父様」
レオの頭を撫でるアキラの手は大きく優しくレオを包んだ。
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